【?】男の子の手紙

依頼任務

◆ドゥラフ(狩人のリーダー)
◆グレイス(シスター)
◆ティミ―

清泉町のドゥラフはある手紙のせいで悩んでいるようだ…

…ドゥラフと会話する…

ドゥラフ
はあ、あの子はどうしてるのだろうか…

>どうしたの?

ドゥラフ
ん?
ああ、ちょうどよかった、前回の手紙を覚えてるか?
時間があったら、この手紙をシスターグレイスに届けてくれ。

①分かった。

ドゥラフ
じゃあ頼んだよ。

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②どうして?

ドゥラフ
あんな事故があったから、もうハトを使えないだろ?
それに俺が自分で手紙を届けにモンドに行ったら、きっとあの子に会ってしまう…
はあ…
これ以上は聞かないでくれ、この手紙は頼んだぞ。

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ドゥラフ
ん?
まだ行かないのか?

①手紙について…

ドゥラフ
…昔の話しか書いてないよ。
お前は読んでないのか?
読んでないなら読まなくていい、くだらないことばかりだ。

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②あの子って?

ドゥラフ
そんなことを気にしてどうするんだ。
橋でハトに餌を与えてる子供、覚えてるか?
彼、ティミーだ。
…ある原因で、今は会いづらいんだ。
これで満足か?
早く手紙を届けに行ってくれ、でないとシスターグレイスがまた変なことを考えてしまう。

ドゥラフの手紙
ドゥラフがシスターグレイスに宛てた手紙。
密封された手紙だったが、ヒルチャールの乱暴によって封筒が完全に破壊された。

「…色々考えたけど、やっぱり彼に事実を教えるべきだと思います。
ティミーも大きくなっていますし、いつまでも黙ってはいられません。
時が経つほど受け入れがたくなりますから。
あくまでこれは私の考えです。
今までティミーの世話をしてきたのはあなたですから、もし他に考えがあるなら早めに教えてください。
そうだ、ティミーによろしくお伝えください。
数日したら会いに行きますから」

…グレイスと会話する…

グレイス
おかしいわ、手紙が届いてないなんて、まさか何か…

>ドゥラフからの手紙を届けに来た。

グレイス
ん?
どうしてあなたが?
いつもならハトが…
ハトが事故?
清泉町ってば本当に…
毎日「事故」だらけね。
届けてくれてありがとう。
今お礼を用意するから、少し待ってて。

>手紙について…

グレイス
読んだのかしら?
平気よ、大した秘密じゃないから。
ドゥラフさんの言葉を借りると、それは「昔の話」よ。
ただ、そういう「昔の話」はいつまでも忘れられないわ。

>この「昔の話」って一体…

グレイス
聞きたいの?
まあ、あなたは信頼できるし…
でも、内緒にしてくれるって約束してもらわないと。

①約束する。

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②善処する。

グレイス
はあ、あなたったら…
…でも、あなたの品格を信じるわ。

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グレイス
…ティミーの父親は、ドゥラフさんの親友だった。
彼らは一緒に狩りに行って、お酒を飲んで、一緒に冒険してたわ…
騎士団の警告を受けた回数も、シスターヴィクトリアに忠告された回数も数知らず。
ティミーが生まれて、彼の父親はやっと大人しくなった。
「父親は息子の見本だから」って言って、お酒をやめて、真面目に仕事するようになったわ。
それで、ティミーが悪いことを覚えてしまうって言って、ドゥラフさんにもお酒をやめるように説得していたの。
本当に我慢できない時、彼らは代わりにアップルサイダーを一気飲みしてた、私もたまに一緒に飲んでたわ。
でも、ある日の狩りで、ティミーの父親はひどい怪我を負ったの…
すぐに大聖堂に運ばれて、私たちも全力で治療したけど…
残念なことに、彼は亡くなったわ。
その後、ドゥラフさんはティミーを私に託して、清泉町に戻って狩人の仕事を再開した。
彼は毎月手紙とお金を送ってくるけど、どうしてもティミーに会おうとしないの。
でも、最近になって真実をティミーに教えたいって言うようになった。
はあ、彼に一体何があったのかしら…

①ティミーに真実を教えたくないの?

グレイス
ええ、ティミーには教えたくないわ、まだ子供だもの。
ティミー自身は自分はもう大人だって言って、ノーラやグローリーの世話も手伝ってくれるけど。
でも…
こういう残酷な真実、あの子が受け入れられるわけがないでしょ?
あの子が十分大人になるまで、真実を受け入れられるようになるまで…
騙し騙しでも、あの子には幸せな子供時代を過ごしてもらいたいの。

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②一生誤魔化せるわけがない。

グレイス
…ええ、分かってるわ。
でもティミーはまだ子供よ…
私は…
ティミーには幸せな子供時代を過ごしてほしいの。
そうしたら、今後彼がどんな苦しい思いをしたとしても、少なくとも美しい思い出はその慰めになってくれるでしょう。

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③真実を知って何がいけない?

