黄金の眠り/熱砂の夢

修正(吹出) 世界任務

◆ナハティガル(商人)
◆ティルザード
◆ジェイド
◆ジェブライラ
◆ミルサド
◆オーミド
◆ブンブン
◆エルマイト旅団のメンバー
◆サミエル
◆ボニファズ(商人)

オアシスで留守をしている商人と駄獣が危険に遭遇するかもしれない。
早くオアシスの拠点に戻って、ナハティガルの安否を確認しなければ。

…オアシスに戻る…

パイモン
あれは…
エルマイト旅団のやつか?
まさかサミエルの手下?
蛍、早くナハティガルたちを助けようぜ!

…エルマイト旅団を倒す…

ナハティガル
みんな無事でよかった。
ったく、あの連中、ものすごい剣幕でやってきてな。
だがジェブライラが教えてくれた方法で、何とか乗り切れた。
ボニファズにもジェブライラみたいな知恵があれば、俺らの商売も少しは楽になるんだけどな。

ティルザード
それは買い被りすぎた。
彼の「知恵」だなんて…
彼はやつらと同類なんだ。
こういうのに慣れてるに決まっている。

ジェイド
父さんがそんなことするはずない!

ジェブライラ
いいんだ、ジェイド。
悪いのは俺だ。

ジェイド
過去に何があったかなんてどうでもいい!
今の父さんはサミエルと何の関係もないでしょ。
これだけで十分!

ナハティガル
おいおい、どうしたってんだ?
オアシスで一晩過ごしたら、みんな腹を割って話せる仲になったと思ったんだが。
なんでまたこんなピリピリしてるんだ?

パイモン
話せば長くなるんだけど…

ナハティガルにこれまでの経緯を説明した…

ナハティガル
…そんなことがあったのか。
だが、この件については、俺も意見を言える立場じゃないな。

パイモン
えっ?
どうしてだ?

ナハティガル
だって、ティルザードさんは最終的に報酬を出してくれる人だろ。
どっちの肩を持つにしても、後々面倒じゃないか。
ジェブライラに肩入れしたら、ティルザードさんに嫌われる。
ティルザードさんを選べば、ジェブライラの助けがなくなって俺も困る。
周りは黄砂に囲まれていて、狙ってくる悪者だっているだろ…
蛍、お前ならどうする?

【?】①ティルザードの言うことも一理ある

パイモン
うぅ…
ジェブライラを信じてやりたいけど、あいつは自分の過去をあまり話してくれないからな。
いきなり変なやつが出てきて、昔の仲間だって言うし、あいつも否定しなかったし…

>互いを信用する前提条件は誠実であること。

パイモン
ああ、ジェブライラもみんなに本当のことを話してくれれば、分かり合えると思うぞ!
何といっても、ジェイドはあいつの娘だ。
ジェイドを育てた人が悪者だなんて、想像できないぞ…

-------------------------

②ジェブライラは反省したはずだ。

パイモン
オイラもジェブライラが悪いやつには見えないな。
えっと…
あこのサミエルってやつ、しゃべり方が変だったろ!
あいつの言うことはあんまり信じないほうがいいと思うぜ。

>彼はジェブライラに恨みを持ってる。

パイモン
そうだな。
どっちにしろ、今のジェブライラはあいつの仲間じじゃないってことは確かだ。

-------------------------

ナハティガル
ああ。
今一番大事なのは、ティルザードさんにジェブライラのことを信じさせることだ。

ティルザード
君は商人だろ。
信頼の大切さが分からないのか?
どの分野においても、不正を働くものは研究する資格を剥奪されるんだぞ。
君は、君を騙した人と商売を続けるのか?

ナハティガル
いや、それは…
状況によるな。
ハハッ、他人のことは知らんが、俺とボニファズのモラルの基準はわりと柔軟なんだ。
利益とリスクを天秤にかけた時、俺たちは常に賭けのほうを選ぶ。
そうでなけりゃ、ティルザードさんの依頼も引き受けなかったさ。

ティルザード
君たちは…
はぁ…

ナハティガル
前にも言っただろう。
ティルザードさんは硬すぎるって。
俺が思うに、サミエルのことはいったん忘れて、それで考えてみろ。
ジェブライラは、今までアヴドゥラさんに危害を加えたことはあるのか?

ティルザード
…それはないが。

ナハティガル
じゃあ、彼は自分の行動で証明してるんじゃないか?

パイモン
そうだな。
ティルザードが酔っぱらって騒いでた時だって、ジフェブライラが残って面倒を見てやってたんだぞ。

ティルザード
うっ…

>仲間割れしてる場合じゃない。

パイモン
そうだ。
地図にあったマークの場所は、まだ見つかってないよな。
オイラたちの中で、一番砂漠に詳しいのはジェブライラだ。
あいつのガイドがないと、この先の道のりは大変になるぞ。

ティルザード
…分かった!
パイモンと蛍は信頼できる人だ。
そこまで言うのなら、君たちに免じて受け入れよう。

パイモン
へへっ、これでティルザード考古小隊も解散せずに済んだな!

ジェブライラ
今はまだ時間がある。
今後の探索に備えるためにも、次のオアシスへ向かうべきだ。
そこで少し休もう。
お…お前たちの信頼に応えるために、俺は説明してもいいと思ってる。
だが今は、先を急ごう。

ひとまずジェブライラの言う通り、次のオアシスで拠点を作ろう。

…次のオアシスに行く…

ジェブライラ
話さないといけないことが沢山あるが、まずは拠点を作ろう。

ティルザード
酒も食事も終わったし、どんな言い訳があるのか、君から聞かせてもらおうか。
それと、さっきこっそりナハティガルに渡したのは…
何だ?
商人を利用して、敵に手紙を送ったりしてないよな?

ナハティガル
ティルザードさん、その言い方ちょっときつすぎやしないか?
話したいことも話せなくなるだろ。
ただ細かいことを記したメモだ。
お前たちが持っていけない荷物について書いてある。
戻って来た時に、その荷物はまた持っていけばいい。

ジェイド
別に言い方がきつくてもいいよ。
あたしだって怒ってるんだから!
ティルザードさんはまだしも、あたしにも昔のことを教えてくれてないんだよ!
父さんが大悪党だったなんて信じないけど、父さんが隠してるから、今こうなったんだからね。
もっと早く本当のことを話してくれれば、今のトラブルもなかったんじゃない?
はぁ!
今は頭が混乱してて、どこから聞けばいいのかも分からないよ。

>サミエルとの関係を話してほしい…

ティルザード
そう!
それをはっきりさせないと、私は夜もぐっすり眠れない…

ジェブライラ
サミエルのことなら、お前たちの聞いた通りだ。
やつの言ったことはすべて本当だ。
俺はやつと同じで、エルマイト旅団「トトメス」の一員だった。
その後、俺はあいつを――
トトメスを裏切った。

ジェイド
母さんのことで?

ジェブライラ
いや…違う。
この件は誰にも話さずに済むと思っていたが…
もとはと言えば、俺のせいだ。
俺とサミエルには、元々わだかまりがあってな。
ただ当時の俺は、自分のことをちっぽけな砂だと思い、トトメスの言いなりになっていた。
ユフィは有能な学者だった。
トトメスは彼女の知恵を欲しがっていた。
アフマルが残した謎を解くために、彼女の知識を利用しようとしたんだ。
そして、俺は彼女を砂漠まで「招待」し、彼女とともに各地の遺跡を探索した。
俺たちの数年間の探索に成果がなかったわけではないが…
その成果だけでは、トトメスは満足してくれなかった。

ティルザード
その「成果」に、ジェイドも含まれているのか?

