千零一杯のコーヒー①

依頼任務 修正(吹出)

◆マッダフ(講談師)
◆ナヤブ(働かないマハマトラ)
◆イゼム(「三十人団」老兵)

プスパカフェにいるマッダフは、新しい物語がないことについて悩んでいる…

…マッダフと会話する…

マッダフ
まったく、まだ話も始まってないのに、お客が全員行ってしまったぞ…
まずいな、このままだと本当にコーヒーさえ買えなくなってしまう…

>何かトラブルでもあったの?

マッダフ
えっと、君は…旅人?
はぁ…
見ての通り、僕は普段このカフェで物語をみなに聞かせて、コーヒー代を稼いでいる。
しかし、最近は聞きに来る人も段々減ってきていて…
このままだと、僕はコーヒーさえ買えなくなるよ。

①モンドの吟遊詩人みたいなものかな…
②璃月の講談師みたいなものかな…

マッダフ
えっと…
この目で見たことはないけど…
聞く限りは、近いかもしれないかな?
でもさ、いくら古代英雄の伝説が面白くたって、こう毎日語ったら飽きるよな…
やはり、何か新しい話を探さないと。
はぁ、できればスメール以外の話がいいな。
一つには珍しくて面白い、二つには…
脚色しやすくて、それを誰にもツッコまれないものがいい…
みんな聞いたことがない話なら、好きにできるもんな…
おっと!
旅人、冒険者協会から聞いたんだが、君はあちこちを旅している…
そうだよな?
僕に聞かせてくれないか?
君が世界各地で広めた見聞を、ありのまま!
そうすれば、僕も集めた物語にほんの少し手を加えつつ、事実からあまりかけ離れないようにできる…
もちろん、物語で得たぶんの報酬は、君にも分けてあげるから!

①まあ、それなら大丈夫…

マッダフ
じゃあ頼むよ!

-------------------------

②物語ならどこでも聞けるんじゃない?

マッダフ
それはそうだけど…
僕も、世界各地の物語をそれなりに集めたんだ。
風魔龍についてとか、送仙儀式のこととか…
でも、これらの物語が僕の耳に入るまでに、どれだけの人を経たかなんてわからないだろ?
絶対に尾ひれがついているし、鵜呑みにはできない。
君のような、実際に世界各地を駆け巡ってきた旅人が教えてくれるからこそ、僕の集めた物語に、事実からかけ離れすぎない程度の脚色ができる…

 >尾ひれっていうのは、例えばどの程度?

マッダフ
それは…
まあその、聞けばでたらめってわかる程度…かな。
あはは…
例えば背中に翼を生やした騎士が、剣を手にたった一人で魔神を鎮圧した、とか…
そのあたりはまた後で…
じゃあ、はじめようか。

-------------------------

マッダフ
どの見聞を聞かせてくれる?

①以前、モンドにいた時…

マッダフ
ふむ?
風神の加護を受けたモンドか…
キャラバンの人から聞いた話では、そこには嵐を巻き起こす巨龍がいたそうだね?
これはいい題材になるぞ!
とはいえ、キャラバンから聞けたのは、断片的で信じがたい噂話ばかりだ。
例えば…
「背中に翼を生やした旅人が空を駆け、一万メートルの高空で巨龍を追いかけた!」とか。

①確かに空中で追いかけてた…
②実は、風の翼を使ってた…

マッダフ
えっと、そして…
「彼女は一人で教会に潜入し、風神の偉大な力が宿る強大な武器を盗んだ!」…とも。

①確かに教会に潜入したけど…
②「天空のライアー」は武器なんかじゃない。

マッダフ
なんだって…!
じゃあ、これはどうだ?
「最後に、彼女は巨龍の弱点を見破り、古き傷跡を砕き、龍血を浴びて不死身となった!」

①確かにどこかを狙う必要があった…
②心を蝕む毒血を浄化しただけ。

■成功
マッダフ
なるほど…
噂で聞くほどの外連味はないが、「リアル感」は格段に増したといえる。
うーん…
まるで事の当事者に取材しているようだ。
これで、噂の論理的ではなかったところも説明がつくな…

