堅氷、酒に溶けやすし

「チッ、どうしてローレンス家の人もここで酒を飲んでるの…
まったく…」
「コホンッ、ちょっと静かに…
向こうも一応、騎士団の人なんだよ…」
 
…ルカと会話し、酒場に入る…
 
…カウンターに行って、営業の準備をする…
 
…エウルアと会話する…
 
スモールサイズのフローティングリーフを…
お願い。
 
＞エウルア？
＞どうしたの？
 
…大丈夫よ…
 
な、なんだか…
エウルアの様子がいつもと違うぞ。
まさか、ここに来る前からお酒を飲んでたのかな？
たしか、フローティングリーフってコーヒーから作るんだよな。
お酒の後にコーヒーって…
胃が爆発するんじゃないか。
エウルアのお腹のためにも、出す前にこっそりと水で薄めてやろう！
 
…エウルアに指定ドリンクを作る…
 
…ドリンクをエウルアに渡す…
 
パイモンの言うことに従って、コーヒーに水を加えた
 
味は…
悪くないわね…
 
水であんなに薄めたのに気付いてないなんて、相当酔っ払ってるみたいだな。
 
バーテンダー、もういっぱ…
ん、待って、どうして君たちが？
 
＞バーテンダーの体験をしている…
今さら気付いたの…
 
……
わ、悪かったわ。
さっきまでキャッツテールに行ってて、そこで少し飲みすぎたみたい…
 
＞何か悩みごとでもあるの？
話し相手になるよ。
 
おう。
一人でお酒を飲むのは寂しいしな。
オイラたちと話せば、気分も明るくなるはずだぞ！
 
……
確かに、一人でお酒を飲んでいたわ。
モンドにいると、どの酒場に行っても歓迎されないのよ。
今日はせっかく気分が良くて…
だから、お酒を飲もうと思ったのに、また人に後ろ指をさされて…
君は、どうやってそんなにたくさんの友人を作ったの？
人が君のことを話す時、その言葉にはいつも憧れが見えて、みんな微笑んでいるわ。
なのに、私の名前を聞いただけで、みんな…
 
＞そんな悪い風に考えないで。
 
ローレンス家に生まれたのは、エウルアの意志とは関係ないだろ。
それに、オイラたちはそんなこと気にしてないぞ。
オイラたちの知ってるエウルアは、すっごくいいやつだからな！
ただ、エウルアって素直じゃないっていうか…
いつも人を恨んでるふりをして、優しい一面を隠すんだよな…
 
ちょっと、誰がふりをしているですって…
 
＞私たち以外にも…
みんながエウルアを認める日が来る…
 
本当かしら？
酔っ払っていても、そんな日が来るなんて想像できないわ…
ずっとずっと…
私が西風騎士団に入ってからも、みんなは…
 
＞「風向きは変わるもの。」
 
ああ！
あの吟遊野郎も、そんなこと言ってたよな。
エウルア、おまえは自分のやり方で進めばいいんだ。
いつか、みんなが抱いているローレンス家のイメージを、おまえが変えてやろうぜ！
 
＞辛抱強くね。
 
ええ、ありがとう…
わ、私…
こほんっ！
話はここまでにしましょう、今日は帰るわ。
 
＞送ろうか？
 
大丈夫よ。
今は他のことを考えていられないもの…
さっきの話をしっかりと覚えておかなくちゃ。
帰ってすぐ紙に書かないと…
 
酔ってるエウルアって、いつもより素直になるんだな。
でも、あのエウルアの決め台詞を聞けなかったのは、なんだか物足りない感じがするけど。
あっ！
あいつの酔いが覚めた後、「この間のことは全部忘れなさい！」とか言ってこないよな？
 
＞あり得るかも…