古聞の章 第一幕・塩の花/慈塩の末

修正(吹出) 伝説任務

◆宛煙
◆クリメント

鍾離の知識のおかげで、無事に封印を解除した。
しかし遺跡に入る前に、鍾離が宛煙とクリメントに契約を提出した:
「順番にものを取る、一度に一点のみ」。

…洞窟の下に進む…

…洞窟を探索して遺跡に入る…

遺跡に怪しげな人形が多く立っていた…

宛煙
これは…
「彫像」?

鍾離
いや、人だ。

クリメント
はぁ!?

鍾離
この人たちは「塩の魔神」の信者だったんだろう

クリメント
なんでこんな風に…?

宛煙
この遺跡に…
一体何が隠されてるの?

…探索を続けて魔神の古物を探す…

ある祭壇に奇妙な盃が奉納されているのに気づいた…

宛煙
中に塩が半分入ってるわ。

クリメント
ただの塩入れだろ、「塩の魔神」は貧乏な魔神だな。

鍾離
俺の知っている限り、それは普通のものじゃない。
たかが半分、されど半分――
永遠に変わらない。

クリメント
ん!?
つまりいくら使っても、中の塩は減らないのか!?

鍾離
その通りだ。

宛煙
無限の塩を生み出すなんて、やっぱり「塩の魔神」の力はすごいわ!

クリメント
ここまで苦労してやっと見つけたお宝だ!
こいつは俺のだ!
無限に出てくる塩、それを売るだけで十分に儲かるはずだ!

宛煙
「塩の魔神」の遺産をそんなことに使わないでくれる?

鍾離
クリメント殿がそれを欲するなら、契約に従って次は彼女がもらう。

クリメント
問題ないさ、こいつより金になるものはなさそうだしな?

宛煙
「契約」に従い、奪い合いはやめておくわ…

鍾離
では、先に進もう。

…探索と調査を続ける…

もう一つの祭壇に奇妙な定規が奉納されているのに気づいた…

クリメント
フン、ただの定規だろ、大したことない。

宛煙
これは…
測定器具の一つなのよね?

鍾離
その通り。
しかし、これにも「塩の魔神」の力がある。
これを地面に挿すと、そこから塩が溢れてくる。
深く挿すほど、得られる塩の量も多い。
つまり、塩の「豊作」だ。

クリメント
そ、それって…
俺の塩入れよりもすごいじゃないか!?

鍾離
では、契約に従い、この定規は彼女のものだ。

クリメント
ダメだ!
認めないぞ!
俺が出した金だ、なんで俺が損しなければならないんだ!
それにこいつ何の役にも立ってないし、絶対に認めない!

パイモン
やっぱりこうなるのか…

①はぁ…
②それを言ったら…

鍾離
つまり、「契約」を破るのか?

クリメント
だったらなんだ?
この遺跡の罠もほとんど分かったし、あんたがいなくても結構。
そもそも俺が雇い主なのに、なんであんたに従わないといけないんだ?

鍾離
契約を結んだからだ。
岩王帝君はこう言った、「契約を反故する者は岩食いの刑に値する」と。

クリメント
それは璃月の神だろ、俺はスネージナヤから来た…

鍾離
「岩食いの刑」、その身を以て体験するといい…
無事じゃ済まないがな。

…クリメントに罰を与える…

鍾離
その獲物も、没収する。
この先に行く資格はない、去るがいい。

クリメント
くそっ…
覚えてろよ!

…鍾離と宛煙と会話する…

パイモン
考古学のためとか言って、結局嘘だったな。

①警戒して正解だった。

パイモン
だな!
オイラの鼻は騙されないぞ。

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②パイモンはあんな風にならないでね。

パイモン
モラは大好きだけど、悪いことはしないぞ!

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鍾離
彼は貪欲で間違いを犯した。
しかし貪欲の他にも、契約を破る原因はまだまだある。
「渇望するもの」を前に、契約を守れる者はどれほどいるか…
これを機にはっきりとさせよう。

パイモン
ん?
なんのことだ?

