◆マーワ
◆アラエ
◆アイサ
◆ベッシ
◆マーワ
◆ファウラ
◆シドラ
◆カマル
才識の冠の破壊と共に、すべてが終わりを迎えた。
才識の冠の破壊と共に、すべてが終わりを迎えた。
メイン会場でカーヴェのための授賞式に参加しよう。
パイモン
授賞式はメイン会場でやるらしいぞ。
戻って見にいこうぜ!
戻って見にいこうぜ!
…メイン会場に戻る…
カリーナ
選手の皆さんの素晴らしいご活躍のもと、今回の学院トーナメントは無事終了しました!
これより、優勝したカーヴェ選手にご登壇いただき、授与を執り行いたいと思います。
カリーナ
選手の皆さんの素晴らしいご活躍のもと、今回の学院トーナメントは無事終了しました!
これより、優勝したカーヴェ選手にご登壇いただき、授与を執り行いたいと思います。
本来はここで、カーヴェ選手に冠をつけて頂き、賞金をお贈りする予定だったのですが…
先ほど入った情報によりますと、カーヴェ選手はサーチェンさんの資産を受け継ぎ、そしてそれらを全て寄付されたそうです。
マーワ
サーチェンの資産を…
寄付ぅ?
アラエ
あんな大金、よくそんなことができたな…
カリーナ
カーヴェ選手の慈善的な行いのおかげで、多くの貧困に苦しむ家庭が、運命を変えるチャンスを得られるでしょう。
冠も賞金もなくなってしまったので、授賞式も簡単なものになってしまいますが…
カリーナ
カーヴェ選手の慈善的な行いのおかげで、多くの貧困に苦しむ家庭が、運命を変えるチャンスを得られるでしょう。
冠も賞金もなくなってしまったので、授賞式も簡単なものになってしまいますが…
カーヴェ選手、何かご感想をいただけませんか?
皆さんも私と同じように、これだけの大金を寄付した理由について聞きたいでしょうから。
皆さんも私と同じように、これだけの大金を寄付した理由について聞きたいでしょうから。
カーヴェ
こ…こんな場面で何を話せばいいか分からないけど…
優勝できて嬉しいよ。
運の要素も、多分にあっただろうけど。
金を寄付した理由については…
サーチェンの見解には賛成できないし、彼の金も欲しくはなかったからだ。
自ら体験しないと分からないことなんてたくさんある。
彼も僕も、決めつける資格なんてないんだ。
でも、そういうことを話し出すと、複雑で重たい話になってしまうから…
ここでは割愛する。
他には…特にないな。
ではこれで。
どうもありがとう。
こ…こんな場面で何を話せばいいか分からないけど…
優勝できて嬉しいよ。
運の要素も、多分にあっただろうけど。
金を寄付した理由については…
サーチェンの見解には賛成できないし、彼の金も欲しくはなかったからだ。
自ら体験しないと分からないことなんてたくさんある。
彼も僕も、決めつける資格なんてないんだ。
でも、そういうことを話し出すと、複雑で重たい話になってしまうから…
ここでは割愛する。
他には…特にないな。
ではこれで。
どうもありがとう。
カリーナ
あっ、カーヴェ選手、少々お待ちください。
今回の授賞式は色々と省かれてしまいましたが、まだ賞品は残っています。
こちらは七聖召喚の限定カードです。
どうぞお受け取りください。
また――
チャンピオンの栄誉は、カーヴェ選手の資料に記録されます。
今後、カーヴェ選手が教令院で研究課題を申請する際、賢者様が優遇する判断材料の一つとなるはずです。
ああ、確かに受け取った。
でも、課題とかそういうのは…
大丈夫だ。
カリーナ
それでは――
それでは――
授賞式はこれにて閉幕とします。
カーヴェ選手に、再び盛大な拍手を!
カーヴェ選手に、再び盛大な拍手を!
アイサ
やっぱり理解できないわ。
あんな大金があれば、一生遊んで暮らせるのに。
あんな大金があれば、一生遊んで暮らせるのに。
ベッシ
天才の発想を理解するには、お前はまだまともすぎるということさ。
さあ、引き続き学院フェスを回ってみよう!
さあ、引き続き学院フェスを回ってみよう!
ふぅ――!
やっと終わった。
演説はそれなりに得意なつもりだったんだけどな、疲れたよ…
パイモン
試合で疲れたせいじゃないか?
それにしても、あんまり嬉しくなさそうだな…
とにかく、おまえはチャンピオンなんだから、もっと胸を張ってていいはずだろ?
試合で疲れたせいじゃないか?
それにしても、あんまり嬉しくなさそうだな…
とにかく、おまえはチャンピオンなんだから、もっと胸を張ってていいはずだろ?
カーヴェ
そうだな。
はぁ…
そうだな。
はぁ…
そうだ、セノはこの限定カードが欲しいって言ってたな。
今、まさに僕の手にあるわけだが。
今、まさに僕の手にあるわけだが。
パイモン
あげちゃうのか!?
珍しいカードなんだろ、一儲けできるじゃないか!
あげちゃうのか!?
珍しいカードなんだろ、一儲けできるじゃないか!
カーヴェ
ただのカードだぞ、できるわけないだろ。
僕が持っててもしょうがないんだから、セノにあげるさ。
良かったら、彼に持って行ってくれないか?
ただのカードだぞ、できるわけないだろ。
僕が持っててもしょうがないんだから、セノにあげるさ。
良かったら、彼に持って行ってくれないか?
パイモン
おい、そんな大事なこと人に任せるなよな!
