荒瀧煌々虫相撲大修行!

4.3 修正(吹出)

◆グゥオパアー
◆「花角玉将」(鬼王の頼りになる盟友)
◆「水晶島バンバン旋風」(通りすがりのベビーヴィシャップ・岩)

近頃、あっさりめの食事が多かったため、パイモンは辛い料理が恋しくなったようだ…
そこで万民堂へ向かった二人だったが、奇遇にも二人の友人と再会した…


パイモン
…そういえば最近、あんまり万民堂に行ってないよな。
急に辛くて美味しい料理が食べたくなってきたぞ…!
万民堂に行ってみないか?

…万民堂に行く…

パイモン
ん?
屋台のとこにいるやつって…
もしかして!

久岐忍
……

煙緋
旅人とパイモン?
お前たちも来たのか?

パイモン
煙緋と忍?
二人とも!
なんでここに座って…
鍋を食べてるんだ?

①万民堂の料理が嫌いになったの?
②香菱の料理が辛すぎた?

煙緋
いやいや!
万民堂はこの二日間休業してるんだ!
それに、蘇二おばと万民堂の料理は味が全然違うから、交互に来て食べるのがいいんだ。

パイモン
休業?
どうして急に休むんだよ?

久岐忍
それは…
私たち荒瀧派のせいだ…
最近、同文学塾の生徒が宴会を開くとのことで、私を誘ってくれてな。
経歴で言えば、煙緋先輩は私たちの大先輩にあたる。
だから宴会の場所は煙緋先輩が決めてくれることになったんだ。
ただ、私たちは人数が多すぎたうえに、親分はよく食べる――
食べすぎて…
万民堂にある一週間分の食材を二日で全て平らげてしまったんだ。

煙緋
卯師匠は疲れはしていたけど、良い笑顔だったよ。
おそらくここ半年で一番大きな売上だったんじゃないかな。
一日二日じゃ、食材の補充すら終わらないかもしれない。

①親分?
②一斗?

パイモン
牛使い野郎も来てるのか!?
全然見かけなかったけど…

久岐忍
私が同期に会うと聞きつけ、親分は興奮して「忍の同期は俺様の同期だ!」と付いてきたんだ。
親分に同期がいないのは置いておくとして…
多分、前回璃月に来たとき、食べ足りなかっただけだと思う。

煙緋
でも、忍たちと一緒に来た…
「花角玉将」?
彼はなかなか賢いな!
気付かなかったかもしれないが、忍が同期と話している間、彼は卯師匠の手伝いをしていたぞ。
璃月の料理を学びながら作っていたようだ。

久岐忍
玉将の性格からすると、新しい料理を学んで、オニカブトムシの餌を強化したいってところだろうな。

パイモン
「花角玉将」…
なんか聞いたことある名前だな…
たしか随分前に、牛使い野郎が虫相撲大会を開いてたような…

①「荒瀧極意堂々虫相撲大試合」?
②よく覚えてないけど、思い出す必要もない。

久岐忍
そう、パイモンは記憶力がいい。
あの時大騒ぎになりかけた虫相撲大会が終わってから、玉将は荒瀧派の盟友となった。
よく親分と虫相撲の練習をしたり、オニカブトムシの育成戦略について相談したりしている。
玉将のおかげで、親分が以前なら気にも留めないような真面目なことを、虫相撲を理由に取り組めるようになって…
私も随分と安心した。
万民堂が休業しているこの数日間、卯師匠の「絶品料理」に恩返しすると言って…
彼らは食材の調達を手伝っている。
ついでに、オニカブトムシの力を強化できる食材がないか調べているみたいだ。

煙緋
今頃、香菱とグゥオパァーと一緒に、孤雲閣あたりで美味しいカニを探しているんじゃないか?
彼らと気が合うと思うよ!
グゥオパァーも、一斗が連れてきた「赤紅一杵」、そして玉将のナントカナントカ虫と友だちになったみたいだしね!
でも、食材を探しに行ってから結構時間が経っているし、そろそろ帰ってくる頃合いじゃないかな?

久岐忍
…外で楽しく遊びすぎて騒ぎを起こしていないだろうか。

パイモン
おまえらの話を聞いてたら、オイラも興味が湧いてきたぞ!
孤雲閣のカニって、どんな味だったっけな?
なぁ、オイラたちも見に行かないか?
手伝ったらもっと早く万民堂の料理が食べれるはずだ!
ついでに、牛使い野郎と「花角玉将」がなにか新しいことを企んでないか確かめてこようぜ!