ナハティガル
…コホン!
ティルザードさん、そこははっきり言わなくてもいいかと…

ティルザード
これは合理的な推測だ…

ジェブライラ
…さっき俺が言った通り、俺とサミエルには元々わだかまりがあった。
ジェイドが生まれてから、俺は常に自問していた。
今さら昔みたいに、トトメスの任務をそのまま実行することができるのだろうか。
そしてサミエルの行いは、容認できるものなのかと。
最後、俺とユフィは研究のスランプを理由に、ジェイドを連れていったん砂漠を離れ、トトメスからも離れた。
だが、サミエルは俺の弱みを見抜いていた。

パイモン
あ、まさか…

ジェブライラ
やつからしたら、トトメスのためにアフマルの謎を解けない学者は何の価値もない…
あいつはユフィさえいなくなれば、俺もやつのように、トトメスを離れる理由がなくなると考えたんだ。

ジェイド
父さん…

ティルザード
なんてひどい話だ!
そんな光景を目の当たりにしたら、もう穏やかに眠ることもできないだろう?

ジェブライラ
俺は…
できることをするしかない。

>今回サミエルに会ったのも偶然だったの?

ジェブライラ
偶然で、偶然ではなかった。
トトメスはアフマルの謎を解くチジャンスを見逃さない。
やつらに会うことは予想していたが、サミエル本人に会うとは思わなかった。

パイモン
ファデュイも一緒だったぞ!
サミエルとつるんでなにを企んでるんだろうな、うーん…

ジェブライラ
目的を達成するために、使えるものは見逃さない。
サミエルはそういうやつだ。

>ジェブライラがこの旅に参加した目的は?

ジェブライラ
俺の目的?

①報酬のためじゃないでしょ?

ナハティガル
報酬のためだっておかしくはないだろう。
ティルザードさんはこう、世間知らずのお金持ちで…
コホン、こんな太っ腹な雇い主はなかなか見ないからな。

ティルザード
私はまだ酔っていないぞ。
耳だってちゃんと聞こえているからな!

-------------------------

②キングデシェレトの謎が気になるの?

パイモン
えっ?
でもジェブライラも言ってたろ。
ユフィと何年研究しても結果が出なかったって…
今さらティルザードをあてにして大丈夫なのか…

ティルザード
私がダメだと言いたいのか?
よく聞け、パイモン。
今回の論文はどう書けばいいのか、大体見当がついている。
明日は足りない部分を補足しに行くだけだ。

-------------------------

ジェブライラ
ジェイドの言う通りかもしれない。
砂漠に来ると、家に戻ったみたいだ。
俺も所詮は砂海の一粒。
ここから生まれ、ここに埋もれていく。
俺とユフィは魚と鳥のようだった。
しかし、アフマルの秘密は俺たちの運命を交差させた。
そして今、異国から来たお前も、俺と同じ秘密のためにここに来た。
みんなにこの話をしなかったのは、俺の勝手な意向だ、ジェイドとは関係ない。
背負う必要のないものを、この子には背負ってほしくなかったんだ。
ティルザード、俺たちはアフマルに対して違う意見を持っている。
だが、お前はヒンディ家の学者だ。
玉座にさえ辿り着ければ…

パイモン
…玉座?

ジェブライラ
明日の目的地である聖顕殿は、アフマルの玉座がある場所だ。
砂漠の伝説によると、選ばれし者だけが、玉座の前に跪く資格があるらしい…
今は昔と違う。
アフマルの黄金の眠りを覗くチャンスがあれば…
ユフィと俺の長年の願いも叶うだろう。
そのために、俺は約束通り、ティルザードを最後まで守り切る。

ティルザード
ああ…
分かった。
私と蛍だけでは、力不足かもしれないからな。

パイモン
オイラはカウントされないのかよ!

ティルザード
パイモンは戦力に入らないだろう?

パイモン
ふん、ティルザードと比べたら、オイラのほうが強いぞ。

ティルザード
ところで、私は今また新しい不安が芽生えたんだが…
ジェブライラは復讐しようとしないのか?
何度も約束通り、任務がするまで私を守る切ると言っているが…
妻殺しの仇は笑って済ませるものではないぞ。
その…
もし再び彼に会ったら…
まあ、絶対に会うだろうが、あいつはおそらく終点で私たちを待ち伏せするに違いない。
これくらい私にだって分かる。
その時、君はどっちを優先する?
前へ進み、妻の仇を取るのか…
それとも後ろへ退き、私たちの安全を守るのか?

パイモン
ティルザード、なんでそんな意地悪な質問するんだよ!

ティルザード
これは現実問題だぞ!
私の命にも関わってる。
当然はっきりさせないと…

ジェブライラ
サミエルの血を支払うことで、ユフィの命が取り戻せる…
こんな安い商売なら…
…たとえやつを何十回、何百回殺す必要があっても、俺は何もためらいはしないだろう。

パイモン
ひっ…

ジェブライラ
ふん…
くだらないたとえ話だ。
アフマルが見向きもしない妄想に過ぎない。
今はただ、彼女が無限の砂海で、安寧を得られることだけを祈っている…
前へ進まず、過去の恨みに囚われたままのやつじゃ、娘は育てられない。
だから俺は黄砂を捨てた。
ジェイドをそれらから遠ざけた…
彼女にとって意味のない感情からな。

ジェイド
父さん…あたし…
あたし何も知らなかった。
父さんは砂のことが、ここの熱い風が忘れられないなんて適当なこと言っちゃった…
父さんが嫌なら、ここを離れよう!
サミエルのことなんてもうほっとこう…
正直、昔の話は知りたかったよ。
父さんが母さんとどうやって知り合って、愛し合ったのか、どんな道を歩んできて、どんな風景を見てきたのか…
けど…
けどさ、その思い出が父さんを苦しめてるなら、あたしは知らなくてもよかった。
すべてここの黄砂に埋めよう!
砂のことも、好きだなんて思わない。
ここも家だと思わないようにするから…
物心ついた時から、あたしは父さんと二人で寄り添ってきた。
父さん以上に大切なものなんてこの世にない…
父さんさえ生きてれば、どこだって家になる…

ティルザード
それはダメだ。
行っちゃダメだぞ。
私たちの任務はまだしてないんだから!

①さっきまで疑ってたくせに…

ティルザード
状況が変わった!
今は完全にジェブライラのことを信じている。
少なくとも、彼はサミエルの仲間じゃない。
うん…たぶん。

-------------------------

②ティルザードは本当に言葉の使い方が巧みだ…

ティルザード
そうか?
それなら、ぜひ私が書いた文章を読んでほしい。
私は話すよりも、書くほうが得意だからな!

パイモン
さすがのオイラでも、蛍が褒めてないって分かるぞ!