さ、一緒にセノのところへ行こうぜ!
おい、そんな大事なこと人に任せるなよな!
さ、一緒にセノのところへ行こうぜ!
カーヴェ
え?
僕はもうちょっと休んでいたいんだ…
ってこら、髪の毛を引っ張らないで!
え?
僕はもうちょっと休んでいたいんだ…
ってこら、髪の毛を引っ張らないで!
…セノを探す…
パイモン
セノ、なにを見てるんだ?
セノ
まだ、サーチェンのことを考えていた。
何か用か?
何か用か?
カーヴェ
ほら、七聖召喚のカードだ。
僕より、君のほうが必要かもしれないと思ってね。
セノ
…これは限定カードだ。
譲ってくれるのか?
カーヴェ
当然だろ?
僕が持ってても仕方ないんだから。
…これは限定カードだ。
譲ってくれるのか?
カーヴェ
当然だろ?
僕が持ってても仕方ないんだから。
セノ
……
…いいか、これは限定カードなんだぞ…
カーヴェ、何かトラブルでもあったのか?
こんな方法でなくとも、言ってくれれば助けてやる。
カーヴェ、何かトラブルでもあったのか?
こんな方法でなくとも、言ってくれれば助けてやる。
カーヴェ
そんなんじゃないぞ!
自分のトラブルは自分で解決する、このカードとは関係ない。
そんなんじゃないぞ!
自分のトラブルは自分で解決する、このカードとは関係ない。
セノ
そうか。それでは遠慮なくもらおう。
だが、お前がまだこれの価値に気づいていないことは明らかだ。
このまま受け取るのは筋が通らない。
…こうしよう。
前回の豪華限定版カードの価格で買い取らせてくれ。
どうだ?
カーヴェ
そんな。
いいさ、たかがカード一枚だ。
どれだけの価値があるって言うんだ?
そんな。
いいさ、たかがカード一枚だ。
どれだけの価値があるって言うんだ?
セノ
少なくとも百万モラはする。
カーヴェ
いくらだって!?
いくらだって!?
パイモン
百万モラ!?
百万モラ!?
セノ
少なかったか?
なら、もうすこし上乗せしてもいい。
少なかったか?
なら、もうすこし上乗せしてもいい。
カーヴェ
こんなカード一枚が…
百万モラ!?
でも、前に遊んだ時はこんなのをたくさん持っていたじゃないか…
なんか、キラキラしたやつを…
セノ
全てにそれだけの価値があるわけではない。
見た目だけがキレイで、レアじゃないものもある。
こんなカード一枚が…
百万モラ!?
でも、前に遊んだ時はこんなのをたくさん持っていたじゃないか…
なんか、キラキラしたやつを…
セノ
全てにそれだけの価値があるわけではない。
見た目だけがキレイで、レアじゃないものもある。
カーヴェ
そういえば、大マハマトラの収入も低くはないはずだが…
君の金は、全てこんなところにつぎ込まれているのか…
そういえば、大マハマトラの収入も低くはないはずだが…
君の金は、全てこんなところにつぎ込まれているのか…
でも、やっぱりやめだ。
友達から金をもらうなんて、ちょっと気が引けるよ。
友達から金をもらうなんて、ちょっと気が引けるよ。
セノ
遠慮するな。
俺はこれまでにたくさんカードを買ってきた。
更にもう一枚買い取ったところで、大して変わらない。
カーヴェ
…なあ、本当に趣味のために貯金を全部使う気か?
趣味とはいえ、度を過ぎないようにな。
遠慮するな。
俺はこれまでにたくさんカードを買ってきた。
更にもう一枚買い取ったところで、大して変わらない。
カーヴェ
…なあ、本当に趣味のために貯金を全部使う気か?
趣味とはいえ、度を過ぎないようにな。
特に、衝動で借金なんてするんじゃないぞ…
借金生活ってのは、本当に惨めなんだ…
セノ
…経験があるような言い方だな。
さぞ…
苦労したんだろう。
借金生活ってのは、本当に惨めなんだ…
セノ
…経験があるような言い方だな。
さぞ…
苦労したんだろう。
カーヴェ
まぁ…
この話はもうやめよう。
セノ
だったら、俺よりも自分のことを心配しろ。
何にせよ、レアカードはこのセノがいただいた!
カーヴェ、お前のおかげで、試合に参加した目的が達成できた。
このあと金を下ろしてくる。
まぁ…
この話はもうやめよう。
セノ
だったら、俺よりも自分のことを心配しろ。
何にせよ、レアカードはこのセノがいただいた!
カーヴェ、お前のおかげで、試合に参加した目的が達成できた。
このあと金を下ろしてくる。
カーヴェ
わかった、じゃあ僕もこれ以上遠慮はしない。
ふぅ…
これで今月の返済は無事に乗り切れるはずだ。
それどころか、少し手元に残るかな?
後で食事を奢るよ。
ティナリとコレイも呼んでやってくれ。
わかった、じゃあ僕もこれ以上遠慮はしない。
ふぅ…
これで今月の返済は無事に乗り切れるはずだ。
それどころか、少し手元に残るかな?
後で食事を奢るよ。
ティナリとコレイも呼んでやってくれ。
パイモン
へへっ、これぞ「ハッピーエンド」ってやつだよな!
そう言えば、他の参加者はどうしてるんだろうな?
特別評論員として、他も見てみようぜ!
特別評論員として、他も見てみようぜ!
