◆キャサリン()
◆玥輝
◆()
>≪守られし者の霊柩≫
キャサリンから新しい依頼があるようだ。
依頼の内容を確認してみよう。
…キャサリンと会話する…
ようこそいらっしゃいました、旅人さん。
何という巡り合わせでしょう。
ふふっ。
キャサリン、こんにちは、なにかは依頼はあるか?
それにして…今日は随分とご機嫌みたいだな。
はい。実は今朝早く、神社へおみくじを引きに行ったんです。
そしたら、近々「思いがけない再会」を果たすかもないと、巫女さんに言われまして。
キャサリンが神社におみくじ?
な、なんだか珍しい光景だな。
あ、いや、そこじゃなくて。
おまえ、たった一日のうちに稲妻まで行って帰ってきたってことか?
ここ、璃月だぞ!?
ふふっ、私もたまにはプライベートを楽しみたかったもので。
それで、さっき言ってた「思いがけない再会」って、オイラスちのことなのか?
さあ、どうでしょう?
ただこの期待感が胸にある限り、誰と会っても嬉しい気持ちになれそうです。
はぁ…オイラたちほぼ毎日会ってるけどな。
キャサリンが喜でくれてるなら別にいっか。
>思いがけない再会が…
>もしかして…
ああ…おまえの気持ち、オイラもわかるぞ。
巫女さんの言ったことが当たってるといいな。
だって、おまえのお兄さんは…
その落ち込んだご様子…
何か触れてはいけないことを言ってしまったのでしょうか?
いや、大丈夫だ、気にしないでくれ。
それよりも依頼に戻ろうぜ。
なにかオイラたちにぴったりな依頼はないか?
ええ、それでしたら、ちょうどいい依頼があります。
鉱夫の方からの依頼でして、層岩巨淵を調査してほしいとのことです。
えっ、そこって封鎖されてたよな?
もう解除されたのか?
詳細については、依頼人の玥輝さんに聞いてみてください。
彼は今、層岩巨淵の近くにいるはずです。
おう、わかった!
ありがとな、キャサリン。
それじゃ、出発するか!
はい、星と深淵を目指せ…
えっと今回は本当に「深淵」を目指しているようですね。
幸運を祈ります。
…層岩巨淵の近くで依頼を出した鉱夫を探す…
こんにちは!
えっと…
おまえが明輝か?
オイラたち、冒険者協会の依頼で来たんだけど。
明輝
ああ、こんにちは。
その依頼なら俺が出したもので間違いない。
うん?
そちらの方はどこかで見たことがあるような…
もしかして、有名な冒険者さんだろうか?
>私のことを話すと長くなる。
>まずは依頼について話そう。
そうか、分かった。
まずは自己紹介をさせてくれ。
俺は明輝、つい先日、層岩巨淵の採掘許可をもらった鉱夫だ。
それから、ここには俺の下で働いてくれているやつらが何人かいる。
えっ?
層岩巨淵の採掘許可ってもらえるものなのか?
ああ、玉京台のやつらもやっと融通が利くようになってな。
千岩軍の保護下っていう条件付きで、浅いところの鉱物であれば採掘の許可が下りるようになったんだ。
で、その許可を最初にもらったのが俺らだ。
だが最近、どうも奇妙なことが起きていてな。
鉱夫たちがみんな怯えてるんだ。
奇妙なこと…
なにが起こったんだ?
オイラたち、詳しい状況をまだなにも聞かされてないんだ。
まあ、大したことじゃないんだが、無視もできない不気味なことでな…
ある日、うちの鉱夫が休憩していたら、意識の朦朧としたヒルチャールたちが前を通り過ぎていったそうなんだ。
ただ、そのヒルチャールたちは彼に目もくれず、層岩巨淵の奥へと進んで行ったらしい。
それから何日か彼が様子を見ていると、同じようなことが時々起こっていると分かった。
もしかして、好奇心旺盛なヒルチャールがいて、この辺をうろうろしてただけなんじゃないか?
