容彩詩鏡・其の一

2.6 修正(画像/書体/吹出)

モンドの吟遊詩人レネは、稲妻の詩人大伴と詩歌創作について熱く語り合っている…

大伴と会話する…

大伴
姉さんは、この会場をずいぶん長いこと歩き回っているみたいだね。
きっと芸術を楽しむことのできる風情の分かる方なんだろう。
実は、そんな風情あることで君に頼みたいことがあるんだが、手伝ってもらえないかな?
 
>話してみて。

大伴
こちらのモンドから来た吟遊詩人、レネさんと俺は意気投合してね。
 
レネ
ああ、大伴さんの言う通りなんだ。
彼と知り合ってまだ数日しか経っていないのに、その知識の豊富さには感心されっぱなしだ。
 
大伴
ははっ、レネさんそれは褒めすぎだって。
とにかく、俺たちは詩を以て友を会す詩人だ。
だから、共に詩を書くことにした。
せっかく稲妻に来たんだし、レネさんもきっと稲妻の特色を取り入れた作品にしたいだろう。
 
レネ
そうだね。
でも今回のスケジュールはいっぱいいっぱいで、散策して観光するヒマがないんだ、残念なことにね。
 
>何をしたらいいの?
 
レネ
友よ、僕は「郷愁」をテーマにした詩を書いている。
遊子という者は異郷の景色を目にすると、自然と故郷のことを思い出してしまう。
だから、詩にこの土地ならではのものを入れたいんだ。
創作のアイデアを得るために、写真機で写真を撮ってきてくれないだろうか。
稲妻にも、この地ならではのものがたくさんあるだろう?
たとえばモンドだったら「蒲公英」と「風車アスター」を誰もが思い出すように…
 
おう、任せてくれ。
稲妻の特産を写真で撮ればいいってことだよな。
 
レネ
ああ、じゃあ頼んだよ!
参考にこの途中まで書いた詩を君たちに渡そう。
写真の数はそうだね…
それぞれ違ったものを映した写真が4枚あれば十分なはずだ。
報酬として、それ相応の旅費を払わせてもらうよ。
 
蛍、レネさんが欲しい写真も分かったし、さっそく出発しようぜ。
 
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レネ
君たちか写真は撮れたかな?
 
>まだ…
 
そうか。
稲妻の特産の写真を4枚撮ってきてくれればそれでいい、どうか頼んだよ。
 
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「郷愁」
遊子という者は異郷の景色を目にすると、自然と故郷のことを思い出し、その土地ならではのものを詩にに加えたくなる…
稲妻地域の特産を撮影すると、鍵となる重要なアイデア素材を集められるかもしれない。

…稲妻をテーマにした写真を4枚撮る…
 
おお、この写真はいいな。
レネさんがアイデアを出すための素材として使えそうだ!
レネさんは写真が四枚あれば十分だって言ってたから、戻って彼を探そうぜ。
でも、もっとたくさん撮ったら、レネさんのアイデアをより引き出せるかもな。
 
【すべて撮影】
稲妻の特産の写真、これで全部撮ったよな。
早く戻って、レネさんに渡そうぜ。
 
…レネに返事する…
 
レネ
君たちか写真は撮れたかな?
 
>うん、撮ってきた。
 
レネ
ありがとう。
どれどれどれも見たことのないものばかりだ!
おおっ、この写真はよく撮れてる!
こっちのも詩の題材に相応しい…
友よ、君たちが撮ってきてくれた写真のおかげで、アイデアが湧いてきたよ。
提供してくれた写真をもとに、詩句をいくつか書いてみたんだが、どれを採用するか迷ってしまうな。
君の意見を聞きたい。
君ならどの詩句を選ぶ?
 
得失
恋情を捨ててから
異郷の鮮やかな花びらから万物に再び恋した

追駆に疲弊してから自由を再び手に入れた

(詩歌創作)

ふいに悟った
帆を張って故郷から逃げ出せたのは
無色のそよ風が船出を助けてくれたからだと

 
■詩歌創作
①異郷の鮮やかな花びらからは独特の香りが漂ってくる
②草木に覆われし菫色の鎧は見知らぬ神々の言葉なき祝福
③異郷の歓楽に酔うことをやめてから耳元には野草の歌声だけが残されている
④異郷の夜に青い微光が揺れるそれをイグサの閃きだと違いするまで
⑤時よ、古の嘆きを枯骨に変えようとも輝く真珠は残されん

大伴
【①を選択】 
うん、この二つの詩句は「風が花の香りを運んでくる」という意味で、続きの詩との繋がりもピッタシだ。

【②を選択】
うん、紫色は大御所様を代表する色だし、この二つの詩句からは確かに稲妻の雰囲気が伝わってくる。

【③を選択】
この二つの詩句の構成は前の詩ともっとも近いし、読む時の語感も悪くない。

【④を選択】
うん、この二つの詩句には真摯な気持ちが込められている。
それがかもし出す雰囲気も実にいい。

【⑤を選択】
この二つの詩句は時間の経過による得失を語っている。
時間の流れと共に、遠い旅に出た者も故郷の意味を理解するようになるということだ。

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姉さん、君は見る目があるようだ。
 
レネ
大伴さんも君もこの二つの詩句が気に入ったようだし、これにしよう。
友よ、あらためて協力感謝する!
 
大伴
写真のことは姉さんに任せるよ。
容彩祭でレネさんと君のような風情の分かる人に出会えて、本当についてるよ。
 
レネ
ははっ、確かにそうだ。
そういえば、君の名をまだ聞いていなかったね、教えてくれないか?
僕も大伴さんもまだ知らないだろ?
 
>蛍。
 
レネ
あまり聞かない名だな。
でも人と違うことは必ずしも悪いことじゃない。
その名前、覚えたよ。
 
大伴
ああ、蛍、蛍、俺も覚えた。