誰一人いない木漏茶屋に、太郎丸だけが不安げに吠えており、あなたは嫌な予感がした。
…次の日にまた「木漏茶屋」に行く…
パイモン
稲妻城で過ごす日々も悪くないな。
でも…
そろそろトーマと綾華が言った「次の行動」に移る時だよな?
まずは木漏茶屋に行って、準備ができたらあいつらに会いに行こうぜ。
稲妻城で過ごす日々も悪くないな。
でも…
そろそろトーマと綾華が言った「次の行動」に移る時だよな?
まずは木漏茶屋に行って、準備ができたらあいつらに会いに行こうぜ。
…「木漏茶屋」に行く…
パイモン
おかしいな、今日はなんだか静かだぞ。
いつもとまるで違う。
おかしいな、今日はなんだか静かだぞ。
いつもとまるで違う。
太郎丸
ワンワン…
ワン!
パイモン
まさか、またこの掛け合いか?
トーマ――トーマ――
まさか、またこの掛け合いか?
トーマ――トーマ――
太郎丸
ワン!ワン!
ワン!ワン!
…ワン!
パイモン
おーい――
おーい――
出て来いよ――
もう分かってんだぞ――
ん?
なにも返事がない。
トーマのやつどこ行ったんだ?
ん?
なにも返事がない。
トーマのやつどこ行ったんだ?
太郎丸
ワンワンワン!
ワン!
パイモン
あれ?
あれ?
いつもは大人しいはずの太郎丸が、今日はやけに騒がしいな…
神里綾華は急いで駆けてきた。
神里綾華
お二方、トーマは見かけなかったでしょうか?
お二方、トーマは見かけなかったでしょうか?
パイモン
え、トーマはおまえと一緒にいるのかと思ってたぞ。
なにかあったのか?
え、トーマはおまえと一緒にいるのかと思ってたぞ。
なにかあったのか?
神里綾華
まずいですね…
ここに来る途中、トーマが天領奉行の者に捕まったと聞きました。
その情報が正しいものか確認できず、急いでここへ来たのですが。
まずいですね…
ここに来る途中、トーマが天領奉行の者に捕まったと聞きました。
その情報が正しいものか確認できず、急いでここへ来たのですが。
トーマが約束の時間に現れていないことを考えると、噂は本当だったのかもしれません。
将軍様は千手百目神像の前で、百個目の神の目の「目狩り儀式」を行うつもりです。
そして、その百個目の神の目の持ち主…
つまり公の前で目を狩られる対象となるのは…
おそらく、トーマです。
おそらく、トーマです。
パイモン
もしかしてトーマが言ってた天領奉行が準備してる「儀式」って、あいつのために準備された「目狩り儀式」だったのか?
神里綾華
おそらく…
そうでしょう。
将軍様と天領奉行の者は百個目の神の目の「目狩り儀式」を行い、目狩り令の段階的成果を証明したいのでしょう。
…いけません、早く助けに向かわなければ!
将軍様と天領奉行の者は百個目の神の目の「目狩り儀式」を行い、目狩り令の段階的成果を証明したいのでしょう。
…いけません、早く助けに向かわなければ!
太郎丸
ワンワン!
ワン!
ワンワン!
ワン!
>落ち着いて。
パイモン
そうだぞ、おまえが直接行ったら、社奉行が雷電将軍の敵になっちまうだろ?
そうだぞ、おまえが直接行ったら、社奉行が雷電将軍の敵になっちまうだろ?
公の前で雷電将軍に抗えば、社奉行にいる普通の人も巻き添えになる…
神里綾華
それも仕方のないことです…
儀式がもう始まります、時間はありません。
トーマをこのまま見捨てるわけには…
彼は私の友人なのです。
少し前までは…
皆さん一緒にいたのに…
それも仕方のないことです…
儀式がもう始まります、時間はありません。
トーマをこのまま見捨てるわけには…
彼は私の友人なのです。
少し前までは…
皆さん一緒にいたのに…
>私の友達でもある、私が助けに行く。
神里綾華
しかし…
>さっき言ってたでしょ、時間がないって
神里綾華
……
はい…
貴方がたのご無事を…
祈っています!
はい…
貴方がたのご無事を…
祈っています!
パイモン
安心しろ、綾華。
友達の命に関わることだ、オイラたちは絶対に失敗しない!
…「目狩り儀式」の現場に行く…
人々の注目を浴びて、「目狩り儀式」が間もなく始まる。
磔柱にいるトーマは両手が後ろに縛られて、雷電将軍が彼の神の目を奪って、千手百目神像にはめるのを待っている。
トーマの神の目が彼から離れ、将軍の手へ飛んでいる時、あなたは目の前に友達がそんなひどい目に遭うことを見るに堪えなくて、手を出して神の目を奪った。
トーマの神の目が彼から離れ、将軍の手へ飛んでいる時、あなたは目の前に友達がそんなひどい目に遭うことを見るに堪えなくて、手を出して神の目を奪った。
この光景を見た雷電将軍は、自ら手を出そうとしているようだ。
瞬間に、光も影も崩れ出し、周りの人々の姿が消え、孤独で古い空間に隔絶された。
俗世の七執政の雷神はあなたに向かって刀を振り上げた…
…雷電将軍を倒す…
瞬間に、光も影も崩れ出し、周りの人々の姿が消え、孤独で古い空間に隔絶された。
俗世の七執政の雷神はあなたに向かって刀を振り上げた…
…雷電将軍を倒す…
雷神の威勢に圧倒され、一撃で意識を失ってしまった。
懲戒として、雷電将軍は人々の前であなたを処刑しようとしている。
危機一髪、トーマは束縛から抜け出し、隣の長槍を持ち上げて将軍へ投げた。
その隙間にあなたを連れ出して逃げた。
雷電将軍はあなたたちの後ろ姿を冷たく見つめ、追うのではなく、懸賞令を下した…
>≪抵抗する者の名において≫