いや、それがおかしなことに、層岩巨淵に来たヒルチャールたちは…
…「入ったらもう出てこないんだ」と、彼が言っていた。
そのヒルチャールたちを確認できるのは行きの片道だけ。
中に入ったらもう出てくることがないらしい。
しかも、この間から似たようなことがさらに増えていてな。
「あのヒルチャールたちの目的は?」
「あの後、あいつらはどうなったんだ?」
「何か悪いことでも企んでるんじゃないか?」と…
そういった考えが次々と鉱夫たちの頭をよぎり、恐怖のあまり仕事に手がつかなくなってるんだ。
うぅ…
その気持ち、オイラもわかるぞ。
聞いただけで鳥肌が立ってきた…
>想像しただけで怖い…
>確かに奇妙なことだ…
ああ、未知から生まれる恐怖こそ、一番恐ろしいものだ。
真相を突き止めない限り、どうにも安心して働けそうにない。
えっと…
この依頼、オイラたち本当に受けるのか?
その、鉱夫さん、もう少し考えさせてくれないか…
>私たちに任せて。
おい!?
オイラの意見もちゃんと聞いてくれよ!
>こういった変わったことには…
>「アビス教団」が関係していると思う。
そっか。
よし…
わ、わかったぞ、オイラも頑張る。
もしかしたら、おまえの家族の手がかりが見つかるかもしれないしな。
それにここで退いたら、この先ずっと気になってモヤモヤするだろうし。
二人とも、この依頼を受けてくれないか?
せっかく手に入れた採掘許可だ、俺も無駄にはしたくない。
おう、オイラたちに任せろ!
なにが起こってるのか、気にもなるからな。
そうか、助かるよ!
今、あのヒルチャールたちが向かった先を教える…
一部の鉱夫に、層岩巨淵で局地的な採掘作業を行う許可が下りた。
キャサリンに紹介されて、ある鉱夫から、層岩巨淵の内部で起きている変わった現象を調査してほしいという依頼を受けた…
まずは層岩巨淵の内部に入る方法を探そう。
-------------------------
ここの採掘許可はやっと手に入れたものなんだ。
だから、どうか頼んだよ。
-------------------------
…層岩巨淵・地下鉱区に入る…
…指定エリアに行って調査する…
これって…
都市じゃないか!
空中に浮かんでるし、まるごと逆さまになってるぞ!?
>目を見張る光景だ…
>想像を絶する光景だ…
この都市を見てるとなにか思い出しそうな…
えーっと、ほら、なんだっけ…
>「穢れた逆さ神像」。
そうそう、それだ!
不気味な雰囲気が漂ってるし、逆さなのもあの時と同じくらい衝撃的というか…
こうなってくると、やっぱり層岩巨淵の下って、アビス教団となにかしら関係があるのかな?
これは、ますます調査しないと…
突如出てきた転移の扉からダインスレイヴが現れた。
えっ…
ダインスレイヴ(枝を拾う者)
……
>ダインスレイヴ?
>変わった登場の仕方だ。
まさかここで貴様たちに会うとはな、予想外だ。
久しぶりだな、ダイン…
いや、待った、どうしておまえが層岩巨淵にいるんだよ?
層岩巨淵…
なるほど、ここは層岩巨淵の地下か。
足を踏み入れたことは一度もなかったが…
このようになっていたとは。
>ダインには聞きたいことが山ほどある。
ああ、前回の「出会い」と「別れ」は些か急なものだったからな、貴様が逸る気持ちも理解できる。
それに、このような「偶然」が目の前で起きたんだ。
貴様の疑問に俺も答えてやるべきだろう。
>じゃあ、まずはどうしてここにいるの?
>さっきの転移はどういうこと?
貴様も思い当たるものがあるはずだ。
先日、俺は「アビスの使徒」の痕跡を再び見つけ、それを追っていた。
ただ忌々しいことに、やつは俺に追い詰められると、以前と同じ手口で逃げようとしてな…
その後を追って、俺も転移の扉をくぐった。
しかし見ての通り、やつとは違う場所に転移してしまったようだ。
>ということは前回、転移した後…
>お兄ちゃんには追い付けなかったの?