試合が終了した。
各学院代表のところに行ってみよう。
各学院代表のところに行ってみよう。
…学院代表たちと会話する…
ファルザン
服を選びたいなら、ワシのアドバイス通りにすればよいぞ。
当時の教令院でも、ワシのコーデは最高にナウいと評判だったんじゃ。
パイモン
ファルザンにニィロウ…
…それにディシアとキャンディスまで!
おまえたち、なにしてるんだ?
ファルザン
うーむ…
ファルザン
服を選びたいなら、ワシのアドバイス通りにすればよいぞ。
当時の教令院でも、ワシのコーデは最高にナウいと評判だったんじゃ。
ディシア
本当か?
それじゃお願いしようかな…
それじゃお願いしようかな…
えっと…
ファルザン、先輩?
いま流行りのスタイルで、いくつか選んでくれないか。
ファルザン、先輩?
いま流行りのスタイルで、いくつか選んでくれないか。
パイモン
ファルザンにニィロウ…
…それにディシアとキャンディスまで!
おまえたち、なにしてるんだ?
ディシア
キャンディスと買い物をしてたら、この二人に出会ってさ。
ディシア
ディシア
ファルザン先輩は優しいんだな。
服を選んでると聞いて、手伝うって言ってくれたんだ。
服を選んでると聞いて、手伝うって言ってくれたんだ。
ファルザン
うーむ…
ひと回りしてみたものの、ワシに馴染みのあるスタイルはなかったな。
とはいえ心配無用。
布を買って自分で作ればいいのじゃ。
とはいえ心配無用。
布を買って自分で作ればいいのじゃ。
単色の生地に、赤とピンクのお花を刺繍するじゃろ。
そこに緑の葉っぱを…
そこに緑の葉っぱを…
ディシア
ちょっと待った、それ…
本当に流行りのスタイルなのか?
なんだか、お年寄りが着るもののような…?
本当に流行りのスタイルなのか?
なんだか、お年寄りが着るもののような…?
ファルザン
安心せい。
クラシックというのはな、けっして時代遅れにはならんもんじゃ――
安心せい。
クラシックというのはな、けっして時代遅れにはならんもんじゃ――
ディシア
いやいや、いくら何でも、その…
ニィロウ
まあまあ。
ファルザン先輩がおすすめしてくれてるのは、たしかに流行りだったクラシックコーデだよ。
でも、今は新しい選択肢もいっぱいあるの。
もしよかったら、私が選んでもいい?
せっかくみんなが一緒にいるし、キャンディスさんもめったにスメールシティに来られないんだから。
お買い得なお店、いくつか知ってるの!
せっかくみんなが一緒にいるし、キャンディスさんもめったにスメールシティに来られないんだから。
お買い得なお店、いくつか知ってるの!
キャンディス
はい、ぜひお願いします。
ファルザン
ワシも行ってみるとするか。
はぁ、若者の好みを把握するのも…
ワシも行ってみるとするか。
はぁ、若者の好みを把握するのも…
先輩の務めじゃからのう…
マーワ
ファルザン先輩?
ちょっと来て来て、先輩いるんだけど!
ちょっと来て来て、先輩いるんだけど!
ファルザン
うん?
お前は…
うん?
お前は…
ファウラ
わたしたち、教令院に入学したばかりなんです。
大会で先輩のご活躍を目にして、それでお聞きしたいことが…
先輩は、授業を開かれているんですか?
大会で先輩のご活躍を目にして、それでお聞きしたいことが…
先輩は、授業を開かれているんですか?
ファルザン
コホンッ!
もちろんじゃ、ぜひ参加を申し込んでくれ。
コホンッ!
もちろんじゃ、ぜひ参加を申し込んでくれ。
うっそ、待ちきれないんだけど!
先輩の専攻って何系ですか?
精密機械系?
先輩の専攻って何系ですか?
精密機械系?
ファルザン
…ワシは知論派じゃ。
…ワシは知論派じゃ。
マーワ
えっ?
でも先輩って機械に詳しい系じゃないんですか?
…あっ、よく考えてみたら…
先輩、確かに知論派の代表ですもんね…
でも先輩って機械に詳しい系じゃないんですか?
…あっ、よく考えてみたら…
先輩、確かに知論派の代表ですもんね…
でも、知論派の授業って…
つまんない系ですよね…
ごめんね先輩!
別の授業を開いてくれたら、ぜったい参加するから!
じゃね!
つまんない系ですよね…
ごめんね先輩!
別の授業を開いてくれたら、ぜったい参加するから!
じゃね!
ファルザン
ふん!
わかっておったわい…
お前は?
ついてゆかなくていいのか?
ふん!
わかっておったわい…
お前は?
ついてゆかなくていいのか?
ファウラ
わ、わたし…
先輩のこと、すごいなって思ってるんです。
ですから、しばらくは先輩と勉強したくて。
先輩のこと、すごいなって思ってるんです。
ですから、しばらくは先輩と勉強したくて。
選択科目は先輩の授業にします。
学院を跨いだ授業は、ちょっと厳しいかもですが…
その時は何卒よろしくお願いします!
学院を跨いだ授業は、ちょっと厳しいかもですが…
その時は何卒よろしくお願いします!
ファルザン
おお…
おお…
よい子じゃ、お前さん、よい子じゃのう!
安心するがよい。
その時はできるまで、ちゃあんと指導してやるぞ!
安心するがよい。
その時はできるまで、ちゃあんと指導してやるぞ!
ファウラ
ありがとうございます、先輩!
それでは失礼します。
授業のときに、またお会いしましょう。
それでは失礼します。
授業のときに、またお会いしましょう。
ディシア
何だったのかよくわからないが…
いいことだったんだよな?
