序章 第三幕・龍と自由の歌/最後の最後

修正(吹出) 魔人任務

◆淑女

ジン団長が大聖堂で待っているようだ。
天空のライアーについて何かあるらしい…


…大聖堂に行き、ジンとウェンティを探す…

ジン
こちらは、教会から天空のライアーを回収しに来た祈祷牧師のバーバラだ。

バーバラ
風神のご加護があらんことを。
代理団長と比べて、そういう言葉を口にする資格はないかもしれないけど…
皆さん、モンドを守ってくれて本当にありがとう!
平和に解決できてよかった!
本当に風魔龍と戦うことになっていたら、どうなっていたことか…

ジン
ああ、これで「ファデュイ」も口出しできなくなった。
こんな風になって、彼らはきっと悔しがっているだろう。
西風騎士団に圧力をかける理由を失ったからな。
スネージナヤが横暴だというイメージを植え付けただけで、外交の進展は何も得られなかった。

バーバラ
はいはい。
それで、天空のライアーを持ってきてくれたわよね?
代理団長の担保も無限じゃないわ。
枢機卿に何度催促されたことか…

パイモン
…も、持ってきたけど…
うん…
ちょっとな…

バーバラ
ん?
貸出料とかは必要ないから安心して。
教会には寄付金があるもの…

…天空のライアーをバーバラに渡す…

天空のライアーの姿を見て、バーバラは絶望に浸る。
ウェンティはしかたなく幻術で天空のライアーを「修復」し、バーバラがまだ気づかない内に大聖堂を出た。
しかし外には、「ファデュイ」のファトゥス「淑女」が現れ、ウェンティの神の心を奪い、その場を立ち去った。


バーバラ
えっ――

パイモン
えへへ…

ウェンティ
ふむ…

バーバラ
きゃあああ――!!
天空のライアーが――ッ!!!
バルバトス様、バーバラは一生かけて謝罪を…
…しても足りないわよッ!!

ウェンティ
はぁ…
いいや、天空のライアーをボクに貸して。

バーバラ
えっ――!?
どうして…
天空のライアーが…!?

パイモン
あっ!?
オイラにも見せてくれ!

バーバラ
だめだめッ!
どう直したかは分からないけど、天空のライアーはもう貸せないわ!

ウェンティ
…さて、逃げようか。
ボクが天空のライアーを「修復」する幻術…
いや、魔法
100%完全無欠じゃないからね。

パイモン
何ッ!?
吟一遊一野郎——!
おい!
逃げるな!

淑女
あら、ハムスターが見つかってよかったわ。
木の杭や米の袋に噛みついて、モンドに迷惑をかけたんじゃない…?

ウェンティ
それはハムスターじゃなくて、ネズミだと――

淑女
今はあんたの話なんてどうでもいいの、無礼な吟遊詩人。
フフッ、統率を諦めたモンドの神、今はこの程度のね。

ウェンティ
へえ?
君がボクを嘲笑えるのは、その主人から借りた力のおかげかな?

淑女
口先ばかり
これが――「神の心」?
集めているチェスの駒とは程遠いわね。

ウェンティ
それはたぶん、君にセンスが…
ないだからだと思うよ?

ウェンティ――!

淑女
…いいわ、「神の心」を手に入れたもの。
行きましょう、騎士団が来る前に。
証拠を残さないようにね。

どのくらいの時間が経っていたのか分からないが…

…バーバラと会話する…


バーバラ
あっ!
栄誉騎士、目が覚めたんだね?

①ウェンティは…大丈夫!?

バーバラ
うーん…
彼の状態は、「大丈夫」って言えないかも。
あなたたちが大聖堂の外で倒れていることに気付いて、元素力で治療したんだけど…

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②ここは…どの星…

バーバラ
星?

パイモン
あっ!
バーバラ、こいつの言うことは気にしないでくれ!

バーバラ
えっ?
うん…
わかった。
とにかく、あなたたちが大聖堂の外で倒れていることに気付いて、元素力で治療したんだけど…

パイモン
おまえはバーバラの治療をもっと受けた方がいい、特に頭の方をな。

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バーバラ
あの詩人は先に目が覚めてね、でもおかしいんだ。
私の治療が彼の傷には全然効かなくて…
こんな患者は初めて。
彼は「これが普通だよ」って言いながら、大聖堂を出て行ったんだけど…

パイモン
出て行った?
どこに行ったんだ?

