おもちゃ市場進出・コア動力

2.7 修正(画像/書体/吹出)

いよいよおもちゃ製造の最終工程だ。 
この工程の準備が終われば、おもちゃが生産されるのだろうか…

…離島に行ってバートランドを探す…

ふぅ… 
危なかった… 
あと少し、あと少しで… 

バートランドのやつ、汗だくになってどうしたんだろ。 
なんだか、ぐったりしてるみたいだけど… 

「してるみたい」じゃなくて、本当にぐったり「してる」んだ。 

>どうかしたの?
>元素反応に失敗したの?

ふふっ、あとちょっとで失敗するところだった。
だが、俺の機転により緊急調整したおかげで、やっと安定したんだ。 
今、それら元素が少しずつ、以前収集した原材料と組み合わさってる。 
はぁ、まさに九死に一生とはこのことだろう。 
もし元素力を抑えられていなかったら、長野原家の花火とどっちが輝いているか勝負するところになっていた。 

>爆発しないって言ってたのに… 

俺が言ったのは、あくまで「おもちゃは爆発しない」だ。
おもちゃの製造マシンが爆発しないことを保証した覚えはない。
だが、今回は君たちが実験に協力してくれて本当によかった。 
もしあのまま生産過程に入っていたら、おもちゃが一つも作れないどころか、「大工機」も失っていたかもしれない。 
よし、あとは最後の工程、「コア活性化」だけだな。

コア活性化…
前に聞いた感じだと、元素生物と関係があるんだよな?

ああ。
元素生物には、元素力を流動させるための動力があるんだ。
その動力をマシンに入れることが、最後の工程だ。
もし、おもちゃ作りに無事成功して、生産を続けられたら…
大金を稼いで、借金を返済できる。
そしたら、稲妻で幸せに暮らすんだ…

あれ? 
フォンテーヌには帰らないのか? 

フォンテーヌか…
ふっ、フォンテーヌ…

蛍、パイモン、君たちはまだフォンテーヌに行ったことがなかったね。 
行けば分かるさ… 
一部の人からすれば、確かにあの国の生活は便利だろう。
だが、ある一部の人にとっては、あそこは悲しみに満ちた失意の地なんだ。
あそこのエネルギーシステムは少し特殊でな。 
いつまで続くか誰にも分からない。 
本当の崩壊が起こる前に、代わりとなるエネルギー資源を見つける必要がある。 
しかし、変化とは想像よりも難しいもの。
結果的に…
俺は今、フォンテーヌ以外の地で、エネルギー源を自分で研究しなければならなくなった。
実は「大工機」も、新しいエネルギー源を研究していた際の産物なんだ。 
だから、まだ安定性に欠けていて、気をつけないと爆発してしまう…
だがいつか必ず、最高のエネルギー源を見つけてみせる。 
フォンテーヌに帰るのは、その時が来てからでも遅くはない。 

バートランド…

おしゃべりはこの辺にして、最後の工程を始めよう。 
フォンテーヌへ帰るまで、稲妻でどんな生活を送れるのかは、君にかかってる、蛍! 

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最後の工程の進捗はどうだい? 
元素生物の撃退なんて、君みたいな経験豊富な冒険者なら楽勝だろ? 

…スライムを3体倒し、コア動力を3個獲得する…

スライムは簡単に倒せたな。 
あとは… 
うぅ、フライムも探さなきゃいけないのか…

…フライムを2体倒し、コア動力を4個獲得する…

無相元素…
ただおもちゃを作るだけなのに、無相元素を倒す必要まであるのか… 

…無相元素を倒し、コア動力を4個獲得する…

なんかすっごく面倒だったけど、やっと終わった。 
バートランドのところに戻ろうぜ! 

…収集器をバートランドに渡す…

これですべての工程が整った。 
よし、蛍、「素材収集器」をマシンの上に置いてくれ。 
どんなおもちゃが完成するか、楽しみだ。 

えっ、どんなおもちゃが完成するのか、おまえも知らないのか? 

ああ、そこが「大工機」の面白いところなんだ。
はははっ、使用する材料によって、異なる処理をするからね。
完成品は、君が持ってきた素材で決まる。
さあ、見てみよう!

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引換券9
「流焔コノハズク・空」と引き換えることのできる券。 

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…バートランドと会話する… 

これ、本当にフォンテーヌのマシンが作り出したおもちゃなのか…? 

>…なんか、フォンテーヌのイメージと違うけど。 

フォンテーヌ風のおもちゃロボットを作るだけのマシンでは、商業的に成功とは言えない。
そこで、現地で流行している文化的な要素を取り入れている。 
現地の人々にとって身近なものでなければ、人気は出ないからな。

本当にこれで人気が出るのか?