-------------------------

ジェブライラ
安心しろ。
俺は中途半端に辞めるつもりはない。
俺はいつか必ず、彼女と「永遠のオアシス」で再会するつもりだ。
その時、甘美な泉水が塩水に取って代わり、喜びが痛みや悔いを洗い流す。
薔薇も枯れることはなく、宴も幕をことはない…
だが、その日はまだまだ先のはずだ。
今ではない…
今は、遂行しなければならない使命が俺にはある。
彼女もそれを知ってるはずだ。
お前がアフマルの秘密を解くのを手伝い、任務が終わるまでお前を守り切る。
サミエルに邪魔はさせない。
俺がすべての障害を排除する。
ユフィのことは…
また別の機会にジェイドに話そう。
時間が苦い不純物をろ過してくれるだろう…
うまく言えなくてすまない。
…彼女の美しい品性は、俺の言葉をもってしても、その千分のーも表現できない。
だが、お前が聞きたいのなら…
俺が知っているすべてを教えよう。

ジェイド
あたし…
あたし今すごい混乱してる。
父さん、あの歌を、もう一回歌ってくれない?
「星々が荒野から昇り…」。
これを聞くとね、心が何だか落ち着くんだ。

ジェブライラ
この歌もユフィが…
彼女がアフマルの文献から解読したものだ。
「星々が荒野から昇り、夜驚も果てのない日々を厭う。
薔薇の王冠を外す時が訪れ、ぶどう酒で俗世の埃を洗い流そう。」
今夜も俺が見張りをする。
みんな早く休んでくれ。

-------------------------

ナハティガル
サイリュスの機嫌がよさそうでよかった。
風車アスターも…
調子がいい。
風車アスターって名前は、こいつが酒樽を倒してその場でずっとグルグル回ってたところから付けたんだ…
最初は「酒樽」にしたかったんだが、ボニファズが「酒樽」の響きがよくないって言ってな。
「蒲公英がいるんだから、風車アスターもいたほうが自然だろう?」ってさ。
あいつは俺の相棒だが、名前を付けるセンスはどうも納得できない。

■諸相随念浄行
(俺のネーミングセンスはあいつよりずっと優れてる。)

-------------------------

ミルサド
はぁ、この年で冒険者に転職できるかな。
でも、やってみないと分からないよな?
オーミドが俺が冒険者になるのを聞いたら、絶対に正気じゃないと思うはずだ。
だから、彼に内緒でこっそり旦那様に言う。
君たちも彼には内緒してくれよ…

■諸相随念浄行
(オーミドが邪魔してこないように…)

-------------------------

オーミド
決めた!
俺はオルモス港に行く!
何をするかは…
まだ決めてないが、他の商人の商売を参考にすれば何とかなるさ。
アアル村に戻ったら旦那様に伝えるよ。
あの人は人手不足だと言ってくると思うが、まあ、ミルサドがいるから大丈夫だろう。

■諸相随念浄行
(ミルサドは俺についてくるだろう…)

-------------------------

ジェブライラ
出発する時が来た。
しかし、影に潜む毒蛇には常に注意を払わないと…

マップに標記された場所に行って探索しよう。

…聖顕殿へ向かう…

…聖顕殿を探す…

ティルザード
ふぅ…
やっと着いた。
しかし…
私はまだ酔っているのだろうか?
それとも砂のせいで目がおかしくなったのか?
ここが本当に、私たちの探していた場所なのか?
聖顕殿…
そう見えるような、見えないような…

ジェイド
前から聞きたかったんだけど、ティルザードさんってお酒が弱いくせに、どうしてそんなに飲むのが好きなの…?

ブンブン
ピ…ピピ?

ティルザード
…飲んだらスラスラ書けるかと思ったんだ。
だが、実際はクラクラするだけだった。
ふむ…
確かに控えるべきだな。
でも大丈夫。
出発する前に、ナハティガルから眠気覚ましドリングをもらったからな、今は目が冴えているぞ。

>ここには、何かがちょっと足りないような。

ティルザード
ちょっとどころではないだろう。
聖顕殿は、存在すべきところに存在しているが、私たちの前に現れることを拒否しているようだ…

パイモン
えっと、どういう意味だ?

ジェブライラ
しっ、あっちを見ろ。

パイモン
エルマイト旅団だ!
一足先にここに着いてたのか…
ど、どうしたらいいんだ?
ここは逃げるべきか?

ジェブライラ
いや、少し「交流」してみよう

ティルザード
この前は「楽しい交流」などできなかったぞ。
君たちだって、拳を交わしたじゃないか。
今さら仲良く交流なんかできるのか?

ジェイド
あははっ、まさかお茶に誘うとでも思ってるの?
こういう時はもちろん、あたしたちの手段で交渉するんだよ。
それでもダメなら、拳で「交流」するしかないね。
何せ、これがあたしと父さんの本職なんだから。

マップの標記されたところに行ったが、古跡はなかった…
近くにいる者なら何か知っているかもしれない、エルマイト旅団に状況を「聞いて」みよう。

…エルマイト旅団の拠点に行く…

エルマイト旅団のメンバー
お前ら…
学者と裏切り者か?
ちょうどいいところに来た。
サミエルから念押しされてるんでな、返してもらうぞ!

パイモン
返すって、おまえらのものを借りた覚えはないぞ!?

エルマイト旅団のメンバー
ふん、とぼけでも無駄だ!
いくぞ!

パイモン
わっ!
こいつら、最初から交渉する気なんてなかったんだな!

…エルマイト旅団を倒す…

ジェイド
あいつら、全力を出してなかったみたい。
おかしいね…
でも、サミエルから念押しされたことって、いったい何だろう?

パイモン
ブンブンのことかな?
ブンブンはさらわれたことがあるし。

ブンブン
ピピ!?
ピー…

ジェイド
うん…
確かに。
ティルザードさんはもちろん、ブンブンもちゃんと守らなきゃ。

ジェブライラ
やつらは、しばらくここに滞在していたんだろう。
探せば手がかりが見つかるかもしれない。

-------------------------

ティルザード
くぅ一っ、ナハティガルの眠気覚ましドリンクはすごいな。
いま机に座れば、十万文字くらい一気に書ける気がする。

■諸相随念浄行
(帰ったら、また何本か買おう…)

-------------------------

ジェイド
ブンブン、もう悪い人に付いていっちゃダメだよ。
ティルザードさんはすべての謎を解いたら、帰って壮大な論文を書き上げるみたいだから…
ブンブンは、あたしと父さんと一緒に家に帰ろう。
パイモンと蛍みたいに、ブンブンもきっとあたしといい仲間になれるはずだよ、ヘヘ。

■諸相随念浄行
(ブンブンは弟?それとも妹かな?)

-------------------------

ジェブライラ
……
サミエルは暗闇で俺たちを見張っている。
今は安全じゃない。
認めたくはないが、俺がやつのことを知り尽くしているように、やつも俺のことを知り尽くしている。

■諸相随念浄行
(まだ、その時じゃない…)

-------------------------

サミエルのメッセージ
商人から裏切者の居場所を突き止めた。
鍵は一つじゃない、無理に強奪する必要はない。
もし何か聞かれても、あの女と「齟齬」があったことを言う必要はない、すぐに撤退しろ。
このことに進展があれば、あの女を相手にするための武器ができる。
サミエル

-------------------------

拠点に手がかりが残されているかもしれない。
しっかり探してみよう。

…エルマイト旅団の拠点で手がかりを探す…

パイモン
うぅ…
違うな。
他を探してみようぜ。
ここにもない…
また他を探してみようぜ。
これは…
わからないな。
持ち帰ってジェブライラに見せようぜ!