おめでとう。
いいことだったんだよな?
おめでとう。
キャンディス
旅人さん、パイモンさん。
あなたたちも、服をいくつか選んでいきませんか?
あなたたちも、服をいくつか選んでいきませんか?
パイモン
ごめんな、もうカーヴェとご飯の約束をしちゃったんだ。
それまでに他の人も取材しなきゃいけないし…
あっ!
そうだ、笠っちとレイラを見なかったか?
ニィロウ
笠っち選手?
あの人がどこに行ったかはわからないけど…
レイラさんならさっき見かけたよ。
明論派の学生さんたちと一緒にいたから、話しかけられなかったんだ…
あっちのほうに行ってみたら?
パイモン
明論派の学生か…
投票でレイラを試合に参加させたやつらだよな?
レイラは優勝できなかったわけだからな…
あいつら、どんな態度でいることやら。
うぅ、様子を見に行ってみようぜ。
うぅ、様子を見に行ってみようぜ。
-------------------------
ニィロウ
スメールシティに来る機会があんまりないなら、あえてクラシックな柄がいいと思うの。
流行に左右されづらいもの。
スメールシティに来る機会があんまりないなら、あえてクラシックな柄がいいと思うの。
流行に左右されづらいもの。
それに服は着るものでしょ、生地のこともちゃんと考えないと。
見た目がキレイな布でも、着心地があんまり良くないのって、結構あるんだよ…
見た目がキレイな布でも、着心地があんまり良くないのって、結構あるんだよ…
ファルザン
ワシも賛成じゃ。
ファッションや流行などというのは、そもそも繰り返すものなのじゃ。
そういうことだから、ワシのおすすめスタイルも考慮に入れてじゃな…
その、先輩の言うスタイルがまた流行るのは、まだまだ先のような気がするけど…
キャンディス
でも、私はファルザン先輩のおすすめは素敵だと思いますよ。
ファルザン
そうじゃろ?
やっぱり、お前のほうがよくわかっとるのう!
そうじゃろ?
やっぱり、お前のほうがよくわかっとるのう!
■諸相随念浄行
ニィロウ
(ディシアとキャンディスさんは、背がおっきいからね、似合うコーデはいっぱいあるけど…)
(ディシアとキャンディスさんは、背がおっきいからね、似合うコーデはいっぱいあるけど…)
ファルザン
(やはり、クラシックが一番じゃ。)
(やはり、クラシックが一番じゃ。)
ディシア
(複雑な柄を刺繍するなら、もっと針仕事を練習しとかないとな…
うーん、でもあたしって、もうの上くらいは器用だよな?)キャンディス
(このあたりの服は、どれもふわふわしていますね。
もっと実用的なものはないでしょうか?)
もっと実用的なものはないでしょうか?)
-------------------------
…学院代表たちと会話する…
レイラ
みんな、ごめんなさい。
第三ラウンドでもっと活躍できてたら…
みんな、ごめんなさい。
第三ラウンドでもっと活躍できてたら…
シドラ
もうやめて。
あんなに頑張ったあなたを責めなきゃいけないなら、参加する度胸さえなかった私たちはどうなっちゃうわけ?
カマル
試合を全部見てたわけじゃないけど、レイラは第一と第二ラウンドの両方で得点した、唯一の選手なんだろ?
それに第三ラウンドだって、冠を最初に見つけたのは君だったと聞いたぞ。
優勝まであとちょっとだったな。
それに第三ラウンドだって、冠を最初に見つけたのは君だったと聞いたぞ。
優勝まであとちょっとだったな。
レイラ
それは、運が良かっただけで…
シドラ
そんなこと言わないで。
あなたの相手は強敵揃いだったんだから!
かの有名な生論派のティナリに、大マハマトラのセノ…
あなたの相手は強敵揃いだったんだから!
かの有名な生論派のティナリに、大マハマトラのセノ…
みんなすごい人たちだったじゃない!
彼らを差し置いて得点できたのは、とてもすごいことよ!
他の人がつけたあだ名も間違ってなかったと思うわ。
あなたって本当に天才ね!
他の人がつけたあだ名も間違ってなかったと思うわ。
あなたって本当に天才ね!
レイラ
ありがとう。
でも、私はそんなんじゃないよ。
第二ラウンドの試合だって、ちょっと居眠りしちゃって…
いつの間にか機械の傍にいたんだから…
ありがとう。
でも、私はそんなんじゃないよ。
第二ラウンドの試合だって、ちょっと居眠りしちゃって…
いつの間にか機械の傍にいたんだから…
シドラ
あんまり謙遜しすぎないで。
みんなでレイラお疲れパーティーをやろうって相談してたとこなんだから!
ほら、行きましょう。
元気を出して!
あなたはこのパーティーの主役なのよ!
-------------------------
みんなでレイラお疲れパーティーをやろうって相談してたとこなんだから!
ほら、行きましょう。
元気を出して!
あなたはこのパーティーの主役なのよ!
パイモン
レイラのほうもうまく行ってるみたいだな。
よかったぜ…!
でも、結局笠っちとは試合が終わってから会えなかったな…
レイラのほうもうまく行ってるみたいだな。
よかったぜ…!
でも、結局笠っちとは試合が終わってから会えなかったな…
もうすぐご飯の時間だ。
カーヴェとセノのところへ戻ろうぜ。
カーヴェとセノのところへ戻ろうぜ。
レイラ
失望させちゃわなくて、本当に良かった。
やっと、ぐっすり眠れる――
■諸相随念浄行
(本当によかった。)
-------------------------
…学院代表たちと会話する…
ティナリ
お金は足りる?
