◆ダインスレイヴ(枝を拾う者)
◆アビスの使徒(アビスの前兆者)
◆空
…ハールヴダンが導いてくれた方向へ進み、探索する…
ダインスレイヴ
この先に、俺たちに見せたいものがあるのかもしれない、行くぞ。
…道に沿って前方を探索する…
ダインスレイヴ
どちらにせよ、調べる価値はある。
ここ一帯を調査するとしよう。
…ヒルチャールの集落にある手がかりを調べる…
拠点で、丁寧に地面に置かれた白い花を見つけた。
パイモン
こんな地中深くに、どうして花が?
亡くなったヒルチャールに手向けたのかな?
①これが何の花か知ってる…
パイモン
言われてみれば、たしかにどこかで見たことあるような…
ダインスレイヴ
これはカーンルイアの国花――
>目が覚めたら、同じ花が頭の上にあった。
パイモン
あっ!
この花がここにあるってことは、つまり…
手を伸ばして花に触れると、かつて起こったことが目の前で再現した…
アビスの使徒
王子様、ついに同意していただけましたか?
空
「天理」への対抗に傾倒するあまり、「復興」という大事な使命を忘れかけていた。
確かに、こんな優柔不断なままではいけない。
アビスの使徒
殿下、「装置」の準備はじきにする予定です。
ご命令を。
空
勝算はどのくらい?
アビスの使徒
アビスの使徒
そのご決断は、教団にとって実に僥倖。
>お兄ちゃん…
心象はそこまで。
ダインスレイヴ
何か見ていたようだな、何を見た?
パイモン
そうそう、ずっとぼーっとしてたぞ。
いま見た光景をダインスレイヴに話した…
①確かにそう言ってた。
ダインスレイヴ
頑固なやつだ、やはりまだ諦めていなかったか。
どうやら、教団はこの地を利用して、ヒルチャールにかかった呪いを浄化するつもりのようだ。
彼らを元に戻し…
①ダインはどう思う?
ダインスレイヴ
ふん、まったく愚かな考えだ。
そんな可能性、1パーセントも存在しない。
言ったはずだ、俺はこの呪いと共に五百年を過ごしてきた。
救いなど決して存在しない…
誰よりも俺は、それを理解している。
そして、呪われたら最後、元には戻せない。
仮に強引に呪いを払おうとすれば、痛み以外に得られるものは何もないだろう。
だから理性を以てして、俺は何度も言い聞かせてきた。
「あれはもう人間ではない」と。
それに執着し、感情を傾け過ぎてしまえば、やがてやつらのように偽善という名の泥沼に沈んでいく。
そうなってしまう前に、もっと救う価値のあるものに目を向けるべきだ。
>ダインを信じてもいいと思える根拠は?
ダインスレイヴ
ふむ。
くくっ…
>今回はダインを信じよう。
ダインスレイヴ
そうか。
①1パーセントの確率で救われても…
①それに、あのヒルチャールたちは…
ダインスレイヴ
アビスはいつ現れるか分からない。
油断せずに進もう。
パイモン
普通のヒルチャールと同じで、ここにも篝火があるんだな。
パイモン
この箱って…
ヒルチャールたちが食べ物を保存するのに使うものだよな。
中身は…
空っぽみたいだ。
パイモン
このヒルチャールたち…
もう息を引き取ったみたいだ。
暗闇の中に溶けていこうとしてる。
いつも大声を出して騒がしいヒルチャールたちが、こんな風に老いていくなんて、不思議な感じだな。
パイモン
ここからでも、あの逆さの都市が見えるんだな。
ダインスレイヴ
いや、違う…
急に現れた強光が目に突き刺さった。
パイモン
うわっ!
ダインスレイヴ
まだ異変は続いている。
どうやらアビスが動き出したようだ。
アビスの使徒
ダインスレイヴ…
なんとも執念深いやつだ。
しかも、殿下の血縁者と再び手を組むとは…
前回、転移網の確認が遅れ、お前をここに送ってしまったのは…
失態だったか。
ダインスレイヴ
ふっ、逃げるばかりの臆病者だった貴様が、俺の正面に立つとはな…
何が貴様にそのような勇気を与えた?