-------------------------

■失敗
マッダフ
なるほど…
これらの噂は、ほとんどが本当だったのか…?
やはり事実は物語より奇なり、だな。
とはいえこうした不思議があればこそ、噂となって広く伝わったわけだ。
どうやら、もう少し脚色する余地があるようだ…

-------------------------

マッダフ
ありがとう、旅人。
この物語をどう話すか、僕は既に目途がついたよ。
明日の夜は絶対聞きに来てくれ!

-------------------------

マッダフ
ふむ…
ここをもう少し肉付けして…

■諸相随念浄行
(喉が渇いた…)

-------------------------

…翌日の夜まで待つ(19時~21時)…

…カフェに行って、マッダフと会話する…

マッダフ
こほん…
本日お話ししますは、はるか異国の物語。
お聞きください…
「風と巨龍の詩」!

■成功
…巨龍が降臨するも、その真名を知る者は既にいなかった。
モンドの危機を救えるのは誰か?
この地のあまねく生き物たちを救えるのは、誰なのか?
…勇者は風と共に行き、詩人は琴を爪弾いて囁く――
なぜ、千年の守護を一夜にして捨てたのか?
それは、アビスの毒血が龍の心を乱した故であった。
…魔の風が止み、毒血は浄化された。
未来の子らよ、どうかその名を忘れたもうな。
この詩を、東風の龍トワリンに捧ぐ!

ナヤブ
お!
今回の物語は、だいぶマシだったな。

イゼム
仕方のない事情がある悪役は、どんな物語にいても人の心を動かすもんだ。

マッダフ
…本日の物語は以上となります!
またのお越しをお待ちしています!

…カフェに行って、マッダフと会話する…

マッダフ
よお!
君も来ていたのか、旅人。
どうだった、今日の物語は?

①なかなか面白かった。
②悪くない物語だった。

マッダフ
はは、他の客もそう言ってくれた。
新たな時代には、新たな英雄や物語が現れる…
これは本当なんだな。
彼らのおかげで、僕らも仕事を続けていけるわけだ…
もちろん、君にも感謝している。
これで、ようやく少しはマシなコーヒーを飲めそうだ。
素材を提供してくれて感謝する。
どうか、この報酬を受け取ってくれ。
これからも、何か物語があればぜひ聞かせてほしい!

《任務完了》

-------------------------

■失敗
…巨龍が降臨するも、その真名を知る者は既にいなかった。
モンドの危機を救えるのは誰か?
この地のあまねく生き物たちを救えるのは、誰なのか?
…運命に定められし勇者は両翼を広げ、風神のライアーを手にした。
弦を爪弾いて千風を起こし、山々を動かした神の偉力を再現する!
…咆哮する勇者!
剣光の一閃は流星の如く!
…巨龍は廃墟にその身を横たえ、龍殺しとなった勇者はかつてない力を得たのだった!

ナヤブ
この物語は…
確かに新鮮だけど、なんだか、どこもかしこも理屈が通っていないな。

イゼム
主人公が問答無用で殴りかかって、巨龍はいきなり倒されちゃったわけ…?
なんか雑だな…

マッダフ
ええと…
その、本日の物語は以上となります!
またのお越しを…
あはは…!
はぁ…
君も来ていたか、旅人。
今日の物語についてどう思う?

>でたらめ感がすごい…

マッダフ
ああ…
他の客もそう言っていた。
どうやら脚色が行き過ぎて、当初の「リアル感」が消えてしまったようだな。
はぁ…
まだまだ修正が必要なようだ…
素材を提供してくれて感謝する。
どうか、この報酬を受け取ってくれ。
これからも、何か物語があればぜひ聞かせてほしい!

《任務完了》