節約しておいたほうがいいよ…
ティナリ
お金は足りる?
節約しておいたほうがいいよ…
カーヴェ
安心してくれ、正確に計算したんだ。
絶対に予算を超えてないぞ。
これまでに何度もご馳走になったんだ、今度こそ奢るよ。
安心してくれ、正確に計算したんだ。
絶対に予算を超えてないぞ。
これまでに何度もご馳走になったんだ、今度こそ奢るよ。
旅人、パイモン、こっちだ!
パイモン
えへへっ、来たぞ!
美味しそうなものがいっぱいだ!
パイモン
えへへっ、来たぞ!
美味しそうなものがいっぱいだ!
ティナリ
さっき、他の参加者たちのところに行ってきたと聞いたけど…
どうだった?
さっき、他の参加者たちのところに行ってきたと聞いたけど…
どうだった?
パイモン
ファルザンは新しい教え子ができたし、レイラも同級生たちの期待に応えられたみたいだ。
ファルザンは新しい教え子ができたし、レイラも同級生たちの期待に応えられたみたいだ。
でも、笠っちだけは見つからなかったな。
どこに行ったのかもわからないけど…
どこに行ったのかもわからないけど…
カーヴェ
アルハイゼンのやつもいないな。
せっかく、今日は機嫌がいいからご馳走してやろうと思っていたのに。
まさか姿も見せないなんてな。
アルハイゼンのやつもいないな。
せっかく、今日は機嫌がいいからご馳走してやろうと思っていたのに。
まさか姿も見せないなんてな。
…あいつめ…
どこにいるんだ?
大体あのメッセージは…
まあ、いいか。
先に食べるとしよう!
先に食べるとしよう!
和気あいあいで美味しいものをいただいた…
ティナリ
冠を投げ捨てた時はびっくりしたよ。
いま思い返せば、そんなに驚くことじゃなかったけど…
あの時は少しくらいためらうかと思ってた。
カーヴェ
…冠を手にした瞬間から、サーチェンの意識が語りかけてきたんだ。
彼の絶望と恐怖が…
ずっと僕の頭のに渦巻いていた。
彼はそうした思考を絶えず頭のに送り込んできて、それはまるで僕の精神を制御しようとしてるみたいだった…
頭痛もだんだんひどくなる一方だったしね。
彼はそうした思考を絶えず頭のに送り込んできて、それはまるで僕の精神を制御しようとしてるみたいだった…
頭痛もだんだんひどくなる一方だったしね。
前も言ったように、彼の見解に価値がないとは限らない。
でも、人を不幸にしてしまう研究なんて…
でも、人を不幸にしてしまう研究なんて…
存在しないほうがいいと思ったんだ。
セノ
もし、彼の違法な研究が誤った形で拡大し、多くの人を苦しめるようなことがあれば、マハマトラが介入して禁止させる。
ティナリ
君のやり方は間違ってなかったと思うよ。
もう一つやり方があったとすれば…
研究を継承するふりをして、財産を手に入れたら放棄する、とかかな。
君はそんなことしないと思うけどね。
君のやり方は間違ってなかったと思うよ。
もう一つやり方があったとすれば…
研究を継承するふりをして、財産を手に入れたら放棄する、とかかな。
君はそんなことしないと思うけどね。
サーチェンの理論や実験を評価するつもりはない。
でも彼の選択は、僕からしてもそんなに悪いものじゃなかったと思うよ。
彼が君を選んだのは、その証明でもあったと思う。
でも彼の選択は、僕からしてもそんなに悪いものじゃなかったと思うよ。
彼が君を選んだのは、その証明でもあったと思う。
カーヴェ
そうかもしれないな。
僕は、他人の資産を受け取った以上、約束したことはちゃんと果たすべきだと思ったんだ。
そうかもしれないな。
僕は、他人の資産を受け取った以上、約束したことはちゃんと果たすべきだと思ったんだ。
コレイ
それ、すっごくいいことだと思うぞ。
カーヴェさんが、誠実な人だってことだから。
それ、すっごくいいことだと思うぞ。
カーヴェさんが、誠実な人だってことだから。
カーヴェ
ありがとう…
本当にありがとう。
コレイ、やっぱり僕をちゃんと理解してくれてるな…!
幸い、今はアルハイゼンもいないからな。
でなければ、また嫌味を言われていたところだ。
コレイ
カーヴェさんて、いてもいなくても、いつもアルハイゼンさんの話をするよな…
カーヴェさんて、いてもいなくても、いつもアルハイゼンさんの話をするよな…
ティナリ
もう毎度のことだからね、諦めたよ。
セノ
何を言ってる、アルハイゼンはもういるじゃないか。
カーヴェ
いるって…
どこにだい?
ど、どうして教えてくれなかったんだ?
セノ
いる――
みんなの心のに。
ティナリ
……
コレイ
……
カーヴェ
なんて怖い話なんだ。
僕は心底ゾッとしたぞ…
パイモン
食べる前に言われなくてよかったぜ。
じゃなきゃ、ご飯が全部冷めちゃってたかもな…
カーヴェ
あの男の話はもうよそう。
そういえばティナリ、試合に参加した目的を達成できたのか?
ティナリ
第一ラウンドでもう達成したよ。
なかなかの宣伝効果だったんじゃないかな。
あっという間に広まって…
こんなにたくさんの人が普及講座に申し込んでくれたのは、初めてかもね。
ちなみに、来月は空いてるかな?
君も演説しに来ない?
ちなみに、来月は空いてるかな?
