「花神誕日の輪廻」は今なお続いている。
本当に真実へ向かって進めているのだろうか?
…ナヒーダと会話する…
パイモン
結局また同じ日かよ!
>そう簡単なことじゃなかったみたい。
パイモン
ナヒーダ、おまえ本当は昨日の夜、「花神誕日の輪廻」がまだ続くって知ってたんだろ?
なんで教えてくれなかったんだよ!
ナヒーダ
言ってどうなるっていうの。
あなたたちは新たな不安に駆られながら夜を過ごすことになる。
それでもなお、明日は訪れないのよ。
だったらいっそ…
その貴重な機会を利用して、束の間の希望の中、心身を休めたほうがいいでしょ。
もしかしたらそのおかげで、思考がより明晰になるかもしれないし。
もしかしたらそのおかげで、思考がより明晰になるかもしれないし。
パイモン
たしかに…
ナヒーダはオイラたちのことを考えてくれたんだな。
ナヒーダ
当然よ。
少なくともこの日々が続く限りは、あなたたちが私のすべてなんだから。
パイモン
ふぇ…
急にそんな恥ずかしくなるようなこと言うなよ…
ナヒーダ
ふふふっ…
私が言いたいことはね――
あなたたち二人に謎を解くようお願いしたのは私だけど、逆に私のことが見えて、私を感じることができるのもあなたたちだけなの。
言い換えれば、あなたたち二人がいなかったら、私は「存在しない」のと同じ。
だから、あなたたちが私のすべてということよ、わかった?
言い換えれば、あなたたち二人がいなかったら、私は「存在しない」のと同じ。
だから、あなたたちが私のすべてということよ、わかった?
パイモン
なんか、ナヒーダがまたわけのわからないことを言い始めたぞ…
ナヒーダ
雑談はここまでにしましょう。
旅人、昨日の新たな手がかりから、「現状」に対して何か違う見解は得られたかしら?
>「時間の循環」は確かに間違った結論。
パイモン
えっ、急に以前の考えを否定するなんて、どういうことだよ?
①ディシアの武術が進歩してた。
②ドニアザードの病状が悪化してた…
パイモン
あっ、たしかにそうだな。
前はそんなところまで見てなかったぜ。
単なる時間の循環なら、体の状態も元にはずだもんな…
あっ、たしかにそうだな。
前はそんなところまで見てなかったぜ。
単なる時間の循環なら、体の状態も元にはずだもんな…
ナヒーダ
なら、新たな結論は何かしら?
【?】
■熟考
①錬金占いの結果
「月」、「虚幻」、「嘘」…
これは何を意味しているんだろう?
【?】どうやら…
明確な関連性はないみたい。
-------------------------
❷身体に刻まれた記憶
傭兵は身体に刻まれた記憶に頼ることが多い。
だからディシアに、輪廻の中でケガをしない状況が発生した。
だからディシアに、輪廻の中でケガをしない状況が発生した。
❸アーカーシャの音
「ピ――」という音は、アーカーシャを操作する時の音。
たとえアーカーシャ端末を外していても、毎晩聞こえてくる。
たとえアーカーシャ端末を外していても、毎晩聞こえてくる。
>毎日削除される
一日が終わる時、その日の記憶もすべて消去されるのなら、同じ日を過ごしていることに気がつかない。
-------------------------
④アーカーシャの情報
「アーカーシャは神の心によって稼働していて、知恵の神の力を具現化した姿。
すべての民の英知を束ね、人々に知識を授けている」。
そうナヒーダは言っていた。
すべての民の英知を束ね、人々に知識を授けている」。
そうナヒーダは言っていた。
-------------------------
⑤花神誕日の輪廻
もう何度も花神誕日を過ごしてる。
まるで花神誕日が無限に繰り返されているかのように…
まるで花神誕日が無限に繰り返されているかのように…
今までのことをよく考えると、「記憶消去」だけがこの状況を説明する合理的なもののように思える。
ナヒーダ
うん…
①時間は循環していなかった…
②こっちの記憶が毎日消去されてたんだ。
パイモン
そっか!
あの毎晩鳴るアーカーシャの音は、オイラたちのその日の記憶を消去してたんじゃないか…
だから目が覚めると、みんな花神誕祭を過ごしてないって勘違いするんだ。
本当はもう「明日」が来てるのに、みんな「昨日」だって思い込んでる。
けど、身体に刻まれた記憶は消せない。
だから、ディシアは新しい大剣を扱えた!
これでぜんぶ辻褄が合うぞ!
本当はもう「明日」が来てるのに、みんな「昨日」だって思い込んでる。
けど、身体に刻まれた記憶は消せない。
だから、ディシアは新しい大剣を扱えた!
これでぜんぶ辻褄が合うぞ!
