【?】旅の写真に閃きを・雫の章/撮影場所

4.8 修正(吹出)

■「巨木と伝説」
【?】画像
「冒険譚は語る上で、『伝説の場所』は欠かせない。」
「例えば、勇者の剣が封印された教会、海賊の宝物が隠された岩窟、魔王が目覚める城…」
「そして、巨木は定番のランドマークであり、旅の出発点としても、最後の目的地としてもピッタリなの。」
「ちょうど、ある作家の書いた物語がモンドのような国から始まってるし、あそこは表紙の参考にちょうどいいと思うな。」

【?】画像
「小説ではこういう展開がよくあるよね――
世間知らずの主人公が突然、賑やかな大都会にやってきて、驚きながら見たこともない建物を見上げる、みたいな。」
「私は世間知らずの田舎者ってわけじゃないけど、大きな滝とロマリタイムハーバーを初めて見たときは、とても感動しちゃった。」
「今回の依頼人が書いた第三巻は、主人公が大都会に来てからの暮らしが描かれてる。
初めて都会の景色を目にした主人公は、自分を鼓舞するの。
滝の上にあるロマリタイムハーバーは表紙にピッタリな場所じゃないかな。」

【?】画像
「娯楽小説の読者の間では、こんな面白い言い方が流行ってるの――
『実家のような安心感がある場所』。
そこは主人公がちゃんとした実績を手に入れるまでの活動拠点なんだ。」
「一部の作品では、そこの仲間や敵は強くないけど、それが主人公の成長を際立たせてる。
でも、そうすると物語がマンネリ化して古臭くなるし、初期の仲間の存在感が薄れていっちゃうと考える作家も多いんだ。」
「私の意見としては後者と同じかな!
主人公が成長すると同時に、初期の仲間も一緒に強くならないと!
テイワットの現実世界だってそうあるべきだし、物語はそうでないと面白くないと思うよ!」
「そういえば、君にとって『実家のような安心感がある場所』ってどこかな?」

【?】画像
「物語が種明かしの段階に入ると、舞台は神秘的な場所に移り、読者たちの心を揺さぶる…」
「今回の作家の作品はちょうど種明かしの段階に入ったから、新刊の挿絵は幻想的かつ魅惑的な雰囲気にしたいって言われたの。」
「聞いた話だと、エリニュス山林地区が作家の要望に合いそうだね。」

【?】画像
「今回は壮大な戦争シーンを書く作家に会ってきたの。
彼の小説を読んで表紙の要望を聞いたら、私もつい熱くなってきちゃって――」
「最新巻では、鋼のように強い軍隊が少数で敵に対抗しつつ、不利な地形を守りながら相手を迎え撃つ場面が描かれてるの!
表紙は…
迫力があって、胸に大志を抱てるのが伝わってくるものにしたいと思う!」
「こんな要望は初めてだし、やっぱり有名な古戦場を参考にしたほうがいいかな…
何かいい場所はない?」

【?】画像
「聞いたことある?
数多くの命が失われた場所では、恐怖と悲しみが土に沁み込んでるらしいの。
たとえ木や草花が茂ったとしても、淡い悲しみの匂いが残るんだって。」
「…えっと、依頼してくれた歴史作家がそう言ってたんだ。
とにかく、その作家は史実に基づき、適度に脚色された小説を書いてて…
そういう美しくて悲しい雰囲気を持った表紙が必要みたい。」
「彼はエリナスの風景を参考にするよう勧めてきたけど、その理由はよく分からなくて…」

【?】画像
「波乱に満ちた長編小説において一番難しいのは、主要キャラクターたち一人ひとりの結末を、読者に納得させる形で書くことだって言われてる。」
「今回はそういう仕事を完璧にこなす作家に出会ったの。
彼女は今、キャラクターたちが年を取った後に故郷に帰るスピンオフを企画しててね。
「だから、表紙の参考に必要なのは、年寄りが多く暮らしてる静かな村なんだ。」

