蒲公英、薔薇、風車アスター

「あのジン団長も酒場に？
いったい何が起きてるんだ？」
「慌てるな、なにせジン団長だぜ。
もし深刻な問題が起こってたら、それを放って酒場になんか行かないだろう。」
 
…ルカと会話し、酒場に入る…
 
…カウンターに行って、営業の準備をする…
 
…リサとジンに話しかける…
 
あら、可愛い子ちゃんじゃない。
会えて嬉しいわ。
 
まさか、こんなところで会うとはな。
私もリサと同じ気持ちだ。
 
もう「こんなところ」だなんて…
酒場は体を休めて、楽しむにはぴったりの場所なのよ？
はぁ、可愛い子ちゃんには想像できないでしょうね。
わたくしがどれほど苦労して、仕事に追われているジンを椅子から立ち上がらせたことか。
それに、まだ来たばかりなのに、ジンったらもう心配した表情をしているし…
 
リサ…
 
＞騎士団は事務仕事が多いからね…
 
そうだな。
ジン団長は代理団長だし、騎士団のことが心配になるのも仕方ないよな！
でも、せっかく来たんだから…
楽しんでけよ！
ほら、こいつに美味しいドリンクを作ってもらえ。
飲めばきっと気分も明るくなるぞ！
 
＞気分転換にちょうどいいと思う。
 
はぁ、息抜きの仕方を学ばなきゃいけないのはジンだけよ。
可愛い子ちゃん、ロマンティックオードを一杯いただけるかしら。
サイズはミディアムで、甘めにしてちょうだい。
ジンは？
何にする？
 
ああ…
私はコーヒーでいい。
同じミディアムサイズで頼む。
 
ジン団長、普段からコーヒーばっかり飲んでるし、たまには他のにしたらどうだ？
 
ありがとう。
だがやはり、眠気を覚ますようなものが飲みたいんだ…
 
＞分かった、少し待ってて。
 
ああ、頼む。
 
…リサに指定ドリンクを作る…

ロマンティックオードを一杯いただけるかしら。
サイズはミディアムで甘めにしてちょうだい。

 
…ジンに指定ドリンクを作る…

コーヒーでいい。
同じくミディアムサイズで頼む。

 
…ドリンクをリサとジンに渡す…
 
あら…
この甘さ、ちょうどいいわ。
 
ああ、コーヒーもコクがあって、苦味もちょうどいい。
 
＞満足してもらえてよかった。
…リサが言ったことを、私も理解はしているんだ。
 
え？
 
最近、自分の足りない点をよく反省することがある。
仕事の効率も能力も…
あらゆる面で改善の余地があると。
私のストレスが、きっと知らない間にリサにも影響を与えてしまっていたんだろう…
 
＞全然分かってないんじゃないかな…
 
えっ？
 
そうね。
ほら、可愛い子ちゃんだって分かっているみたいよ。
あなたがあまりにも疲れた顔をしていたから、一緒にお酒やお茶を飲んで、楽しいことで息抜きをしようと思っただけ。
それなのに、ここでもあなたは仕事のことばかり考えているんだもの。
そんなんじゃ、わたくしだって悲しくなるわ。
ずっと気を張り詰めていたら、いつか倒れてしまうわよ。
 
＞その通り。
 
蛍、君もそう思うのか？
はあ、どうやら…
息抜きすることを学ぶのが、私にとって一番の課題のようだ。
 
＞璃月には「一張一弛」という言葉がある。
 
ああ！
仕事をする時はしっかり仕事をして、休む時にはゆっくり休む。
わかりやすく言えば、おまえら二人を足してニで割ったような感じがちょうどいいな！
 
＞変な例え…
 
ふふっ…
 
な、なるほど…
ありがとう。
酒場は飲み物を飲むだけでなく、気分まで明るくしてくれる場所だったのだな。
だから、リサとガイアは酒場が好きなんだろう。
 
ええ、そうね。
でもそれは、バーテンダーが誰かにもよるわよ。
今日は可愛い子ちゃんのおかげで、ジンを説得できたわ。
あなたの口がとても上手だからでしょうね。
 
＞そんなことない。
＞役に立てたなら良かった。
 
ふふっ、それじゃあ、わたくしたちはこれで。
 
機会があれば、またここに来て息抜きをしようと思う。
 
ああ！
じゃあな！