ファニーヤ(調査小隊信号官)

4.7 修正(吹出)

また会ったね、栄誉騎士。
蘇定参謀から、信頼できる部外者を招待する予定だと聞いて、すぐあなたのことが思い浮かんだよ。

①ごめん、ちょっと記憶が薄れちゃって…

気にしないで。
あたしはただの歯車だから。
指導者はすべての部下の名前を覚える必要はない。
それぞれの位置と役割をしっかり覚えて、的確な指示を出せればそれでいいの。
あたしはファニーヤ。
アルベド隊長が開発した錬金器械の実験と、遠隔偵察技術の研究を担当してた調査小隊の元信号官よ。
ある日、アルベド隊長からこう言われたの――
騎士団の戦法改善と遠征隊の一部小隊が帰還したあとの編成を考慮して、あたしを改編後の第七小隊に異動させたいってね。
今のところ、第七小隊は「複合小隊」という位置付けで、色んな隊から騎士を集めた作戦部隊となってる。
遠近両方の作戦能力のバランスがよく、いつの日か偵察隊も重要な役割を担うことになるはず。
その時はもしかしたら、遠征隊の二番手――
フレデリカ・グンビルドさんが隊長を務めるかもしれない。
それに何と言っても、フレデリカさんの軍歴は多くの騎士の年齢よりも長いものだし、彼女の豊富な作戦経験をもってすれば、完璧なリーダーになれるでしょうからね。

 ❶グンヒルド?どこかで聞いたような…
 ❷ジン団長の苗字もそれだったような…

そうそう、フレデリカさんは代理団長の母君で、モンドの誰もが知っている有名人なの。
彼女は数十年、前線でバリバリ活躍してた。
モンドの少年が憧れの英雄の話をするときは、必ずフレデリカさんの名前が登場するの。
こういうあたしだって、フレデリカさんに憧れて騎士団に入ったのよ…
ま、自分の才能じゃ普通の歯車にしかなれないって、後々気付いあたけどね。
一瞬で敵を掃討するような、物語に出てくるエリートとは程遠いの。

  ❶ジン団長のお母さんが?
  ❷隊長になるかもしれないってこと?

信号官としてのあたしの推測にすぎないけど、たぶん第七小隊は一番高い作戦能力を求められる小隊だと思うの。
だから、フレデリカさんが最適だと思ってね。
実際、騎士団におけるフレデリカさんはとっくに普通の隊長以上のポジションにいるけど、どうやら執務室で書類に向かってるのが苦手らしくて、最前線で敵の相手をしてるんだって。
原則、騎士団は能力と資質を同等に評価してるから、もしかしたら代理団長がフレデリカさんを指揮するってこともあり得るかも…
二人はきっと息ぴったりでしょうね。

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②確かに会ったことあるかも…

うん。
シードル湖の湖畔で「侵入者コオニフグ殲滅作戦」を実行したときに会ったんだよね。
それ以来、あたしは計画通り、錬金探測設備の実験を進めながら、遊撃小隊や偵察騎士とも何度か協力してきたの。
そうやって徐々に、騎士団の情報戦の中で多少は重要な歯車になれてね。
だから、今回のイベントにも参加させてもらえたってわけ。
今度あなたが騎士団で依頼を受けるとき、もしかしたら、あたしの集めた情報が役に立つかもしれないよ。

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③兵棋演習はどんな感じ?

そうね。
まず最初に受けた印象は、戦闘で各国の考え方がずいぶん違うってことかな。
部隊の規模や訓練の方向性という視点から、千岩軍は陣の敷き方をより重要視してる。
魔物の群れを討伐するとき、千岩軍は鋼鉄城のように、魔物の拠点を一撃で打ち砕くの。
攻守ともに一切の隙がないその勢いは、誰にも止められない。
幅の広い陣形が適さない地形では、臨機応変に適切な規模の陣形に分かれて、機動性を保ちながら戦闘を進めてる。
たとえ敵陣営が千岩軍の戦法を学んで、正しい情報を手に入れたとしても、突破口を見出すのは難しいでしょうね。
だって、兵士の一人一人が極めて高い意識を持って規律に従う必要があるもの。
その要求を満たせるのは、テイワット全土でも璃月の千岩軍しかいないわ…

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④邪魔しないでおくよ。

じゃあまた今度ね、栄誉騎士。

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■世界任務【解析と想定】完了後

どうやら用が済んだみたいだね、栄誉騎士。
こっちの仕事もほぼ終わったよ。
もう少ししたらモンドにつもり。

①今回の交流はどうだった?

うん、すごく勉強になったよ。
自軍の戦術の弱点――
機動部隊は遠距離戦がやや苦手っていうのが、すぐ浮き彫りになったからね。
演習では、フォンテーヌのクロックワーク・マシナリーと何度も戦ったけど、大型の弓を操るユニットをもってしても、相手の分厚い装甲を貫くのは難しくて、できるだけ距離を縮めなきゃいけなかった。
でもそうすると、錬金偵察設備を利用した情報面での優位性が失われてしまう。
こういう問題は、あの偵察騎士に色々と話を聞いてみるつもりよ。
もしくは…
エマートに頼んで、小型化した爆薬を矢に結ぶ…
とか?
うん…
それも悪くなさそうだね。

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②気をつけて帰ってね!

うん、またモンドで会おう、栄誉騎士。