千零一杯のコーヒー②

依頼任務 修正(吹出)

◆マッダフ(講談師)
◆ナヤブ(働かないマハマトラ)
◆イゼム(「三十人団」老兵)

プスパカフェにいるマッダフは、新しい物語がないことについて悩んでいる…

…マッダフと会話する…

マッダフ
まったく、まだ話も始まってないのに、お客が全員行ってしまったぞ…
まずいな、このままだと本当にコーヒーさえ買えなくなってしまう…

>何かトラブルでもあったの?

マッダフ
えっと、君は…旅人?
はぁ…
見ての通り、僕は普段このカフェで物語をみなに聞かせて、コーヒー代を稼いでいる。
しかし、最近は聞きに来る人も段々減ってきていて…
このままだと、僕はコーヒーさえ買えなくなるよ。

①モンドの吟遊詩人みたいなものかな…
②璃月の講談師みたいなものかな…

マッダフ
えっと…
この目で見たことはないけど…
聞く限りは、近いかもしれないかな?
でもさ、いくら古代英雄の伝説が面白くたって、こう毎日語ったら飽きるよな…
やはり、何か新しい話を探さないと。
はぁ、できればスメール以外の話がいいな。
一つには珍しくて面白い、二つには…
脚色しやすくて、それを誰にもツッコまれないものがいい…
みんな聞いたことがない話なら、好きにできるもんな…
おっと!
旅人、冒険者協会から聞いたんだが、君はあちこちを旅している…
そうだよな?
僕に聞かせてくれないか?
君が世界各地で広めた見聞を、ありのまま!
そうすれば、僕も集めた物語にほんの少し手を加えつつ、事実からあまりかけ離れないようにできる…
もちろん、物語で得たぶんの報酬は、君にも分けてあげるから!

①まあ、それなら大丈夫…

マッダフ
じゃあ頼むよ!

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②物語ならどこでも聞けるんじゃない?

マッダフ
それはそうだけど…
僕も、世界各地の物語をそれなりに集めたんだ。
風魔龍についてとか、送仙儀式のこととか…
でも、これらの物語が僕の耳に入るまでに、どれだけの人を経たかなんてわからないだろ?
絶対に尾ひれがついているし、鵜呑みにはできない。
君のような、実際に世界各地を駆け巡ってきた旅人が教えてくれるからこそ、僕の集めた物語に、事実からかけ離れすぎない程度の脚色ができる…

 >尾ひれっていうのは、例えばどの程度?

マッダフ
それは…
まあその、聞けばでたらめってわかる程度…かな。
あはは…
例えば背中に翼を生やした騎士が、剣を手にたった一人で魔神を鎮圧した、とか…
そのあたりはまた後で…
じゃあ、はじめようか。

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マッダフ
どの見聞を聞かせてくれる?

②以前、璃月にいた時…

マッダフ
ほう?
璃月か…
キャラバンの人から聞いた話では、そこでは神の逝去をきっかけに、諸勢力が闘争を繰り広げたと聞いたぞ。
いい題材になりそうだ!
とはいえ、キャラバンから聞けたのは、断片的で信じがたい噂話ばかりだ。
例えば…
「とある旅人が送仙儀式を主催し、各勢力が我先に取り入ろうと躍起になった…」とか。

①確かに送仙儀式に参加していた…
②実は、誰かさんと一緒に使い走りをしていた…

マッダフ
ええと、そして…
「彼女は渦の魔神と海上で相対し、かの群玉閣さえ凄まじい剣気に圧されて、そのまま海に落ちてしまった!」…とも。

①確かに魔神と対峙していた…
②群玉閣こそが、魔神を退ける鍵だった。

マッダフ
なんてこった!
じゃあこれはどうだ?
…「最後に、彼女は己の力で仙人と凡人の間のわだかまりを解消し、璃月港が新たな時代に進むきっかけを作った!」

①確かにわだかまりを解消した…
②璃月にいた全員の努力のおかげだった。

■成功
マッダフ
なるほど…
噂で聞くほどの外連味はないが、「リアル感」は格段に増したといえる。
うーん…
まるで事の当事者に取材しているようだ。
これで、噂の論理的ではなかったところも説明がつくな…

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■失敗
マッダフ
なるほど…
これらの噂は、ほとんどが本当だったのか…?
やはり事実は物語より奇なり、だな。
とはいえこうした不思議があればこそ、噂となって広く伝わったわけだ。
どうやら、もう少し脚色する余地があるようだ…

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マッダフ
ありがとう、旅人。
この物語をどう話すか、僕は既に目途がついたよ。
明日の夜は絶対聞きに来てくれ!