鍾離
この考古学チームに、「考古学」を目的に来た者はいない。

宛煙
ど、どうしてそう言えるの?

鍾離
お前は考古学の初歩的な知識も文化財もよく知らないが、「塩の魔神」に関する知識だけはかなり詳しい
考古学や文化財よりも、「塩の魔神」自身に興味があるのだろう。
また、お前が話した塩の魔神の伝説も、その多くは「銀原庁」に伝わっている…

宛煙
そ、それ以上言わないで!
…鍾離殿はやっぱり物知りなのね。
何もかも見抜かれてるわ。
――そう、アタシは考古学者ではなく、璃月「七星八門」のひとつ、塩業を担当する「銀原庁」の者よ。
アタシたちの祖先は、かつて魔神戦争中に「塩の魔神」に守られた民だった。

①そういえば「帝君」って呼んでない…
②そういえば「モラクス」って呼んでた…

パイモン
確かに、「モラクス」っていう名前を口にする璃月人はめったにいないもんな…

宛煙
戦争中、モラクスがアタシたちの神を殺した!
「塩の魔神」の力を奪うために!
…憎いわ!
でも璃月はモラクスの璃月、歴史だって改ざんされてるに決まってる…
だから証明したいの!
モラクスが悪で、残酷な一面もあるってことを!

鍾離
……

宛煙
「契約」に従って、真実をちゃんと公正に判断してくれるわね?
鍾離殿。

鍾離
もちろんだ。
それに、璃月はもうモラクスの璃月ではない。
ついてこい、答えはこの先にある。

…探索を続ける…

…部屋にある断剣を調べる…


宛煙
これは…剣?
あっ、壊れた剣よ!
これが証拠よ!
「塩の魔神」は抵抗した!
ただモラクスには勝てなかったんだわ!
「塩入れ」や「定規」に比べて、この「剣」の力はもっと強大でしょうね!
もし直すことができれば、「塩の魔神」の力をみんなに見せることができる…

パイモン
確かに…
負けた後に残されたものに見えるな。

鍾離
剣の断片が二つ、考古学的な見地から言うとそれは二つの文化財になる。
契約に従い、そのうち一方しかお前はもらえない。

宛煙
ど、どうしてよ?
だって、クリメントのヤツはもう…

鍾離
ああ、だが「一点のみ」の契約はまだ有効だ。
同時に二つもらうのは契約違反になる。

宛煙
そ、それは…

パイモン
なあ…
鍾離、悪意はないんだし、少し融通を利かせたら?

鍾離
「契約」に融通はない。
守るか、破るかだけだ。

宛煙
ダメ!
半分だけもらっても直せっこないわ。
そしたら「塩の魔神」の力だって…
アタシの信仰のために、何が何でも…
契約違反になっても、構わないわ…

鍾離
決心はついたか?
では、代価を支払ってもらおう。

パイモン
鍾離!

鍾離
「岩食いの刑」を受けることになるぞ。

宛煙
…構わない。
民を守るため犠牲になった「塩の魔神」と比べたら、そんなの大したことないわ。
どんな処罰でも構わない…
アタシの信仰を守れるなら!

パイモン
女性を殴っちゃだめだ!

鍾離
…それで許されるのなら、楽だけどな…
「罰」として、「真相」を教えよう。

宛煙
なっ?真相?
真相が…
アタシへの罰?

鍾離
ああ。
これから話す真相は、お前が「契約」を破った代価だ。
――残念だが、塩の魔神へウリアは強い魔神ではない。
むしろ弱い――
譲歩ばかりしてきた彼女は七神の座には登れない…
敗者だ。

宛煙
何ですって…!?