一通のメッセージ
暗号で書かれたメッセージ。
誰が、どんな目的でここに置いたかはわからない。

暗号で書かれたメッセージを見つけた。
ジェブライラなら解読できるかもしれない。

…手がかりをジェブライラに報告する…

パイモン
ジェブライラ!
こんなのを見つけたぞ。
手がかりになるかは分からないけど…

ジェブライラ
俺がまだトトメスにいた頃、俺たちはこのような暗号を使って、互いにメッセージを残していた。

パイモン
おっ!
つまり、ジェブライラならこれが読めるってことだな?

>サミエルなら彼が読めると知っているはず。

パイモン
えっ?
じゃ…じゃあ、これって全部サミエルが仕掛けた罠ってことか?

ティルザード
君たちの過去の因縁が、いつか私たちに災いをもたらすことは分かっていた…

ティルザード
はぁ、ブンブンよ。
今すぐスメールシティに帰ろう。
論文が二章分も欠けてしまうのは少々残念だが、命あっての物種だ、いつかまた戻ってこれるだろう。

ブンブン
ピ?

ティルザード
次は経歴のまともな助っ人を探して頼もう…

ジェブライラ
今の状況を利用しよう。

パイモン
ん?
どういうことだ?

ジェブライラ
やつらは、俺たちより先にここに辿り着いた。
そして、しばらくここに滞在していただろう。
当然、何の発見もないはずがない。
しかし、肝心なものが足りなかったため、やつらはこれ以上進めなかった。
俺たちは、ちょうどやつらの足りないものを持っている。

①ブンブンのこと?

ジェブライラ
そう、それと石板だ。

-------------------------

②石板のこと?

ジェブライラ
そうだ。

-------------------------

③ティルザードの知恵?

ティルザード
私のような専門家がいないんだ。
彼たちが進めないのも無理はないだろう。

パイモン
…えっと?
本当にそうなのか?

ジェブライラ
ティルザードが持ってきた石板と、俺たちが偶然出会ったブンブンがいなければ、やつらはコアに近づけないはずだ。

-------------------------

ジェブライラ
俺たちからそれらを奪うことで、やつらは目的を達成できる…
が、もっといい方法がある。

>美味しいところだけを持っていくってこと?

ジェブライラ
そう、俺たちが謎を解くのを待つんだ。

ティルザード
ああっ!
なるほど!
全員で協力し研究している時は何もせず手をこまねいて、最後に発表する時に手柄を横取りするやつだな!

ジェブライラ
しかし、ここで俺たちに進展がなければ、やつらの目的は達成できなくなる。
だから、今はやつらが残した情報を利用しよう。
…謎が解けた時、俺たちは戦闘を避けられないはずだ。
だがジェイド、それに蛍、お前たちは怯まない。
そうだろ?

ジェイド
当然でしょ。
次に会った時は、あいつをこの拳で殴ってやるって決めてるからね。

①エルマイト旅団なんて怖くない。

パイモン
そうだな、もっと怖い敵だって倒してきたし。

-------------------------

②私は退かない。

パイモン
オイラも蛍と一緒に、前へ進むぞ!

-------------------------

ティルザード
話してるとこ悪いんだが…
もっとこう、穏便な方法もあるのではないか?
ほら、この遺跡は相当な歳月をここで静かに過ごしてきた。
あと数ヶ月…
いや、数十年経ったところで何も変わらないだろう!
また今度来るとかでもいいんじゃないか!
はぁ、何が利用するだ。
君たちは戦えるから自信があるんだろうが。
あっちは人数も多い、大乱闘にでもなったらどうする。
パイモンは高く飛べるが、私はどうしようもないだろう?
安全面を考慮するなら、やはりスメールシティに戻って戦略を練り直したほうが…
いや、アアル村でもいいぞ!

ジェブライラ
トトメスはキングデシェレトの信者ではあるが、遺跡に対して何か行動を起こさないとは限らない。
通常の方法で解けなければ、サミエルはきっと別の手段を取るだろう…
やつらが先にキングデシェレトの謎を解いたとしよう。
その時、ティルザードがここに戻ってきても、遺跡が今の姿のままである保証はない。

ティルザード
なにっ!?
ここはすべて文化財だぞ!

ジェブライラ
教令院の学者にとって大事な「文化財」であっても、トトメスからすればそうではない。
これらすべてはただの過程、ただの段階に過ぎない…
やつらにとって一番大事なのは、最後の目的をなすこと…
結果だけだ。
ティルザード、まだ分からないのか?
今はやむを得ない状況なんだ。

ティルザード
はぁ…
成功しても喜ぶどころか、暗闇から襲ってくる毒蛇と対峙しなければならないとは…

ジェブライラ
やつは暗闇に潜んでいるが、こっちにも対策はある。
ケガを負わせはしないさ。
この暗号文によれば、アフマルの玉座は簡単に顕現しない。
三つの試練をクリアした人間だけが、その姿を拝む資格を得ることができる。

パイモン
三つの試練って…
周りにある建物のことか?
あそこって巨大な彫像がたくさんあるし、急に動き出したら怖いな…

>それらを倒すのが試練の内容かもしれない。

ティルザード
当たってないといいがな…

ジェブライラによると、三つの試練をクリアした者のみ、アフマルに謁見する資格がある…
とりあえず、その三重試練をクリアしよう。

…三つの試練をクリアする…

鍵の石板・其の一
少し力が残っている石板。
付近の道を開くことができる。
ある意味では、とても古い鍵とても言えるかも?

鍵の石板・其の二
少し力が残っている石板。
付近の道を開くことができる。
ある意味では、とても古い鍵とても言えるかも?

三つの試練を無事にクリアした。
キングデシェレトの玉座への道は果たして開いてくれるだろうか?
マップの標記されたところに戻り、確認しよう。

…聖顕殿への道を探す…

【?】パイモン
うぅ

パイモン
おおっ!
本当に見えてきたぞ!
これって、オイラたちが認められて、拝む資格を得たってことだよな?

ティルザード
どういうことだ?
そこにあったのなら、なぜさっきは見えなかった?
そこになかったのなら、どこから湧いてきた?

ジェブライラ
行こう。
最後の謎が待っている。

聖顕殿はやっぱり顕現した。
キングデシェレトの玉座はすぐ前だ、引き続き進もう。

…聖顕殿に入る…

パイモン
入れはしたけど…
玉座はどこだ?

ティルザード
まったく君は…
入口の真ん前に玉座を置く人などいないだろう。
ホテルのフロントじゃないんだから。
おっと…
ここでこのような、ふむ、不敬な発言をしてはいけないな。
とにかく、キングデシェレトの玉座はもっと「尊い」場所にあるはずだ。
つまり「高いところ」だ。

ジェブライラ
ここの装置は久しく起動していないようだ。
再び起動する方法を探す必要がある。

パイモン
うーん…
早く「玉座」が見てみたい。
キングデシェレトに関係するものって、全部おっきいんだな!
「玉座」もきっとすっごく大きな椅子なんだろ?
へへ、オイラも座ってみたいぞ!

