マディーハ(「幻のおもちゃ王」)

3.8 修正(吹出)

マディーハ
私の大切な協力者のお二方、お帰りなさいませ!
聞きたいことがたくさんあります――
「ヒャッホーギツネ」の操作性はどうでした?
飛行エンベロープは十分でしたか?

①ははは!最高だった!

パイモン
「ヒャッホーギツネ」の操作は難しくなかったし、楽しく遊べたけど、おまえが言うその…
専門用語のことは、どう答えたらいいのか分からないぞ!

マディーハ
ええ、お二人の回答はいわゆる「ユーザーは正確にフィードバックできない」の範疇ですし、よくあることですよ!
問題ありません!
何度お試しいただいても「ヒャッホーギツネ」をパーソナルカスタムしない状態でテスト挑戦をクリアできるならば、この子の飛行性能は予測通りということになりますから!

パイモン
パーソナルカスタム?
なんだか複雑そうな言葉だな!
蛍もきっとよく分かってないだろ!

 ❶パイモンのために技術を学ぼうか…
 ❷パイモンに空気噴射パックを付ける!

パイモン
や、やだぞ!
オイラは魔物と空で戦う必要なんてないし、スピードなんて全然いらないんだからな!
それに、オイラが早く飛び過ぎちゃったら、おまえが追い付けなくなるだろ!
先に行って待っててあげたとしても、追いかける間はずっと独りぼっちで、喋る相手もいないし、一緒にごはんを食べる人もいないし、景色も一人で見ることになるから、きっとすっごく寂しいぞ!
二人で旅できないなんて、ちっとも面白くないぞ!

  ❶わあ!確かに!
  ❷わーん!パイモンは私を見捨てないもん!

マディーハ
素早く飛べるチャンスがあるにも関わらず、仲間を捨ててまでは進みたくないと…
あなたたちの会話に…
私、ちょっぴり感動しました!
私にちょっと投資してみませんか?
そうですね…
6千万モラあれば大体足ります!
そうすれば、こちらのお姉さんのために、風の翼の全身を補助する空気噴射バッグを開発して、あなたにはそれのミニバージョンを作って差し上げますよ!
十数年いただければ、開発できると思います!
その暁には、二人とも素早く空をかけることができますよ!

パイモン
おい!
なんで急にモラの話になるんだよ?
かなりの大金だし、その上オイラたちを十数年も待たせるなんて…
大体、まだ小さな飛ぶおもちゃを完成させたばかりなのに、もう人間用の大きな装置を作ろうとしてるなんて、本当に大丈夫なのかよ?

マディーハ
もちろんです!
どうかこの「幻のおもちゃ王」の実力を信じてください!

   ❶なら分け前で支払う!
   ❷投資の話はサンプルを作ってからにして!

パイモン
それはいい考えだな!
「ヒャッホーギツネ」はよく売れるってマディーハが言ってたし、いっぱいモラを稼げそうだよな。
コホン、「幻のおもちゃ王」、オイラたちはおまえの一番大事なビジネスパートナーだよな。
「ヒャッホーギツネ」はよく売れるって言ってたし、オイラたちにも大量の分け前がある…
つまりもしかしたら、来年には、逆におまえがオイラたちに6千万…
いや、もっと多くのモラを支払わないといけなくなってるかもってことだ!
オイラたちへの誠意の証に、まずはプロトタイプを作ってくれ!
オイラと蛍が満足したら、状況によっては、オイラたちへの借金を減らしてやらんこともないぞ!

マディーハ
まさか、まさかビジネスの話でビジネスの話に対抗してくるなんて…!
くっ…
ででで、ではまずは「ヒャッホーギツネ」の発売を待って、様子を見ましょう!
あなたたちもそう焦らないでくださいね!
さっきの話は…
お気になさらず!
忘れていただいても結構です!

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②はー!ダメダメ!