アビスの使徒
我々は殿下のご意志を貫き、邪魔者を排除しなければならない。
そして、此度こそ…
民を苦しめ続ける呪いを、すべて取り除く。
ダインスレイヴ
あいつらを苦しめているのは貴様たちのほうだ。
アビスの使徒
もう退きはせぬ。
さあ、来い、ダインスレイヴ!
ダインスレイヴ
そのくだらない意志とやらのために、命を賭けてまで時間を稼ぐ必要があるのか?
ふん、死に急ぐのであれば、望み通りにしてやろう!
…アビスの使徒(アビスの前兆者)を倒す…
パイモン
ふぅ!
おまえがずっと追いかけてたアビスの使徒、ついに倒したな!
ダインスレイヴ
雑談している暇はない。
アビス教団の装置が作動した。
今から破壊すれば、まだ間に合うはずだ。
パイモン
おう!
早く行こう!
◆アビスの使徒(アビスの前兆者)
◆空
この地の黒蛇騎士はあなたたちに悪意があるわけではなく、残留した意志によってそれらのヒルチャールを守っているだけだった。
この奇怪な都市の秘密をいくつか発見したが、黒蛇騎士ハールヴダンはあなたたちに何かを見せたいようだ…
パイモン
ハールヴダンはここから飛び降りたみたいだな。
オイラたちも下へ行ってみようぜ。
ハールヴダンはここから飛び降りたみたいだな。
オイラたちも下へ行ってみようぜ。
…ハールヴダンが導いてくれた方向へ進み、探索する…
パイモン
ハールヴダンは、この道を進んだ先で姿を消したみたいだな…
ハールヴダンは、この道を進んだ先で姿を消したみたいだな…
ダインスレイヴ
この先に、俺たちに見せたいものがあるのかもしれない、行くぞ。
…道に沿って前方を探索する…
パイモン
この辺りにも、ヒルチャールが暮らしてた痕跡があるな。
この辺りにも、ヒルチャールが暮らしてた痕跡があるな。
前を見てみろ、ヒルチャールの集落の入り口っぽいぞ。
入ってみようぜ。
入ってみようぜ。
…ヒルチャールの集落に行く…
パイモン
質素なヒルチャールの集落だな…
うぅ、ここにもかわいそうなヒルチャールがいるぞ。
それに、もう動いてないやつも…
ハールヴダンがオイラたちに見せたかったのは、これなのか?
質素なヒルチャールの集落だな…
うぅ、ここにもかわいそうなヒルチャールがいるぞ。
それに、もう動いてないやつも…
ハールヴダンがオイラたちに見せたかったのは、これなのか?
ダインスレイヴ
どちらにせよ、調べる価値はある。
ここ一帯を調査するとしよう。
…ヒルチャールの集落にある手がかりを調べる…
拠点で、丁寧に地面に置かれた白い花を見つけた。
パイモン
こんな地中深くに、どうして花が?
亡くなったヒルチャールに手向けたのかな?
①これが何の花か知ってる…
②この花、見たことがある。
パイモン
言われてみれば、たしかにどこかで見たことあるような…
ダインスレイヴ
これはカーンルイアの国花――
「インテイワット」だ。
かつて、カーンルイアの至る所に咲いていた。
この花の開花期間は元々二週間しかない。
だが、誰かに手折られ、カーンルイアの土から離れると、その花びらの成長は止まり、硬まる。
故郷の土に還って初めて、花びらは再び柔らかくなり、やがて塵となって枯れる…
ゆえに、インテイワットは「遊子」、つまり郷を離れて旅する者を象徴し、また「故郷の優しさ」という意味を持つ。
かつて、カーンルイアの至る所に咲いていた。
この花の開花期間は元々二週間しかない。
だが、誰かに手折られ、カーンルイアの土から離れると、その花びらの成長は止まり、硬まる。
故郷の土に還って初めて、花びらは再び柔らかくなり、やがて塵となって枯れる…
ゆえに、インテイワットは「遊子」、つまり郷を離れて旅する者を象徴し、また「故郷の優しさ」という意味を持つ。
>目が覚めたら、同じ花が頭の上にあった。
パイモン
あっ!
この花がここにあるってことは、つまり…
手を伸ばして花に触れると、かつて起こったことが目の前で再現した…
アビスの使徒
王子様、ついに同意していただけましたか?
空
「天理」への対抗に傾倒するあまり、「復興」という大事な使命を忘れかけていた。
確かに、こんな優柔不断なままではいけない。
アビスの使徒
殿下、「装置」の準備はじきにする予定です。
ご命令を。
空
勝算はどのくらい?
