よく売れる木彫り

3.0 修正(画像/書体/吹出)

◆マムド
◆ファイズ
◆キャシト
◆アリア
◆ルシ
◆ラーズィー
◆タンジェ

子供たちは新しい木彫りを気に入ってくれたのか。
タンジェは自分を改めることができたのか。
オルモス港に行って見てみよう。

パイモン
そろそろアジャンタ彫刻店の創業二十周年だよな。
子供たちはオイラたちが苦労して用意した木彫りを気に入ってくれたかな…?
一緒に見に行ってみようぜ!

…職人とラーズィーに話を聞く…

キャシト
うぅ…
今日もまたこれか…
あの一番ぷくぷくしてて、プルプルそうなやつがほしかったのに。
はぁ、お小遣いをもっと貯めよっと。
絶対すべてを集めるぞ。

アリア
あれ…
毎日買いに来てるわよね?
まだコンプリートしてないの?
あのアランナラ木彫りセットを買えば?
セットで7種類が入ってるのよ。

キャシト
それじゃ、サプライズに欠けるじゃんかよ…

アリア
あたしはサプライズなんていらないわ。
全種類を集められればいいんだもん。
これこそ、真の心がけよ!
今日はモラを貯めて、はるばる木彫りセットを買いに来たの。

マムド
あっ、すみません、先ほどキャシトさんにお売りしたのが最後なんです。
本日の商品はもう売れ切れてしまいました。
新しい職人を募集しているところですので、また明日いらしてくださいね。

アリア
わかったわ…
それじゃ、また明日来る。
待ってちょうだい、アランナラ木彫りを商品だなんて呼んじゃダメでしょ!

キャシト
そうだそうだ!

マムド
えっと、すみません…
私が悪かったです…

ファイズ
すまないな、今日のアランナラ木彫りは売り切れちまったんだ。

ルシ
売り切れ?
そんな…
あと何個か買って、明日遊びに来るいとこにあげるつもりだったのに。

ファイズ
分かった、じゃあこうしよう。
お前はラーズィーの家の近くに住んでるだろ?
明日の朝、出来上がった木彫りをお前の家に届けるよ。

ルシ
ありがとう、ファイズのおじさん!
忘れないでね。

ファイズ
ああ、安心しろ。
アジャンタ彫刻店は、絶対に子供たちの期待を裏切ったりしない。
おっと、またお客さんだ。
すまないが、うちのアランナラ木彫りは今日…
ああ、お前たちだったのか。
この度は助けてくれてありがとな。
本当はきちんとしたお礼をしたいところなんだが、見ての通り最近は忙しくてな…
お前たちがいなけりゃきっと、アジャンタ彫刻店創業二十周年の日は全く違う景色が広がってたかもな。

>商売繁盛みたいだね。
>アランナラ、モテモテだね。

ファイズ
全部ラーズィーのおかげだ。
まだ若いのに、こんなすごい発想を持ってるとはなぁ。
あっ、そうだ。
感謝の意を表してな、「試作アランナラ」を記念としてお前たちにやることにしたんだ。

コレイ
わ、何だこれ…
その…すごく…

>心が震えた?

コレイ
そうそう!
心が震えた。
見た目は不思議な感じだな。

パイモン
うぅ、これを受け取るかどうかは、もうちょっと考えさせてくれないか。

アジャンタ彫刻店のピンチは解決した。
次はラーズィーとタンジェのもとを訪ねよう。

ラーズィー
過ちを犯したアランナラの父は自ら過ちを認め、アランナラの息子から許された、か…
うーん、子供たちはこの物語を気に入ってくれると思うけど、アランナラの父が自ら過ちを認める理由が甘すぎるかも。

タンジェ
物語に、アランナラの親子が一緒に苦難を乗り越える話を追加するのはどうだい?
そうすればお互いに理解し合えるし、アランナラの父親だって息子が苦労している姿を見れば苛まれるだろ。

ラーズィー
それじゃあ、アランナラの父が苦しんでるとき、話すスピードは速いほうがいいかな、それとも遅いほうがいいかな。

タンジェ
それはアランナラの息子によるかな。
話すスピードが違うと面白いかもしれないね。

パイモン
おーい、タンジェさんにラーズィー!
なにしてるんだ?

ラーズィー
父と一緒に、新しい童話の内容について話し合ってるんです。
今後は僕から、童話を皆に語ることになります。

ラーズィー
でも、多くの人の前で自分の物語を語ると思うと、やっぱり緊張しちゃって。
だから、どういうところに気を配ったほうがいいかを聞いているんです。

パイモン
おお!
スメールに、若い童話作家がまた一人増えそうだな。

タンジェ
君たちに感謝するよ。
君たちが現れなかったら、ラーズィーは本当に私を置いて行ってしまっていただろう。

パイモン
ほんとによかったぜ、うまく解決したみたいだな!
でも…
一つだけ、不審な点があるんだよな…

コレイ
ん?
どうした?
あたしが手伝ってやろうか?

パイモン
アビディアの森にあったあの木のうろには、なんでモンド人が残した紙切れがあったんだろうな?

コレイ
な…何で未だにそんなこと気にしてるんだよっ。
単なる偶然だろ、偶然!
秘密を紙切れに書いて木のうろに置くのなんてよくある習慣だよ。
気にすることなんて何もないと思うけど…

>コレイ、急にテンションが。
>本当によくあるの?

コレイ
うぅ…ううう…
わかったよ。
実は…

【魔人任務3章第1幕前】
あのモンド人については、少し心当たりがあるんだ。
また機会があったら、お前たちに話すよ。

>分かった。
>その日を楽しみにしてる。

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【魔人任務3章第1幕後】
あたしも秘密や悩みを抱えてるんだ。
それに、秘密を木のうろに話す習慣があって。
でも、今のラーズィーとタンジェさんを見て、あることを思いついたんだ。
蛍、あたしの木のうろになってくれる?

>喜んで。
>いいよ。

《依頼完了》