旅の写真に閃きを

2.6 修正(吹出)

◆朝霧(絵師)

…絵を描く人を観察する…

パイモン
あれ?
蛍、あそこを見てみろよ。
路上で絵を描いてるやつがいるぞ。
なにを描いてるのかな…
見に行ってみようぜ。

…朝霧と会話する…

朝霧
こほっ…これも…
やっぱりダメだ…
このままじゃ、今期分の挿し絵の提出が間に合わないよ…
うぅ…

①こんにちは…
②あの…

朝霧
えっ!?
ご、ごめんなさい!
今日こそはちゃんと完成した挿し絵を提出するので!

パイモン
わっ!
ちょっと待てって、オイラたち…

朝霧
森子さん!
どうか…あれ?
森子さんじゃない…?
よかっ…
こほっ!こほっ…

>森子さんって…?

朝霧
森子さんは私の編集担当者なんだ。
私は朝霧、えっと…
「個人の絵師」をやってるの。
森子さんは…
私の仕事を担当している編集さん。

パイモン
さっき言った挿し絵ってなんだ?

朝霧
君たちも「八重堂」が出版してる娯楽小説は読んだことあるよね?
その小説の中に、文章じゃなくてたまに絵が数ページ描いてあるでしょう?
そういう娯楽小説で描かれている絵のことを、「挿し絵」って言うんだ。
小説で重要な場面や展開になった時、もしくは作者が主人公の見た目をちゃんと披露したい時に、作者が挿し絵を依頼するの。
そうすれば、読者も小説をより楽しめるし、小説の内容そのものも豊かになるでしょ。

パイモン
ヘぇ…そうだったのか。
娯楽小説って奥が深いんだな…

朝霧
オススメの娯楽小説がいくつあるんだ!
例えばあの…
こほっ…こほっ!

>大丈夫?

朝霧
平気平気、ずっと体調が悪いんだ。
挿し絵を描く時はいつも夜更かししてて、たまにご飯を食べるのも忘れちゃうんだ…
こほっ…
そしたら、だんだん体調が悪くなってね…

パイモン
体調が悪いのに、なんでこんなとこで絵を描いてるんだよ?
家じゃできないのか?

朝霧
ここへは取材するために来たんだ。
最近、絵を描くためのひらめきが全然湧いてこないの。
締切りが過ぎてる挿し絵もいくつかあって…
森子さんが締切りを何度も延ばしてくれたんだ。
それでも提出できなかったら、きっと森子さん怒るだろうな。
外に出ることで、何かひらめきを得られるかもしれないと思ったの。
で、外を歩いてるんだけど。
結果…はは…見ての通り。
出発からまだそう経ってないのに、私にはきついみたい…
はぁ、やっぱり冒険者協会に依頼して、「写真機」を持っている冒険者に手伝ってもらうしかないかな。

パイモン
ん?
「写真機」なら…

①持ってるけど…

朝霧
え!?
君、写真機を持ってるの?

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②でも、「写真機」で何をするの?

朝霧
冒険者に「写真機」で写真を撮ってもらいたいの!
外には面白い場所がたくさんあるって聞いたんだ!
例えば、モンドの近くにある高い雪山とか、琉月にある柱がたくさん立っているところとか…
それに!
璃月には「絶雲の間」っていう場所があってね、そこには仙人が住んでいるらしいの!
仙人が住む場所…
想像するだけでわくわくするよね…
私は体調のせいで、そこへは行けないけど…
でも、もし君が代わりに「写真機」で景色を撮ってくれたら…
私も必ず…
コホッコホッ!

パイモン
うわぁ!
大丈夫か!

①任せて。
②何とかしてみる。

朝霧
ほ、本当に!?
よかった!
私、見てみたい場所がたくさんあるんだ。
少し待っててね、今その場所を書くから…
あっ、そうだ。
報酬なら心配しないで、少しは貯えがあるの…
えっと、私の筆記帳は?
筆記帳、筆記帳…

《任務完了》