第三章 第二幕・黎明を告げる千の薔薇/すでに訪れし花神誕祭

修正(吹出) 魔人任務

◆ドニアザード
◆アマール
◆キミヤ(学生)
◆子供たち
◆ヴィハル(花の騎士ファーリス)
◆ランバド()
◆アザール(大賢者)
◆セタレ(学者)

約束通り、ドニアザードたちと花神誕祭に参加することになった…
待てよ…
なにか見覚えがあるような…

…パイモンと会話する…

パイモン
ふぁあ――
おまえのせいで寝坊したんだからな。
このままだと遅れちゃうぞ。
早くドニアザードと合流しようぜ。

…約束の場所でドニアザードと会話する…

パイモン
おはよう、ドニアザード。
遅くなってごめんな。

ドニアザード
そんなことないわ、私が早く来ちゃっただけだから。

パイモン
なんだか少し元気ないみたいだけど…
よく眠れなかったのか?

ドニアザード
ううん、心配しないで、私なら大丈夫。
まずはあそこの屋台に行ってみましょう。

パイモン
おう…
っておい、なにボーっとしてんだよ?
早く行こうぜ!

…ドニアザードについて行く…

パイモン
おっ!
あそこに美味しそうなもんが売ってるぞ!
見に行ってみようぜ!

…ドニアザードと会話する…

ドニアザード
ここは…
「ハフト・スィーン」で使う料理を売っている屋台ね。

アマール
よく知ってるね。
これを知ってる人は、もうだいぶ少なくなってきてると思ったのに。

パイモン
肉はないのか。
うぅ、ちょっと残念…
で、その「ハフト・スィーン」ってなんなんだ?

ドニアザード
花神誕祭の伝統行事よ。
人々はこれら料理を食卓に並べて、スメールの神が持つ七つの美徳を象徴しているの。

①待って、さっきから…
②なんだか聞き覚えがあるような…

どこかで見たような光景に、思わず唖然としてしまった…

キミヤ
…この粉塵からして、「月」のようだね。

パイモン
そうか?
なんだか食べ物みたいに見えるけど。

キミヤ
えーっと…
「月」が象徴するのは…
ふむ…
なんだったか、ちょっと待っててくれ…

パイモン
こいつ、こっそり本で調べてるな?

キミヤ
あっ、そうそう。
これは「虚幻」と「嘘」を意味しているんだ。
ただ、自分の直感を信じ、心の中の恐怖を克服すれば、太陽は必ずや昇るだろう。

①聞いたことあるセリフだ…
②「既視感」ってやつかな?

ドニアザード
そう、参考になったわ。

キミヤ
ああ、いやいや…
実は僕もまだ勉強中の身なんだ、は…ははっ…

パイモン
なかなか面白かったな。
よし、次の場所に行こうぜ。

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アマール
昨日、森で採ってきたばかりだ。
鮮度は保証するぜ!

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キミヤ
これが神の知恵ってやつか…

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…ドニアザードについて行く…

…ドニアザードと会話する…

子供たち
ファーリス!
ファーリス!

ヴィハル
さあ、兵士たちよ、ご褒美のヤルダーキャン一ディをもらったら、クラクサナリデビ様に忠誠を誓って、解散ッ!

子供たち
はい!
ファーリス騎士!

パイモン
なんだなんだ、今のってなにかの芝居か?

ドニアザード
花の騎士ファーリスは花神誕祭のシンボルでね、子供たちに大人気なの。

ヴィハル
ドニアザードさんの支援がなかったら、子供たちが花の騎士の私に会う機会もなかったでしょうね、はははっ。
そうだ、ヤルダーキャンディはいかがです?
箱の中に入っているので、どうぞお好きなのを選んでください。

パイモン
選んで?
これ、ぜんぶ同じものじゃないのか?