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マッダフ
ふむ…
ここをもう少し肉付けして…

■諸相随念浄行
(喉が渇いた…)

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…翌日の夜まで待つ(19時~21時)…

…カフェに行って、マッダフと会話する…

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マッダフ
こほん…
本日お話ししますは、はるか異国の物語。
お聞きください…
「金髪剣客英雄譚」!

■成功
…仙祖の亡骸が天から降り、千年の歴史を持つ岩港が混乱に陥る。
雲来の海で暗潮が渦巻くさなか、さすらいの旅人が盤上に立った。
…それぞれ思うことはあっても、今この時はともに魔を調伏するのだと。
海の渦から魔神オセルが現れ、月を覆わんとばかりに群玉閣が天に浮かぶ。
華やかな建物、財宝、その全てを突き込み、一撃を放つ!
…岩神の治世のもとでさえ、璃月は万物を包容してきた。
神なき世も受け容れられよう。
巣を離れた子鳥が自由に飛ぶように、千年を経た岩の港は、ここに新たな時代を迎える!

ナヤブ
お!
今回の物語は、だいぶマシだったな。

イゼム
利害を異にする両者が、共闘するうちに信頼を築いていく…
こういう展開は何度聞いても飽きないよな。

マッダフ…
…本日の物語は以上となります!
またのお越しをお待ちしています!
よお!
君も来ていたのか、旅人。
どうだった、今日の物語は?

①なかなか面白かった。
②悪くない物語だった。

マッダフ
はは、他の客もそう言ってくれた。
新たな時代には、新たな英雄や物語が現れる…
これは本当なんだな。
彼らのおかげで、僕らも仕事を続けていけるわけだ…
もちろん、君にも感謝している。
これで、ようやく少しはマシなコーヒーを飲めそうだ。
素材を提供してくれて感謝する。
どうか、この報酬を受け取ってくれ。
これからも、何か物語があればぜひ聞かせてほしい!

《任務完了》

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■失敗
…仙祖の亡骸が天から降り、千年の歴史を持つ岩港が混乱に陥る。
幸いこれに旅人はうまく立ち回り、合従連衡にて四方を安寧せしめた。
…しかし突如として海に大妖魔が顕現し、趨勢は戦場で決されることとなった。
戦いの余波は天変地異をもたらし、周りのすべてを巻き込む。
万物は灰燼に帰し、群玉閣までもが壊滅してしまった。
…荒波が静まったのも束の間、新たな諍いが始まる。
深まる仙人と凡人の対立、これを旅人は見事に仲裁し、義憤に燃えた演説で大衆に手を取りあうよう訴える。
ここに、璃月は新たな時代に突入した!

ナヤブ
この物語は…
確かに新鮮だけど、なんだか、どこもかしこも理屈が通っていないな。

イゼム
そうだそうだ、主人公はどうやって二つの勢力を説得したんだ?
それまで、お互い話もしなかった連中を…

マッダフ
ええと…
その、本日の物語は以上となります!
またのお越しを…
あはは…!
はぁ…
君も来ていたか、旅人。
今日の物語についてどう思う?

>でたらめ感がすごい…

マッダフ
ああ…
他の客もそう言っていた。
どうやら脚色が行き過ぎて、当初の「リアル感」が消えてしまったようだな。
はぁ…
まだまだ修正が必要なようだ…
素材を提供してくれて感謝する。
どうか、この報酬を受け取ってくれ。
これからも、何か物語があればぜひ聞かせてほしい!

《任務完了》