君も演説しに来ない?
カーヴェ
僕にできることがあるのか?
生論派が扱っているものについては何も知らないぞ。
僕にできることがあるのか?
生論派が扱っているものについては何も知らないぞ。
ティナリ
君の得意分野でいいよ。
例えば雨林における建築の特徴とか、森を切り開いて建物を作ってばかりじゃいけないとか…
カーヴェ
ああ、それなら問題ない。
来月は時間を作って行くようにするよ。
みんな、お腹の具合はどうだ?
追加の注文は大丈夫か?
コレイ
あたしはお腹いっぱいだ。
ごちそうさま。
パイモン
オイラも、お腹いっぱいだ!
毎日こんなご馳走が食べられたらいいのになあ…!
カーヴェ
時間がある時は、なるべく集まるようにしよう。
どんなに忙しくても、こうして友達と会うのは大事なことだからな…
この店は美味しかったな、また今度来よう。
セノ
ああ。
他の候補として、もう何軒か探しておこう。
パイモン
他にも美味しい店があるのか?
オイラたちのことも忘れないでくれよな!
-------------------------
セノ
みんな、暇そうだな。
七聖召喚をやらないか?
みんな、暇そうだな。
七聖召喚をやらないか?
ティナリ
おや…
手に入れたばかりの限定カード、もう見せびらかしたくなったの?
おや…
手に入れたばかりの限定カード、もう見せびらかしたくなったの?
セノ
見せびらかすんじゃない、これは世話になった礼だ。
このカードを一番に拝む権利があるのは、最も親しい友人だけだぞ!
このカードを一番に拝む権利があるのは、最も親しい友人だけだぞ!
ティナリ
いいよ。
でも自分のデッキは持ってきてないから、借りてくるね。
いいよ。
でも自分のデッキは持ってきてないから、借りてくるね。
コレイ
師匠、実は…
ちょっと前に、新しくデッキを組んでみたんだけど…
ティナリ
…勉強の時間を、カードゲームに費やしたりしてないよね?
…勉強の時間を、カードゲームに費やしたりしてないよね?
カーヴェ
まあまあ、そう厳しくしてやるなよ。
興味関心が一番の先生だって、よく言うじゃないか…
まあまあ、そう厳しくしてやるなよ。
興味関心が一番の先生だって、よく言うじゃないか…
■諸相随念浄行
セノ
(この限定カードを加えることで、俺とデッキとの絆は至上の高みに達する。
これは最近使った金のなかで、最も価値のある出費だ。)
(この限定カードを加えることで、俺とデッキとの絆は至上の高みに達する。
これは最近使った金のなかで、最も価値のある出費だ。)
ティナリ
(カーヴェの借金は、いつになったら返済し終わるんだろう。
はぁ…彼が自分で何とかしないとね。)
(カーヴェの借金は、いつになったら返済し終わるんだろう。
はぁ…彼が自分で何とかしないとね。)
コレイ
(ここ数日は勉強しなくてよかったから、楽だな…
(ここ数日は勉強しなくてよかったから、楽だな…
でも、これで課題が遅れたりしないよな?
ん?待てよ…やばい!
ん?待てよ…やばい!
前回どこまで勉強したっけ?)
カーヴェ
(今日はうまく注文できたな。
浪費もしなかった。
おっと、そうだ…
もう何品か注文して持ち帰るか…)
(今日はうまく注文できたな。
浪費もしなかった。
おっと、そうだ…
もう何品か注文して持ち帰るか…)
-------------------------
セノ
カーヴェ、これからどうするんだ?
カーヴェ
これが終わったら、一人で教令院に行こうと思っていた。
別に急ぐわけじゃないが…
どうかしたのか?
これが終わったら、一人で教令院に行こうと思っていた。
別に急ぐわけじゃないが…
どうかしたのか?
酒場の宴のあと、カーヴェが一人で教令院に行くらしいと聞いた…
…酒場を出る…
ふぅ…
どうやら今回の学院トーナメントは、無事に幕を閉じたみたいだな!
どうやら今回の学院トーナメントは、無事に幕を閉じたみたいだな!
サーチェンと冠のことも解決できたし、もう心配なこともないよな?
>サーチェンの研究…
パイモン
そういえば…
あの時サーチェンは、全部の研究を「ア」なんとかに…
そういえば…
あの時サーチェンは、全部の研究を「ア」なんとかに…
って言ってたよな。
言い終わる前に、カーヴェに砕かれちゃったけど。
言い終わる前に、カーヴェに砕かれちゃったけど。
もしそれが場所で、サーチェンの研究がそこにまだあったら…
誰かが見つけちゃうかもしれないよな?
ア…ア…って、どこだ…?
ア…ア…って、どこだ…?
>「アアル村」?
アアル村か!
サーチェンは砂漠でいろいろ研究をしてたって言ったよな?
だとしたら、研究をアアル村に預けててもおかしくないぞ!
うんうん…!
それじゃあ、アアル村で運試しといこうぜ!
最後にサーチェンが言おうとした場所は、「アアル村」ではないかとふと思いついた。
そこに彼の研究が隠されているかもしれない。
行って探してみよう。
そこに彼の研究が隠されているかもしれない。
行って探してみよう。
…アアル村に行って手がかりを探す…
アアル村に着くと、資料を確認しているアルハイゼンを見つけた…
…アルハイゼンと会話する…
アルハイゼン
まさか、ここで会うとはな。
アルハイゼン
まさか、ここで会うとはな。
パイモン
アルハイゼン!
どうしてここに!
アルハイゼン!
