第二章 第三幕・千手百目の浮世/千手百目

修正(画像/書体/吹出) 魔人任務

雷電将軍の武芸の前では、八重巫女の計画を実現するのは予想以上に困難だった。いっそのこと天守閣を出てから計画を立て直した方がいい…

…天守閣から離れる…

パイモン
雷電将軍が、あんな簡単にオイラたちを見逃してくれるなんて考えにくいよな?
空気中に漂う雰囲気がどんどん重たくなってる…
雷電将軍による威圧なのか…
淑女が雷電将軍の刀で死ぬなんて…
たしかに罪はあったけど、なんか考えさせられるな…
執行官たちは…
神の心を集めてなにがしたいんだ?
おい、旅人、頭が痛いのか?
しっかりしろ…
やっぱり早くここを離れよう。
なんか…
嫌な予感がする。
そういえば…
淑女を斬ったあの「無想の一太刀」、強すぎてわけわからなかった…
あの一撃が本当に無敵なら、雷電将軍を倒すなんてできるわけない…
神子が言ってたな、オイラたちに千手百目神像の前で、もう一回「一心浄土」に入れって…
でも今…
オイラたち自分の身すら守れない…
計画は一旦置いておこう…
空気中に電気の流れる音が…
息がうまくできない…
旅人、大丈夫か?
なんでなにも言わないんだ…
たしかに天守閣からざわついた声が聞こえる…
なにか起きたのかな?
あの護衛、すごく緊張してるみたいだ…
なにが起きたのか見に行ってみようぜ?

…抵抗者の突撃…

朦朧とした意識で、あなたは天守閣の外に出た。
偶然にも、抵抗軍が指導者を失った幕府軍を突破し、天守閣に到着したところだった。
久しぶりに仲間たちを目にし、前に進もうとしたところ、突如雷電将軍が背後に現れた。
そして噂の「無想の一太刀」があなたを襲った。
神罰が下されるのを目の当たりにし、万葉が携えていた神の目が再び雷光を放った。
万葉は真正面から迎え撃ち、奇跡的にその一太刀を受け止めた。
そして万葉の行動に奮い立たせられ、抵抗軍全軍の感情に火がつき、雷電将軍に最後の突撃を仕掛けた。
千手百目神像の神の目も、かつての主の行動と共に灯った。
抵抗軍は将軍の相手ではないが、あなたは今こそ八重神子の計画を実行するいい機会だと考えた。
そして振り向き、将軍に向かって刀を振るった。
予想通り、「一心浄土」は目の前に広がった…

…「一心浄土」にいる雷電将軍と会話する…


いったい何があなたを再び私のところまで来させたのでしょう?
その愚かな勇気は、人々を庇うため?
それとも…
私に謁見するのが目的ですか?

>ファデュイが雷電将軍を誘導した。
>目狩り令は発令されるべきじゃなかった。


おや?
よもやそんなことを言うために、私を永遠の冥想から呼び起こしたとでも言うのですか。
だとすれば私も見くびられたものです。
目狩りに関することはもちろん知っていますよ。

>外のことも知ってるの?


いいえ、私が知っているのは「永遠」についてのみ。
目狩り令の発令も、私が黙認したことです。
あのファデュイたちの行いは、「永遠」の脅威にはなっていません。
さもなければ…
とっくに粛清していますよ。

>でも目狩り令は…
>稲妻の民はたくさんのものを失った。


願いとは元々「永遠」にそぐわないものです。
あなたはまだ気づいていないかもしれませんが、願いを追い求めるというのは…
たくさんのものを失うことなのです。
神の目を接収すること自体は、命を奪うことではありません…
命を落としたのは、むしろ願いを追い求めた者たちではありませんか?

>哲平…


旅人さん、あなたは確かに特別な存在として私の目に映っています。
あなたの身には数え切れないほどの不確定要素があります。
言い換えれば、あなたは「永遠」から最もかけ離れた存在。
であれば、私は別にあなたに理解してもらおうとは思いません。
あくまでも世のために「永遠」の道を歩んでいく、ただそれだけです。

>ここは将軍の「一心浄土」…
あなたの意識で構成された空間だよね?


そう、そんなことも知っているのですか…
まあ別に構いません。
おおかた…

私の意志を動揺させる隙を探っているのでしょう?
>もう言葉は意味がなさそうだ。
直接この手で「論破」する。


……
いいでしょう、「永遠に背く者」。
あなたの覚悟を…
見せてもらいます。

…雷の神を倒す…

…雷の神を倒す…

…雷電将軍と会話する…

八重神子
汝の負けじゃ、影。


……
…ええ、私の負けです。

八重神子
どうして自らの民を、彼らの願いの力を信じてやれぬのじゃ?
あれらの願いは、距離や空間、さらには時間をも越え、すでに何人にも止められぬもの。

>人々が全力で進む時…
①神の予想すら超えることができる。
②>そして、神に取って代わることさえも。

八重神子
それが汝が璃月の旅で得た収穫か?