①ここまで来たし、美味しいご飯のため…
②人手が多いほうが、食材は早く集まる…

久岐忍
二人も行くのか?

煙緋
いいじゃないか。
旅人とパイモンは一斗と気が合うなって、ずっと思っていたんだ。
一斗のやつ、お前たちの意見をよく聞きたがっていたよ!

久岐忍
先輩の言う通りか…
では旅人とパイモンに頼もう。

-------------------------

久岐忍
うーん…
最近辛いものを食べすぎたからだろうか?
なんだか身体が熱いような…

煙緋
おや?
熱中症かもしれないな、それか気温が高すぎるか。
冷たいお茶を買ってくるよ、体温を下げないとな!

-------------------------

…孤雲閣に行って香菱たちを探す…

荒瀧一斗
分かったぜ!
カニには硬い甲羅と沢山の脚がある。
見た目からして戦闘力が高そうだし、オニカブトムシと同じようなもんだろ?
きっとオニカブトムシの良いライバルになれる!

「花角玉将」
その通りだ、鬼王!
カニが理論上どんな系統に属していようと、こんな相手と戦えばオニカブトムシもきっとすぐに強くなれる!

香菱
じゃあ「赤紅一杵」と「金剛身怒面虫王」には、周りのカニをみんなひっくり返すよう、たくさん頑張ってもらおう!
そうすれば、あちこち追いかけ回さずにただ拾えばいいだけだしね!

グゥオパァー
~♪♫♩♪♬

パイモン
どうやら、すっかり仲良しみたいだな…

①ははっ、オニカブトムシ対カニ!
②おお!私も入れて!

香菱
あれ?
旅人とパイモン!
孤雲閣に気晴らしに来たの?

パイモン
こんにちはー!
香菱、グゥオパァー!
ほんとは万民堂でお腹いっぱいになろうと思ってたんだ。
けど、煙緋と忍から万民堂がしばらく休業するって話を聞いて、なにか手伝えることはないか様子を見に来たんだ…

香菱
えへへっ!
その気持ちが嬉しいよ!
ここ数日は、一斗さんと玉将――
二人の助っ人のおかげで、大体の食材の調達は出来たんだ。
あとはこの新鮮なカニが足りないだけ。
問題がなければ、「赤紅一杵」と「金剛身怒面虫王」のお手伝いで、ちゃちゃっと解決できそうだよ!
問題がなければね…

パイモン
ベビーヴィシャップ・岩だ!
気をつけろ、牛使い野郎、あと花角玉将も!

荒瀧一斗
待ちな!
俺様がいる以上、慌てる必要はねぇ!
あのデカブツにも硬い甲羅がある…
脚は多くねぇけど、ゴロゴロできるし、戦闘力は高ぇだろ。
オニカブトムシのライバルになりそうだな!

「花角玉将」
ゴホッゴホッ…
そ、そうだな、鬼王!
あんな相手と戦えば、オニカブトムシの力は限界にまで達するはずだ!

パイモン
あいつら本気か?

香菱
あのベビーヴィシャップ・岩、見覚えがあるよ!
いつも近くの小島でゴロゴロ転がってて、「水晶島バンバン旋風」って呼んでる人がいた!
孤雲閣では有名なヴィシャップだね!

①なんで「バンバン」?
②「カンカン」でもいいんじゃない?

香菱
だって、誰かがあいつの住んでる島に上陸すると、いつも頭で人を「バンバン」ってするんだ。
すっごく凶暴なんだよ!

パイモン
なんでそんなに詳しいんだよ!

「花角玉将」
鬼王、待ちたまえ。
俺が先陣を切り、敵将の実力を探ろう…
かかれ!
「金剛身怒面虫王」!
あいつの全力を引き出してやれ!

「水晶島バンバン旋風」


「花角玉将」
「金剛身怒面虫王」!?

荒瀧一斗
一撃で戦いを終わらせただと!?
ありえねぇ…
ぜってぇに、ありえねえ!!
玉将、どうやらあいつの実力はバカみてぇな見た目とは違うみたいだ。
俺らも本気を出さねぇと…
俺様の観察によると、あいつは体がデカすぎて攻撃が大振りだ!
当たらなければどうという事はねぇ!
俺らのオニカブトムシは機動力で有利だ!
さあ、「赤紅一杵」!
あいつの手足と尻尾を避け、攻撃するのは弱点のは――

「水晶島バンバン旋風」
……

荒瀧一斗
ら。

「花角玉将」
鬼王…
俺がもう何匹か虫を出して援護しようか?