ヴィハル
はははっ、そこがこれの面白いところなんですよ。
箱の中のキャンディは、味がランダムに入っています。
スミレウリ味、夕暮れの実味、ハッラの実味…

パイモン
おっ、たしかに面白そうだぞ。

ヴィハル
…それから、トカゲのしっぽ味やオニカブトムシ味。

パイモン
おい!
なんだよその味!
えっと…
ここはおまえが代わりに選んでくれ。
オイラが欲しいのは夕暮れの実味だからな!

ヴィハル
はい、キャンディの箱は5つで、左から順に5つの数字が振ってありますが、どれにします?

①1番。

しかし、なぜか体は勝手に4番の箱を指さした。

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②2番。

しかし、なぜか体は勝手に4番の箱を指さした。

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③3番。

しかし、なぜか体は勝手に4番の箱を指さした。

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④4番。

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⑤5番。

しかし、なぜか体は勝手に4番の箱を指さした。

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ヴィハル
おお~!
これはすごい!
4番は夕暮れの実味です、本当にこれを当てるとは。

パイモン
へへっ、やっぱりおまえって運がいいよな!

①今…4番を選ぶつもりだったっけ?
②あれ…今、無意識に4番を選んだ?

パイモン
えっ?
体が無意識に正解を選んだのか?
でも、そういえば…
オイラもなんとなく正解を選んでくれるのが分かってたような…
おまえもそういう感覚があったんだな?

①「既視感」はもう何度も経験している…
②なんだか変な感じだ…

パイモン
旅人…?
もしかして、昨日の夜あんまり眠れなかったんじゃないか?
それか、逆に眠りすぎてたり?

>ごめん、ちょっと用事を思い出した。

ドニアザード
ええ、私のことなら気にしないで。

パイモン
おい、どこ行くんだよ!

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ヴィハル
やあ、若き兵士たち。
他に何か用ですか?

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…ランバド酒場に向かう…

パイモン
おまえ…
さっき「既視感」って言ってたよな?
その言葉、オイラも知ってるぜ。
目の前で起きていることが、どこかで体験したもののように感じるってやつだろ…
そういえばオイラも今日、ちょっとだけそんな感じがしてたんだ…
でも、結局それって錯覚なんだよな?
それより、どうして急にここに来たんだ?

①普段やらないことをやってみたい。
②既視感をなくせるか、試してみたい。

パイモン
なるほど。
つまり、普段やらないことをやって、「どこかで体験した」感覚があるかどうか、確認するってわけか…

ランバド
よう、お二人さん、メシを食いに来たのか?
何にする?

>「デーツナン」を一人前。

ランバド
はいよ。
お客さん、見た感じ外国の人なのに、いいセンスしてるな。
すぐに用意するから待ってろ。

パイモン
「デーツナン」って、あの…
黒くて、マズそうなやつだよな?
あっ…
オイラ、おまえの狙いが分かった気がするぞ。
普段なら、こんな料理を注文するわけないもんな。

しばらくして、「デーツナン」が出来上がった…

パイモン
これ…
本当に食べるつもりなのか?
いくらなんでも…
これはちょっと…

>いただきます。

パイモン
味はどうだ?
その顔…
やっぱりマズいのか…?

>いや…わりと美味しい。

パイモン
ということは…
まさか…

①この味…
②前にも食べたことがある。

パイモン
普通だったらあり得ないことだよな。
オイラたち、この料理をあんなに毛嫌いしてたのに…
…どうやら今回は…
味覚から来る「既視感」ってことか。

①やっぱり逃れられなかった。
②以前にも試したことがあるのかも。

パイモン
オイラも、なんだかこの酒場には何度も来てる気がするぞ。
常連ってわけでもないのに。
どうする…
一度外に出るか?

…ランバド酒場を離れる…

…ドニアザードと会話する…

パイモン
あれ、あのベンチのところにいるのって、ドニアザードだよな…
奇遇だな、ドニアザード。
こんなところで一人で休んでるなんて、どうしたんだ?

ドニアザード
その、さっき悪い人たちに絡まれてしまって、ディシアが助けてくれたの。
それから少し体調が優れなくて…
座って休んでいたのよ。

パイモン
悪い人?
おいおい、ケガとかしてないよな?