どうしてここに!
パイモン
それに…
おまえが読んでるのって、まさか――
アルハイゼン
サーチェンの研究資料だ。
アルハイゼン
サーチェンの研究資料だ。
資料を整理していた時、サーチェンの生涯について見つけたんだ。
そこで研究に興味が湧いた。
そうでなければ、評論員を請け負うことなんてなかっただろう。
サーチェンの意識の断片と相対して、俺は推測し…
ここで彼の研究を見つけた。
そこで研究に興味が湧いた。
そうでなければ、評論員を請け負うことなんてなかっただろう。
サーチェンの意識の断片と相対して、俺は推測し…
ここで彼の研究を見つけた。
パイモン
そそそ、その資料はもう読んだのか?
大丈夫か?
どこか具合の悪いとこはないか?
アルハイゼン
何か誤解しているな。
サーチェンがあの大建築家を継承者に選んだのは、資料に記録された「災難」と「人間性」に共感できたのが、あいつだけだからだ。
共感して、初めて人は苦しみを覚える。
過去への無力を感じ、現在に迷い、未来に対して悲観的な態度を抱く。
共感する力は諸刃の剣なんだ。
その点において、明らかに俺とサーチェンは異なるタイプの人間といえる。
共感が過ぎる人間というのは、友人も多い。
広い社交の輪は彼らに社会的利便性をもたらすが、それは却って目的を達成することを難しくしてしまうんだ。
パイモン
ん?
なんでだ?
アルハイゼン
真に重要とされることにおいては、どうしても他人と関わるのを避けられない。
そのうえで誰も傷つけずに生きていくのは、難しいことだ。
目的を達成するためには、他人と敵対することも覚悟しなければならないが…
それは誰もが耐えられることじゃないからな。
この資料に書かれた、客観的で、沈鬱で、負の側面が強調されたすべてのものは…
結局、サーチェンの視点からの「実験」と「結論」でしかないんだ。
結局、サーチェンの視点からの「実験」と「結論」でしかないんだ。
パイモン
…読んだ感想はそれだけなのか?
アルハイゼン
学者として、サーチェンは紛れもない天才だ。
彼は世界の暗黒面を人間性のせいにした。
そして多くの実験を行い、基本的に信頼できる…
いや、「正確」な結論を導き出した。
パイモン
じゃあ、本当にあいつの言う通り、悪いのは人間で…
すべては悪くなるばかりなのか?
じゃあ、本当にあいつの言う通り、悪いのは人間で…
すべては悪くなるばかりなのか?
アルハイゼン
これは俺が答えるべき問題じゃない。
しばらくすれば、別の誰かが来るだろう。
その時に聞いてみるといい。
ただ言えるのは、世界は「正確さ」だけで成り立っているわけじゃない。
単純な「正確さ」が意味を成さない時もある。
単純な「正確さ」が意味を成さない時もある。
①資料に書いてたあの文章は…
②古代文字で書いてたあれはどういう意味?
アルハイゼン
「大いなる理想では虚無に対抗できないかもしれないが、小さき選択ならそれに対抗できる」
「選択によって、理想を追い求める者は幸福が皆に訪れることを祈る。
たとえそれで自分自身が排除されるとしても。
かの者は真理に触れることはない。
その目を遮る愚かさを消し去るまで」
俺は、かねてよりその類の理念を認めていない。
自己犠牲によって、強引に「ハッピーエンド」をもたらそうなどと…
たとえそれで自分自身が排除されるとしても。
かの者は真理に触れることはない。
その目を遮る愚かさを消し去るまで」
俺は、かねてよりその類の理念を認めていない。
自己犠牲によって、強引に「ハッピーエンド」をもたらそうなどと…
あのサーチェンにだって理解できないだろう。
だが残念なことに、どんな観点でも支持する者はいる。そして、性格は運命を決めるんだ。
さて。
ここに来た目的は達成したから、資料は君たちに預けよう。
失礼する。
失礼する。
パイモン
待てよ。
こんなものを見るためにここに来たのか?
そのせいで、おまえはご飯を食べそびれたんだぞ!
待てよ。
こんなものを見るためにここに来たのか?
そのせいで、おまえはご飯を食べそびれたんだぞ!
アルハイゼン
ご飯?
…そうか、だが想定内だ。
確かに、会食をするにはいいタイミングだったからな。
ご飯?
…そうか、だが想定内だ。
確かに、会食をするにはいいタイミングだったからな。
パイモン
そうだぞ、今日はカーヴェの奢りだったんだからな!
アルハイゼン
あいつなら、包んで持ち帰るくらいはするだろう。
じゃあな。
パイモン
行っちゃったぞ…
でもなんだか、アルハイゼンはあの資料に影響されなかったみたいだ。
あいつなら、包んで持ち帰るくらいはするだろう。
じゃあな。
パイモン
行っちゃったぞ…
でもなんだか、アルハイゼンはあの資料に影響されなかったみたいだ。
これから、オイラたちの質問に答えてくれる誰かが来るって言ってたけど…
誰なんだろうな?
誰なんだろうな?
資料のそばでしばらく待った…
ナヒーダ
旅人にパイモン、もう着いていたのね。
パイモン
ナヒーダ、それに…
笠っち!
まさか、笠っちに学院トーナメントに参加するよう頼んだのって…
ナヒーダだったのか?
ナヒーダだったのか?
ナヒーダ
ええ。
私だったの。
驚いたかしら?
①ちょっと…
②…全然
パイモン
もしかして、冠に問題があるってナヒーダは最初から知ってたのか?
