琉金の章 第一幕・夢が如く、雷の如し常しえ/希望の光

修正(画像/吹出) 伝説任務

◆今谷香里
◆今谷三郎
◆長野原龍之介
◆聡
◆森彦
◆松坂
◆彩香
◆岩夫

宵宮と共に朔次郎の脱出用の船を準備したが、願望を果たせていない彼は躊躇った。
その時、宵宮はふと思い出した「長野原「花火屋」のお客さんの中に、朔次郎を助けてくれるかもしれない老夫婦がいることを。

…老夫婦を訪ね、助けを求める…

今谷香里
あら、宵宮ちゃん、いらっしゃい。
どうぞ上がっていって。
お隣の方はお友達?

宵宮
そや、遠いとこからきた旅人や。
他の国から今の稲妻に来るなんて大したやつやろ。

今谷三郎
そうだったの、今は大変な時代だもんね。
稲妻人として恥をかかないよう、しっかりおもてなししてあげないと。

宵宮
せやな。
それと、二人の花火持ってきたで。

今谷三郎
おお、ありがとう。
毎年世話になるね、昔はお父さんに、今は宵宮ちゃんに。
生きてるうちに、「長野原花火屋」の次期当主を見れるといいな。

宵宮
大丈夫やて、まだまだ元気やんか、縁起の悪いこと言わんといて。

今谷香里
ふふ、でももう昔ほど元気ってわけじゃないのよ。
昔は田植えをしたり、水を運んだりしても大丈夫だったのに、今は少し働いただけで腰が痛くなるの。
昨日も雑草を抜こうとしたら、腰を痛めちゃってね。

宵宮
そうやったんか。
ほな、うちが草刈りしたるで。

今谷三郎
はは、大丈夫だよ。
せっかく宵宮ちゃんが来たんだ、働かせるわけにはいかない。
お茶と菓子を持ってくるから、ゆっくり話そう。

宵宮
気にせんといてよ、昔もよくお手伝いしとったやろ。
最近は花火大会で忙しいけど、落ち着いたらまた来るさかい。

パイモン
そうそう、オイラたちにとってこれくらい朝飯前だ、遠慮するなって。

今谷香里
まあ、本当にいい子たちね、うちの子とは大違い。
いい歳して結婚もせず、家にも帰って来ないのよ。
それじゃあ、お言葉に甘えて手伝ってもらおうかしら。
それと草刈りの他にも、このダイコン漬けを村の向こうに住んでる聡さんのとこまで届けてくれる?

宵宮
分かった、ほな行ってくるわ。
ついて来てくれるか、爺ちゃんも婆ちゃんも足が悪いんや。
草刈りしたら、ダイコン漬けを届けに行くで。

長野原龍之介
今日も娘は元気やなぁ。
ええことや、うん…

…老夫婦の庭を掃除する…

今谷香里
助かるわ、本当にありがとう。

今谷三郎
手伝ってくれてる間にお茶と菓子を用意しとくよ。

…ダイコン漬けを村の聡に届ける…

宵宮
聡おじちゃん、最近調子はどうや?


ぼちぼちだよ、特に変わりはない。
あんたも相変わらず元気そうで何よりだ。

宵宮
みんなのおかげや、それに商売も順調でな。
こないだ璃月に卸した花火が大好評やったみたいで、注文が増える一方や。


大変そうだな、龍之介さんと二人でやっていけるのか?
無理そうだったら俺に言ってくれよ、手伝いにいくから。

宵宮
平気や、花火のことなら無理なことあらへん。
そうそう、これ香里婆ちゃんからのお届けもんや、ダイコン漬け。


おお、ありがとう。
昔はダイコン漬けが苦手だったんだが…
香里おばさんのを食べてから、その味を忘れられなくなっちゃってね。
今ではすっかり家族全員この味の虜さ。

宵宮
家族はみんな元気か?


ああ、みんな変わりないよ。
たまに喧嘩もするが、家族ってそういうもんだろ。
そばにいてくれれば喧嘩したっていい。
離れ離れになるよりましさ。
今谷さんとこはおじさんもおばさんも仲がいいけど、子供が滅多に帰って来ないから、きっと寂しい思いをしてるだろうな。

宵宮
見た感じ平気そうやったで、もう慣れてもうたんやろな。
せやけど、おじちゃんが言うことにも一理あるな。
これからはもっと遊びに行くようにするわ、話し相手がおったら寂しさも紛れるやろし。


ああ、紺田村のみんなも宵宮ちゃんが来るのを楽しみにしてる。

宵宮
へへっ、なんや照れるな。

今谷香里
助かるわ、本当にありがとう。

今谷三郎
手伝ってくれてる間にお茶と菓子を用意しとくよ。

…老夫婦に報告する…

今谷香里
若い子はすごいね、こんなに早く終わらせちゃうなんて。

宵宮
若者は体力があって、お年寄りは知識と経験が豊富せやからどっちもどっちや。

今谷三郎
そういえば、今年で夫婦生活も五十年目だな。

今谷香里
ええ、一年一年、ただ前を向いて過ごしていたら、いつしか五十年も経ってたわ。

パイモン
五十年?
そんなに大事な日なのか!?