バーバラ
「モンドの英雄の象徴」…
彼はそう言ってたよ。
止めようとしたけど、ジンが…
ジン団長が「行かせてやってくれ」って言うから。
何だか変だよね。

①(その理由が分かった気がする…)
②(ジンも理由が分かったようだ…)

パイモン
確かウェンティは前に、あの木の下で傷を癒してたよな…
(風神と風立ちの地の繋がりが理由だろうな、きっとジンも気付いたはずだけど、バーバラには言えないよな…)

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バーバラ
あなたたちを襲ったのは…
「ファデュイ」?
ひどい…
ジン団長はさっき騎士団本部に帰ったよ、なんとか証拠を見つけ出すって。
でも、もし彼らがなんの証拠も残していなかったら、騎士団も告発できないかもしれないって…
ジン団長が言ってた。

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…風立ちの地にいるウェンティを探す…

ウェンティ
木々のすき間から流れる風は心地よく、ボクの好きな匂いがする…
ハハッ、前回のボクも同じようなこと言ってたよね。
はぁ、なんでこのセリフを言う時は、いつもツイてない時なんだろう?

>それで…「神の心」って何?

ウェンティ
…気付かれてたか。
はぁ…
一般人に話せる内容じゃないんだけどね。
でも、君にならこっそり教えてもいいかな。
君も知ってると思うけど、「神の目」はごく僅かな人しか持てない外付けの魔力器官だ。
それを持つ者たちは「神の目」を通して元素力を導いている。
実はね、「神の目」の所有者はみんな、神になる資格を持っているんだよ。
その者たちは「原神」と呼ばれて、天空の島に登る資格があるんだ。

パイモン
「原神」?
聞いたことがない言葉だな…

ウェンティ
フフン、それは本当の神しか知らない秘密だからね。
とにかく、ボクたちは「神の目」という初歩的な器官はいらないんだ――
その代わり、神の魔力器官は天空の島と共鳴してつながっている…
それが「神の心」だよ。

>ウェンティの腰にあるのは?

ウェンティ
えへっ、ただの光るガラス玉だよ、不要な疑いを避けるためのね。

①……
②また騙された、もう慣れてるけど。

パイモン
じゃあさ、さっき会ってすぐオイラを吹っ飛ばして、ウェンティの「神の心」を奪った悪い女は一体誰だ…?

ウェンティ
彼女は「シニョーラ」――
ファデュイナ十ー人の執行官の第8位、コードネーム「淑女」だよ。
ファデュイの執行官はみんな彼女のように、スネージナヤの女皇によって神のような権力を与えられ、凡人を超えた力を手に入れた。

パイモン
スネージナヤの…女皇?
それって…

ウェンティ
うん、七神の一柱、スネージナヤパレスに鎮座する「氷の女皇」、ファトゥス全員が忠誠を誓う唯一の相手だよ。
七神間の関係は、全員仲が良いわけではないけど、まさか彼女が他の神から「神の心」を奪おうとするとは…

>氷の女皇はどんな神?

ウェンティ
ああ…
何て言えばいいかな?
「500年前の彼女」をボクは知ってるけど、「今の彼女」はよく知らないんだ。
500年前のとある大きな災害の後、彼女はボクとのつながりを全て断ったからね…
でも、氷の神とファデュイのことは、あとでまた話すよ。
七神を全員探すとなると、君の旅はおそらく困難に満ちることだろう。
まずはモンドの隣国に行くといい――
あそこの「岩」の神はボクと違って、自ら「璃月」全域を治めてるから。
彼は年に一度だけ公の場に降臨して神託を下し、璃月の新たな1年の経営方針を民に伝えるんだ。

パイモン
それでも、その仕事の頻度は誰かさんより上だな。

ウェンティ
えへっ?
…とにかく、今年の「迎仙儀式」はもうすぐ始まるみたいだ。
うん、逃したらまた1年待つことになる。

パイモン
は!?
そんな大事なことをなんで早く言わないんだよ?
じゃあな、蛍、早く行こう――

ウェンティ
待って、「風を捕まえる異邦人」。

①私?