パイモン
え?そうか?
オイラは別になにも…
蛍のやつ、色んな人の発明をテストしすぎたせいで、評価の基準が厳しくなってきてるみたいだな!

マディーハ
まさかのマイナス評価ですか!
具体的にどこが良くなかったか教えていただけますか?

 ❶飛行速度が遅い…
 ❷機動性が低い…
 ❸上手く言えないけど、とにかくダメ…

マディーハ
うーん…
確かにそっち方面の準備もしないとですね。
要求が厳しいユーザー相手だと、回答が独特過ぎて、どう手を付ければ良いのかまったく見当がつかないものですし…
発売時の宣伝広告では、まずそういうタイプのユーザーを対象から外さないと――
ゲホゲホ、何でもありません!
とにかく、まずは私の方でチェックしてみます!
フィードバックありがとうございました!

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③それよりも、まずはマディーハのことを教えて…

パイモン
そうだぞ!
おまえ、「幻のおもちゃ王」を自称するからには、きっとなんかすごい…
ええと…
デザイン経験とかがあるんじゃないのか?
…ってことだよな?
しかもおまえは投資…
ええと、とにかくすっごくすっごく大量のモラにも詳しいわけだろ?
昔、きっと大金を稼いだことがあったんじゃないか!

マディーハ
うっ!えっ!あっ!
せ…精神攻撃!

パイモン
どうしたんだよ!
急に苦しそうな声だして…
今にも死にそうじゃないか!

マディーハ
いいえ、心の痛みで死にはしません!
死ぬならせめて…
大金持ちになって、欲に塗れた生活の中で遊びすぎて死にたいです!
商機を逃したという後悔以外に、もう怖いものはありません!
だって私は…
三ヶ月間も砂漠の中を徒歩で旅して、無事でいられた人間ですから!
私がお約束した報酬を一時的に支払えないからといって、私につきまとって、砂漠に追い込んだやつらには到底分かりっこありません!
私の超絶アイデアはいつか、モラに変わるってことを…!

 ❶つまりいっぱい借金がある。
 ❷実はただ借金を抱えてるだけなんじゃ。

マディーハ
やめてください!
そんな風に、俗っぽく言わないでください!
私はただ!
果てしない幻のようなおもちゃの神髄を探し求める道中で、たくさんの…
サンクコストを払っただけですので!

パイモン
なんか、マディーハの状況が分かった気がずるぞ…
それと「幻のおもちゃ王」って称号がどういう意味なのかも…

マディーハ
お二人が人を見る目をお持ちで、私と長期的なお付き合いを続けて下さり、長期的に資金を提供していただけるなら…
私が成功した暁には、千パーセントの報酬をお支払いしましょう!
どうです?
これを機に私たちの今後のおもちゃ帝国のために、少しだけ救いの手を差し伸べてみませんか…?

パイモン
色々言ってるけど、オイラと蛍にモラをせがんでも、軽々しくあげたりしないぞ!

  ❶あげたりしないぞ!
  ❷こっちは貧乏なんだから!

パイモン
そうだそうだ、オイラたちは貧乏なんだ!
って、そこまでじゃないだろ!
まあでも、オイラたちの旅はまだまだ長いし、いっぱいモラが必要なんだ!
それに、オイラたちのモラだってちょっとずつ稼いだものなんだぜ。
気軽に人にあげてたら、オイラと蛍はとっくに腹ペコで行き倒れてたぞ…

マディーハ
うっ…
警戒心がお強いですね。
投資は引き出せそうにありません…
まあ、いいでしょう!
あとになって後悔しないでくださいね!
早めに投資してくださったほうが、分け前も多いんです!
後になって便乗したくなっても、そう簡単にはいきませんから!

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④それではお先に!

マディーハ
あれ!
まだ遊び足りないんですか?
ってことは、「ヒャッホーギツネ」を操作して遊ぶこと自体が面白いということですね…
良かったです。
これで私の設計目標も達成ですね!