ブンブン
ピピ?ピー。

ジェイド
ブンブン、どうしたの?
下の階に行きたいの?

パイモン
えっ?
玉座は高いところにあるってティルザードが言ってたけど…

ティルザード
ふむ…
高いところに行くには、低いところから始めなければならない。
高い山に登りたければ、まずは低い谷を越えなければならない。
それはまるで…

>人生のようだ。

ティルザード
そう!
まさにその通り!
ふふっ、蛍は私と一緒にいたことで、色々と勉強できたようだな。

キングデシェレトの玉座は尊さを現わせる高所にあるに違いないとティルザードは確信している。
だがその前に、下へ向かう道に進む必要があるようだ…

…聖顕殿の下層を探索する…

…さらに下の階に入る…

…秘儀台座を起動する…

…プライマル構造体・重力場発生器(砂原王都の建造者)を倒す…

点滅する部品
行く手を阻む「プライマル構造体」の部品の一部。
近くにある装置に反応しているかのように点滅し続けている。

パイモン
また三つの試練みたいなやつか?
うぅ…
装置だらけだぞ…
キングデシェレトはきっと、ものすごい宝を隠してると思うぜ。

ジェブライラ
キングデシェレトの叡智…
凡人には理解できないものかもしれない。

パイモン
うぅ…
こんなに苦労して、結局持ち帰る価値のありそうなものがなかったら…
オイラたち…
ティルザードに頼んで、あいつのことは大馬鹿だって論文に書いてもらおうぜ!

…前に進む…

…主殿の中央にある装置を活性化する…

…主殿の中央にある装置を起動する…

パイモン
おう!
これで上の階に行って「玉座」を拝むことができるぜ。
蛍、早く早く!
オイラ、今すぐにでもキングデシェレトの大きな椅子に座りたいぞ!

…聖顕殿の上層に行く…

…聖顕角柱を操作し、聖顕殿の上層に行く…

ティルザード
これは、起動してはいけないものまで起動してしまったのか!?

蛍!
危ない!

…敵を倒す…

パイモン
あれ、どうして止まったんだ?

ティルザード
キングデシェレトは、やはり横暴で理不尽だ。
これまでどれだけ「試練」をクリアしてきたか。
一応、「資格」は持っているんだぞ…

ジェブライラ
行こう。
アフマルの玉座はもっと高いところにある、もうすぐだ。

…上層に行く…

玉座はすぐ目の前だ、気を付けながら進もう。

…探索を続ける…

…玉座に近づく…

パイモン
へへっ、デカい椅子だな。
座るだけで偉くなれそうな気がするぜ!

①私も座ってみたい。
②他の人のだから、座ってもいいことはない。

ティルザード
キングデシェレトは暴君だし、私も良くは思っていないが…
さすがにパイモンの考えは不敬だと思うぞ…
それより何も起こらないな。
ふむ?
何かが足りないのか?
それとも手順を間違えたか…?
確か…
「選ばれし者だけが、玉座の前に跪く資格がある」と、ジェブライラは言っていた…
ま、まさか本当に玉座の前に跪くのか?
私は教令院の学者だぞ。
暴君の玉座に跪くわけがないだろう?
しかもこの玉座、今は空席じゃないか!

パイモン
大丈夫、オイラが座れば空席じゃなくなるぞ。

ティルザード
君ってやつは…
ジェイド、君もパイモンに何か言ってやれ。
ジェイド?
ジェイドはどこにいった?
さっきまで一緒にいたのに?

ジェブライラ
サミエル…

サミエル
ジェブライラ、自分が根っからのトトメスの人間であることを、まだ認めないのか?
自己欺瞞に何の意味がある?
アフマルの玉座が目の前にある。
お前も玉座に目がくらんで、他のものが見えていないんじゃないのか。
黄金の眠りに抗える砂などない。
アフマルの承諾、それはすべての砂が夢見ている帰地だ。
トトメスを裏切ることで、自分の本性までも否定できると思ったのか?
ハッ、お前は必ず戻ってくる、俺は知っているぞ。
ジェイドちゃん、見たか?
お前の親父は、アフマルの玉座を見た途端、何もかも…
お前のことさえも忘れたんだ。

ジェイド
あたしの不注意だ。
父さんとは関係ない!

サミエル
ふん、頑固なところは少しジェブライラに似ているな。
だが、おしゃべりなところは…
ユフィ譲りか。

ジェブライラ
サミエル、すべての謎を解いてやった。
玉座にも連れてきてやった。
お前の願いは…
叶ったはずだ。
ジェイドはお前にとって、もう利用価値はないだろう、その子を離せ。

ティルザード
この、ジェブライラ。
君ってやつは…
やっと本性を現したのか!
利用していたんだな。
君は最初から、あいつとグルだったということか!

サミエル
くくくッ!
これがお前の選択か?
お前の「仲間」は、お前を仲間だと思っていないようだな。

ジェブライラ
ティルザード、お前の考古学の旅もここまでだ。
ここにあるのは、聖顕殿のすべて。
お前の論文に必要な情報もすべて理解したはずだ…
今考えるべきことは、安全な場所まで戻ること…
お前を守り切ると言ったはずだ。
約束は守る。

サミエル
チッチッチッ、欲張りだなぁ!
ジェブライラ、お前のことはよく知っているつもりだ…
だが今のお前を見て、分からなくなってきた。
まったく、何もかも欲しがるんだな?
娘の安全も!
学者の依頼も!
そしてアフマルの秘密も!
強欲の末路は、ユフィが死んだ時に学んだと思ったんだが?
おっと、悪い。
それは俺が教えてやったことだった。
ああっ!
それとも…
お前はその教訓を覚えていて、代償を払う覚悟ができているってことか?
なら、この場にいる誰にその「代償」を払わせるのか、教えてくれよ?

パイモン
こいつ、また変なこと言ってる。
オイラ、意味が分かんなくなってきたぞ…
謎はすべて解けたんだろ?
アフマルの秘密ってなんだよ?

>黄金の眠りも…

ティルザード
それは砂漠の迷信だろう。
そういうのはこう…
抽象的過ぎて、研究する価値もないものだ。
キングデシェレトの知恵を得た者は、黄金の眠りに入る許可を得られ、そこで永遠の安寧と喜びを得ることができる、だったか。
無知な子供以外…
誰も本気で信じるわけがないだろう?

サミエル
これだから三流学者は…
はぁ、ユフィが生きていれば、今頃は名著をたくさん残してただろうな?
お前みたいなやつに、アフマルの遺産をとやかく言う資格はない。

ジェブライラ
…もういい!
アフマルの玉座に座りたければ、座ればいい。
止めはしない。
ティルザードにも邪魔はさせない。
アフマルの玉座に通じる道は、この俺が開けてやる。
俺がティルザードを、蛍を利用して、聖顕殿を顕現させた。
だが、ティルザードに悪いとは思っていない。
こいつは世を驚かせる論文を書きたいだけだ。
「自分だけのもの」という素材も、こいつは手に入れた。
目的が達成できるように協力もした。
だから、ジェイドを返せ。
これですべてチャラだ。

サミエル
妙だなぁ。
なぜアフマルの秘密を口にした途端、お前はそういつも話題をそらすんだ?
空っぽの玉座には、座ろうと思えば誰だって座れる。
資格を持っていない凡人が、玉座に座っただけで偉くなるわけではない…
つまり「祈祷文」こそが要だ…
お前が知らないわけがなかろう?
ふむ…
この後、お前がこっそり戻って来るつもりだったというなら、説明はつくがな。
しかし、残念だ。
ジェイドちゃんを「代償」に支払わない限り…

>肉親より大事なものはない。

パイモン
そうだぞ!
「アフマルの秘密」がなんなのか、知らないけど…
それにティルザードの言うように迷信かもしれないし、本当に実在するのかもオイラには分からない…
けど、たとえ計り知れない力や尽きない財宝と比べても、肉親より大切なものなんて存在しないぞ!