グレイス
ふう…
あなたがそう考えるのは普通よね、だってあなたはいろいろ経験して、十分勇敢で、強いから。
しかし、あなたがこれほど強くなるまで、苦しい思いもたくさんしたでしょう。
ティミーはまだ幼いわ。
私のわがままだけど、あの子には知ってほしくないの。
…いい思い出になる幸せな子供時代を与えたいの。

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グレイス
でもティミーも成長してるわ。
考えてること、聞いてくる質問もどんどん多くなる…
あの子の相手をするのがどんどん難しくなるわ。
ノーラに言われたわ、ティミーが彼女を連れて、一緒に父親へのプレゼントと手紙を用意するってね。
しかし最近、ティミーは塞ぎこんでるようで、ボーっとしてることも多くなった。
もし時間があったら、ティミーの状況を見てきてくれないかしら?

①分かった。

グレイス
では、お願いね。

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②どうして自分で見に行かないの?

グレイス
恥ずかしい話…
絶対にティミーに真実を教えないって言ったけど。
あの子が父親に手紙を書くって言う度に、気が弱くなるのよ。
いつか我慢できなくなって、真実を全部教えてしまうんじゃないかって。
…でもそんなことは絶対に許されない。
だから、代わりにティミーに会ってきてほしいの。

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グレイス
…バルバトス様、もしあなた様がこのことをご覧になったら…
どうすればいいか、お教えください…

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…ティミーと会話する…

ティミー
…何も帰ってこない。

①ハトの餌やり?

ティミー
今日はもうしたよ。
そしてまたお前になんかされる前に、ハトたちには飛んで行ってもらったよ。
今は手紙を書いてる。

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②なにしてるの?

ティミー
【?】お父さんに手紙を書いてる。

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ティミー
【?】【?】グレイスお母さんが言ってた、お父さんに時間があったら、ハトを使って手紙を送ってくれるって。
でも一度も手紙をもらったことがない…
【?】お父さんの仕事が忙しすぎるからかな。
【?】だから、お父さんが忙しくて手紙を書けないなら、ボクが書けばいいって思ったんだ。
ついでにプレゼントも入れて…
でも、どんなプレゼントがいいんだろ…
そうだ、蒲公英にしよう。
【?】モンドの人ならみんな蒲公英が好きだってグレイスお母さんが言ってたし。
時間があったら、蒲公英を探してきてよ。

①分かった。

ティミー
やった!
ありがとう…
お前もたまには優しいんだね。

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②他のものにしないの?

ティミー
そうしたいけど、重すぎると、ハトが飛べなくなるよ。
【?】それにお父さんは遠い場所で働いてるから、ハトも長い時間飛ぶだろうし…

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ティミー
早く蒲公英を探してきてよ。
急いでね、ボクの手紙はもうすぐ書き終わるよ…

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…蒲公英を三つ集める…

…蒲公英をティミーに渡す…


ティミー
蒲公英は見つけた?

>見つけた。

ティミー
よかった、これでいいかな。
蒲公英の種を手紙に入れて…
閉めて…
これでよし!
【?】へへっ、お父さんが手紙をもらったらきっと喜ぶと思う。
でも…
手紙を届けるハトじゃないと届けられないって聞いた…
【?】それに、お父さんの住所も知らないし…
そうだ!
【?】清泉町のドゥラフさんは手紙を届けられるハトを飼ってるってグレイスお母さんが言ってた。
【?】ドゥラフさんはお父さんのことも知ってるみたいだし、きっとこの手紙の送り方も知ってるはず。
えっと…
ボクの代わりにこの手紙をドゥラフさんに渡してくれないかな?
【?】お父さんへの手紙を送りたいって。
あと、中身は見ないでね!

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ティミー
手紙を清泉町のドゥラフさんに渡すんだ、間違えないでよ。
 【?】ドゥラフさんはお父さんの親友だってグレイスお母さんが言ってたから、きっとお父さんに手紙を送る方法を知ってるはずだ。
でも…
【?】ドゥラフさんもお父さんと同じくらい忙しいってお母さん言ってた…
うん、ボクが大人になったら、同じ感じになるのかな…
まあ、それもいいかな。
【?】少しでもお父さんの手伝いができれば、それでいい。

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ティミーの手紙
きちんと閉められている手紙。
封筒の中には手紙、インクで書かれた文字、蒲公英、愛、そして微かな希望が入っている。
この手紙が開かれるまで、全てが完璧のままであってほしい。

…ティミーの手紙をドゥラフに渡す…

ドゥラフ
ん?
手紙を届けてくれたのか?

【?】>これはティミーがお父さんに送りたい手紙。

ドゥラフ
ティミーが父親に…
シスターグレイスから話を聞いたんだろ。
この手紙は…
出せない。

①じゃあ出さないの?

ドゥラフ
どう考えても出せるわけがないだろ。
仕方ない、俺が保管しておこう。

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②燃やそう。

ドゥラフ
ハハハッ、お前は冒険者らしくなったな、効率的だ…
だが、俺は冒険者じゃない、普通の狩人だ。
手紙は燃やさない、開けることもない。
きちんと保管するさ。

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③代わりに保管するよ。

ドゥラフ
お前が?
まさか、俺の親友はまだ死んでないって思ってるわけじゃないだろうな…
…まあ、お前がいろんな場所を回り続ければ、いつか彼と会うかもしれないな。
かつての俺もそう思って、行動したんだが…
最終的に現実を認めたよ。
俺の親友はもういないって現実をな。

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ドゥラフ
さあ、手紙は俺が保管する…
もう出したということにしておこう。
きっと親友も理解してくれるはずだ。
ありがとう。
どうかこのことはティミーに内緒にしてほしい。
お前ならきっとできる、そうだろ?
少なくとも…
このお礼に免じて。

《任務完了》