プルシナスパイクの自己循環動作報告・概要

層岩巨淵の鉱区に存在する黒泥を排除するため、スメールの学者に協力して「プルシナスパイク」の初回起動を行おう。 

…翌日まで待つ…

…ホッセイニと会話する…

来てくれたか。

おう、手伝いに来たぞ！

今、「プルシナスパイク」をチェックしているところだ。 
璃月の鉱夫たちは逞しいよ。 
たった二人だけで、このスパイクをここまで運んでくれるなんて。 
ただ、「プルシナスパイク」は繊細なパーツを含んでいる。

運送時にその影響を受けていないか確かめないといけない…

当然、理論上は問題がないはずだけど。

前回も理論上は問題ないとか言ってたけど、オイラと蛍は、大変な目に遭ったぞ！

コホン、理論と現実には違いが生じるものだ。
でも、君が来る前にすべてチェックしたから大丈夫。

準備はもう終わったから、あとは起動させるのみ。 
元素力で「プルシナスパイク」に初期の駆動力を与えずとも、継続的にチャージされるようになってる。 

＞初期の駆動力が必要ない？ 

＞継続的にチャージされる？ 

そう、以前は稲妻の環境に適応させるため、雷元素でチャージして動作するように改造した。 
でも、あれは「プルシナスパイク」が持つ本来の起動方法ではない。 
元々「プルシナスパイク」はこのような環境で動作すること想定している。 
この黒泥がそのエネルギー源だ。 

＞黒泥がエネルギーを供給するの？ 

そういうことだ。 

つまり「プルシナスパイク」なら、今回の件を見事解決できるってわけさ。 
考えてみてくれ。 
今、層岩巨淵で起きている「湧き出す黒泥」には、「病状」「病巣」という二つの側面から問題を解決しなければならない。

その「病巣」とは… 

 ＞地脈？ 

その通り。 
「病巣の治療」をするには、地脈にある黒泥が湧き出る部分を封鎖する必要がある。

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＞湧き出る黒泥？ 

いや、湧き出る黒泥は表面的な問題に過ぎない。 

その根本は地脈にある黒泥が湧き出る部分だ。 
だから「病巣の治療」とは、つまり「プルシナスパイク」で地脈を封鎖するということになる。

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でも地脈を封鎖しただけでは、既に湧き出ている黒泥をすべて解決したことにはならない。 

「プルシナスパイク」は黒泥のエネルギーを吸い取り、その汚染性を減すことができる。 
つまりこれが「病状の治療」になるというわけだ。

地脈から湧き出る黒泥が「プルシナスパイク」にエネルギーを供給し、そして「プルシナスパイク」が動作することで、黒泥が湧き出る地脈を封鎖できる…
長いこと黒泥の影響を受けてきた魔物たちも、そのエネルギーが無くなれば急激に弱体化するはずだ…

おお！ 
これで黒泥と地脈や魔物の問題を全部解決できるな！
オイラが思ってたよりずっとすごいものだったんだな、この「プルプルスパイク」！

＞「プルシナスパイク」だ…

プルシナ先輩は本当に偉大だよ。
まるでこのスパイクも、こういった問題を解決するために作られたかのような感じがする。
もし推測通り事が運んで、この湧き出る黒泥を解決できれば、貴重な実験事例になるかもしれない…

もしかすると、この「プルシナスパイク」の研究を通じて、プルシナ先輩がどうやって機器で地脈に影響を与えているのか、その原理を解明できるなんてことも…
そうしたら、今までに見たことないものをたくさん発見できるに違いない！
この研究課題はかなりの価値がある。
あぁ…
この研究で「教令院」の「カビカバス賞」を受賞できたらいいけど。 

＞カピカバス賞？ 
＞それって何？ 

これは「教令院」が若き学者へと贈る特別な賞だ。
毎年、学院の賢者たちがその年に提出された研究レポートを読んで、投票で受賞者を決めいる。 

受賞資格のある者は40歳以下で、研究している課題が画期的、かつ優れた革新力を持ち、自己啓発を怠らない人に限られる。

40歳までに「カビカバス賞」を受賞した学者は皆その後、スメレールの学術界に名が知れ渡っているんだ。 

そんなにすごいのか！ 

すぐに「プルシナスパイク」を起動しよう。
これで鉱区に湧いた黒泥を取り除ければいいが。
ただ、蛍、気を付けてほしい。 

「プルシナスパイク」は偉大な機械だが、それゆえ精密で壊れやすい。
もし動作中に衝撃を受けたり、黒泥に覆われたりしたら、スパイクは直ちに自動する。
より深刻なダメージを回避するためにね。
だから、チャージ中は黒泥と近づいてくる魔物たちに気を付けてくれ。
「プルシナスパイク」を起動しよう。
ただし、「プルシナスパイク」がしないよう、黒泥と近づいてくる魔物にはくれぐれも注意してほしい。 

…制限時間までプルシナスパイクに影響が及ばないようにする…

やっぱりスパイクは自分でチャージできるんだ…

もっと周りの黒泥を排除すれば、スパイクを早く起動させられるかも！ 
プルシナスパイクを魔物に触れさせないよう気をつけるんだぞ。

 

…沈泥の湧き出し口を排除してチャージを加速する…

…ホッセイニに報告する…  

この効果は私が思っていたよりもずっと良い。 
現象もデータもすべて記録されている… 
そして何より重要なのが、ここの黒泥がすべて取り除かれた点だ。 

ただ、うん… 

なんでまだ不満そうな顔してるんだ？ 
鉱区がきれいになったんだし、いいことじゃないか？ 

いや… 
前にヘディーヴと一緒に分析した時、黒泥を出している地脈の出口は鉱区にあるという結論に至ったんだ。 

だが、地脈の出口がそう簡単にきれいになるはずがない。 
つまり、その出口は他にあることになる… 
鉱区を除いて、今回黒泥が湧き出たことで影響を受けたエリアは… 

＞前線坑道。 

そう… 
黒泥を出している地脈の出口は坑道のエリアにあるということだ。 
坑道はここより狭いし、黒泥も溜まりやすい。 
つまり、魔物を引き寄せやすく、より深刻な問題に発展する可能性がある。 
だが、私は「プルシナスパイク」を信じている。 
これはプルシナ先輩が作った偉大な機器なのだから。 
でも、まずは修理をしないといけない。 
それが終わったら、約束した鉱夫たちが下りて来るのを待ち、スパイクを坑道まで運ぶ。

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それにしても…

あの鉱夫たちは本当に頼もしい。 
スパイクを拠点の近くからここまで運ぶ時、歩調が全然乱れなかったから驚いたよ。 
スパイクを坑道まで運ぶ時も、このように順調だったらありがたい。 

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＞≪プルシナスパイクの自己循環動作報告・環境記録≫