荒瀧一斗
えっ…あ、ああ…
うん…えっと…
その…

パイモン
待て、グゥオパァーが走ってったぞ!?
あぶない!

グゥオパァー
~♪!~♪♪♩!
~♫♩♬

「水晶島バンバン旋風」
!!!

パイモン
あのヴィシャップ…
グゥオパァーの言うことを理解してるみたいだな…
あ!
ヴィシャップがそのまま行っちゃったぞ!

香菱
さっきパイモンが、どうしてそんなに詳しいのかって言ってたけど…
以前、孤雲閣に力二を捕りにきたとき、「水晶島バンバン旋風」がグゥオパァーを見るや否や、一撃をかましたんだよ…
そしたら、逆にあいつのほうが気絶しちゃって、アタシたちが帰ったあと、何週間も姿を見せなかったんだって。
さっきの様子を見るに、傷は治ったみたいだね。

荒瀧一斗
兄貴のお姿がただならぬ者であると俺様は感じていたが、まさか気迫だけであれほどの強敵を撃退してしまうとは…
まさに…
俺様の理解を超えた究極の強者!

「花角玉将」
ああ…
グゥオパァー兄貴はあの強い甲羅生物に、即撤退するよう直接命令を下したようだ。
先程グゥオパァー兄貴がカニを捕まえたときも、手慣れた動きだった…
となると、グゥオパァー兄貴は甲羅生物を引き付ける、何かしらの力があるらしい。
つまり、グゥオパァー兄貴はきっと…
隠れ虫相撲マスターに違いない!
オニカブトムシを正確に指揮し、一挙手一投足を繊細にコントロールできるはずだ!

グゥオパァー


荒瀧一斗
ん…そうか…
確かに一理あるな!
流石は俺様の、荒瀧派の盟友だ!
グゥオパァー兄貴からさっきみてぇな甲羅生物に指示する技を学べば、虫相撲界でもはや天下無敵…
天変地異を引き起こすほどの境地に達するぜ!

グゥオパァー
!?

香菱
ひとまず、グゥオパァーがそういうの分かるかどうかは置いといて、カニをあまり長い時間放っておいたら新鮮じゃなくなっちゃうよ。
そしたら、ここに来たのも無駄足になる!

パイモン
そうだぞ、牛使い野郎。
早く帰れって忍が呼んでたからな、オイラたちもご飯を食べたいしさ。

荒瀧一斗
ああ?
待て、いつの間に二人増えて…
あああああ!
俺様のダチ公――
「鬼王の右腕」!
そして空飛ぶ…
コホンッ…
「空を翔ける白鉄チビ助」!
お前らに俺様の失態を見せちまって、情けないぜ!

①大丈夫、もう慣れた。
②あはは、全部見ちゃってごめん。

パイモン
自分を情けなく思うなよ、オニカブトムシがベビーヴィシャップ・岩に勝てるわけがないだろ!
おまえがガンガン!って殴ったほうが早いんじゃないのか。

荒瀧一斗
でもよ、ダチ公と白鉄チビ助!
聞いたことがあるぜ、お前らに敗れた人は数知れず、その中には…
凶暴な大物もいたってな!
お前らには最初からそんな大物より実力があって、そいつらに100%勝てるっていう自信があったのか?
元々勝てない目標に向かって努力するのは、潜在能力を全て引き出す正しい道じゃねぇか?
そうすることで…
想像以上の強い自分になれるんだ!
一回背を向ければ次も背を向ける。
最初から自分を信じていないと、自分をがんじがらめにして、最終的には臆病でつまらないやつになっちまうぞ!

①それはいい教訓だ…
②なんとも言えない…

パイモン
うぅ…
牛使い野郎のくせにどうしたんだよ?
なんか…
一理あるような?
どう言い返してやるか、とっさに思いつかなかったぞ…

誰かのお腹
ぐぅ――

香菱
ねえ、グゥオパァーがお腹空いたみたい。
「水晶島バンバン旋風」はいなくなったことだし、あなたたちのオニカブトムシもしばらくは休憩が必要でしょ?
ここに突っ立って、にらめっこしてても仕方ないんじゃない?

