初めて足を踏み入れる稲妻の本島――
鳴神島。
あなたは招待状を手に「木漏茶屋」へと向かった。
果たしてそこにはどのような出会いが待ちかまえているのか?
あなたは招待状を手に「木漏茶屋」へと向かった。
果たしてそこにはどのような出会いが待ちかまえているのか?
…「木漏茶屋」に行く…
パイモン
招待状にある住所はここみたいだな。
梢
一般の客は招いておりません。
お帰りください。
パイモン
あっ、ちょっと待ってくれ。
オイラたち一般の客じゃなくて…
梢
海外から密航してこちらに亡命してきた特殊な客ですね。
その格好を見れば分かります。
パイモン
そんなこともわかるのか…
って、違う、オイラたちはそんなんじゃ…
>招待状を見て。
梢
社奉行の印章、トーマさんですか…
お二方は普通の身分ではないようですね。
では…
社奉行の小さな「保有地」、「木漏茶屋」へようこそ。
パイモン
そうこなくっちゃな。
…「木漏茶屋」に入る…
パイモン
やっと着いた。
トーマは?
トーマはどこだ?
あれ…
トーマのやつまさか約束を破ったのか?
やっと着いた。
トーマは?
トーマはどこだ?
あれ…
トーマのやつまさか約束を破ったのか?
???
約束を破るだなんてひどいな。
君たちこそオレのことを忘れてたじゃないか。
君たちこそオレのことを忘れてたじゃないか。
カウンターに一匹の犬が座っている、この時あなたたちはトーマの声を聞こえた…
パイモン
ど、どういうことだ!?
犬がしゃべった!
???
フンフンフン…
驚くことはない。
オレのこの状態を見るのは初めてだったかな?
驚くことはない。
オレのこの状態を見るのは初めてだったかな?
>トーマって…犬?
>人型のトーマはどこに?
トーマ
ふむ…
璃月ではこのようなものを見たことはなかったのか?
パイモン
そうか、オイラなんかわかった気がするぞ。
>何かが違う?
>でも、これ完全に犬だよ?
トーマ
ハハハハハッ…
もう冗談はここまでにしよう。
トーマがタンスの後ろから出てきた…
パイモン
おい!
おまえってやつはなんでいつもこうなんだ!
トーマ
離島の時も、茶屋の時も、君たちを待つ時間がとてつもなく長くてね。
こんな特殊な待ち合わせ方法を考えたのさ。
でも…
やはり二人にはオレからのきちんとした謝罪を受け取ってほしい。
これまでの数々の「試練」は、必要な形式だったんだ。
すべては君たちをお嬢のところまで連れていき、オレたちの…
雷光に立ち向かえる仲間になれるかどうかを見極めるためのね。
パイモン
真面目な顔になったからってオイラたちが許すと思うなよ!
真面目な顔になったからってオイラたちが許すと思うなよ!
トーマ
アハッ…
やり過ぎたかな、悪い悪い。
>じゃあ…試練の結果は?
>雷光に立ち向かえる仲間って…
トーマ
君は最初から「規則」なんかに捉われるような人じゃないだろ?
君の「意志」は揺らぐことがなく、屈服することもない。
遥か昔、オレもそんな仲間を一人持っていた、しかし雷光が下され…
>それって万葉の友達…
>前に御前試合で亡くなった…
トーマ
へぇ、君たちも彼のことを知っているとは、どうやら…
へぇ、君たちも彼のことを知っているとは、どうやら…
…彼の光は微かなものなんかじゃなかったみたいだ。
>もう「白鷺の姫君」に会える?
トーマ
もちろんさ。
社奉行所の神里府まで連れて行ってあげるよ。
だが…
その前に、もう一つ二人には来てほしい場所があるんだ。
もちろんさ。
社奉行所の神里府まで連れて行ってあげるよ。
だが…
その前に、もう一つ二人には来てほしい場所があるんだ。
パイモン
ん?
どこだ?
トーマ
鳴神島に住んでいる限り無視することのできない、建設中の巨大な――
「千手百目神像」だよ。
…「千手百目神像」に行く…
パイモン
この神像の周り、なんか殺伐とした雰囲気が漂ってるぞ…
普通の人はこんなとこ近寄りもしないだろ。
あれ、よく見ると上にはめてあるのは…
トーマ
神の目。
パイモン
神の目!
目狩り令で押収した神の目を、この神像にはめ込んでるのか?
トーマ
やはり、もう目狩り令のことは聞いているんだね。
やはり、もう目狩り令のことは聞いているんだね。
>将軍はどうして目狩り令を?
トーマ
君たちも知っての通り、モンドは「自由」の国、璃月は「契約」の国…
そして稲妻は…
「永遠」の国なんだ。
雷電将軍は稲妻の統治者であり、稲妻の神でもある。
幾千年も変わらない永遠こそ、この国を司る「彼女」の意志なんだ。
そのため、三奉行によって国政を固め、鎖国令で人員の流動を阻止する。
稲妻をそのように静止した状態にし、時間という流れから逸脱させ、稲妻を不変のまま「永遠」まで辿り着かせる。
それが将軍の考えだ。
パイモン
神にも自分たちの考えがあるんだな…
トーマ
もちろん、これはオレ自身の見解だけどね。
最近行われている目狩り令の理由については…
もしかしたら将軍は、神の目が人々に「変革」の力をもたらすと思っているのかもしれない。
そのような「不安定」な存在は、将軍の思う「永遠」にふさわしくないのだろう。
だから雷電将軍は「天領奉行」の部下たちに神の目を集めさせ、この神像にそれらを一つ一つはめ込んだ。
この「千手百目神像」は、稲妻の「永遠」の象徴とも言えるだろう。
もちろん、これはオレ自身の見解だけどね。
最近行われている目狩り令の理由については…
もしかしたら将軍は、神の目が人々に「変革」の力をもたらすと思っているのかもしれない。
そのような「不安定」な存在は、将軍の思う「永遠」にふさわしくないのだろう。
だから雷電将軍は「天領奉行」の部下たちに神の目を集めさせ、この神像にそれらを一つ一つはめ込んだ。
この「千手百目神像」は、稲妻の「永遠」の象徴とも言えるだろう。
パイモン
なんか…
雷電将軍ってちょっとわがままじゃないか?
