世界を測りし者！③

◆ファルガーニー(学者)

「世界の測量」を志す学者が、研究に行き詰っているようだ…

…ファルガーニーと会話する…

ファルガーニー
あの、ちょっとお時間よろしいですか？

①なに？

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②いま忙しい。

ファルガーニー
おや、そうおっしゃらずに。
あなたは自分の住まいが倒壊しそうなときに、落ち着いていられますか？

＞家が…崩れそうなの？

ファルガーニー
ゴホンッ、もちろん違います。
ですが自分の住んでいる家の全貌も知らず、誰も家の強度を保証してくれないとしたら…
そこで毎日暮らすのは不安でしょう？
それはこの世界に住むのだって、同じことです。

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ファルガーニー
「空が落ちてきたらどうしよう」と思ったことはありませんか？

①それは考えすぎだよ…

②空は落ちてこないと思う…

ファルガーニー
恐らくは、そうです。
ではなぜ空は落ちてこないのですか？
大地はなぜ崩壊しないのでしょう？
緻密な測量なくして、その答えは永遠に見つかりません。
実は私、その問いを完璧に説明できる模型を持っているのです。
ただ、もう少しその説明を補強する観測データが手に入れば…

①手伝ってほしいの？

ファルガーニー
手伝ってくださるのですか。
ありがとうございます！

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②幸運を祈る。じゃ。

ファルガーニー
ちょ、ちょっと待った！
ぜひ考え直してください。
この研究成果が世に出れば、天地がひっくり返るくらいの大騒ぎになりますよ！
そのときにはこの偉大な理論の協力者として、論文の最後にあなたの名前を挙げてもいい…
うむ…
なんなら、第二著者の地位を差し上げても…

＞そこまで焦ってるの…？

ファルガーニー
結果を出せなければ、研究費が打ち切られるかもしれません…
そうなれば、空がいつ落ちるかなどと言っている場合ではなくなります。

　❶「第二著者」はいらないけど…

　❷ちゃんと報酬をくれるならそれでいい。

ファルガーニー
手伝ってくださるのですか。
ありがとうございます！

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ファルガーニー
実は、もう絶好の観測地点を選んであります。
ただ近隣の魔物の動きがやや活発で…
私が安心して観測できるように、魔物を追い払っていただけませんか。

①分かった。

ファルガーニー
助かります。
ではすぐに出発しましょう。

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②あなたも現場に行くの？

ファルガーニー
自分の目でデータを確かめないと、誤差が生じる場合もありますから。
紙にうもれて計算ばかりしていても、正解は遠ざかるばかりです。
さあ、急ぎましょう。

…目的地の近くにいる魔物を倒す…

ファルガーニー

ここです。
旅人さん、魔物は頼みましたよ！

安全であることを確認した後、ファルガーニーは各データを観測し始めた…

…ファルガーニーと会話する…

ファルガーニー
ふむふむ…
そういうことだったのか？
この変数を導入すれば、これまでの誤差が説明できる…
でもそうなると、他の推論も変わってくるのでは…

＞進展はあった？

ファルガーニー
あ、すみません。
あなたの存在をすっかり忘れていました…
お約束した報酬です。
どうぞ。
進展ですか…
1つ問題を解決したと思ったら、また新しい問題が次々に現れる…
それが研究というものなのでしょう。
最終的な結論が出るまでは、あなたのお手を煩わせることになりそうです。

《任務完了》