ドニアザード
私は大丈夫だけど、ディシアが腕に少しかすり傷を…
でも大したことないから安心して。

パイモン
ふぅ…
ならよかった。
でもなんだか…
今日のドニアザード、テンションが低いよな。
あんなに花神誕祭を楽しみにしてたのにどうしたんだよ?

ドニアザード
そんなことないわ。
私はずっとこんな感じよ。
過度な運動や感情の高ぶりは、症状を悪化させてしまうの。
それに、たとえ今日がどんなに特別でも、結局はただの「一日」に過ぎない。
あと数日もすれば、私の時間は終わりを迎えるんだから…

パイモン
なに言ってんだよ、ドニアザード。
えっと、なんだかオイラ、混乱してきたけど…
おまえが今、とても落ち込んでるってことだけはわかるぞ…

>急に離れちゃってごめんね。

ドニアザード
本当に大丈夫よ、気にしていないから。

①さっき、不思議な状況に遭遇した…
②何か異変に気づかなかった?

ドニアザード
えっと、どうかしたの?

パイモン
その…
ドニアザードは「既視感」を覚えたことってないか?
今起きていることが、既にどこかで体験したような気がする感覚なんだけど…

ドニアザード
「既視感」?
いえ、ないわ。
ここ数年、ずっと同じ生活をしていたから、「既視感」があってももう慣れてしまっているのかも。

パイモン
そっか…
もしかして、オイラと旅人だけなのか…

ドニアザード
そろそろ時間ね。

パイモン
ん?
なんの時間だ?

ドニアザード
ニィロウの花神の舞がもうすぐ始まるの、行きましょう。

…グランドバザールへ行き花神の舞を見る…

アザール
…お前のような学のないやつに、この私と議論する資格があると思っているのか?
今お前がすべきことは、一刻も早くこの馬鹿げた舞台を撤去することだ。
帰ったら、次の「ジュニャーナガルバの日」までにこのような公演を禁止する法令を書記官に作成させる。
アーカーシャを通じて、民衆に通達しておけ。

セタレ
はい、すぐ手配いたします。

アザール
……
花神誕祭で…
せいぜい神の生誕を祝うがいい。

パイモン
ニィロウ、大丈夫か?

ニィロウ
あっ…
ドニアザード。
大賢者に公演を止められちゃった…

ドニアザード
気にしないで。
こうなったらもうしょうがないわ。

ニィロウ
でも、せっかく楽しみにしてくれてたから、後悔してほしくないんだ…

ドニアザード
確かに残念だけど、それよりもみんなに迷惑かけたくないの。
それに大賢者は関係者を処罰するって言ってたでしょ?

ニィロウ
そうだけど…
じゃあ、次の花神誕祭は絶対に成功させてみせるよ!

ドニアザード
次…
私にはもう、その機会はないかも。

ニィロウ
えっ?
今、何か言った?

ドニアザード
ううん、なんでもないわ。
私、今日はもう休むわね。
みんなお疲れ様。

パイモン
あの賢者たち、風情の欠片もないな…
こんなことをするなんて。

①残念。
②なんとなく、こうなることが分かってた。

パイモン
あれ、ドニアザードのやつ、もう帰っちゃったのかな?
じゃあ、オイラたちも戻って休もうぜ。

残念なことに、花神誕祭は中止を余儀なくされた…

…宿に戻って休む…


パイモン
結局、既視感については、まだ心当たりないのか?
もしかして、ただ疲れてるだけなんじゃ…

①確かになんだか頭がくらくらする…
②あまり頭は使ってないのに、疲れてる。

パイモン
実はオイラも同じ感じがするんだ。
だから、もう昼あたりから考えるのをやめてたぜ、へへっ。
疲れて幻覚を見たってことにして、とにかく早く休もうぜ。
他のことは、また明日考えよう!

知らないところで、ある計画が実行されているようだ…

???
「ピ――」
…知能出力がわずかに低下。
だが、正常範囲内にある。
原因を早急に解明するため、引き続き数値を観測せよ。