シェニー(警察隊員)

4.5 修正(吹出)

先輩の作ったリモート砲台はどう?

①いい感じ。
②斬新な感じがする。

うん、それならよかった。

 >あまり興味が無いみたいだね?

えっ…
ごめん。
その、興味ないわけじゃないんだけど、ただ設計図を見ただけでだいたいどんなものか分かったから。
でも、フェルロイス先輩にとっては少し大変かもしれないね。
ちょっと緊張しているみたいだし。
何もなければ、アクシデントが起きる確率は低いと思うけど。
「天才を演じる」って、すごく大変だよね。
そう思わない?

>どういう意味?

先輩は本物の天才なんかじゃない。
私に言わせてみれば、頭の回転がちょっと速くて、アイディアが多い一般人かな。
フォンテーヌ科学院を度も断ったとかいう話は、お酒の勢いでホラを吹いただけよ。
その嘘を突き通すために、相当頑張っているわ。
あ、その…
これは内緒にしておいてくれる?
先輩はまだ私にバレてないと思っているから。

  >君はどうやって気づいたの?

私が本当にフォンテーヌ科学院からのオファーを断ったことがあるからかな。
だから、あそこの基準はなんとなく分かるの。
フェルロイス先輩は…
うん、まだまだ及ばない。

   >先輩の芝居に付き合ってあげてるの?

そうとも言えるわ。
何も知らない新人のふりをして、いろんな問題を聞くの。
たまにわざとちょっと難しい質問をして、期待に満ちた目で見つめると、窮地に追い込まれた苦しい表情を一生懸命になって隠すのよね。
それで私が「さり気なく」ヒントを少し出してあげると、先輩は背を向けて咳払いをして、最初から分かっていたふりをする――
これがなかなか面白くって。
だからフェルロイス先輩の嘘を暴こうとは思わない。
先輩があたふたと踊らされているのを見るのが、私の今の一番の楽しみなの。

    >この芝居はまだ続きそうだね。

うん、とっても長く続くと思う。
私が言わなければ、先輩はきっと分からないよ。
私と初めて会ったのが、新人との食事会だと思っているようだけど、それよりもずっと前にもう会ったことがあるってことにも。
あの人ってあまりにも図太いから、覚えていない――
あるいは、「気にしていない」んだろうね。
弾丸を止めた時、後ろにいたのが誰だったかを。