コホンッ…
最初は誤解されるかもしれないが、根気よく商品を改良していけば、必ずや心を動かすことができるはずだ!
とにかく、これで一回目の製造が終わった。
どうだ、凄く面白いだろ。

>面白さは普通。

ふむ、なるほど。 
この材料の割合で作れるおもちゃはこれなのか。 
よし、倉庫にしまっておこう。 
ああ、それとこの引換券を君にあげよう。 
この引換券で、これと同じ形のロボットを無料で引き換えることができる。
これを気に入ったなら、安定生産が終わった後に引換券を使いに来るといい。
さて… 
初めて作ったおもちゃのロボットだから、少し検査をするとしよう。 
また爆発するものを作っていたら困るしな。 
試運転で起きた問題記録は… 
ふむ、効率を上げるには調整が必要だな。 

仕事のことになると、結構まじめだよな。

当然だ。 
俺は一人だからな、頼れるのはこのマシンと製造工程だけだ。 
まあ、前に俺を捕まえた同心からは「奇技淫巧」の自己満足だと罵られたが…
ふんっ、本気になった「奇技淫巧」をナメるなよ。
俺の製造が一刻も早く大業を成すためにも、まずは調整に励むとしよう。 
その時は、君も手伝いに来てくれよな、蛍! 

>≪おもちゃ市場進出・大量生産≫





おもちゃ市場進出・大量生産

三つの工程をすべて検証したが、バートランドは他にも頼みたいことがあるようだ… 

…離島に行ってバートランドを探す…

ふっふっふっ、蛍、パイモン、来てくれたか!
俺のおもちゃ城が、ついにオープンしたぞ! 

おもちゃ城? 

オホンッ、もちろん、おもちゃ城と言っても、俺と「大工機」しかいないんだが。
ちょっと工程を改善したんだ。 
今はもう、あんな長時間待たなくていい。 
「瞬時に完成」とまではいかないが、「ちょっとしたら完成」となら言ってもいいだろう。

わぁ、なんかすごそうだな。 

それと、「素材収集器」も改良した。 
以前は一つの工程ごとに戻ってくる必要があっただろ? 
それじゃあ効率が悪いと思って、調整したんだ。 
今は、収集状況に応じて現在の工程が更新されるようになった。 

収集状況に応じて… 
工程を更新? 

>意味が分からない… 

うーん、どう説明したらいいものか…
例えば、一つ目の工程で夕暮れの実を十個、二つ目の工程で水元素、三つ目の工程で水スライムを二体倒す必要があるとしよう。
この「素材収集器」を持って、夕暮れの実を十個収集したら、一つ目の工程に必要な材料がすべて集まったと判断される。 
そしたら… 

そうか、自動で二つ目の工程の収集モードに入るんだな! 

その通りだ。 
「元素チャージ」のモードに切り替わり、水元素を補充する。 
そして水元素の補充が終わったら、また切り替わって… 

>三つ目の工程に入る…
>「コア活性化」の工程に入る… 

そうだ。 
あとは水スライムを二体倒すだけでいい。 

たしかに、便利になったな。 

そうだろ。 
丸一晩かけてこれを改良したんだ。 
名付けて、究極三位一体… 

「素材収集器」って、本当にすごいんだな。

>確かに。 

うぅ…

でも、どうしてこの「素材収集器」をオイラたちに? 

ははっ、俺はしばらく離島でしか行動できない…
だから、材料を集められないんだ。
そこで、君たちには引き続き手伝ってほしい。
もちろん、おもちゃの売り上げの一部は、君たちに渡そう。
それと、おもちゃでも無料で一つあげよう!
前にあげた引換券は覚えてるかい? 
あれを使えば無料で引換ができるから。
君が作ったおもちゃだったら、どれと引き換えてくれても構わない。 

いや、オイラたちが頑張って材料を集めても、おもちゃを売ったお金の大半はおまえの懐に入るんだろ! 
しかも、おもちゃも一つしかくれないなんて… 
そんな虫のいい話があるか。
行くぞ、蛍。

じゃあ…
分け前を増やそう。
おもちゃは二つ…
いや…
三つやってもいいぞ? 

>行こう、パイモン。 

四つ! 四つだ! 
これ以上は無理だ! 
はぁ… 
本当はおもちゃを全部あげてもいいんだが、万国商会にまだ借金があるんだ… 

>可哀想だから許す。 

はぁ… 
そうだな。 
オイラたちがおまえの手伝いをしたのもかわいそうだと思ったからだし…
決して、分け前のモラと四つのおもちゃのためじゃないぞ。 

へへっ、二人とも、ありがとう。
これで、ひと安心できる… 

《依頼完了》