(5かける80はいくらだっけ?ああもう、ひとつひとつ数えよう…)
こんにちは、どうしたの?
あっ…
あっ…
話しかけられたら、また数を間違えたじゃない。
①あなたは?
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①あなたは?
私は思妤、幼い頃から海辺で育ったけど、港の魚は何回食べても飽きないわ。
私は2年前に結婚したばかりでね、若王帝君のご神託のおかげで、旦那の商売はうまくいってるよ…
お金に困らないけど、新米主婦として、やはり節約しないとね…
②なにしてるの?
ええ、お魚を買おうと思ってね。
高さんの魚を買って、また孫さんの魚を見たら、本当に安くて新鮮だって思うわ。
高さんの魚を買って、また孫さんの魚を見たら、本当に安くて新鮮だって思うわ。
このチャンスにもっと買って旦那に食べさせたいけど、私じゃ運べないわ…
はあ、鉗さんがいればいいのに…
はあ、鉗さんがいればいいのに…
>鉗さんとは…?
船工場の王鉗さんよ。
力持ちでね、彼ならきっと運んでくれるわ。
幼い頃からよくしてもらってね、美味しいものがあったら半分こしてくれたし、算数だって優しく教えてくれたわ…
まるで本当に兄のようだった!
しかしなぜか、旦那のことをあまり好きじゃないみたいでね、会うと睨むのよ…
はあ、どうすれば仲良くなってもらえるのかしら?
まるで本当に兄のようだった!
しかしなぜか、旦那のことをあまり好きじゃないみたいでね、会うと睨むのよ…
はあ、どうすれば仲良くなってもらえるのかしら?
悩むわ…
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③さようなら。
ええ、また…
あれ?
今どこまで数えたかしら?