鍾離
魔神戦争時代、魔神たちはテイワット大陸を奪い合い、力と知恵を尽くし戦った。
しかし、ヘウリアは逃げることを選んだ。
逃げれば、戦火の影響は自分と民たちに波及しないと思った。
しかし、長い戦争の中で「譲歩」は終わらない。
そうしてヘウリアは土地を全て失い、最後の居場所しか残らなくなった。

宛煙
いや…
そんなの…
ありえない…

鍾離
最後、彼女は民を守る武器すら持っていなかった。

宛煙
武器すらない?
でもこの剣は…

鍾離
ああ、それは「塩の魔神」の遺物ではなく…
彼女を殺した凶器だ。

宛煙
凶器…?
違う!
嘘よ、アタシの信仰を惑わすつもりなのね!

鍾離
事実を述べたまでだ。

宛煙
そんな馬鹿な!
さては…
あなたもモラクスの信者なのね、騙されないわ!

宛煙は鍾離の言うことに納得できず、怒りながら遺跡深くに走って行った…

パイモン
おい!
勝手に行くなよ!

①ショックだろうね。

鍾離
罰、だからな。
そうでなければ、俺だって話したくない。

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②鍾離先生が話したのが「真相」だよね?

鍾離
ああ、でなければ「真相」を罰にしない。
俺だって話したくないからな。

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鍾離
先へ進もう。
そこには…
おそらく、彼女が「真相」を受け入れざる得ないものがある。

…宛煙に追いつく…

パイモン
「彫像」が…
どこかに逃げた?
いったい何が…

鍾離
塩と、裏切りだ。

宛煙
…今までのあれは何なの?
彼らは何を見て…
何をしたの?
そして…
一体何があったの?

鍾離
俺を信じられないなら、先へ進むしかない。
あの時の出来事、この扉の先にある痕跡がそれを記録している。

…宛煙と会話して、真実を見る…

遺跡の奥深くに、逃げるような体性を保っている白の人形たちがそこにいた。
しかし、彼らを追っていたものはそこになく、地面には白い塩だけが残っていた…

鍾離
ここだ。
ヘウリアだったものが崩れ、塩しか残っていない。
これが彼女の最期だ。

宛煙
……

鍾離
物語の続きだ、彼女の民はこの優しい魔神では誰も守れないと気付いた。
魔神戦争は残酷だ。
敗れた苦痛を味あわせるよりも、彼らは彼女を自由にしたかった。

パイモン
でも、この「彫像」たちは…
どういうこと?

鍾離
どんな弱い魔神であろうと、それが死ぬ時に流れ出る力は凡人の体では耐えられるものではない。
逃げられなかった者がこんな風になってしまったんだ。
生き残った民は領地を離れ、岩王帝君の庇護を求めるため璃月に行った。
その子孫たちは、ヘウリアが残した魔神残滓による呪いを恐れ…
ここに戻って、彼女の怒りが鎮まるようにと剣を折って彼女に奉納した。
だが、本当はする必要もなかったんだ。
最後まで抵抗しなかった魔神が、自分の民に怒りを抱くわけ…
ないだろ?

宛煙
…そ、それでも、受け入れられないわ…
嘘よ…
偽りの歴史よ…
何もかも…
アタシの信仰は…
揺るがない…

絶望した宛煙は再び走って行った…

パイモン
今回も、容赦ないな…

鍾離
それが彼女の払う代価だ…
が、悪いことばかりでもない。
しばらく動揺は続くだろうが…
すぐに納得できなくても事実を知ることはいいことだ。

①塩の魔神に詳しいんだね。

鍾離
ああ、遠い昔の俺にとって、ヘウリアの話は戒めでもあるんだ。

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②封印の事、噂で知ったんじゃないよね。

鍾離
鋭いな…
まあ、俺が人より少し長生きしているだけのことだ。

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鍾離
亡くなった神を信仰するのは、いいことではない。
…ヘウリアでも、モラクスでも、皆同じだ。

>璃月の人々もいつか理解する。

鍾離
ああ。
さて、これから一緒に「孤雲閣」に来てくれないか?

パイモン
ん?
なにするんだ?

鍾離
あぁ…
ここに来て、そして昔話をして…
ふと懐かしい思いに駆られたんだ。

>≪万象の録≫