千零一杯のコーヒー③

依頼任務 修正(吹出)

◆マッダフ(講談師)
◆ナヤブ(働かないマハマトラ)
◆イゼム(「三十人団」老兵)

プスパカフェにいるマッダフは、新しい物語がないことについて悩んでいる…

…マッダフと会話する…

マッダフ
まったく、まだ話も始まってないのに、お客が全員行ってしまったぞ…
まずいな、このままだと本当にコーヒーさえ買えなくなってしまう…

>何かトラブルでもあったの?

マッダフ
えっと、君は…旅人?
はぁ…
見ての通り、僕は普段このカフェで物語をみなに聞かせて、コーヒー代を稼いでいる。
しかし、最近は聞きに来る人も段々減ってきていて…
このままだと、僕はコーヒーさえ買えなくなるよ。

①モンドの吟遊詩人みたいなものかな…
②璃月の講談師みたいなものかな…

マッダフ
えっと…
この目で見たことはないけど…
聞く限りは、近いかもしれないかな?
でもさ、いくら古代英雄の伝説が面白くたって、こう毎日語ったら飽きるよな…
やはり、何か新しい話を探さないと。
はぁ、できればスメール以外の話がいいな。
一つには珍しくて面白い、二つには…
脚色しやすくて、それを誰にもツッコまれないものがいい…
みんな聞いたことがない話なら、好きにできるもんな…
おっと!
旅人、冒険者協会から聞いたんだが、君はあちこちを旅している…
そうだよな?
僕に聞かせてくれないか?
君が世界各地で広めた見聞を、ありのまま!
そうすれば、僕も集めた物語にほんの少し手を加えつつ、事実からあまりかけ離れないようにできる…
もちろん、物語で得たぶんの報酬は、君にも分けてあげるから!

①まあ、それなら大丈夫…

マッダフ
じゃあ頼むよ!

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②物語ならどこでも聞けるんじゃない?

マッダフ
それはそうだけど…
僕も、世界各地の物語をそれなりに集めたんだ。
風魔龍についてとか、送仙儀式のこととか…
でも、これらの物語が僕の耳に入るまでに、どれだけの人を経たかなんてわからないだろ?
絶対に尾ひれがついているし、鵜呑みにはできない。
君のような、実際に世界各地を駆け巡ってきた旅人が教えてくれるからこそ、僕の集めた物語に、事実からかけ離れすぎない程度の脚色ができる…

 >尾ひれっていうのは、例えばどの程度?

マッダフ
それは…
まあその、聞けばでたらめってわかる程度…かな。
あはは…
例えば背中に翼を生やした騎士が、剣を手にたった一人で魔神を鎮圧した、とか…
そのあたりはまた後で…
じゃあ、はじめようか。

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マッダフ
どの見聞を聞かせてくれる?

③以前、稲妻にいた時…

マッダフ
うん?
雷神に庇護された稲妻か…
キャラバンの人から聞いた話では、そこで神が下した「目狩り令」に逆らった人々がいたようだ。
いい題材になりそうだ!
とはいえ、キャラバンから聞けたのは、断片的で信じがたい噂話ばかりだ。
例えば…
「とある異邦人がファデュイの執行官に決闘を申し込み、一太刀のもと相手を灰にしてしまった!」とか。

①確かに決闘で勝った…
②裁きを下したのは将軍だよ。

マッダフ
ええと、そして「彼女は将軍の圧政に立ち向かい、あの『無想の一太刀』から無傷で生還した!」

①確かに生還したけど…
②その『一太刀』を受け止めたのは違う人。

マッダフ
なんてこった!
じゃあこれはどうだ?
…「彼女は千手百目神像から力を引き出し、神の意志をも変えてみせた…」

①確かに将軍の心を変えた…
②勝利の鍵はみんなの「願い」だった。

■成功
マッダフ
なるほど…
噂で聞くほどの外連味はないが、「リアル感」は格段に増したといえる。
うーん…
まるで事の当事者に取材しているようだ。
これで、噂の論理的ではなかったところも説明がつくな…

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■失敗
マッダフ
なるほど…
これらの噂は、ほとんどが本当だったのか…?
やはり事実は物語より奇なり、だな。
とはいえこうした不思議があればこそ、噂となって広く伝わったわけだ。
どうやら、もう少し脚色する余地があるようだ…

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マッダフ
ありがとう、旅人。
この物語をどう話すか、僕は既に目途がついたよ。
明日の夜は絶対聞きに来てくれ!

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マッダフ
ふむ…
ここをもう少し肉付けして…

■諸相随念浄行
(喉が渇いた…)

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…翌日の夜まで待つ(19時~21時)…

…カフェに行って、マッダフと会話する…

マッダフ
こほん…
本日お話ししますは、はるか異国の物語。
お聞きください…
「異邦人稲妻剣風帖」!

■成功
…雷鳴は遠く海の向こうまで響き渡り、宿命の旅人は来たれり。
彼女は雷光の如く群島を駆け回り、その義行は天下人のもとに伝わった。
…かの執行官は御前で醜態を晒し、傲慢の報いを受ける。
かたや旅人に雷霆の災いが降りかからんとしたとき、仲間が身を挺してそれを受け止めた!
…浄土の空が千万の星光に照らされる、これこそ、まさに凡人の心にある願いなり。
この地上に、雷霆に相対する者が現れたのだ!

ナヤブ
お!
今回の物語は、だいぶマシだったな。

イゼム
ああ、仲間と共に苦難を乗り越える…か。
これぞ、英雄にふさわしい物語だ。

マッダフ…
…本日の物語は以上となります!
またのお越しをお待ちしています!
よお!
君も来ていたのか、旅人。
どうだった、今日の物語は?

①なかなか面白かった。
②悪くない物語だった。

マッダフ
はは、他の客もそう言ってくれた。
新たな時代には、新たな英雄や物語が現れる…
これは本当なんだな。
彼らのおかげで、僕らも仕事を続けていけるわけだ…
もちろん、君にも感謝している。
これで、ようやく少しはマシなコーヒーを飲めそうだ。
素材を提供してくれて感謝する。
どうか、この報酬を受け取ってくれ。
これからも、何か物語があればぜひ聞かせてほしい!

《任務完了》

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■失敗
…雷鳴は遠く海の向こうまで響き渡り、宿命の旅人は来たれり。
彼女は雷光の如く群島を駆け回り、その義行は天下人のもとに伝わった。
…かの魔女は悪意と共に跋扈したが、運命の敗北を逃れることはできない。
山も海も切り開く一太刀さえ、旅人の行く手を遮ることはできなかった。
…そして遂には、千手百目の石の巨像が、数千数万の人々の願いを糧に立ち上がり、雷鳴のような轟きと共に、立ち塞がる敵をすべて圧潰せしめたのだった!

ナヤブ
この物語は…
確かに新鮮だけど、なんだか、どこもかしこも理屈が通っていないな。

イゼム
最後の最後にいきなり巨大石像で全部解決しやがって、話を畳めなくなったのか…?

マッダフ
ええと…
その、本日の物語は以上となります!
またのお越しを…
あはは…!
はぁ…
君も来ていたか、旅人。
今日の物語についてどう思う?

>でたらめ感がすごい…

マッダフ
ああ…
他の客もそう言っていた。
どうやら脚色が行き過ぎて、当初の「リアル感」が消えてしまったようだな。
はぁ…
まだまだ修正が必要なようだ…
素材を提供してくれて感謝する。
どうか、この報酬を受け取ってくれ。
これからも、何か物語があればぜひ聞かせてほしい!

《任務完了》