ああ、これまでの経験から推測するに…
アビスの転移能力は単に点と点を結んだものではなく、網目状になっている。
転移の扉がどこに繋がり、網目をどう辿るのかは、やつらの思うがままなのだろう。
この世界にあるワープポイントと、なんだか似てるな。
前回、貴様の血縁を追って転移の扉をくぐったが、気が付くと…
周りには誰もおらず…
俺は一人、あの風魔龍の巣にいた。
そうだったのか。
ところで、あの最古の「耕運機」の目はどうなったんだ?
ああ、それなら既に手を打ってある。
「運命の織機」の計画、その真相を突き止めるまで、アビスの手に落ちることはない。
>それじゃあ、改めて自己紹介してくれる?
>「末光の剣」
ふん、その肩書きをまだ覚えていたか。
別に隠す気などない。
それはかつて、カーンルイアの栄光を浴びた称号だ。
しかし、今となっては…
…ただの皮肉であり、呪いに過ぎない。
俺は、国の滅亡を見届けた宮廷親衛隊隊長だ。
この肩書きを口にしたくない理由など十分過ぎるほどにある。
どうやら、おまえのお兄さんが言ったことは本当だったみたいだな…
>私のお兄ちゃんの過去について…
>二人の間には、一体何があったの?
俺たちは、かつて「旅の仲間」だった。
あれは、運命を求める苦難に満ちた旅。
ただ…
俺たちは、共に「終わり」を迎えることができなかった。
>「旅の終点」…
際限なく質問を続ける前に、先ほどの俺の言葉を思い出してみろ…
仮に、「転移の網」の推測が正しかった場合、アビス教団にとって、ここは転移先として設定するほどの価値があるということだ。
アビス教団が、ここでコッソリなにかしてるってことか?
オイラと旅人の予想通りだったな。
つまり、今この瞬間も…
「アビス」の目に映っている可能性がある。
や…やめろって、そう言われると怖くなってくるだろ!
>まずは調査をしよう。
>ひとまず、ダインのことは信じるよ。
ふっ、賢明な判断だ。
そこの岩壁の近くに火があるようだ、そこから調べるとしよう。
◆玥輝
◆()
>≪守られし者の霊柩≫
キャサリンから新しい依頼があるようだ。
依頼の内容を確認してみよう。
…キャサリンと会話する…
ようこそいらっしゃいました、旅人さん。
何という巡り合わせでしょう。
ふふっ。
キャサリン、こんにちは、なにかは依頼はあるか?
それにして…今日は随分とご機嫌みたいだな。
はい。実は今朝早く、神社へおみくじを引きに行ったんです。
そしたら、近々「思いがけない再会」を果たすかもないと、巫女さんに言われまして。
キャサリンが神社におみくじ?
な、なんだか珍しい光景だな。
あ、いや、そこじゃなくて。
おまえ、たった一日のうちに稲妻まで行って帰ってきたってことか?
ここ、璃月だぞ!?
ふふっ、私もたまにはプライベートを楽しみたかったもので。
それで、さっき言ってた「思いがけない再会」って、オイラスちのことなのか?
さあ、どうでしょう?
ただこの期待感が胸にある限り、誰と会っても嬉しい気持ちになれそうです。
はぁ…オイラたちほぼ毎日会ってるけどな。
キャサリンが喜でくれてるなら別にいっか。
>思いがけない再会が…
>もしかして…
ああ…おまえの気持ち、オイラもわかるぞ。
巫女さんの言ったことが当たってるといいな。
だって、おまえのお兄さんは…
その落ち込んだご様子…
何か触れてはいけないことを言ってしまったのでしょうか?
いや、大丈夫だ、気にしないでくれ。
それよりも依頼に戻ろうぜ。
なにかオイラたちにぴったりな依頼はないか?
ええ、それでしたら、ちょうどいい依頼があります。
鉱夫の方からの依頼でして、層岩巨淵を調査してほしいとのことです。
えっ、そこって封鎖されてたよな?
もう解除されたのか?
詳細については、依頼人の玥輝さんに聞いてみてください。
彼は今、層岩巨淵の近くにいるはずです。
おう、わかった!
ありがとな、キャサリン。
それじゃ、出発するか!
