幻声留形/影を留めし者の告白

2.8 修正(画像/書体/吹出)

任務秘録・Ⅰ
余韻のホラガイ
「アガシャ、しばらく休もうぜ…
 はぁ、この島々で、何か食べられるもんが見つかるかな…」

任務秘録・Ⅱ
余韻のホラガイ
「ザハール、この島の信号テストが終わったよ…
 機械がうまく起動できるといいけど…」
「よ、よし…
 次の島へ行こう…
 早く任務を終わらせて、拠点に戻って休みたいよ…」

任務途中の映像・Ⅰ
ミラーメイデンの映像
「ザハール、どうしたの?
 さっきからお腹を手で覆って、体調が悪いの…?」

重衛士・水銃の映像
「大丈夫、アガシャ。
 昨日の夜、ちょっと風邪を引いちゃっただけだ。
 少し休めば治るから問題ない!」

任務秘録・Ⅲ
余韻のホラガイ
「ザハール、無理しなくていいわ。
 ほら、あそこに洞窟がある…」
「そこで少し休みましょう…」

任務秘録・Ⅳ
余韻のホラガイ
「うぅ…
 アガシャ、俺なら平気だ…
 ただ腹が痛いだけで…」
「いいのよ、リンゴを四つ見つけたから…
 具合が良くなったら食べましょう…」
「しかし、任務が…」
「大丈夫、ザハール。
 任務は私に任せて…
 あなたは上でちゃんと休むの。」

任務秘録・Ⅴ
余韻のホラガイ
「どうして…
 信号テストのポイント付近に、ヒルチャールがこんなにいるの…」

任務途中の映像・Ⅱ
ミラーメイデンの映像
「くっ…
 このヒルチャールめ!」

任務秘録・Ⅵ
余韻のホラガイ
「お前は俺たちの中で栄誉を最も多く手に入れた人だろう。
 もっと真面目に任務を遂行しろ…」
「ヤコヴ…
 いつになったら栄誉に気付くんだ?
 何度も言っただろう、栄誉が一番重要だということを!」
「皆を巻き込んですまなかったね。
 だがエフカ…
 君の言った栄誉なんかに、僕はちっとも興味がないんだ!」

任務途中の映像・Ⅲ
遊撃兵・岩使いの映像
「栄誉がすべてだって?
 栄誉栄誉栄誉って、それしか頭にないのか…
 これが欲しいんだろ、自分で拾いに行けよ!」

前鋒軍・雷ハンマーの映像
「お、おい!
 捨てるなよ。
 それはお前が戦功を立てた証だろうが…」

任務秘録・Ⅶ
余韻のホラガイ
「クソ、あいつ…
 記章をどこに捨てやがったんだ…?」
「これ以上探してもしょうがない。
 ヤコヴを放ってはおけないし…
 次の島へ行くとしよう。」

任務途中の映像・Ⅳ
遊撃兵・岩使いの映像
「これは何だ…
 あそこには…」
「中には…
 何があるんだ?」

任務秘録・Ⅷ
余韻のホラガイ
「待った、ヤコヴはどこに…?
 あれは何だ?」
「一体どうなってる?
 ヤコヴがすり抜けて、周りの光が次々と消えて行った…」
「順番は確か…
 白、緑…
 それから、赤、青?」


中央拠点の映像・Ⅰ
ホラガイから不完全な映像が流れています。
間違った場所に置かれたからかもしれません。
重衛士・水銃の映像
「ヤコヴ、何で落ち込んでる?
 長官に何か言われたのか?」

遊撃兵・岩使いの映像
「海が荒れていて、機材を運んでいる時転んじゃったんだ。
 僕はすばしっこいから、幸いなことに機材は無事だったけどね…
 それでも長官に叱られて…
 僕たちに各島で装置の信号をテストしてこいって。
 それは一番大変な類の任務なんだ…」

重衛士・水銃の映像
「大丈夫だぜ、そんなに悲しむなよ。
 大変な任務なんかたくさんやってきただろ?
 だから、落ち込んでないで何か食おう!」

中央拠点の映像・Ⅱ
ホラガイから不完全な映像が流れています。
間違った場所に置かれたからかもしれません。
遊撃兵・岩使いの映像
「アガシャ、ペルシーコフ様から、僕たち四人で信号テストをしろと言われたんだ…
 エフカに知られたら、また怒られるよ…」

ミラーメイデンの映像
「大丈夫だよ、ヤコヴ。
 これは上からのご命令なんだから、エフカだってきっとあなたを責めたりしないよ…
 はぁ、そんなに怖いなら、私が一緒にエフカに会いに行ってあげる。」

中央拠点の映像・Ⅲ
映像のホラガイ
前鋒軍・雷ハンマーの映像
「よ、戻って来たか…
 装置がお前にボロボロにされなくて本当によかったな…」

遊撃兵・岩使いの映像
「でも…」

前鋒軍・雷ハンマーの映像
「何だよ、ただの信号テストだろ?
 それに、これまでだって大変な任務をやったことがないわけじゃない…」

ミラーメイデンの映像
「ほら、エフカも大したことないって。」

遊撃兵・岩使いの映像
「そ…それじゃ、準備してくるから、後で一緒に出よう!」

中央拠点の映像・Ⅳ
ホラガイから不完全な映像が流れています。
間違った場所に置かれたからかもしれません。
遊撃兵・岩使いの映像
「信号テスト機…
 二組…」

前鋒軍・雷ハンマーの映像
「はぁ、一人で呼び出されて、何か大変な目に遭わされると思ったが…
 ちょっと面倒な任務を押し付けられただけで、ほっとした。」

ミラーメイデンの映像
「彼はあなたに叱られるのを怖がってるんだよ。
 ふふっ、まるで「兄」に叱られるのが怖い「弟」みたい…
 ね、多分彼はただ、私たちに失望されるのを怖がってるんじゃないかな?
 皆はただのチームメンバーなのに…
 時々、『家族』みたいな感じがするんだ…」

前鋒軍・雷ハンマーの映像
「家族か…」

これがすべての始まり