「花角玉将」
料理人の姉さんの言う通り、グゥオパァー兄貴のような強者に教えを請うには、俺たちの力じゃまだまだ足りない。

グゥオパァー
~♪

「花角玉将」
丁度この辺りで武闘大会が開催されると聞いた。
精鋭揃いで、空気中に強者の気配が漂っている…
演武台を設営し、俺が璃月の虫相撲の強者を招待して、虫相撲の修行をしよう。
きっちりと腕を鍛えた上で、グゥオパァー兄貴に指導してもらう。
グゥオパァー兄貴の指導を受けたら、またあの甲羅生物(「水晶島バンバン旋風」)と対戦できる!

パイモン
いいのか悪いのかわからないけど、急に強烈なデジャヴを感じたぞ!

荒瀧一斗
お?
お…おぉおおおおおっ!
分かったぜ、玉将!
俺らがずっと準備していたあの計画を実行するときが来たんだな…!
今こそ!
「荒瀧煌々虫相撲大修行」を開催する絶好のチャンスじゃねぇか!

「花角玉将」
まさに!
そうと決まれば、鬼王!
早く演武台を準備するぞ!

パイモン
おいおい、まだ話は終わってないぞ!
まったく、自由気ままなやつらだぜ…

①よし!新しい虫相撲大会!
②出た!一斗の大好物!

香菱
荒瀧ナントカカントカ虫相撲ナントカって…
なんだっけ…
前に「花角玉将」が言ってた虫相撲大会のこと?
店が忙しくなければ、グゥオパァーを連れて見にいこうかな…
でも今は新鮮な力ニを調理するのが一番大事だし、アタシたちは先に帰ろう!

パイモン
たしか忍が言ってたけど、荒瀧派が璃月に来たのって、忍が同期の集まりに参加するためだったよな?
急に虫相撲大会なんかやりだしたら、忍の計画がめちゃくちゃになるんじゃないのか?
とりあえず、香菱と万民堂にとするか。
今の状況を忍に伝えようぜ!

…万民堂に戻る…

パイモン
煙緋、忍!
戻ったぞ!

煙緋
旅人、パイモン、それに香菱とグゥオパァーも…
あれ?
なんか二人減ってないか?

久岐忍
親分と玉将…
また何かおかしなことをしているのか?

香菱
それはあとで話すよ!
カニを冷やしてる霧氷花の花蕊がもう保たなそうだから、まずはこの新鮮な食材を料理しちゃおう!
旅人とパイモンはお客さんだし、ご馳走を楽しみにしてるんだから、今すぐ料理を始めるね。
食べながら話そう…

香菱とグゥオパァーは道中で採れた食材を取り出し、少し下ごしらえをしてから料理を始めた…
そう時間が経たないうちに、何品かの美味しそうな料理が届けられた。
長い待ち時間でお腹が空いていた煙緋と久岐忍は、香菱が料理したご馳走をたっぷり楽しんだ。
その間、あなたたちは煙緋と久岐忍に、荒瀧一斗と「花角玉将」の「水晶島バンバン旋風」との対決、そして「荒瀧煌々虫相撲大修行」の計画を説明した…

久岐忍
「荒瀧煌々虫相撲大修行」?
また訳のわからないことを…
今回は私らがお客さんなんだ、勝手なことをさせるわけにはいかない。
私はあいつらを止めにいくよ。

煙緋
私は結構面白いと思うけどな、そう気にしなくていいんじゃないか。
虫相撲大会…
なかなか良さげな催しだ!
『璃月会典則例概要』によれば、そういった催しは総務司直下の部署に報告するだけで開催許可が貰えるぞ。
もしかしたら、この催しでもっと多くの友人に出会えるかもしれない!
次に璃月に遊びに来たとき、色々な友人を呼べるようになるはずだ!

香菱
そうだね。
アタシのお店にも沢山来てほしいし、楽しく食べて思いっきり遊ぼう!

グゥオパァー
~♪

久岐忍
煙緋先輩、香菱さん、そしてグゥオパァーさん…
もう次の予定まで考えてくれているのか?
でも荒瀧派の資金が…

煙緋
もちろん!
楽しいことは大事だ。
多くの旧友に会ってみたり、新しい友人に知り合ったり、集まって話したり、肩の力を抜いたり、楽しいじゃないか!
そうだ。
丁度、総務司に用事があるんだ。
ついでに一斗の件について知り合いに聞いてみよう。
手分けして行動しようか。
お前たちは会場の設営をしに一斗を手伝ってくれ。
少ししたら、私が催しの許可を貰ってくる。

パイモン
煙緋、すっごく楽しそうだな。
もうイベントの準備を始めるなんて…

香菱
煙緋は前にも料理王決定戦の審判を務めてたし、人脈も広いの。
こういう賑やかな催しの専門家とも言えるんだ。
最近休暇中のようだし、しばらく会ってない後輩が遊びに来てくれたから、きっと楽しみたいんだよ〜

久岐忍
もうここまで来たら、資金の問題を口に出せないな…
直接親分をどうにかするしかない。
旅人、パイモン、さっきは手間を掛けさせた。
次に会うときには、なるべく謝礼を用意するよ!

