巡訪戦記・燃えてきた!

4.6

◆ランジット

変な依頼を受けた。
爆炎樹の近くにいる依頼人に詳細を聞いてみよう。


…依頼人を探す…

ランジット
おっと、やっと来てくれたな。
君が「主人公」だろうか?

①そう、私こそが主人公。

パイモン
えっと、その質問の意図が全然わかんないんだけど…

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②何を言ってるの…?

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ランジット
おっと、すまんすまん。
つい先を急いでしまった。
依頼を出す時にも、まず簡潔な言葉で依頼内容を説明すべきだと言われたというのに。
私はランジット、創作料理の道を歩むシェフだ。
爆炎樹と仲良くなりたいと思ってるんだが、あいにく向こうにその気はないようでね…
火の玉を吐いたり、地面を叩きつけたりしてくる。
まったく手も足も出ないから、物語の主人公になれるような冒険者に手伝ってもらいたいんだ。

①分かった、任せて。

パイモン
こんなむちゃくちゃな依頼をあっさり引き受けるなよ!

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②説明が簡潔すぎて、全然理解できなかった。

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パイモン
おまえ、本気なのか?
創作料理のシェフが爆炎樹と仲良くなりたいだなんて…
どう考えてもおかしいだろ!?

ランジット
そうか?
確かに爆炎樹は植物なのに少し乱暴だが…
物は試しって言うだろ?
爆炎樹以外にも、エンシェントヴィシャップ、マッシュラプトル、それに千年真珠の海駿とも仲良くなる予定だ!

パイモン
…うわー、ますますむちゃくちゃだな。
なんでそんなことを思うようになったんだよ?

ランジット
ああ。
実は、少し前にナタに行ってきたんだ…
あそこは本当に不思議な場所だよ。
あの新鮮さを喩えるなら、初めて激辛カレーを食べて、全身に汗をかいた時の感じと言えばいいだろうか。
舌がとっくに限界だというのに、手が止まらないんだ…
…そうそう、その時にナタで友人をたくさん作ってね。
岩登りを教えてくれたり、温泉に連れていってくれたりと、いいやつらばっかりだったよ。
知ってるか?
ナタ人――
特にその戦士は、自分らの竜の姿を模した服を身にまとってるんだ。
その恰好はまるで本物の竜のように逞しくってね!
そこで、私もナタの友人の帽子にならって作ってみた。
どうだ?
悪くないだろ?

【?】がぞう

パイモン
えっと…
たしかに特徴的な帽子だな。
でも、その帽子だけじゃ、なにもわからないぞ。

ランジット
それもそうだろう。
なぜなら私には、竜の仲間がいないからな!
はぁ…
私にも竜の仲間がいてくれたら…。
だが私はナタ人じゃないし、あの国に長居しても落ち着くことはできない。
そこでだ。
ナタ以外の場所でも、竜の代わりになる仲間を探そうと決めたんだ!
可能かどうかは別として、少なくとも次にナタに行く時の話のネタにはなるだろう!

パイモン
だとしても、もう少し相手を選んだほうがいいんじゃないか…?

ランジット
ん?
ぴったりじゃないか?
ほら、ナタの竜とも似てるし、しかも強いだろ!
駄獣を仲間にする程度じゃ自慢にはならないからね。
ナタの友人に冒険譚を語るなら、やはりそれなりに手ごわい相手を選ばないと!
ただ残念なのは、私じゃ「主人公」になれない点だ…
昼も夜も関係なく怒ってるやつらを落ち着かせるのは、そう簡単なことじゃない。
だが経験豊富な冒険者なら、こういうのが得意だろ?
もちろん、私も近くでサポートする。
網で捕まえるのも、料理を振る舞うのも私に任せくれ。
だから、未来の仲間たちと正面から「交渉」するのは君に任せた!
「主人公」よ!

パイモン
なんで危険なことを全部主人公にやらせるんだよ!

①苦労に見合った報酬をくれるといいけど…

ランジット
それはもちろん!
報酬については心配不要だ。

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②「理屈責め」のあと交流するんだね、了解。

ランジット
ああ、その通りだよ。

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ランジット
よし!
そうと決まれば、さっそく出発しようか?
鍋は用意してあるし、装備のメンテナンスもパッチリ。
きっと上手くいくだろう!

①うん、行こう。

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②他に用事があるから、またあとで。

ランジット
ああ。
じゃあ、ここで待ってるよ。

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ランジット
さっそく始めてもいいかな?

ランジット
こっちはもう準備万端だ。
それとも、まだ何か話したいことでも?

①始めよう。

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②爆炎樹とナタの竜って、どこが似てるの?

ランジット
…ははっ、君は知らないだろうが、ナタには火の玉を吐く竜がいるんだ。
炎元素がものすごい勢いで押し寄せるあの感覚は、どことなくナタを彷彿させる!
挑戦の第一歩として、難易度の低いものを選ぶのは理に適ってる――
そうだろ?
爆炎樹なら逃げたり隠れたりしないし、探す手間もかからない。
もってこいの相手だ。
加えて、爆炎樹と友達になれなくても、その果実だけもらえれば創作料理のいい食材にはなる…

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③そういえば、まだナタ人を見たことがない…

ランジット
ああ…
ナタの友人が、あの国を離れることについて色々懸念を抱いていたことは確かなようだ。
だが、部外者である私があーだこーだ言うのもなんでね。
規則だとか禁忌だとか、私にはよく分からないが、一つ言えるのは環境に慣れないからとか、そんな単純な理由ではないということだ、ははっ。

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④他に用事があるから、またあとで。

ランジット。
じゃあ、ここで待ってるよ。

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…「天を灼く爆炎樹」(常に燃えている巨大な藤)を倒す…

ランジット
本当に一人で挑戦する気か?
まぁ確かに、何事も試してみないと分からんか!

【?】