>うん。

八重神子
人間が前へ進み、神が後ろに置いて行かれる国か…
しかして、なぜ妾たちがそう自分勝手に…
前へ進むことを一方的に放棄させることができる?


…前に進むことで生じた損失を、あなたも共に見てきたはずです。
永遠…
そう、永遠にのみ…

影は自分の過去と、「永遠」に対する執着の原点を語り始めた。
かつて、彼女は影武者として、信頼していた先代将軍の下で働いていた。
しかし、前進するたびに何かを失い、ついに稲妻は先代将軍をも失ってしまった。
影は先代将軍のように「須臾」を信じるのではなく、「永遠」を稲妻の進むべき道だと考えている。

八重神子
天理…
妾にとっては皆目見当もつかぬものじや。
兎にも角にも、汝は自分の愛する稲妻を永遠に守り続けたいだけなんじゃろう?


その言い方はあまりにも軽薄です。

八重神子
しかしこの国は、果たして永遠に存在する価値のあるものなんじゃろうか?
願いを失い、変化を失い、ただ存在するだけの国。
そんなものは抜け殻にすぎぬ。
ふっ、であれば、滅んでも問題はないじゃろう?


神子、その妄言を撤回してください。
未来永劫変わることのない永遠、私が臣民に誓った約束です。

八重神子
しかし汝の臣民が必要としているのは、汝の約束などではなく、汝の「眼差し」じゃ。


…神の目ですか。
人の寿命は百年のみ、彼らに過去を背負えるほどの力はありません。
私はすべてを経験したからこそ、彼らを正しい「永遠」へと導くことを選んだのです。

八重神子
はぁ…
…じゃが「永遠」は汝にとって、あまりにも残酷すぎるぞ、影。


私?

八重神子
汝は俗世の者どもに目を向けぬようになっただけでなく、己すら見つめることをやめた。
何百年もの間、ここで一人…
寂しかったじゃろう。


しかし、これは必要なことで…

八重神子
前へ進まなければ、逃すものも多いじゃろう…
ここで永遠に留まる汝も、失い続けていると言えるのではないか?
そんな孤独に耐えながら、その時間軸を永遠のために無限まで伸ばすなんぞ…
妾に話せ、なぜここの空がかつてあれほどまでに暗く淀み…
そしてなぜ、いま再び光を放っているのか。
ここは汝の「一心浄土」、汝の内なる世界。
であれば…
もうとっくにここの孤独に耐えられず、本心では妾に会えて嬉しく思っておるのではないか?


私は…
何も言うことはありません…

八重神子
ふふ、妾にはあるぞ、数えきれぬほどの話が。
そうじゃ、せっかくじゃからここ数百年間の出来事を汝に話そう。


数百年もの出来事を話すなんて、どれほどの時間を使うつもりですか?

八重神子
仙狐の記憶力はいいんじゃ。
数百年の些細なことまで覚えておるぞ。
じゃから、話すのにも数百年かかるじゃろう。


ふ…ふふっ…
神子、実はもう…
こうして会うことは二度とないと思っていました。
あなたに会えたのは、永遠の中に生じた変数であり…
驚きでもあります。

八重神子
ふふ、やっと素直に認めおったか、なら引き続き友でいてやってもいいぞ?


まったく、子供じみた会話ですね。
ですが、あなたたちの計画に負けたからには、あなたたちの意志に従って、目狩り令を廃止しましょう。
しかし「永遠」について、この国が果たして前へ進むべきかどうかについては、再び考える必要があります。

八重神子
ふふ、最初から最後まで、子供じみていたのは汝の方じゃったな。

民の願いは、最終的に将軍の閉ざされた心を開くことに成功した。
その後、彼女は約束通り、目狩り令を廃止した。
一心浄土以外にも、民衆の目からも「永遠」を見たのだ。
一部の願い傷を癒し、勝利をもたらし、希望を呼ぶ。
もう一部の願いは、主が亡くなっても、生まれた時の姿を保ち、真摯と熱烈さを持って「永遠」にたどり着くのだ。

…パイモンと会話する…

パイモン
雷電将軍の「一心浄土」でなにやってたんだ?
目狩り令が本当に廃止になるなんて。

>八重神子のおかげ。
>人々の願いが届いた。

パイモン
そうなのか…
オイラ心配してたんだからな。
さっき神子がオイラたちのことを呼んでたぞ、お礼を言うためかな?
えへへ…
早く行ってみようぜ。

>≪願い