寒泉(「岩上茶室」の護衛)

会話 修正(吹出) 璃月

(武を極めた人ってかえって一般人みたいに振舞まうのね…)

たかが七品の下っ端が、いい気になって暴れ回るとはね…

①七品の下っ端?

武道家は九品の等級に分類できる。
一品が最高で九品が最低よ。
先日、岩上茶室の仕入れ担当者を翹英荘に送る途中、偉そうな物言いをするならず者に遭遇したの。
つい体がうずいて手合わせしたんだけど、そいつは七品の実力しかない小者だった。
結局、武を極めた人間ほど無名の一般人として生きるものなのよ。
それなのに、あの小悪党ときたら偉そうに。

 >誰がその等級を決めてるの?

もちろん私よ。
武芸者ならたくさん見てきた。
絶対に判断を誤ったりしないわ。
たとえば、璃月やモンドの商業界には黄衣っていう中々のやり手がいる。
けど、彼女でもせいぜい三品ってとこね。
古華派一門の孫宇は神速の剣の使い手で、二品に入ってる。
一品の強者ともなれば、それはもう立派な武芸の達人よ。
私の見立てだと、冒険者協会支部長の嵐姉がその代表格ね。

  ❶あなたはどの等級なの?

私は不才だけど、三品の強者といったところね。

  ❷夜蘭はどの等級なの?

変ね。
どうしてボスの名前を知ってるの?
私の印象では、ボスは穏やかで上品。
ほんの二言三言で問題を解決してしまうから、その武力についても見たことがないわ。
ただ武力に頼らないということは、九品ですらないのでしょうね…

  ❸私はどの等級?

あなたの武名は、正直この業界では聞いたことがない…
でもその目の輝きと、深く呼吸する様からして、少なくとも二品の強者には入ると思う。

   >一品は余裕でしょう!

あなた、謙遜ってものを知らないの…?
いつか機会があれば、あなたの腕前を見てみたいものね。

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②さようなら。

また今度。