トーマ
ハハッ、君たちみたいな異郷人くらいだろうね、そんな風に雷電将軍を批判できるのは。
だが…
オレもそう思うよ。
目狩り令はあってはならないものだ。
お嬢は目狩り令が出されたその日から、抵抗する決心をした。
パイモン
あれっ?
蛍、どうしたんだ?
そんな顔して…
あれっ?
蛍、どうしたんだ?
そんな顔して…
あなたは神像に触った後、たくさんの声が聞こえた…
トーマ
ん?
音?
オレは聞こえなかったけど、何か起きたのか?
>さっきのは…何の音?
パイモン
神像に触ったんだよな、なにかあったのか?
神像に触ったんだよな、なにかあったのか?
>他の人の…「願い」を聞いた。
トーマ
「願い」?
ふむ…
確かにそれは、ある言い伝えを裏付けることになるねトーマ
聞いたことはあるかな?
人の願いが一定の強さに達した時、神の視線がその者に降りそそぐ。
それが神の目の由来なんだ。
言い換えれば、神の目はその者の願いを代表している。
もし君が言ったことが本当であれば…
どうやら…
人々の願いはオレが思っていたよりも根強いものだったようだ。
>神の目が象徴するのは力じゃなくて願い…?
トーマ
さあ、鳴神島のお客人方、そろそろ次の場所――
神里府へ向かおうか。
パイモン
やっと行けるのか!
…社奉行所に行く…
パイモン
これが稲妻の良家の屋敷なのか?
なんか思ってたほど…
そうでもないような?
>群玉閣を見てきたからね。
>アカツキワイナリーを見てきたからね。
トーマ
神里府へようこそ。
お客人方、お嬢がお二人をお待ちしておりますよ。
パイモン
おまえがずっと言ってた「白鷺の姫君」だよな。
どこにいるんだ?
神里綾華
コホンッ…
パイモン
屏風の後ろ?
屏風の後ろ?
トーマ
ハハッ、社奉行のご令嬢は、いつもこうして客人と接しているんだ。
百年も続いている社奉行の習わしだ。
許してやってくれ。
>なんとなく理解できる。
>なんかがっかり…
パイモン
まあ、高貴な「白鷺の姫君」だからな。
神里綾華
海を渡り、長旅で疲れていることでしょう。
ここへ来てもこのような形でしか会うことができず、本当に申し訳ございません。
お二方の到着をずっと楽しみにしていました。
トーマからの報告で、お二方に「形勢を変える」ほどの力があることも確認しております。
昨今の稲妻では、目狩り令の遂行により、人々の願いが次々と踏みにじられています。
社奉行は将軍様に仕えているとはいえ、職務上人々と最も近い立場でもあります。
>私は雷電将軍に会いに来ただけ。
神里綾華
うぅ…
トーマ
言ったでしょ、お嬢…
>もう帰るよ。
神里綾華
あっ、少々…
お待ちを!
どうか…
お待ちください…
うぅ…
>どうしたの?
神里綾華
貴方を将軍様のところへ導くことを約束します。
その代わり…
私の3つの願いを叶える手伝いをしてください。
昨今の稲妻では、目狩り令の遂行により、人々の願いが次々と踏みにじられています。
社奉行は将軍様に仕えているとはいえ、職務上人々と最も近い立場でもあります。
もともと奉行の権力は民の信頼からくるもの、このような状況を見て見ぬふりをしていては、安心して眠ることすらできません。
旅人さん、どうか貴方の力を私たちにお貸しください。
私たちならばきっと…
旅人さん、どうか貴方の力を私たちにお貸しください。
私たちならばきっと…
>私は雷電将軍に会いに来ただけ。
>反旗を翻しに来たわけじゃない。
神里綾華
うぅ…
トーマ
言ったでしょ、お嬢…
そのやり方じゃダメだって…
>もう帰るよ。
神里綾華
あっ、少々…
お待ちを!
どうか…
お待ちください…
うぅ…
>どうしたの?
神里綾華
貴方を将軍様のところへ導くことを約束します。
その代わり…
私の3つの願いを叶える手伝いをしてください。
パイモン
どんな願いなんだ?
どんな願いなんだ?
神里綾華
3人の…
神の目を失った方々にまつわることです…
彼らにお会いすれば貴方もきっと…
神里綾華から「神の目」を失った三人の大まかな状況を聞いた…
パイモン
村を守る武人、過去に目狩り令を執行していた武士、それと天下一を目指す剣術家。
これで合ってるか?
神里綾華
はい。
その者たちをできる限り助けてあげてください。
私はここで貴方がたの帰りをお待ちしております。
>約束するよ。
>めんどくさい…
神里綾華
ふふ、ではお願いします。
トーマ
頑張ってくれよ、みんな。
>≪無意味に待つことの意味≫