可慎(千岩軍)

会話 修正(吹出) 璃月

(やっぱり強敵と戦わないと…)

実戦は練兵の基本だ。
やはり強い相手と勝負する必要がある!

①相手?

その通り!
相手といっても様々だ――
任務で突撃する前に率先して賊と交戦するのは、賊を相手にして思う存分力を発揮できるようにするためだ。
演習時に林隊長と真剣勝負をするのは、教官を相手にして敵将との対決を模擬訓練するためだ…
もちろん、隊長の武術は私よりはるかに上だから、普通は私が打ちのめされて、隊長が寸止めしてくれる。
休憩中に鏢師たちと手合わせすれば、拳法の稽古もしっかりできる。
槍が振るえず、白兵戦を余儀なくされた時、こうした武術はきっと役に立つに違いない。
つまり、どんな相手でもそれぞれ違った環境下での戦法が鍛えられる。

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②普段の訓練では足りないの?

いやいや。
千岩軍の定例訓練は槍術の基本練習、防御布陣の要点、攻撃隊形の行軍と展開など数十項目の内容を網羅している…
科目の広さはほとんど申し分ないが、残念ながら深さはほとんどが一般兵士を対象にしている。
こうした科目に習熟して、さらに実力を上げたいなら、新たに別の道を切り開かねばならない。
私の人生の目標は玄文獣のような魔獣と一人で戦って勝つことだ。
でも私はまだ岩王帝君に認められておらず、神の目は持っていない。
だから、純粋に武芸を磨き、身体の限界に挑むしかない。

 >その玄文獣の戦力は…

数値では評価できない。
人にも武術の非才と天才がいるように、非力な大男もいれば非凡な剣技を持った小柄な少年がいるように…
玄文献の中にも、軽装の鏢師でもひとまず対処できるほど弱い個体はいるだろう。
そして今のところ玄文獣の中で一番強い者に関する情報はごく少ない。
今は敵を侮ることなく、相手の力量を想像するしかない…
そうだな、例えばつかんだり叩いたりするだけで、帰終機が直撃するのと同じくらいの威力があるとか。
やれやれ、凡人の体で本当に立ち向かえるのだろうか?
…くじけてはいけない。
さらにしっかり訓練しなければ!

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③もっともだね!また今度話そう!

む?
認めてくれてありがとう。
機会があれば、今度手合わせしないか?