パイモン
ん?
オイラたちがついてかなくていいのか?
牛使い野郎がオニカブトムシであのベビーヴィシャップ・岩をやっつけるつもりなら、やっつけた後どうするのか、かえって気になるけどな…

①一緒に親分をなんとかしよう!
②私たちも虫相撲対決してみたい!

久岐忍
そう言えば確か…
前回「荒瀧極意堂々虫相撲大試合」をやったとき、あんたたちも結構関わっていたな?

パイモン
関わったってほどじゃないぞ…
ただ何回か虫相撲で遊んだだけだ…
まあ、楽しかったけど。

久岐忍
じゃあ、親分の趣味嗜好もよく分かってるはずだ。
私より上手く説得できるだろう。
任せたよ…

パイモン
でもさ…
オイラたちが牛使い野郎を説得する必要はなくないか?

-------------------------

香菱
もう今月の収入は想定を超えてるよ。
お父さんが食材を買って帰ってくるまで、まだ結構時間はあるから、アタシたちゆっくり休めるね。
これから通常営業に戻るから、もうこの間みたいに忙しくないと思う!
アタシたちも暇なときに一斗さんの虫相撲大会に遊びに行こう!

グゥオパアー
~♪

-------------------------

…再び孤雲閣に行く…

久岐忍
おい、親分。
璃月で楽しく騒ぐのもおしまいだ、一緒に帰るぞ。

荒瀧一斗
忍?
ちょいと待て…
聞いてくれ!

久岐忍
聞かない、もう金はない。
今回、あまりにも璃月に長居してしまった。
帰りの船の切符を考えると、荒瀧派の残り資金は二桁のモラしかない、大会なんてできるわけがないだろう?
煙緋先輩が手続きを進めてくれてはいるが…
まさか先輩に出させるつもりじゃないだろうな?
収拾がつかなくなる前に、さっさと止めろ。

荒瀧一斗
こいつ…!
今回は状況が違ぇんだよ!
いつもならお前の意見を聞いてやってもいいが、荒瀧派の虫相撲最強王者二人が、あの野郎(「水晶島バンバン旋風」)に負けたんだぞ!?
ほら見ろ、演武台まで準備出来たんだ!
今逃げちまったら、全虫相撲界の笑いのネタにされちまうじゃねぇか!

久岐忍
あんたらが虫相撲で負けたのは一回や二回じゃないだろ。
私が適当にやっても親分に勝ったことがあるんだから、ベビーヴィシャップ・岩に負けたのなんて気にする必要はない。

荒瀧一斗
忍!
てめぇ!
それはもう昔の話だ!
今の俺様はな、とっくに全ての虫相撲選手を凌駕してんだよ!
あいつを倒すってのはホラじゃねえ。
信じねぇっつーなら、戦え!
証明してやる!

久岐忍
いいだろう。
やはり私が親分をどうにかしないと。
「花角玉将」、私と親分に虫を一匹ずつ寄越せ。
そのあと、親分のやり方で負かして、うんともすんとも言えなくさせてやる。
私が勝ったら、あんたらは大人しく私と帰るんだ。
これ以上煙緋先輩に迷惑をかけるわけにはいかない。

「花角玉将」
忍の姉御!
鬼王!
俺…

荒瀧一斗
本当にやんのか?
この気迫…
まさか忍がこんなにマジになるとはな!
じゃあ…
そ…「空を翔ける白鉄チビ助」!
お前が忍の前に立て!

久岐忍
私とパイモンが虫相撲?

パイモン
ふふん、これにはちっとも驚かないぞ。

①驚かない!
②一斗、分かりやすい!

パイモン
牛使い野郎(「真剣虫相撲大鬼王」)の次のセリフは――
「鬼王に挑むには、まずは空を翔ける白鉄チビ助を倒せ!」だな。

荒瀧一斗
そうさ。
「空を翔ける白鉄チビ助」は俺ら荒瀧派虫相撲の主力だが、俺様に比べるとまだまだだ。
忍にはこのチビ助を倒し、実力を証明してもらう!

パイモン
でも、オイラはやめとくぞ!

荒瀧一斗
何ぃ!?