ティルザード
祈祷文がそこまで魅力的なものだなんて…
私は信じないぞ。
聞くだけ聞いて、逸話として論文に書き込むくらいならいいがな。
そんなものでジェイドの命と引き換えられるのなら、ためらうことはない。
言ってやれ。
正直、共倒れにならないと帰れないと思っていたが…
平和的に解決できるのなら最高じゃないか?
しかし、ここまで妄信するとは…
私の知識が不足していたようだ。
キングデシェレトの伝説に関する迷信は、しっかりと研究する価値があるのかもしれないな。

ジェブライラ
……
「星々が荒野から昇り…」

ジェブライラは、オアシスの夜にうたった歌を口ずさんだ。

パイモン
え…えっ?

ティルザード
これは…?

ジェイド
…父さん?

>(ジェブライラ?どうして?)

ジェブライラ
(準備しろ。)

サミエル
「星々が荒野から昇り」…
なるほど。

サミエルは玉座に座り、「祈祷文」を復唱した。

ティルザード
…いったい?

パイモン
蛍、あいつの様子がおかしいぞ!
まるで眠ってるみたいな…
い、いや、呼吸してないぞ!

ジェブライラ
やつは望み通り、アフマルの承諾を得たことで、黄金の眠りに…
「永遠の夢郷」に入った…

>「永遠の夢郷」って、そういう意味なのか!

エルマイト旅団のメンバー
サミエルのやつ、どうしたんだ?
とにかく、お前らはここから生きて帰さないぞ!

ジェブライラ
蛍、構えろ!

サミエルは願い通り、アフマルの約束した黄金の眠りに入った…?
だが、彼の手下はまだ状況を理解できていないようで、こっちに攻撃を仕掛けてきた…
彼らを撃退しないと。

…サミエルの手下を倒す…

ジェイド
父さん!
いったいどういうことなの?
その「祈祷文」って…?

ティルザード
ジェイドの母親がキングデシェレトの文献から解読したものだと、ジェブライラは言っていたな…
まさかここで使うものだったとは…
しかし、キングデシェレトの黄金の眠りとは、自らが「永遠の眠り」につくことなのか?
想像よりも恐ろしい…
早く帰って、学界の共通認識を改めさせる必要があるな。

パイモン
うぅ…
さっき勝手に座らなくてよかったぞ…
やっぱ自分の席じゃないから、座ってもいいことないな!

>疑問はまだたくさん残ってる…

ジェブライラ
アフマルの承諾について、ユフィはこう推測していた…
アフマルに正しい祈祷文を捧げた者だけが、黄金の眠りに入ることが許される。
しかし、それは帰路なき道だ。
「永遠の夢郷」と現世を自由に行き来できる者はいない。
今にして思えば…
ユフィの推測は正しかった。
サミエルは戻ってこないだろう。
リスクの高い賭けだったことは、認めざるを得ないがな…

>何はともあれ、ジェイドが無事でよかった。

パイモン
蛍の言う通りだな!
みんな無事なのが一番大事だぞ。

ティルザード
ふむ?
少し現状を整理させてくれ…
ジェイドが無事に戻り、サミエルの手下も退けた。
サミエルも…
一応は願いが叶ったと言えるだろう。
彼が極悪人でなければ、私も感謝したんだがな…
いずれにせよ、彼は夢見た「幸せと悦び」の地に辿り着いた。
私が彼のことを論文に書こうとも、彼の許可を得る必要はないだろう。
…なんと!
これは大団円ってやつじゃないか!
この私――
ティルザードは、今回の考古学の旅が無事に終了し、大変な収穫があったことをここに宣言しよう!

ジェイド
…本当に終わったのかな?
なんだか実感が湧かないけど…

ティルザード
より正確に言うなら、まだ終わってはいない。
依頼の内容は、私を無事アアル村まで送り返すことだろう?

ジェイド
うん、確かにそうだったね。
ティルザードさんの依頼はまだ終わってない。
気を引き締めておかないと。

ジェイド
ティルザードさんをアアル村に送り返したら、あたしも父さんも自由だね!
へへ、行きたいところに行ける。
あっ!
その、砂漠以外のどこだろうとね!

ジェブライラ
気にするな、ジェイド。
お前の行きたいところならば、俺もついていこう。
ユフィのことも…
お前が聞きたければ、聞かせてやる。
ユフィの研究ノートもだ…
興味があるかどうか分からないが。
途中で失くさないよう、持ってきてはいないが、一部の荷物と一緒にボニファズに預けてある。
アアル村に戻って、荷物を受け取ったら…

ジェイド
じゃあ、さっそく戻ろう!

パイモン
あれ?
なんか、周りの様子がおかしくないか?

ティルザード
何かに取り囲まれている?

ジェイド
どういうこと?
いったい何が?

ブンブン
ピピーピー!

ジェブライラ
まさかサミエルが…
まずい、もしやつがアフマルの知恵を得たのなら、たとえそれが一瞬でも、アフマルの力を手にすることができる…
すぐにここから離れるぞ!

-------------------------

■諸相随念浄行
ティルザード
(…た、助けてくれ――)

-------------------------

■諸相随念浄行
ジェイド
(え?どうしたの?)

-------------------------

ジェブライラ
すぐにここから離れるぞ!

■諸相随念浄行
(あいつらを無事に脱出させるんだ…)

-------------------------

…聖顕殿から逃げる…

サミエル
「アフマルの力は…
俺たちのものに!」

ジェイド
どうしてこうなったの…
建物全体が…
敵になっている?
まさか、これがサミエルの能力なの?
でも、やつはすでに…

ジェブライラ
やつの執念を甘く見たな…
どうやらやつは奔流で自我を保つことができ、アフマルの権能を使って俺たちを呑み込もうとしていたようだ…
やつの精神はすでに現世を離れ、「永遠の夢郷」にのみ存在する。
もはや誰にもやつを止められない…
ただ…

サミエル
「トトメスの願いは…
俺たちが叶えよう。」

ティルザード
せっかく…
せっかく論文の素材が集まったというのに。
これを書き記すことはもうできないのか…?
迷信を軽んじるべきではなかった…

サミエル
「虫けらが…
行かせはしないぞ!
秘密を持って行かせたりはしない…」

パイモン
蛍…
みんな、頑張れ!
あとちょっとだ!
もうすぐここから出られるぞ!
ここから出られれば…
サミエルもアフマルも、オイラたちに手を出すことはできない!