今谷三郎
ははは、五十年前、母さんが俺を追いかけてた頃が懐かしい…

今谷香里
もう何でたらめ言ってんのよ、あなたが私のことを追いかけてたんじゃない。

今谷三郎
はは、そうだったか。
まあとにかく、五十年前の「長野原花火大会」で、俺は母さんに結婚を申し込んだんだ。
そして、今こうして一緒に過ごしてる。

①おめでとう。
②羨ましい。

今谷三郎
本当は結婚を申し込む勇気がなくて、不安な気持ちのまま長野原に花火を頼んだんだ…
花火が打ち上げられた瞬間も、どんな言葉でこの気持ちを伝えたらいいのか分からなかった。
でも空に花火が咲いて、彼女の横顔を眺めていたら…
その目に映る光がキラキラと綺麗で…
気付いたら自然と言葉が出ていた。
そして、幸いなことに俺の申し込みを受け入れてくれた。

今谷香里
この五十年、長いようで短かったわ、あっという間だったわね。
共に歩んできたこの五十年、ちゃんとお祝いしないと。

宵宮
五十年の節目やって知ってたら、もっと豪華な花火を用意しとったのに。

今谷香里
大丈夫よ、昔のままの花火で十分。
毎年、花火大会で同じものを見てきたから、逆にそれじゃないと寂しいわ。
花火を見ると、あの日のことが蘇るの。
こんなおばあちゃんになったけど、過去の自分の判断に一度ても後悔なんてしたことない。

パイモン
本当に仲がいいんだな…

今谷三郎
そうだ、俺たちのことはさておき、今は花火大会で忙しい時期だろう?
何か用があったんじゃないか?

宵宮
あんな、実はちょっと言いづらいんやけど…

宵宮が朔次郎のことを今谷夫婦に話した。

今谷三郎
朔次郎が…
帰ってきたんだな。

宵宮
えっ?
知り合いやったん?

今谷香里
うちの子の…
幼馴染なの。
小さい頃はいつも二人で遊んでたわ。
お互い隠し事なんてないくらい仲良しで、一緒に色んな所へ行ってた。
だけどある日、すごい口喧嘩をしてね、それっきり…

今谷三郎
あの頃の朔次郎は外の世界に憧れていた。
稲妻はあの子にとって、平穏過ぎたんだろう。
けどうちの佳祐は、小さい頃から俺たちみたいな穏やかな暮らしに憧れてた。
子供というのは、ひょんなことから大喧嘩をする。
朔次郎はたった一人でここを離れていったよ。

宵宮
そうやったんか…

今谷三郎
佳祐は何も言わないが、俺と母さんには分かる。
あの子は悲しんでるんだ、それなのに本心を口に出来ず苦しんでる。
意地になってるのかもな。
その後、佳祐は天領奉行に入り、滅多に帰ってこなくなった。

今谷香里
他のことなら、私たちが佳祐に頼めば助けてくれるとは思うけど。
朔次郎のことになると…
難しいだろうね。

パイモン
そんなぁ、こんな偶然ってあるか…

宵宮
そうやったんか。
朔次郎に帰って来た理由を聞いても、「過ちを犯したから」としか言うてくれへんかったけど、そんな過去があったんやな。
あいつの決心がつかへん理由がやっと分かった。

パイモン
幼い頃は親友だったのに、今は天領奉行と、その天領奉行に追われる身になってるなんて…

①これが運命ってやつかな。
②予想外過ぎる。

宵宮
分かった、それなら無理に頼んでも逆効果やろな。
朔次郎はうちらで何とかする、だから二人は気にせんといて。
この件は、朔次郎と佳祐の二人で解決せなあかんと思う。

今谷香里
ええ、元通り仲良くなってくれるといいんだけど。

今谷三郎
もうこんなにも時間が経ってるんだ。
過去の諍いもそろそろ水に流すべきだろう。


もうすぐ「長野原花火大会」だろ、うちの娘も外に飛び出してったよ。
とても待ち遠しそうにしてた。
でも知ってるんだ、城内にいるあのいけ好かない男に会いに行くんだってことを…
…まあ、あの子が幸せならいいか。

…朔次郎にさっきの話を伝える…

長野原龍之介
宵宮、大変や、ついさっき天領奉行の人が大勢来よった。

宵宮
えっ?
なんでや、まさかバレてもうたん?
父ちゃん、平気やったか何もされてない?

長野原龍之介
花火大会の準備で部屋中が火薬だらけやさかい、素人がいじくりまわしたら火事が起こるかもしれへんって言うたんやが。
ぜんぜん聞く耳もたんかった。
朔次郎がきっと中におる言うて…
せやけど、朔次郎は事前に勘付いて窓から逃げとる。
天領奉行に捕まらんで済んだわ。

宵宮
あちゃ~、まいったわ、朔次郎まだ決心できてへんはずやのに…
父ちゃん、どこに逃げたか分かる?
このままやと天領奉行に捕まってまうで。

>天領奉行の人の名前を聞かなかった

宵宮
せや、名前、名前!
急にここに来るなんて、きっとあの佳祐って人や!
やないと密入国で人を大勢寄こさへんやろ。

長野原龍之介
いや、名前は分からへん、それに顔もよう覚えてへん。
ただ、向かった先なら分かるで、城を出ていったわ。
名前は…
うん、よう聞こえんくて…

森彦
名前なら、聞こえたぞ。
さっき知り合いのとこから鉱石を持ってくる途中、ちょうど見たんだよ。
先頭にいた人は、佳祐って呼ばれてたと思う。

宵宮
やっぱそうやったか!
おおきに!

宵宮
朔次郎はまだ決心できてへん、このまま二人を会わせても問題が悪化するだけや。
そないなったら取り返しがつかなってしまう。
蛍、一緒に来てくれへんか、道沿いに手がかりを探すで!

今谷三郎
すまんな、力になれなくて。

今谷香里
あの子も、そろそろ自分の本心と向き合うことを学ばないとね。
こればかりは、親も教えてやれないことだから。

松坂
さっき通ったおじさん、すっごい怖い顔してたね?

彩香
まさか、あたしたちの武器を奪おうとしてるのかな?

岩夫
そんな…
それじゃあ「袋貉」を追い払えなくなるぞ!

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