はい、星と深淵を目指せ…
えっと今回は本当に「深淵」を目指しているようですね。
幸運を祈ります。
…層岩巨淵の近くで依頼を出した鉱夫を探す…
こんにちは!
えっと…
おまえが明輝か?
オイラたち、冒険者協会の依頼で来たんだけど。
明輝
ああ、こんにちは。
その依頼なら俺が出したもので間違いない。
うん?
そちらの方はどこかで見たことがあるような…
もしかして、有名な冒険者さんだろうか?
>私のことを話すと長くなる。
>まずは依頼について話そう。
そうか、分かった。
まずは自己紹介をさせてくれ。
俺は明輝、つい先日、層岩巨淵の採掘許可をもらった鉱夫だ。
それから、ここには俺の下で働いてくれているやつらが何人かいる。
えっ?
層岩巨淵の採掘許可ってもらえるものなのか?
ああ、玉京台のやつらもやっと融通が利くようになってな。
千岩軍の保護下っていう条件付きで、浅いところの鉱物であれば採掘の許可が下りるようになったんだ。
で、その許可を最初にもらったのが俺らだ。
だが最近、どうも奇妙なことが起きていてな。
鉱夫たちがみんな怯えてるんだ。
奇妙なこと…
なにが起こったんだ?
オイラたち、詳しい状況をまだなにも聞かされてないんだ。
まあ、大したことじゃないんだが、無視もできない不気味なことでな…
ある日、うちの鉱夫が休憩していたら、意識の朦朧としたヒルチャールたちが前を通り過ぎていったそうなんだ。
ただ、そのヒルチャールたちは彼に目もくれず、層岩巨淵の奥へと進んで行ったらしい。
それから何日か彼が様子を見ていると、同じようなことが時々起こっていると分かった。
もしかして、好奇心旺盛なヒルチャールがいて、この辺をうろうろしてただけなんじゃないか?
いや、それがおかしなことに、層岩巨淵に来たヒルチャールたちは…
…「入ったらもう出てこないんだ」と、彼が言っていた。
そのヒルチャールたちを確認できるのは行きの片道だけ。
中に入ったらもう出てくることがないらしい。
しかも、この間から似たようなことがさらに増えていてな。
「あのヒルチャールたちの目的は?」
「あの後、あいつらはどうなったんだ?」
「何か悪いことでも企んでるんじゃないか?」と…
そういった考えが次々と鉱夫たちの頭をよぎり、恐怖のあまり仕事に手がつかなくなってるんだ。
うぅ…
その気持ち、オイラもわかるぞ。
聞いただけで鳥肌が立ってきた…
>想像しただけで怖い…
>確かに奇妙なことだ…
ああ、未知から生まれる恐怖こそ、一番恐ろしいものだ。
真相を突き止めない限り、どうにも安心して働けそうにない。
えっと…
この依頼、オイラたち本当に受けるのか?
その、鉱夫さん、もう少し考えさせてくれないか…
>私たちに任せて。
おい!?
オイラの意見もちゃんと聞いてくれよ!
>こういった変わったことには…
>「アビス教団」が関係していると思う。
そっか。
よし…
わ、わかったぞ、オイラも頑張る。
もしかしたら、おまえの家族の手がかりが見つかるかもしれないしな。
それにここで退いたら、この先ずっと気になってモヤモヤするだろうし。
二人とも、この依頼を受けてくれないか?
せっかく手に入れた採掘許可だ、俺も無駄にはしたくない。
おう、オイラたちに任せろ!
なにが起こってるのか、気にもなるからな。
そうか、助かるよ!
今、あのヒルチャールたちが向かった先を教える…
一部の鉱夫に、層岩巨淵で局地的な採掘作業を行う許可が下りた。
キャサリンに紹介されて、ある鉱夫から、層岩巨淵の内部で起きている変わった現象を調査してほしいという依頼を受けた…
まずは層岩巨淵の内部に入る方法を探そう。
-------------------------
ここの採掘許可はやっと手に入れたものなんだ。
だから、どうか頼んだよ。
-------------------------
…層岩巨淵・地下鉱区に入る…
…指定エリアに行って調査する…
これって…
都市じゃないか!
