第三章 第二幕・黎明を告げる千の薔薇/意志を輪廻せし花神誕祭

修正(吹出) 魔人任務

今になってようやく、これが初めての花神誕祭ではないことを知った。
ドニアザードを救うため、必ずや真実を見つけ出す必要がある。

…ナヒーダと会話する…

パイモン
オ、オイラ全部思い出したぞ!

ナヒーダ
…よかった、今回は適応が早かったわね。

>昨日の夜更け…

パイモン
オイラたちアーカーシャを外したのに、それでもあの音が聞こえてきたぞ。
あれはいったいどういうことなんだ?

①他の形でアーカーシャ端末を埋め込まれた?
②アーカーシャ端末を外したと思ってただけ?

パイモン
でもこれで、オイラたちが同じ日から抜け出せないのが、アーカーシャと関係してるってことがわかったな。
もしもアーカーシャがみんなの英知を「盗もう」としてるのなら、なんでこんな状況を作り出したんだろう…
う〜ん。

ナヒーダ
実験台にいるマウスが、そのような扱いを受けている理由を知るのは、確かに困難極まりないことよ

パイモン
オイラたちをマウスに例えるのかよ。
だったらおまえはなんなんだ、ナヒーダ?
おまえはまだオイラたちに正体を言ってないだろ

ナヒーダ
うん…
私は、「月」かな。

パイモン
月?
それってオイラたちがやった占いの結果じゃんか。

>……

ナヒーダ
私が誰であるかを知っても、真実を知る手助けにはならないわ。
そんなことより、もっと他のところに注意力を使いなさい。
じゃないと、手がかりを見逃してしまうわよ。

パイモン
うぅ…
わかったよ。
昨日はディシアがたくさん助けてくれたし、今日もまずはディシアに会いに行こうぜ。
ちょうど、あの人さらいたちが現れる時間だしな。

…ディシアと合託する…

ディシア
ここにいたのか。
人さらいはあたしが片付けた。
お嬢様にケガがないといいんだが。

>待って、何かおかしい…

パイモン
あれ…
ディシア…

ディシア
どうした?
二人とも、なぜあたしをじっと見つめている?

パイモン
な、なんでケガをしてないんだ!?

ディシア
は?
どういう意味だ。
あんな軟弱な人さらい相手に、どうしてあたしがケガをしなきゃならない。

①その大剣、使い慣れてないはずだよね?
②本当は少しケガを負うことになってる。

ディシア
シーッ…
なんであんたが大剣のことを知ってるんだ。
あたしは誰にも言っていないはずだ。
それに、そのことはお嬢様に知られたくない。

パイモン
やっぱりディシアも記憶がなくなってるんだな。

①さっきの戦いで…
②何か変なところはなかった?

ディシア
変なところ…
しいて言うなら、そうだな…
あたしが大剣を変えたのはあんたたちも知っているが、新しい大剣だっていうのに妙に手に馴染むんだ。
まるで…
こいつを使って数えきれないほど戦いを経験してきたかのようにな。

パイモン
つまり、頭の中にはこいつを使って戦った記憶はないけど、身体のほうにはある…
ってことか?

ディシア
ああ。
傭兵や武人にとって、「身体に刻まれた記憶」こそもっとも重要なものだ。
頭で一つ一つ覚えているような技は、ただの付け焼き刃に過ぎない。

パイモン
旅人、どう思う?

①まさか昨晩アーカーシャを外したから?
②事象の変化が初めて起きた…

パイモン
そうだな、なんか希望が見えてきた気がするぜ。

>もしかして、もう抜け出せたのかも?

パイモン
おお!
そうだな、これまでの「花神誕日の輪廻」の中じゃこんな状況ありえなかったし。

>今日が終ったら、すべてが分かる。

ディシア
何を言っているのか分からないが、まだ危険が…

パイモン
危険がまだ残っている、だからオイラたちにドニアザードを休める場所まで連れていかせて、おまえは人さらいの共犯者を探しに行く、だろ?

ディシア
どうしてあたしの言おうとしたことを…
読心術か?

パイモン
まあ、早く取りかかろうぜ。

…ナヒーダと会話する…

パイモン
…ふぅ、やっと夜になったぜ。
結局あのこと以外に変化はなかったな。
ナヒーダ、実は今日、いつもは人さらいを撃退した後にケガを負うディシアが、今日だけケガをしてなかったんだ。
これって「花神誕日の輪廻」が終わったってことじゃないか?
ドニアザードもこれで助かるかな?

ナヒーダ
そう?
そのような進展があったの、悪くないわね。
なら、今日はゆっくり休むといいわ。

パイモン
おい、なんだよそのどっちつかずの返事は。

ナヒーダ
明日はやって来る、このことは誰にとっても当たり前のことよ。
でも、本当に明日が来るかどうか知ることができるのは、明日のあなただけ。
今日が何回繰り返されたのか?
今日の次が昨日である可能性はないか?
明日という言葉が、そもそも始めから捏造された概念なのではないか?
もしかしたら、この世界はすべてがまやかしで、この大陸の歴史もただの長い「花神誕祭」に過ぎないのかもしれないわね。

パイモン
うぅ、もうこの話はやめにしよう…
ただでさえ頭が疲れてるっていうのに…

ナヒーダ
ふふっ…
だから、明日になったら自ずと分かるわ。
今日は無意味に脳を使うなということね。
しっかりと心身を休めてちょうだい。
パーッとトイレにでも行けばいいわ。

パイモン
ん?
なんだって?
オイラの聞き間違いか?

ナヒーダ
あら?
人はトイレに行った後、清々しい気持ちになるっていうでしょ。
だからそれを勧めたのだけど、変だったかしら?

パイモン
えっと…
あまりにもおかしくて常識はずれだから、なにを言えばいいのかわからないぞ…
さっきまでなんか難しい道理を説いてたのに。

>じゃあ、先に戻って休むね。

パイモン
そうだな。
毎日が花神誕祭で楽しい日々ではあるけど、ずっとのんびりできてなかったし。
行こうぜ、部屋に戻ろう。

知らないところで、ある計画が実行されているようだ…

???
「ピ――」
「収穫」を続行する。
結果と比べれば、これらは些細な代価に過ぎない。