「仕事」というのは

依頼任務 修正(吹出)

◆霖鈴
◆安(埠頭の管理員)

船の数を間違えて報告したせいで、霖鈴は安ちゃんに辞めさせられそうだ。

…霖鈴と会話する…

霖鈴
終わった、何もかも…

>どうしたの?

霖鈴
うっ…
この仕事に向いてないかもって安に言われた…
これってクビってことでしょ?
どうしよう…
ちゃんと毎日真面目に仕事してるのに…

①えっ?どうしていきなり…

霖鈴
えっと…
この前あなたに、その…
船の数を数えてもらったでしょ?
あなたを信じてるから、確認もせず、そのまま報告したの。
それで、間違ったデータがたくさんあって…
安がすごく怒って。

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②船の数が間違ってた?

霖鈴
そう、船の数の統計をあなたにお願いしたでしょ?
あなたを信じてるから、確認もせず、そのまま報告したの。
でもあなたにお願いしたのはたまにだし、ちゃんと自分でデータを統計したもの…
二つのデータが混ざってて、どこが間違ってるか私も分からなくなったから、安すごく怒ってて…

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霖鈴
ねえ、私の代わりに安に言ってくれないかな?
こ、今後はちゃんと真面目に働くから!
もうあなたにお願いしたりしないから!
私はもう話す勇気がないよ…

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霖鈴
うっ…
もう詩は書けない、真面目に仕事しないと…

①仕事のほうが大事だよ。

霖鈴
わかってるよ、でも朝から晩まで同じことして、時間が経ったら…
退屈になるでしょ。
それに、こういう些細な仕事はそんなに重要じゃないし、誰も気にしないから、つい…
はあ、安はいつも「どの仕事も価値がある」、「どの仕事も大事だ」って言ってるけど…
でも、本当にそうだったら、誰も仕事を選んだりしないでしょ?

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②仕事に責任を持って。

霖鈴
あなたに頼んだのはたまたまだよ、いつもは自分でしてるから。
仕事の責任…
私も分かるけど、仕事が忙しくなるほど、サボりたくなるから、あなたにお願いしたんだよ。
本当に暇だったら、逆に仕事はないかなってなるけどね…
まあ、あなたは仕事したことがないから、言っても分からないかな…

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③どうしてそんなに詩を書きたい?

霖鈴
どうして急にそれを?
そうだね…
何のために働くと思う?
私からすれば、「働くために働く」は、あまりにも退屈だと思う。
なんというか、人は夢が必要、そうでしょ?
日常の仕事とは全く違う「夢」がね。
そしたら、疲れてもう頑張れない時も、少なくとも「夢」の中でリラックスできる。
まあ、それはあくまで私の考え方だよ。
冒険者の人たちがどう考えてるかは、分からないけど。
なにせ夢のために生きてるみたいな人たちだからね、私は逆に自分を縛るために仕事も必要だって思ってるよ…
でも…
ハハッ、「夢」は所詮「夢」で、働く時は地道に働かないと、私はいい例だからね。

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…安と会話する…


はあ、まったく…

>霖鈴のことについて…

ん?
霖鈴のことか、そうだね…
なんというか、この仕事に向いてないかもしれない。
具体的に言うと…
前回彼女が出したデータがあまりにもミスが多かった。
この週のデータは、2日くらいしか合ってない。
目測のほうが彼女の統計より正しいよ。
そんな態度、安心して任せられないだろ?

>船を数えるだけなら…


仕事に関して、適当は許されないよ。
例えば桶に使われる木材の長さが揃ってないとなると、桶のクオリティは全部下がるでしょ。
仕事も同じだ、適当に仕事をしたら、パフォーマンス全体が下がるよ。
船の数の統計もその一つ。
船の数が合わなかったら、きっと埠頭の措置も正確じゃない。
正確じゃない措置は、よりまずい結果になる。
誰かがそれを修正したとしても、無駄になった時間は戻らない。
そういうことだ。
分かったかな?