空中に浮かんでるし、まるごと逆さまになってるぞ!?
>目を見張る光景だ…
>想像を絶する光景だ…
この都市を見てるとなにか思い出しそうな…
えーっと、ほら、なんだっけ…
>「穢れた逆さ神像」。
そうそう、それだ!
不気味な雰囲気が漂ってるし、逆さなのもあの時と同じくらい衝撃的というか…
こうなってくると、やっぱり層岩巨淵の下って、アビス教団となにかしら関係があるのかな?
これは、ますます調査しないと…
突如出てきた転移の扉からダインスレイヴが現れた。
えっ…
ダインスレイヴ(枝を拾う者)
……
>ダインスレイヴ?
>変わった登場の仕方だ。
まさかここで貴様たちに会うとはな、予想外だ。
久しぶりだな、ダイン…
いや、待った、どうしておまえが層岩巨淵にいるんだよ?
層岩巨淵…
なるほど、ここは層岩巨淵の地下か。
足を踏み入れたことは一度もなかったが…
このようになっていたとは。
>ダインには聞きたいことが山ほどある。
ああ、前回の「出会い」と「別れ」は些か急なものだったからな、貴様が逸る気持ちも理解できる。
それに、このような「偶然」が目の前で起きたんだ。
貴様の疑問に俺も答えてやるべきだろう。
>じゃあ、まずはどうしてここにいるの?
>さっきの転移はどういうこと?
貴様も思い当たるものがあるはずだ。
先日、俺は「アビスの使徒」の痕跡を再び見つけ、それを追っていた。
ただ忌々しいことに、やつは俺に追い詰められると、以前と同じ手口で逃げようとしてな…
その後を追って、俺も転移の扉をくぐった。
しかし見ての通り、やつとは違う場所に転移してしまったようだ。
>ということは前回、転移した後…
>お兄ちゃんには追い付けなかったの?
ああ、これまでの経験から推測するに…
アビスの転移能力は単に点と点を結んだものではなく、網目状になっている。
転移の扉がどこに繋がり、網目をどう辿るのかは、やつらの思うがままなのだろう。
この世界にあるワープポイントと、なんだか似てるな。
前回、貴様の血縁を追って転移の扉をくぐったが、気が付くと…
周りには誰もおらず…
俺は一人、あの風魔龍の巣にいた。
そうだったのか。
ところで、あの最古の「耕運機」の目はどうなったんだ?
ああ、それなら既に手を打ってある。
「運命の織機」の計画、その真相を突き止めるまで、アビスの手に落ちることはない。
>それじゃあ、改めて自己紹介してくれる?
>「末光の剣」
ふん、その肩書きをまだ覚えていたか。
別に隠す気などない。
それはかつて、カーンルイアの栄光を浴びた称号だ。
しかし、今となっては…
…ただの皮肉であり、呪いに過ぎない。
俺は、国の滅亡を見届けた宮廷親衛隊隊長だ。
この肩書きを口にしたくない理由など十分過ぎるほどにある。
どうやら、おまえのお兄さんが言ったことは本当だったみたいだな…
>私のお兄ちゃんの過去について…
>二人の間には、一体何があったの?
俺たちは、かつて「旅の仲間」だった。
あれは、運命を求める苦難に満ちた旅。
ただ…
俺たちは、共に「終わり」を迎えることができなかった。
>「旅の終点」…
際限なく質問を続ける前に、先ほどの俺の言葉を思い出してみろ…
仮に、「転移の網」の推測が正しかった場合、アビス教団にとって、ここは転移先として設定するほどの価値があるということだ。
アビス教団が、ここでコッソリなにかしてるってことか?
オイラと旅人の予想通りだったな。
つまり、今この瞬間も…
「アビス」の目に映っている可能性がある。
や…やめろって、そう言われると怖くなってくるだろ!
>まずは調査をしよう。
>ひとまず、ダインのことは信じるよ。
ふっ、賢明な判断だ。
そこの岩壁の近くに火があるようだ、そこから調べるとしよう。