パイモン
扉が閉まった!
蛍…
どうしよう…

ジェブライラ
サミエルはアフマルの権能を奪おうとしている、完膚なきまでに倒さなければ。
だが、あいつの現世における肉体は、すでに消滅しているはず…

ジェイド
肉体がない…
じゃあ、どうやって倒すの?
まさか「永遠の夢郷」の中にいる限り、やつは無敵ってこと…?

ティルザード
いや…
もし彼のいる場所に辿り着ける者がいれば…

ジェブライラ
誰かが「永遠の夢郷」へ行き、やつを阻止して倒せばいい…
俺に任せろ…
必ずお前たちを守る…

ジェイド
…父さん?
で…でもどうやって帰ってくるつもり…?
言ってたでしょ?
「永遠の夢郷」と現世を自由に行き来できる人はいないって…

ジェブライラ
迷っている時間はない。
俺はお前たちを守り抜くと約束した…
お前たちをここで死なせるわけにはいかない!
ここは…

サミエル
ははっ、来たか、ジェブライラ
俺は知っていた…
俺は知っていたぞ!
お前も俺も、トトメスの二つの刃。
俺たちの人生はすべて、黄金の眠りの秘密を解くためにある…
お前は遠回りしたが、今はそれはどうでもいい。
なぜなら、長い長い道の終点で、俺たちは巡り合えたんだからな。
過去のお前は惑わされたんだ。
トトメスの最後の砂は、必ずアフマルの下に帰る。
喉の渇いた者が甘美な泉水を求めるように、永遠のオアシスの幻影こそ、このもどかしさを解消できるだろう…

ジェブライラ
俺はもう…
アフマルの承諾を得て、黄金の眠りに入ったのか?

サミエル
フッ…
お前はまだ「俺たち」じゃない。
…でも大丈夫だ。
もうすぐ、「お前」は存在しなくなる。
「お前」は「俺たち」の一部になる。
その時が訪れれば、余計な言葉ももういらない。

ジェブライラ
いや、俺はお前を止めに来た!
俺の使命は…
ジェイドたちを守ることだ…

サミエル
なぜだ?
なぜそんな些細なことに気を取られる?
偉大なる力がお前の目の前にあるんだぞ。
砂漠の中の奔流のようにだ。
お前は感じないのか?
お前は服従すべきだ。
アフマルの意思はすなわち俺たちの意思。
トトメスの願いはすなわち俺たちの願い。

ジェブライラ
違う!
俺はお前たちの付属品じゃない。
俺は、俺という独立した個体だ。
俺にも俺の願いがある。
ユフィはそう教えてくれた…
俺は戻らない!

サミエル
ジェブライラ、なぜ分かってくれないんだ?
恋とは病のようなものだ。
俺がお前のためを思って、その「病巣」を取り除いてやった。
お前はどうやら、病のせいで理性を失ったようだな。

ジェブライラ
理性を失ったのはお前のほうだ、サミエル。
アフマルが承諾した黄金の眠りはこんなんじゃない…
「俺たち」だけがいて、「俺」がいないなんて悲しい場所じゃないんだ。

サミエル
俺は悲しんでなどない。
俺は自分の欲求を分かっているからな。
俺の願いは、トトメスと共にあることだ。
それと比べてお前は、人間の温情…
俺はそのような感情を軽蔑する。
それがお前を弱くしたんだ。
お前の裏切りは、ナイフのように俺の胸に刺さった。
だが、俺はアフマルの知恵を手に入れた。
癒えるはずのない傷口も、今はもうキレイさっぱり消えている。
お前も感じただろう?
眠りにつきそうなこの感覚を…
アフマルが夢に誘っているんだ。
ここで俺と無意味な論争をするよりも、眠りにつこう…
お前が、いや「俺たち」が再び目を覚ます時、すべての障害は排除され、トトメスの願いも叶うだろう。

ジェブライラ
…いいや、お前は俺の敵だ!
俺の願いは…
願いは…

サミエル
お前は知っているはずだ。
「俺たち」が砂丘で、お前が砂だと。
俺たちは一心同体なんだ。

ジェブライラ
違う、俺は「裏切りの砂」だ。
俺はトトメスを裏切り、別の道を選んだ…

サミエル
お前は遠回りをしただけだ。
だが、最終的には正しい終点に辿り着いている。
ジェブライラ、認めろ。
これがお前の心に秘められた願いだ。

ジェブライラ
…俺はここに戻りたいと?

サミエル
そう、お前はここに戻りたいんだ。
ここには恨みはなく、あるのは永遠の安寧だけ。
苦い塩水はなく、あるのは飲み干せないくらいの甘美な泉水だけ。

サミエル
眠れ、ジェブライラ、眠るんだ。

ジェブライラ
……

ジェイドの声
(…父さん!父さん!)

ティルザードの声
(か…彼の身体は既に消えてしまった、もう戻ることはない。
ジェイド…)

パイモンの声
(そんな…)

ジェイドの声
(あたし信じないよ!
父さんは約束を守る人だもん。
母さんの話をしてくれるって約束してくれた…
あんたたちも聞いてたよね!
父さんはあたしを騙したりしない。
騙したことなんてないんだ、ひぐっ…)

ジェブライラ
…服従などしない。
ジェイドの言う通りだ…
俺は約束を守る人間だ。
俺はあいつらを守ると、約束した。
最後までな!

サミエル
……
…そうか、分かった。
俗世の絆がお前の足を止めているんだな、「病巣」のように。
あいつらさえ取り除けば…

ティルザードの声
(…扉が開いた?
きっとジェブライラだ…
ジェイド、揺れはまだ収まってない!
ここは危険だ。
もうこれ以上ここにいてはいけない!
でないと、彼の犠牲が無駄になる…)

ジェイドの声
(行くなら、あんたたちだけで行けばいい!
父さんは…
父さんは絶対に戻ってくる。
父さんが戻ってきた時、あたしがいなかったら、きっと悲しむ…
あたしは父さんから離れたりしない!)

サミエル
ふん、愚かだな。
だがもうすぐだ、これら些細な煩悩も、乾い風と共に跡形もなく消え去るはず。

ジェブライラ
そうはさせるか!
ふふっ、そうか。
今になって分かってきた…
サミエル、お前の言う通りだ。
もう「俺」はいない、いるのは「俺たち」だけだ…
だが、「俺たち」の意思は、お前が決めるものとは限らないだろう?

サミエル
まさか…

ジェブライラ
トトメスの二つの刃に上も下もなく、どちらも鋭い。
サミエル、俺と一緒に滅んでもらうぞ!