ナヒーダ
…とても巧妙な推論ね。
パイモン
これが正解なんだよな、ナヒーダ!
ナヒーダ
簡単に言うと、捕まえてきた炎元素の晶蝶を、ホタルに見立てて照明に使っているようなものね。
「感覚」にこだわり過ぎるがあまり、「本質」を見落としているわ。
パイモン
ぜんぜん簡単じゃないぞ…
>また間違った結論だったんだ…
ナヒーダ
なんなら、あのディシアさんともう一度話をしてみたらどうかしら。
新たな収穫があるかもしれないわよ。
パイモン
そうだな、元々手がかりはあいつから得られたんだし…
行ってみようぜ!
…ディシアと会話する…
ディシア
…ここにいたのか、やっと見つけたぞ。
パイモン
今日のディシアも、やっぱりケガをしてないな。
ディシア
ケガ?
なんのケガだ?
あたしを見くびらないでほしいな。
なんのケガだ?
あたしを見くびらないでほしいな。
パイモン
おまえのその新しい大剣、本当はまだ使うのに慣れてないんだろ…
ディシア
ああ、実はあたしもおかしいと思っていたんだ。
今日いきなり手に馴染むようになって…
って待て、どうしてあたしが大剣を変えたことを知っている?
言っていないはずだが…
ああ、実はあたしもおかしいと思っていたんだ。
今日いきなり手に馴染むようになって…
って待て、どうしてあたしが大剣を変えたことを知っている?
言っていないはずだが…
パイモン
えーっと…
旅人、やっぱりおまえが説明してくれ。
オイラもう説明するのに疲れちゃったぞ…
①完全に理解してもらわなくても大丈夫。
②直接本題に入ろう。
パイモン
そうだな、そうしよう。
>大剣が急に使いやすくなった理由は…
①何回も花神誕日を過ごしてるから。
②毎晩、その日の記憶を消されてるから。
ディシア
…あたしがいない間に何があったんだ。
変なやつに布教でもされたのか?
パイモン
うぅ、そこは気にしないで、オイラたちの言ってることを信じてくれ。
ディシア
…そうか。
まあ、あんたたちの言いたいことは分かった。
つまり、あたしの身体に刻まれている記憶はもうこの剣の扱いに慣れていて、あたしの脳はそのことを覚えていない。
そういうことだな?
…そうか。
まあ、あんたたちの言いたいことは分かった。
つまり、あたしの身体に刻まれている記憶はもうこの剣の扱いに慣れていて、あたしの脳はそのことを覚えていない。
そういうことだな?
パイモン
そう、毎日それを忘れちゃうんだ。
ディシア
なら、反論させてもらおう。
そんなことは、絶対にありえない。
パイモン
ん?
なんでだよ?
ディシア
仮に花神誕祭が何日も続いていて、あたしたちが覚えていないだけだとしよう。
だったら、物資の消耗、使ったお金、食べたものなどはどう説明する?
理屈で言えば、財布も空っぽになるはずだ。
気づかないはずがないだろう?
>それについては考えたことがある。
①黒幕が賢者だったとして…
②アーカーシャの情報とここの資源を使えば…
パイモン
たしかに…
アーカーシャですべての人の行動を記録して、それからここにある資源を使って一日の始まりに戻せば…
ありえないようなことだけど、可能性はあるぞ。
ディシア
いや、ありえない。
あたしには証拠がある。
パイモン
証拠?
どこにあるんだ?
ディシア
はぁ…
あんたたちは本当に、こうも訳の分からない議論に本気なんだな。
いいだろう、少し付き合ってやる。
あたしについて来い。
それからドニアザードお嬢様も一緒に。
今はまだ、周囲の安全を確保できていない。
いいだろう、少し付き合ってやる。
あたしについて来い。
それからドニアザードお嬢様も一緒に。
今はまだ、周囲の安全を確保できていない。
パイモン
まさか、今回はディシアがオイラたちに「証拠」を見せる番になるなんてな。
前はオイラたちがディシアに見せたのに…
まさか、今回はディシアがオイラたちに「証拠」を見せる番になるなんてな。
前はオイラたちがディシアに見せたのに…
…ディシアの言う「証拠」を見に行く…
ディシア
これだ。
パイモン
なんだこれ、おまえが剣の練習に使ってる木製のダミーか?
これがどうしたんだよ?
ディシア
これについている傷は分かるか?
ここ数日のあたしの成果だ。
賢者たちがこれを毎日取り換えない限り、とっくにボロボロになっているはずだろう?
パイモン
そうだぞ、だから毎日変えてるんだろ?
そうだぞ、だから毎日変えてるんだろ?