①わ、わかった…

…でもまあ、今埠頭は人手が足りないから、クビは…
まずないかな。
なんというか…

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②霖鈴に伝えておくよ…


何を?クビ?
いや、クビはしないよ。
埠頭は人手が足りないからな、なんというか…

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「木材が少し短い」は「木材がない」よりマシ、そうでしょ?
品物照合の担当が急用で来れなくなったんだ。
そっちを手伝ってくれと、霖鈴に言ってくれないかな?
この仕事に大きな問題がなければ、担当が戻ったら、引き続き船の数を統計していいから。
うん…
「テスト」みたいなものかな、彼女にもう一度チャンスを与えるということだ。
この注文書を霖鈴に渡して、これを元に確認し、確認が済んだら、マークをつける。
それと、元気出してって伝えてくれ。
もしこの仕事またミスがあったら、もうチャンスはないからな。

注文書
荷物の情報が記されている紙。
簡単な情報しかなく、誰かによって選別されたものだと考えられる。

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技術もないし、使える木材もない、「桶職人」として失格だ。

①「桶職人」?


ああ、私は桶を作る職人みたいなものだよ。
まだ木材が足りてないのに、もう桶を作ってしまった。
ただ、私が持つ木材の品質が良くないからね、それで作った桶は、いいものにはなれないのでしょう。
でも、新しい木材を探すことになると、いつ桶ができるか分からない。
桶の納品が日に日に近づいてくる。
もうなりふり構えないんだ。
はあ、私みたいに困ってる「桶職人」は他にいるのかな。

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②霖鈴の仕事…


彼女の仕事?
ああ、君たちに船の統計を頼んだ、そうでしょ?
知ってるよ。
驚いた顔しなくてもいいよ。
結果がよければ、過程はそんなに気にしない。
それに、彼女が君たちに渡した報酬は、彼女自身が出したものだし。
でも、もらったデータを確認もせずに、直接報告してくるとは。
そういう責任感のない態度が、一番腹立ったんだ。

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…霖鈴と会話する…

霖鈴
うっ…
仕事どうしよう…

>チャンスを与えると言ったよ。

霖鈴
本当に!?
よかった、よかったよ!
ん?
品物の確認?
まずい、そんなのしたことがない…
また間違ったらきっと今度こそ終わりだよ、だめだ、ちゃんと準備しないと…
前の品物照合基準を探さないと…
それとフォーマットも…
品物の数の確認をお願いしていい?
伝票を元に、数を確認するだけでいいから、その後は私がちゃんと詳しく確認する。

①分かった。

霖鈴
じゃあお願いね!
私はここで照合の準備してるから。
今回は絶対にミスできない…

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②任せて。

霖鈴
だ、だめだ。
品物の確認は船の統計より複雑だから、自分でしないと。
だから、あなたたちには品物の数の確認をしてほしい。
その後私がちゃんと照合するから。

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霖鈴
品物の照合は船の統計より大変だよ。
今回はちゃんとしないと、ミスは許されない…

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…船の荷物を照合する…

パイモン
この箱、重そうだな、何が入ってるんだろう。

…船の荷物を照合する…

パイモン
うう…
中身は見れないけど、数は合ってるはずだ。

…船の荷物を照合する…

パイモン
これでよし、数も全部合ってるぞ。

荷物数が確認された注文書
荷物の数が確認された注文書。
簡単な作業に見えるが、それでも集中力が必要だ。

…霖鈴と会話する…

霖鈴
確認できた?

①できた。

霖鈴
よかった、私の準備もそろそろ終わるよ。
もう少ししたら品物を照合してくるよ。

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②詩は書いてないよね?

霖鈴
まさか!
今は詩を書く場合じゃないって、私だって分かるよ…

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霖鈴
そうだ、これはあなたへのお礼、どうか受け取って。
あともう少ししたら品物を照合してくる。
今回は絶対にミスしない…

霖鈴精選詩集
霖鈴が自費で出版した詩集、彼女のデビュ一作であり、自信作でもある。


《任務完了》

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霖鈴
品物はこれだったんだね…
まずは基準を見つけて、それからフォーマットも…
今回は、絶対にミスできない…
仕事がないと、もう安心して詩を書けない…
絶対ミスできない!

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注文書を霖鈴に渡したよね。
彼女はもう仕事に行った?
君たちには教えてあげよう。
実は注文書の品物はわざわざ選んだものだ。
数も詳細も、とうに調べておいた。
言ったでしょ、これは「テスト」、本当の「仕事」じゃない。
霖鈴には真面目になってほしい、そして道理を分かってほしいんだ…
そしたら私の徹夜も少しは意味があるよ…

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