(お茶に関してはもっとこだわった方がいいぞ…)
お茶にはもっとこだわった方がいい…
頭をからっぽにして、香りを丹念に味わい、お茶のささやきを読み取るのが、茶人のあるべき姿…
頭をからっぽにして、香りを丹念に味わい、お茶のささやきを読み取るのが、茶人のあるべき姿…
①実に風雅だね…
ただの習慣だよ。
どの地方でも茶人にはそれぞれお茶のたしなみ方がある。
どの地方でも茶人にはそれぞれお茶のたしなみ方がある。
フォンテーヌ人は劇や映影のお供にお茶を飲む。
中にはミルクや香料を足す人もいる。
中にはミルクや香料を足す人もいる。
彼らの大半は、お茶を普通の飲み物、コーヒーやお酒と大差ないものだと思ってる。
でも私からすれば、沈玉の谷の住民のお茶のたしなみ方は「静」と「探」の二文字に尽きるね――
心を静めて理解し、茶本来の味を探求する。
お茶を味わうのは、忙しい日々の合間に行う習慣のようなもの。
でも私からすれば、沈玉の谷の住民のお茶のたしなみ方は「静」と「探」の二文字に尽きるね――
心を静めて理解し、茶本来の味を探求する。
お茶を味わうのは、忙しい日々の合間に行う習慣のようなもの。
ほんの一時喧騒から離れ、心を浄化する一助になる…
⁂そんなに厳しいんだ…
ええっと、私の堅苦しい言葉遣いのせいで誤解させてしまったかも。
お茶を味わうこと自体は、とても気軽なことだよ。
身体を洗って服を着替えてお香を焚くというような、大げさな手順を踏むこともない心ゆくまで楽しめればそれでいいの。
お茶を飲むときにただ味わうだけではなく、心の安寧も感じてもらえたらいいなと思ってるよ。
身体を洗って服を着替えてお香を焚くというような、大げさな手順を踏むこともない心ゆくまで楽しめればそれでいいの。
お茶を飲むときにただ味わうだけではなく、心の安寧も感じてもらえたらいいなと思ってるよ。
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②他にはどんなこだわりがあるの?
これも偶然の出会いというものだ。
そこまで遠慮することはないさ。
そこまで遠慮することはないさ。
お茶を味わうには、まずお茶を淹れるのが先だ。
こだわりを語るなら、お茶の淹れ方から始めねば。
どうこだわるかは、お茶の種類によって決まる。
こだわりを語るなら、お茶の淹れ方から始めねば。
どうこだわるかは、お茶の種類によって決まる。
雲来の白豪の場合、葉の形が銀針に似ているから、熱湯は適さない。
お湯の温度が沸騰時の七割程度にまで下がるのを待つ必要がある。
沸騰したお湯を少し放置した後、すかさず注げばいい…
お湯の温度が沸騰時の七割程度にまで下がるのを待つ必要がある。
まず少量の熱湯に茶葉を浸してから、急須に適量のお湯を注ぐ。
そのまま静かにしばし待ち、お湯の色が淡い琥珀色になればようやく飲み頃だ。
淹れる順序で言えば、碧水の青茗はその真逆。
先にお湯を注いでから、茶葉を入れる…
沈玉の谷の銘茶・游韻単叢は、高温で淹れるのがポイントだ。先にお湯を注いでから、茶葉を入れる…
沸騰したお湯を少し放置した後、すかさず注げばいい…
それと游韻単叢には小振りな急須と茶杯がいい。
急須に入れるお湯の量はあまり多すぎてはいけない…
急須に入れるお湯の量はあまり多すぎてはいけない…
二言三言では、とても細部まで説明しきれない。
ちょうど先日、フリースランドさんの提案を受けて、うちの茶坊の名匠たちが共著でお茶の淹れ方と味わい方のコツを教える本を出すことになった。
お茶の種類ごとにこだわりを極めたいなら、出来上がった本を熟読すればいい。
きっと収穫があると思うぞ。
お茶の種類ごとにこだわりを極めたいなら、出来上がった本を熟読すればいい。
きっと収穫があると思うぞ。
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③また今度じっくり話を聞かせて…
では縁があればまた会おう。