山海八処の巡礼・風来坊内観録

2.4 修正(画像/書体/吹出)

対象者:「吉法師」

内 容:吉法師との旅も、そろそろ終わりを迎える。
    五百蔵から頼まれたのは「修行で吉法師を八ヶ所に連れていく」というもの。
    最後は「風龍廃墟」に行こう。
 

パイモン)
いっぱい考えたんだけど、今回は風龍廃墟にしないか!
 
…風龍廃墟に行く…

大きな街。
でもなんだか、寂しい感じ。

パイモン) 
以前、オイラは蛍、そしてたくさんの仲間たちと一緒に、ここで「風魔龍」と戦ったんだ。
 
龍って、体が大きくて、歯が尖ってて、翼で飛ぶ怖い生き物のこと?
 
>本物はそれほど怖くないよ。
>本物は綺麗な見た目。

 
パイモン)
吉法師は、モンド城で見た風神像を覚えてるか?
 
風神像
 
パイモン)
すっごく大きくて背の高い石像だ。
 
ぬ!覚えてる。
風神の手、大きかった。
 
パイモン)
「風魔龍」は風神の友達なんだぞ!
その昔、風神もここにあった「都市」から来たんだ
 
おお!
でも、風風龍は体が大きい。
どうやってここに入ったの?
 
>前に、誰かが同じ質問をしてたような
>「風魔龍」ね。

 
パイモン)
あ、オイラ知ってるぞ!
それはな、オイラたちみたいに歩いて…

-------------------------
 
吉法師、もうとっくに分かった。
風風龍、飛べるから歩いて入る必要ない。
 
パイモン)
く、くそ
 
ぬ?パイモン、機嫌悪い?
 
パイモン)
ううオイラの話は後でいいから、先にここで記念写真を撮ろうぜ。
吉法師、動くんじゃないぞ!
 
吉法師、動かない!
 
…吉法肺の写真を撮る…
 
すごい
 
>吉法師おまえ、どうしたんだ
 
さびれた街。
よく分からないけど、何だか悲しい。
おかしいな。
 
>私も同じ気持ち。
>吉法師がおかしくなった。
 

パイモン)
次は、「都市」の中心部に移動しようぜ。
 
【?】…風魔廃墟の高塔に向かって進む…
 
うぬぬ風、大きい…
 
パイモン)
ここの風の壁は通れないぞ!
回り道をしないとな。
吉法師、オイラたちに着いてこい。
横から回って来ようぜ。
 
…風魔廃墟の高塔に沿って進む…
 
パイモン)
コホン。
むかーしむかし、この街には偉大な王様がいたんだ。
王様は、風の壁を作って、人が入ったり出たりできないようにした。
さっきの風の壁みたいにな。
 
でも、出入りできないと、悲しくなる。
そんなの、石に封印されるのと同じ。

パイモン)
最後には、街の人は吉法師が封印から抜け出したみたいに、風の壁から出てきたんだ
 
イェーイ!それでそれで?
 
パイモン)
おい!足元に気をつけろよ!
個々の道は、デコボコが多いな。
またまた長い月日が経ったある時、風神と親友の「風魔龍」が、モンドを守るために悪い龍と戦いを繰り広げたんだ!
 
ぬ?悪い龍!
風神は、石の大きな手で戦ったの?
 
パイモン)
まぁそういうことでいいか。説明が難しい…
 
それで?
風神と風風能は、勝ったの?
 
パイモン)
ああ、勝ったぞ!
でも、その戦いで「風魔龍」はケガをしてしまった。
だからここでケガを治してるんだ。
 
イエーイ!
風風能、モンド守った。
理理真が、璃月を守ったのと似てる。
だから、風風龍はモンドの仙人みたい。

パイモン)
おっ、おまえ、なかなか理解が早いじゃないか
でも風風龍じゃなくて「風魔龍」だぞ
「風魔龍」は、この塔の中で長いこと眠っていた
そして、目か覚めた時には、もう誰も彼を覚えてなくて、風神もいなくななってたんだ。
 
うう。
風風龍、かわいそう。
でも、ぱイモンと蛍は風風龍と戦った。
風風龍は悪い龍なの?
 
パイモン)
それは違うぞ!
とりあえず登ろうぜ、足元に気を付けてな。
もう少しで着くぞ。
やっと登れたぜ!
 
パイモンは、高いところが好きなの?
 
>高いところは見晴らしが良くて飛びやすい。
>「バカと煙
 

パイモン)
オイ!からかうなよ。
高いところは遠くまで見渡せるし、空気も美味しいんだ。
 
風風龍は、塔の中で眠ってるの?
 
パイモン)
そうだ、長い間眠ってるんだぞ。
 蛍は「風魔龍」と戦ったことがあるけど、別に悪い龍じゃなかったんだ。
ただ、悲しいことに遭って、悪いやつに騙された。
それで、友達の風神に嫌われたと思っちゃったんだ。
 
その後は
 
パイモン)
その後は蛍、覚えてるか
 
>戦って「毒血」を浄化した。

 
パイモン)
でも、戦ってた足場が崩れちゃったんだ。
オイラたちも風神も、すごく深くて暗いどん底に落ちてしまうところだった
 
ぬ!怖いじゃあ、パイモンと蛍はどう助かったの
空を飛んだの?
 