もしそうなら、冠をすり替えるとかできたんじゃ…
ナヒーダ
サーチェンの研究そのものは、誤りではなかったもの。
彼は一生を費やして研究を続け、最後にはこの資料を作り上げた。
これはまさに彼の「知恵」の結晶よ。
この資料がトラブルの種になる可能性は心配だったけれど…
サーチェンが真理を求める中でしてきた努力を、消したりはしないわ。
だから、笠っちにトーナメントを見張ってもらったの。
放浪者
今は、もうその呼び方をする必要はないだろ。
ナヒーダ
だって、素敵な響きなんだもの。
ね、笠っち?
今は、もうその呼び方をする必要はないだろ。
ナヒーダ
だって、素敵な響きなんだもの。
ね、笠っち?
放浪者
…はぁ。
…はぁ。
ナヒーダ
話を戻しましょう。
もしサーチェンの選んだ人がこの研究に耐えられなかったり、これがより多くの人を苦しめることになりそうだったら、この子に介入してもらうつもりだったわ。
放浪者
結局…
サーチェンが選んだやつは、この研究に目もくれなかったね。
実に滑稽だったよ。
結局…
サーチェンが選んだやつは、この研究に目もくれなかったね。
実に滑稽だったよ。
ナヒーダ
本当は、人との付き合い方を学んでほしかったのだけれど…
あんまり効果はなかったみたいね。
放浪者
そんなことする必要ないよ。
古い借りをまだ返してないんだ、新しい借りなんて作りたくない。
パイモン
ナヒーダ、さっきサーチェンの研究は誤りじゃなかったって言ったよな。
それって、おまえはあいつの研究を認めたってことでいいのか?
ナヒーダ、さっきサーチェンの研究は誤りじゃなかったって言ったよな。
それって、おまえはあいつの研究を認めたってことでいいのか?
ナヒーダ
うーん…
そうね、この比喩を使いましょう。
私の目に映る真理はまるで、キノシシのようだわ。
一部の人はキノシシの背にあるキノコだけを見て、「キノシシはキノコだ」と言うわ。
一部の人はキノシシの体を見て、「キノシシはイノシシだ」、と言う。
また別の人は、本質を見透かしたと思い込み、「キノシシは獣肉だ」と言い放つの。
これらの結論にはどれも正しい一面があるけれど、どれもキノシシの本質を客観的に描写したものではないわ。
パイモン
わかったような、わからないような…
一部の人はキノシシの体を見て、「キノシシはイノシシだ」、と言う。
また別の人は、本質を見透かしたと思い込み、「キノシシは獣肉だ」と言い放つの。
これらの結論にはどれも正しい一面があるけれど、どれもキノシシの本質を客観的に描写したものではないわ。
パイモン
わかったような、わからないような…
ナヒーダ
世界も同じよ。
私を含め、その全容を理解できる人はいない。
私たちはみな、真理を追い求める道の途中にいるの。
限りある知識の境界線の内側に、ある人は世界の美しさを盲信し、ある人は世界の醜さを知っているふうに語る。
実際のところ、重要なのは世界の今の姿じゃなくて、人々がそれをどのようにしたいかなの。
もちろん、私は一人ひとりに何かをするよう強いたりはしないわ。
結局のところ、あらゆる知恵を導き、力を発揮させることは、知恵の神である私の責任だから。
世界も同じよ。
私を含め、その全容を理解できる人はいない。
私たちはみな、真理を追い求める道の途中にいるの。
限りある知識の境界線の内側に、ある人は世界の美しさを盲信し、ある人は世界の醜さを知っているふうに語る。
実際のところ、重要なのは世界の今の姿じゃなくて、人々がそれをどのようにしたいかなの。
もちろん、私は一人ひとりに何かをするよう強いたりはしないわ。
結局のところ、あらゆる知恵を導き、力を発揮させることは、知恵の神である私の責任だから。
放浪者
ごちゃごちゃと御高説を垂れてくれたけど、結局この資料はどうするつもりだい?
ナヒーダ
この資料を継承したカーヴェはその拡散を望んでいないだから、この主なき資料は封印するわ。
ごちゃごちゃと御高説を垂れてくれたけど、結局この資料はどうするつもりだい?
ナヒーダ
この資料を継承したカーヴェはその拡散を望んでいないだから、この主なき資料は封印するわ。
でも、サーチェンの研究はある種の「消極的な知恵」として、真理を構成する一部でもあるの。
もしこれから、サーチェンが歩んだ道を通りたいという人が現れても…
私は止めたりしないわ。
もしこれから、サーチェンが歩んだ道を通りたいという人が現れても…
私は止めたりしないわ。
因論派の後輩がいつか、サーチェンの理論を理解できるようになったうえで、絶望を乗り越える方法を見つけることを期待しましょう。
放浪者
ふん、因論派にそんなやついるわけ…
待て。
僕を因論派に残しておくつもりじゃないだろうね?
はあ?
学者になった覚えなんてないよ。
君の目に映る僕は、利用価値のある囚人でしかなかったはずだろ?
パイモン
まーた始まったぜ
ナヒーダ
あら?
スメールでは、囚人にも教育を受ける権利があるのよ。
因論派で勉強して、自分の因果に正しく向き合い、過去の古い借りを清算することを学んでほしいの。
最終的にあなたの出した「論文」は、私が自ら審査するわ。
ちゃんと真面目に取り組んでね、笠っちくん。
最終的にあなたの出した「論文」は、私が自ら審査するわ。
ちゃんと真面目に取り組んでね、笠っちくん。
放浪者
…チッ。
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