ウェンティ
そうだよ。

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②ごめん、勝手に七天神像の風を借りた…

ウェンティ
ハハッ、ありがたく使っておくれ――
ボクに蒲公英酒を奢ってくれたら尚更いいけど。

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ウェンティ
旅人…
君が再び旅に出た時、旅そのものの意味を忘れないでほしい。
テイワットの鳥、歌と城、女皇、ファデュイと魔物…
みんな君の旅の一部だ。
終点は全てを意味するわけではない。
終点に辿り着く前、君の目でこの世界を観察するといい…

①ウェンティ…
②分かった。

ウェンティ
うん!
風神の忠告はここまで!
ここから先はウェンティの時間だ。

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ウェンティ
ボクに聞きたいことがあったら、今聞いておくれ。
ボクは吟遊詩人だからね、ずっと同じ場所には留まらないよ。

①トワリンについて…

ウェンティ
トワリン…
彼は最後まで「四風守護」としての責任を忘れなかった。
だからボクは、彼からその責任を取っ払って、そしてボクの考える「自由」を彼に押し付けたくないんだ。
――トワリン自身に、自由の意味を理解して、選んでほしい。
だってボクも神になる前は、こうしてある友人に…
「自由の意味」を教わったから。

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②アビス教団について…

ウェンティ
うん?
ガイアが言った情報か…
…なるほど、アビス教団の「王子様」という人が、トワリンの腐食を計画したんだね?
トワリンをアビス教団の戦いの道具にするつもりだったのかな。
でも、アビス教団に「王子様」がいるなんて聞いたことがないね…

 ❶教団の古参じゃないみたいだ。
 ❷教団の新入りなのかな…

ウェンティ
ボクもそうだと思う。
でも、その最近になって出てきた「王子様」は、どうやってアビス教団を率いるポジションにまで上り詰めたんだろう…?

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③「淑女」について…

パイモン
さっきのファデュイの執行官、「神の心」を手に入れたらすぐに撤退したな。

ウェンティ
それは「騎士団の目撃者」を作らないためだ。
だってこんなことをして証拠でも残してしまったら、西風騎士団との外交関係を断絶したと宣言したも同然だからね。

パイモン
こんなことをしたくせに、よくもモンドの盟友を続けてられるよな!?

ウェンティ
はぁ…
アビス教団の脅威に対抗するために、七国の人々は同盟を結ぶべきだったのに。
「ファデュイ」は七国最強を誇る武力を持っている、それを天空のライアーの窃盗、神の力の強奪に使って、龍災に乗じて騎士団に圧をかけるなんて…

パイモン
あっ、「天空のライアー」といえば…
あの時、ディルックの旦那もその名前を口にしてた気がする。
「ファデュイ」が七国を闊歩し、西風騎士団の脅威となったのは、この11人の執行官が原因だ、って言ったよな。

ウェンティ
そう、さっきボクが言ったように彼らは氷の神から権力を授かり、普通の人間を遥かに凌駕する力を手に入れた。
「氷の女皇」…
もう500年も会っていないな。
彼女は一体何を考え、そして何を企んでいるのだろうか?
今回の件の真相は、君の七神を探す旅に、未知の影響を与えるかもしれない…

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④神について…

ウェンティ
さっきも言ったように、「神の目」の所有者は、この世界で「原神」と呼ばれ、天空の島に登る資格がある。
「神の心」はより上位の元素制御中枢で、七神の座を象徴するものだよ。
ごめんね、ボクも七神のうちの誰が君のお兄さんをさらったか知らないんだ。
あっ、そういえば、ボクも七神の一柱として、まだ自分の容疑を晴らせていない…!

 ❶ウェンティはあの神と全然違うよ。

パイモン
でも、「吟遊野郎」の姿は一つの化身だし、見た目で判断しちゃだめだぞ――

  >長い付き合いだから、疑う必要はない。

 ❷長い付き合いだから、疑う必要はない。

ウェンティ
あははっ、確かにボクたちいいコンビだったね。
そうだ、君がお兄さんを見つけたら、新しい「四風守護」になってみない?

   >それは…

パイモン
うん?
蛍、なんだか興味がないみたいだな?
吟遊野郎!
「四風守護」になれば、人から美味いお供え物が貰えるって言うなら…
オイラがやってもいいぞ?

ウェンティ
あっははは…

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⑤もう大丈夫。

ウェンティ
じゃあ、早く璃月に行くといい。
今年の「迎仙儀式」を見逃したら、また1年待つことになるからね。

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>≪迎仙