>トワリンが背中に乗せて救ってくれた。
 

 
パイモン)
「風魔龍」のことだぞ。
 
-------------------------
 
>風魔龍が背中に乗せて教ってくれた。
-------------------------
 
パイモン)
「風魔龍」にもトワリンっていう名前があるんだ。
吉法師やパイモン、蛍と同じようにな。
 トワリンは悪者に傷つけられた上に騙されて、すごく怒ったんだ。
だからモンドに行って、大騒ぎを起こした。
それでみんなは悪い龍だと思ったから、「風魔龍」って呼んだんだ。
その後、オイラたちは悪者を倒して、風神と一緒に汚染された毒血を浄化した。
そしてトワリンは、風神は自分のことを見捨てていなかったって気付いたんだ。
 
おお!じゃあ、ト風風能はいい龍になった。
 
パイモン)
その通りだ!
吉法師をここに連れてきたのは、トワリンの物語を教えてあげたかったからだぞ。
吉法師も、大人になったら、誤解されたり傷つけられたり、悲しいことに遭ったりするかもしれない。
それでも絶対に悪いやつにはなっちゃダメだぞ。
だって、「風向きは変わるもの」だからな。
 
>いつか、光射す方へと吹いてくるはず。 
>吉法師にはちょっと難しかったかな?

 
ぬ?
何だか、分かったような、分からないような
でも、とても大事ってことは分かる。
パイモンと蛍が教えてくれたこと、忘れない。
 
パイモン)
へへ、そうこなくっちゃな!
時間をかけて話した甲斐があったぜ!
まあとにかく、吉法師も遊んでばっかいたり、いたずらしすぎたりしちゃダメだぞ。
人間に封印されちゃうからな。
 
>吉法師の修行もこれで終わりだね。
>五百蔵の依頼もこれでおしまい。

 
うぬぬ…
 
パイモン)
おい、そんなに悲しむなよ!
笑顔で帰らないと、五百蔵も悲しんじゃうだろ!
よし、じゃあオイラたちもそろそろ最後の役割を果たすとするか…
吉法師を五百蔵のところに送り届けないとな。
 
>行こうか。
>行こう、吉法師。

 
ぬ。
 
…鎖守の森に戻って、五百蔵を訪ねる…
 
パイモン)
五百蔵、戻ってきたぞ!
 
五百蔵)
おお、帰ってきたか。吉法師、修行の成果はどうだ?
 
カサカサ、ぽんぽこ!
 
五百蔵)
ぬははは、よくやった!
 
パイモン)
あれ、吉法師が何言ってるか、また分からなくなったぞ
あ、そうだ。
写真もたくさん撮ったんだ。五百蔵、ほら
 
旅の途中、吉法師のために撮った写真を五百蔵に渡した。
道中であった出来事も全部、五百蔵に話した。

 
パイモン)
やっと五百蔵に頼まれた、「修行で吉法師を八ヶ所に連れていく」旅が終わったな。
 
五百蔵)
ぬ!さすが吾輩が認めた人間たちだ、よくやった。
お前らが狸だったら、吾輩の半分ぐらいの強さの、立派な大妖狸になれたのに!
 
パイモン)
(それ、あんまり強くなさそうだな)
さて、任務も完了したことだし、そろそろ行こうぜ。
 
うぬぬ。
 
パイモン)
ううっ、そんな顔するなよ。
分かった分かった、オイラからもう一つ教えてやる!
友達とサヨナラをするときは、笑顔じゃないとダメなんだぞ!
笑顔で別れることが出来たら、次に会う時はもっと楽しくなるんだ。
 
五百蔵)
?ふむ、よかろう。
吾輩に任せるがいい。
吉法師はこう言っておる、「分かった、白髪。」
 
パイモン)
え?まさか
 
>吉法師はまた喋れなくなっちゃったの?
>また何言ってるか、分からなくなった
 
五百蔵)
だいぶ時間が経った故、妖狸飯の効果もそろそろ無くなる頃だ。
ふん、吾輩が石に封印されていなければ、妖狸の言葉を一生理解できるようにしてやることなど、お安いご...
?ふむ、吾輩が伝えてやろう。
「吉法師、頑張って修行する。」
「五百蔵みたいな、大妖狸になる。」
?お前って奴は、いい度胸だ。
ぬははは、吾輩の若い頃とそっくりだな。
「そしたら、白髪と金髪は妖狸飯を食べなくても、吉法師の話を理解できる。」
 
パイモン)
おう
次一緒に修行できる時まで、オイラ待ってるからな。
 
>頑張れ、吉法師。
>また封印されないようにね。

 
五百蔵)
ぬ!?
 
ぬ!
五百蔵) 
まあいい、忘れてやろう。
吉法師を修行に連れて行ってくれたからな。
はぁ、お前たちが妖理だったらなあ…
 
>それならとっくに石になってる。
 
五百蔵)
ふむ、それもそうだな。
他に用がないなら去れ。吾輩はこれから吉法師に法術を教えねばならんからな。
 
《依頼完了》