アビスの使徒
理論上ですと、およそ…
空
いや、やっぱりいい。
たとえ1パーセントでも望みがあるのなら…
俺たちも同じだ。
すでに深淵に飲み込まれてしまっている。
尊厳なく生きるより、「あの者たち」は一刻も早く「循環」へと戻ったほうがいい。
これ以上、謂れのない罪を…
「あの者たち」に背負わせはしない。
空
いや、やっぱりいい。
たとえ1パーセントでも望みがあるのなら…
俺たちも同じだ。
すでに深淵に飲み込まれてしまっている。
尊厳なく生きるより、「あの者たち」は一刻も早く「循環」へと戻ったほうがいい。
これ以上、謂れのない罪を…
「あの者たち」に背負わせはしない。
アビスの使徒
そのご決断は、教団にとって実に僥倖。
>お兄ちゃん…
心象はそこまで。
ダインスレイヴ
何か見ていたようだな、何を見た?
パイモン
そうそう、ずっとぼーっとしてたぞ。
ダインスレイヴ
なるほど、これが「双子」だけが持つ奇妙な繋がりというやつか…
今の話によれば、やつらは装置を利用して、呪いを浄化しようとしている。
おそらく、先ほど見た装置のことだろう。
それに…
彼は「復興」と口にしたんだな?
なるほど、これが「双子」だけが持つ奇妙な繋がりというやつか…
今の話によれば、やつらは装置を利用して、呪いを浄化しようとしている。
おそらく、先ほど見た装置のことだろう。
それに…
彼は「復興」と口にしたんだな?
①確かにそう言ってた。
②それが使命だと言ってた。
ダインスレイヴ
頑固なやつだ、やはりまだ諦めていなかったか。
どうやら、教団はこの地を利用して、ヒルチャールにかかった呪いを浄化するつもりのようだ。
彼らを元に戻し…
そして、カーンルイア復興の礎とするのだろう。
何しろ、「国民」なくして「国家」とは呼べないからな。
何しろ、「国民」なくして「国家」とは呼べないからな。
①ダインはどう思う?
②そんなこと可能なの?
ダインスレイヴ
ふん、まったく愚かな考えだ。
そんな可能性、1パーセントも存在しない。
言ったはずだ、俺はこの呪いと共に五百年を過ごしてきた。
救いなど決して存在しない…
誰よりも俺は、それを理解している。
そして、呪われたら最後、元には戻せない。
仮に強引に呪いを払おうとすれば、痛み以外に得られるものは何もないだろう。
だから理性を以てして、俺は何度も言い聞かせてきた。
「あれはもう人間ではない」と。
それに執着し、感情を傾け過ぎてしまえば、やがてやつらのように偽善という名の泥沼に沈んでいく。
そうなってしまう前に、もっと救う価値のあるものに目を向けるべきだ。
>ダインを信じてもいいと思える根拠は?
ダインスレイヴ
ふむ。
くくっ…
ああ、確かにそうだ。
俺たちはただの雇用関係。
だが、向こうは貴様にとって大切な血縁者だ。
俺たちはただの雇用関係。
だが、向こうは貴様にとって大切な血縁者だ。
何の問題もない、貴様が彼の肩を持つのも当たり前のことだ。
だが、貴様がどちらを選ぼうと、俺の心が揺らぐことはない。
アビスを阻止することこそ、俺が歩む道だ。
それに賛同できないのであれば、いっそここで…
だが、貴様がどちらを選ぼうと、俺の心が揺らぐことはない。
アビスを阻止することこそ、俺が歩む道だ。
それに賛同できないのであれば、いっそここで…
>今回はダインを信じよう。
①けど、完全に信用したわけじゃない。
②お兄ちゃんのやり方に賛同できないだけ。
ダインスレイヴ
そうか。
①1パーセントの確率で救われても…
②99パーセントは苦しみながら死んでしまう。
①そんなこと…
②他人の命を選択する権利なんてない。
①それに、あのヒルチャールたちは…
②すでに帰る場所を見つけている。
ダインスレイヴ
どうやら、初めて会った時にした三つの質問は、無駄ではなかったようだ。
既に貴様は、自分なりの見方でこの世界を見ている。
どうやら、初めて会った時にした三つの質問は、無駄ではなかったようだ。
既に貴様は、自分なりの見方でこの世界を見ている。
貴様が本心を明かした以上、俺も隠しておくつもりはない。
俺は今回、アビスを止めるという目的以上に、ただ――
ハールヴダンたちの「遺志」を踏みにじる、アビスの独善的な行為を許せない。
俺は今回、アビスを止めるという目的以上に、ただ――
ハールヴダンたちの「遺志」を踏みにじる、アビスの独善的な行為を許せない。
①私も同意見。
②もう一度、力を合わせよう。
ダインスレイヴ
アビスはいつ現れるか分からない。
油断せずに進もう。
-------------------------
パイモン
普通のヒルチャールと同じで、ここにも篝火があるんだな。
けど、ダインが言ってたはずだ…
最期を迎えるヒルチャールは、光を嫌うって…
もしかして、こいつらも本当に最期の時は、光と暖かさを求めるのかな?