【?】画像
「複雑な風景よりも、単純な風景のほうが登場人物を引き立たせることもある。」
「シンプルさを求める今回の作者の要望は…
『鏡のような水面』と『星空または夜空』を組み合わせて、『主人公を引き立たせる』こと。」
「複雑な表紙を持つ本の中にシンプルな表紙を持つ本が混ざっていたら、逆に注目を集められるかもしれない…」
「イースト・オトンヌキに素敵な景色の水域があるって聞いたから、そこに行ってきてくれないかな?」

【?】画像
「私、賑やかなお祭りが大好きでね。
あるフォンテーヌの作家も同じで、お祭りをモチーフにした異国の行事を小説に書いたの。」「主人公とヒロインが夕暮れ時に合流する場面は、読者の間でかなり人気があって、表紙にピッタリだと思うんだ。」「色々考えてみたけど、やっぱり甘金島を参考にするのが一番いいんじゃないかな!」

【?】画像
「今回の依頼主は、スリルを生み出すのが得意な作家でね。
彼の冒険小説は素敵な下地と、思わぬところで話を区切ること、そして嵐のような急展開で読者から…
賛否両論を得てるの。」
「コホンッ、とにかく、話を区切った巻…
いえ、スリル満載の最新刊では、主人公の率いるチームが、不気味な霧に覆われた花の海を通ることになるの…」
「表紙の参考は、私が勧めた鶴観ではなく、エリナスにするよう強く念を押されてね…
ま、仕方ない。
彼の要望通りにしよう。」

【?】画像
「依頼主は小説の始まりをこんな感じにしてるの――
『主人公はある眠れない夜に、澄んだ月明かりが照らす庭を散歩している。
そして、不思議な事件に巻き込まれていく…』」
「それと『主人公はスメールの学者をモデルにしている』って書いてあるから、表紙の風景はスメールの植物園がいいと思う。」
「こんなにはっきりと要望を書いてくれる依頼主は好きだよ。
パルディスディアイの名前を間違えてなければもっとよかったけど…」
「まあ、しょうがないか。
その人、あんまり外出しないフォンテーヌの作家だから。
フォンテーヌ科学院の執筆取材もしたことがないんだって…
時間がないのが主な原因だって言うけど。
これは多くの作家が抱える問題かもしれないね。」

【?】画像
「今回の依頼人の中で一番センスのある作家は、この人だと思うんだ――」
「最終決戦を目前に控える主人公たち。
彼らは問題をある程度片付けた後、英気を養うために田舎の邸宅でのんびりとした時間を過ごす。」
「そこはフォンテーヌ様式の邸宅で、衣食住の描写がとても細かくされてるの。
特に料理は…
読んでるうちにお腹が空いてきちゃうほどで…」
「エリナスの南に、小説の表紙にちょうどいい風景があるって聞いたから、取材をお願いするね。」

【?】画像
「冒険の途中でとんでもないお宝を見つけた主人公。
でもモラとしては使えないし、食べることもできない。
モラに変えるにはどうしたらいいのか…」
「答えは賑やかな市場に行くこと。
作者たちが好むのは…
商機がたくさん転がってるけど、一波乱ありそうな港ね。
主人公がお宝を売るときも、手に汗握る展開が起こる、みたいな!
たとえば、港に着いた途端に地元の顔役に強盗されるとかね…」
「今回、表紙の依頼を出した作者も同じ考えみたい。
彼はオルモス港が大好きで、私もそこがピッタシだと思う!」

【?】画像
「この前、旅の出発点や目的地によくある巨木の話をしたけど、それ以外にも多くの小説では主人公を強くしてくれる魔法の木や大型植物が登場するの。」
「そういった魔法の植物は、主人公に転機を与えるだけでなく、『関連する物語で十数章くらい書けるから、原稿料を稼ぐための繋ぎになって、その後の物語を描く余裕も作ってくれるんだよね。」
「…えっと、後半は依頼主の言葉なんだけど。」
「エリニュス山林地区に葉と枝が光る巨大な柳の木があるって聞いたの。
『不思議な魔法の木』のモデルにちょうどいいと思わない?」