利興(「和記庁」の職員)

会話 修正(吹出) 璃月

(どの運送案を選ぶか、やっぱりもっと考えよう…)

新しい運送案だが、中継の場所はまだ調整できる気がする…
おっとすまない、何か用事でも?

①何をぶつぶつ言ってるの?

込み入った話なんだけど…
ざっと説明してみようか。
僕は和記庁の職員で、特定ルートの運送案の評価や最適化を担当している。
和記庁は人手は足りているけど、璃月全体の全輸送業務を一手に引き受けるとなると、やはり難しい。
だから送り状を一部民間の鏢局に割り当てる必要があるんだ。
問題はそこだ。
民間の鏢局は輸送設備がまちまちで、輸送にかかる時間が正確に読めない。
それが計画の大きな障害になっているんだ…
この状況は一朝一夕には変えられない。
輸送設備の統一化を図るにしても、莫大な資金投入が必要になる。
民間鏢局の資金力にはあまり期待できない。
だからこそ、僕たちが知恵をしぼって問題を解決するしかないんだ…

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②運送案?

たとえば、ある鏢局がルミドゥースハーバー発の貨物を璃月港に運ぶとする。
途中で貨物は翹英荘と軽策荘の間の埠頭を経由する…
鏢師たちには、貨物と輸送車を対岸に運び、陸路で輸送を続ける選択肢もある。
ピンときたようだね。
船で直接南下して、望舒旅館から陸路に切り替えたほうが便利だろう?
だけど、ことはそう単純じゃない。
水路を通る船舶はその鏢局の所有とは限らないんだ。
和記庁や他の鏢局、さらには個人の船主のものである可能性もある。
だからこそ、専門のスタッフが中継輸送を手配する必要があるんだ。
それが僕の言っていた「運送案」だ。

 >それはすごく厄介だね…

まぁ、仕方ないのさ。
異なる機関の連携や橋渡しは、元より複雑なものだから。
今のはまだ基本的な話なんだ。
運搬物の種類や時間的制限についても考えなきゃいけないとなると、普通の人は目が回ってしまうだろうね。
たとえば沈玉の谷の穀物生産量が厳しいと、外部からの大量調達が必要になり、璃月内陸から沈玉の谷への輸送力の大半を独占することになる。
でもここの主な輸出品は茶葉だ。
穀物とは重量、箱詰め方法、保管条件がまるで異なる。
ありがたいことに、すでに先輩方がその問題を根本から解決してくれた。
もし僕が穀物と茶葉の輸送業務の最適化を任されたとしたら…
一週間も経たないうちに、ストレスで髪が真っ白になるだろうね!

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③幸運を祈る、またね!

お…
激励ありがとう!
これからも頑張るよ…