あっ、ただの想像だぞ…
別の理由があるかもしれないし!
あっ、ただの想像だぞ…
別の理由があるかもしれないし!
パイモン
この箱って…
ヒルチャールたちが食べ物を保存するのに使うものだよな。
中身は…
空っぽみたいだ。
最期を迎えるヒルチャールは、食事をする必要もないのか?
オイラだったら、少なくとも…
オイラだったら、少なくとも…
食べ物の味が恋しくなると思うけど…
パイモン
このヒルチャールたち…
もう息を引き取ったみたいだ。
暗闇の中に溶けていこうとしてる。
いつも大声を出して騒がしいヒルチャールたちが、こんな風に老いていくなんて、不思議な感じだな。
ヒルチャールとの思い出にあまり良いものはないけどさ…
それでも、こいつらの最期の瞬間が安らかであったことを祈るよ。
それでも、こいつらの最期の瞬間が安らかであったことを祈るよ。
…ヒルチャールの集落を離れる…
パイモン
ここからでも、あの逆さの都市が見えるんだな。
ダインスレイヴ
いや、違う…
気を付けろ!
急に現れた強光が目に突き刺さった。
パイモン
うわっ!
な、なにが起きたんだ!?
前にあった真ん中の部屋から放たれた光か?
うぅ、目が…!
前にあった真ん中の部屋から放たれた光か?
うぅ、目が…!
ダインスレイヴ
まだ異変は続いている。
どうやらアビスが動き出したようだ。
アビスの使徒
ダインスレイヴ…
なんとも執念深いやつだ。
しかも、殿下の血縁者と再び手を組むとは…
前回、転移網の確認が遅れ、お前をここに送ってしまったのは…
失態だったか。
ダインスレイヴ
ふっ、逃げるばかりの臆病者だった貴様が、俺の正面に立つとはな…
何が貴様にそのような勇気を与えた?
アビスの使徒
我々は殿下のご意志を貫き、邪魔者を排除しなければならない。
そして、此度こそ…
民を苦しめ続ける呪いを、すべて取り除く。
ダインスレイヴ
あいつらを苦しめているのは貴様たちのほうだ。
あのヒルチャールたちには呪い以外、何も残っていない。
アビスの使徒
もう退きはせぬ。
さあ、来い、ダインスレイヴ!
ダインスレイヴ
そのくだらない意志とやらのために、命を賭けてまで時間を稼ぐ必要があるのか?
ふん、死に急ぐのであれば、望み通りにしてやろう!
ダインスレイヴ
貴様たちの言う「呪いの浄化」…
池の下にあった、あの装置を使うつもりか?
池の下にあった、あの装置を使うつもりか?
アビスの使徒
ふっ、アビスが持つ技術を侮るなよ。
あの装置により、水の浄化作用は何百倍にも増幅されている。
ダインスレイヴ
そのような強引で短絡的な手段…
やはり、貴様たちを買い被り過ぎていたようだ。
やはり、貴様たちを買い被り過ぎていたようだ。
…ダインスレイヴと会話する…
パイモン
ふぅ!
おまえがずっと追いかけてたアビスの使徒、ついに倒したな!
ダインスレイヴ
雑談している暇はない。
アビス教団の装置が作動した。
今から破壊すれば、まだ間に合うはずだ。
パイモン
おう!
早く行こう!
>≪黒蛇騎士の栄光≫