パイモン
人に迷惑ばっかかけるのは良くないって、オイラでもわかるぞ。
それに、モラがないならなるべく節約しないとな。
オイラたちがおまえを助けたら、煙緋に迷惑かけちゃうし、忍に借りを作ることになるだろ。

荒瀧一斗
それは…
まぁ、一理あるけど…
だが!
俺様だって計画を考えてんだ!
資金がマジで足りなくなったら…
夜勤で働いて、昼間は虫相撲をする。
給料でこの大会の資金を賄うんだ!
そうだ、前にも玉将がいくつか悪くねぇ仕事を見つけてくれたからな。
力仕事で頑張れば、報酬は交渉しやすい。
俺様にうってつけだ!

パイモン
よく言った!
おまえが覚悟を決めたんなら、オイラたちももうなにも言わないぞ!

①漢は正々堂々と!
②人に頼らず自分で解決!

久岐忍
全く、仕方ないな…
計画は計画でしかない、他人に迷惑を掛けないのが一番だ。
まずあんたらは私を倒さなければならない。
親分はパイモンを使って私のオニカブトムシの体力を削りたいんだろう…
たとえその話に乗ったとしても、そう簡単にはいかないよ!

…久岐忍と虫相撲をする…

…「金剛身怒面虫王」を倒す…

虫相撲大修行がまもなく始まります…

【初出陣!大将チビ助!】

vs「久岐忍」・目覚めたばかりの「金剛身怒面虫王」

…虫相撲会場に戻る…

激しい勝負の末、久岐忍のオニカブトムシはパイモンが指揮する「赤紅一杵」に僅差で負けた…

久岐忍
まさか…
負けた?

パイモン
あ、危なかったぜ…
あとちょっとで忍にやられるとこだった…

①素晴らしい戦いだった!
②スリルある戦いだった!

荒瀧一斗
んお?
おおおお?
「空を翔ける白鉄チビ助」が一発で忍に勝てるとは…
まさかお前ぇ、マジで虫相撲の天才か?

「花角玉将」
これで忍の姉御も、「荒瀧煌々虫相撲大修行」の開催を認めてくれるな?

久岐忍
しばらくやっていないと、こうも鈍るか…
仕方ない、この件はひとまず認めよう。
でも、なるべく費用を抑えるのと、煙緋先輩に任せきりにするなよ…
親分、自分の言ったことは守ってくれ!
夜勤をして大会の資金を稼ぎ、昼間に大会をやるんだ。
それに…
とっくに帰りの船を予約してあるから、できても数日しか後ろにずらせない。
時間の余裕からして、四、五人と対決できれば良いほうだ、あまり欲張らないでくれ。

荒瀧一斗
ああ!絶対!
必ず!有言実行だ!
安心しろ、忍!

久岐忍
じゃあ私は港に行ってくるから…
あんたら、費用は必ず抑えろよ!

荒瀧一斗
たった五回の虫相撲対決で、グゥオパァー兄貴に認められるくらい成長し、さらに兄貴に教えを請い、あの調子こいたやつ(「水晶島バンバン旋風」)を打ち負かす…
忍のやつ、とんでもねぇ難題を出したな!
でも、こういう挑戦しがいのあるやつが一番燃えるぜ!
ガハハ!

「花角玉将」
安心しろ、鬼王。
付近にいる虫相撲の強者をきっちり調査して、この大会に来てもらう。
璃月に来てまだ間もないとはいえ、俺は確信している。
この広大な国には、類稀なる強者たちがゴロゴロいることを…!
毎日一人確保するくらい、なんの問題もない!
「鬼王の右腕」殿下と「空を翔ける白鉄チビ助」様については…

パイモン
オイラたちは忍の説得に協力したんだぞ!
おまえたちの慌てた顔を見ればわかるぜ…
忍には敵わないんだな!

①普通、謝礼を払うべきでしょ。
②功績によって報酬を渡す規則。

荒瀧一斗
そ…それはだな!
俺様…
いつか二人に相応しい贈り物を探してきて労ってやるから!
俺様を信じろ!
「鬼王の右腕」と「空を翔ける白鉄チビ助」も暇だったら、見届けてくれ――
俺様「真剣虫相撲大鬼王」が数日以内に限界を突破し、グゥオパァー兄貴に認められ、虫相撲史に伝説を残すまでの全過程をな!
ハッ!

パイモン
いいぜ。
じゃあ、オイラたちが見に来てやるから、見せんなよ?
おまえが――
――ボコボコにやられてるところをな!