ディシア
だったら、賢者は毎回新しいダミーの上に、あたしが過去につけた剣の傷を複製しなければならない。
あたしも一人の武人だ。
あたしが学んだ流派では、非常に細かい「コントロール」が要求される。
剣の振り方、力、角度、切り込み点、そのすべてを入念にコントロールしているんだ。
つまり、そこにあるすべての剣の傷、そしてその剣を振った時の心境さえもあたしは記憶している。
武人の剣は唯一無二――
こういった言葉があるように、完全に同じ剣筋を振ることは誰にもできない。
あたしがつけた傷を完全にコピーするなんて、絶対に不可能なのさ。
あたしがつけた傷を完全にコピーするなんて、絶対に不可能なのさ。
パイモン
そうか?
なにか精密な機械で少しずつ「彫刻」してる可能性だってあるだろ?
ディシア
写真機で撮った画像は、画家の描いた風景画に取って代わることは永遠にないと言われている。
なぜなら、前者には魂がこもっていないからだ。
ディシア
それはあたしも同じで、彫刻で作られた痕と武芸の修練によるものは…
一目で見分ける自信がある。
①…確かに。
②この可能性は諦めるしかないのか…
ディシア
ふぅ…
これでもう、疑問に思うところはないだろう?
ふむ、これは近ごろ学者たちの間で流行っているという「トンチ」ゲームか何かか?
なかなか面白いな
それじゃ、これであたしは失礼するよ。
もう時間も遅い、ドニアザードお嬢様をニィロウのとこで送ってくる。
また今度な。
パイモン
はぁ…
また壁にぶつかったな。
「記憶消去」の理論は結局間違ってたってことか。
でも少なくとも、真実の一端は掴めたんじゃないか?
①時間は循環していなかった。
②私たちは現実にいない。
パイモン
おう、それは間違いなさそうだな。
じゃあ、なにか新しい考えは思いついたか?
①考えてみる…
②ふいに「あること」がおかしいと気づいた…
パイモン
おかしい?
オイラからしたら、最近起きたことは全部おかしいけど…
>私たち…なんでシティから出ないんだろう?
パイモン
ん…?
シティから出ない…
本当だ!
こんな簡単に思いつくこと、なんで今まで試してこなかったんだ。
外の時間がここと同じ日になってるかどうか確かめれば、色んなことがわかるはずだよな。
でも本当に不思議だ…
今まで一つの考えに固執しすぎてたのかな?
それとも、疲れのせいで思いつかなかったのか…
①本当におかしい。
②もっと早く思いつくべきだった。
パイモン
とりあえず戻ってナヒーダに聞いてみようぜ。
シティから出ることについて、もしかしてオイラたちの忘れていることがあるかもしれない。
…ナヒーダと会話する…
パイモン
ナヒーダ、戻ってきたぞ。
ナヒーダ、戻ってきたぞ。
ナヒーダ
今日は早かったのね。
もしかして、何か新しい収穫があったのかしら。
パイモン
おう、そんなところだ。
オイラたち、時間が循環してないことも、ここが現実じゃないってこともわかったんだ…
ただそれと同時に、新しい疑問も浮かび上がったけど…
①シティの外に出たらどうなる?
②私たちは今まで外に行かなかったの?
ナヒーダ
外…
私の記憶では、あなたたちはシティの外へ行くことに関する計画を、二回口にしていたわ。
>!?
パイモン
オイラたち、そんなことを言ってたのか!
全然覚えてないぞ…
それで?
その後はどうなったんだ?
ナヒーダ
たしか…
あなたたちは外へ行った結果を一度も話さなかった。
いえ、正しくはその計画の夜、二回ともあなたたちは戻って来なかったわ。
でも、他にもあなたたちが夜に「戻って来ない」ことが結構あったから、当時の私も変に思わなかったけど。
いえ、正しくはその計画の夜、二回ともあなたたちは戻って来なかったわ。
でも、他にもあなたたちが夜に「戻って来ない」ことが結構あったから、当時の私も変に思わなかったけど。
パイモン
たしかに、色々調べてるとたまに時間を忘れて、そのまま二日目に入ることもあったな。
でもおまえの言う外に行った日の記憶は、オイラたちにはないぞ。
たしかに、色々調べてるとたまに時間を忘れて、そのまま二日目に入ることもあったな。
でもおまえの言う外に行った日の記憶は、オイラたちにはないぞ。
ナヒーダ
そう、それはちょっとおかしいわね。
理論上、あなたたちの記憶はすべて呼び覚ましたはずよ。
①明日もう一回試してみよう。
②もしかしたら突破口はそこにある。
パイモン
おう!
絶対なにかおかしいぜ。
明日になったら、徹底的に調べてやる!
知らないところで、ある計画が実行されているようだ…
???
「ピ――」
「ピ――」
>≪空幻に響く花神誕祭≫