ジェイド、すまない。
この先の道は、お前自身で歩まなければならない…
お前は俺を許してくれないだろう。
俺が初めて、約束を破ったからな。
ここは人の声でいっぱいだ。
ユフィの声が聞こえたような気がした。
彼女は故郷の歌を口ずさんでいるようだ。
ああ…
お前にも聞かせてやりたかった。
どうして、お前に彼女の話をもっとしなかったんだろう。
彼女の柔らかな髪も、無邪気な笑顔も。
すべてお前に教えてやりたかった。
今になっては、それが俺の記憶なのか…
「俺たち」の記憶なのか、もう分からないが…
すまない…

パイモン
扉がまた閉まった…?
間に合って良かったぜ…

ティルザード
ジェブライラだ…
彼が私たちを守ってくれた。
でも彼は…
くぅ…

ジェイド
ぐすっ…
父さん…

ブンブン
ピ…ピポッピピ、ピピ…

パイモン
きっとあいつは、オイラたちのために扉を開けてくれたんだ、じゃないと…

>彼は自分の約束を果たした…

ティルザード
ここは…
まだ完全に危険が去ったとは限らない…
やはり先にナハティガルたちと合流して、一緒にアアル村に戻ったほうがいいだろう…

ジェイドは諦めきれずに、何度も確認した。
しかし、聖顕殿の扉はびくともしない。
扉の向こうは完全に沈黙している。
すべては既に起こってしまったことであり、そして何も元に戻すことはできない。
ジェイドは現実を受け止め、ジェブライラの使い慣れた斧を――
唯一の遺品を大切にしまうことしかできなかった。
最終的に彼女は皆の言葉に従って、一緒に拠点に戻り、商人たちに事情を説明した。
その後、アアル村へと戻った…

ボニファズ
そんなことがあったのか…
風神のご加護があらんことを…
はぁ、ジェブライラのことは、とても残念だ。
だが、お前たちが無事に帰ってきてよかった。

ナハティガル
キャラバンという生業を考え直す必要があるかもな…
砂漠は俺が思ったより百倍も危険だ…
ジェブライラのような人まで…
俺みたいなちっぽけなやつは、命がいくらあっても足りないだろう?
はぁ…

ボニファズ
場違いな質問かもしれないが、みんなはこれからどうするんだ…

ナハティガル
ティルザードさんはスメールシティに戻るだろう。

ティルザード
…私?
ああ、そうだな。
わ…私は帰って論文を書かないと。
私は必ず…
見てきたすべてを、そのまま記録する。
学術的な栄誉とかのためではない…
ジェブライラは言ったことをちゃんと守った。
それに比べて私は…
ずっと自分の責任から逃げてきた。
今度は私の番だ。
私も自分の責任を背負わなければならない…

>じゃあ、この石板は…

ティルザード
私は論文の参考とするため、複製を作った。
原本は…
君がしばらく保管していてくれ。
これは危険から逃げるためじゃないぞ!
依頼だ、依頼!

ティルザード
考えてみろ。
論文を書くために、私は忙しくなる。
君たちだって冒険者だ。
その歩みを止めることはない。
そうだろう?
その間に何か新しい発見があれば…
それはまた楽しい協力関係を築けるじゃないか?
論文の材料は私に、報酬は君に…
ほら、適材適所って言うだろう。

パイモン
ジェイドは…
ジェイドはこれからどうするつもりなんだ?
えっと、友達のところに行くとか?

ジェイド
父さん…
急すぎるよ。
何もかも急すぎる…
何も残してくれなかった。
愛用した斧以外、何も…
いつか「永遠のオアシス」で彼女と再会するって…
その日はまだまだ先だって言ってたのに…
嘘つき。
あたしにも、母さんにも、嘘を…
父さんは約束を守る人だった。
今度はあたしが代わりに、父さんの願いを叶えてあげなきゃ。
父さんが残してくれた…
斧を、そして荷物と一緒に置いてあった研究ノートを…
「永遠のオアシス」に持っていかなきゃ。
二人がそこで、本当の安寧を得られるように。

ブンブン
…ピピ!

パイモン
オイラたちになにかできることってないかな…

ジェイド
ありがとう…
でも…
もう大丈夫。
母さんの研究ノートを読んだ時、ページの横に…
日記みたいな文章を見つけたの。
そこには、父さんは「タニット」という部落から来た人間だって書いてあった…
あたしはタニットに行きたい…
そこの人なら、父さんのことを教えてくれるかもしれない…
……
ごめん。
あたしはただ…
まだ…ごめん…

>そっとしておこう。

ボニファズ
そうだな…
はぁ、とりあえず、俺とナハティガルはしばらくここに残る。

ナハティガル
ここで、これからの道を考えよう…

パイモン
オイラと蛍も、しばらくスメールに残ると思う…
まだ解いてない謎がたくさんある気がするからな。

ボニファズ
その間、何か必要なことがあれば、いつでも俺たちを頼ってこい。
できる限りの手助けはするぞ。

ナハティガル
これからの旅が順風であることを祈る。

-------------------------

ティルザード
…君たちか、まだ何か話したいことがあるのか?

①ジェブライラについて。

ティルザード
…私は最後まで彼を疑ってしまった。
私はなんてバカなんだ…
今は彼に感謝しかない…
私はずっと揺らいでいた。
学術においても、生活においても…
だが、これからはもう迷わない。
私は信じる道を歩く。
たとえそれが茨の道でも…
ジェブライラを弔うためにも…

-------------------------

②キングデシェレトについて。

ティルザード
今まで読んできた文献の真偽を疑い始めたよ…
あの「祈祷文」には…
言い知れぬ妙な感じがあった。
それにサミエルの…
あの言葉…
戻ったらもう一度じっくり研究する必要があるだろう。
もちろん、最優先すべきタスクは計画通りに論文を書き上げることだがな。

-------------------------

③ジェイドについて。

ティルザード
はぁ…
私だって何かしてやりたい。
しかし…
私には何もできない…
彼女も何も言ってくれなかった。
彼女が望みを言ってくれれば、私のできる範囲で何でもするのに…

■諸相随念浄行
(しっかり書かないと…
絶対にしっかり書くんだ…
でないと…)

-------------------------

ジェイド
ごめん…
まだ気持ちの整理がうまくできなくて。

>謝らないで。

パイモン
そうだぞ…
ジェイドが悲しいのは、みんな知ってるんだから。

ジェイド
ありがとう…
これからの旅がうまくいくことを祈ってるよ…

パイモン
ああ…
ジェイドもこの先すべてうまくいくといいな…
絶対に!

■諸相随念浄行
(父さん…どうして…)

-------------------------

ボニファズ
オーミドとミルサドが見当たらないな。
もしかして…

ナハティガル
彼らなら無事だ。
ただ…
互いに自分の計画があって、俺たちと駄獣の商売をできなくなったのさ。

ボニファズ
なに?
じゃあ、どうするんだ?
俺たち二人じゃ人手不足だろう。
人を増やそうにも…
アアル村まで喜んで来るようなやつなんて、そうそういないと思うが…

ボニファズ
まあ、その話はまた後にしよう。
それよりサイリュスが無事に戻って来てよかった。
今度はあんな危険な場所にはもう行かせない。

ナハティガル
冗談言うなよ?
俺たちは駄獣の商人だぞ。
駄獣を働かせないで、どうやって食っていくつもりだ?
風だけじゃ腹は膨れないぞ。
それに、こんなところで口を開けてみろ、入ってくるのは砂ばっかだ…

ボニファズ
それでも、サイリュスを危険な目に遭わせるのはよくない。
お前、丈夫そうじゃないか。
代わりにお前が荷物を運べばいい。

ナハティガル
えっ?

■諸相随念浄行
ボニファズ
(オーミドとミルサド、この二人がこんなあっさりと抜けるなんて…)

ナハティガル
(また人を雇わないと…
大変な日々になりそうだ。)

-------------------------

「サイリュス」
(誰であるか認識してくれたようで、頭を揺らした。)

①ボニファズに心配かけちゃだめだよ。
②荷運びお疲れ様!

「サイリュス」
(頭を揺らしている。)

-------------------------

《任務完了》