休戦協定!玩具戦争

4.0 修正(吹出)

◆リーヴァ(「レシュッツのクロックワーク工房」店主)
◆カロン(「ルポート時計店」店主)

クロックワーク工房と時計店の間で巻き起こった戦争――
兄弟同士の骨肉の争いは、オーナー二人の面会によって解決するだろうか?
それともさらに激しくなってしまうのだろうか?

…2日後まで待つ…

パイモン
そういえば、今日はリーヴァがカロンを訪ねる日だよな!
オイラたちも行ってみようぜ!
あいつらが仲直りできるといいな!

…ルポート時計店に行く…

リーヴァ
カロン、なかなかうまくやってるじゃないか。

カロン
に、兄さん!?
どうしてここに?

リーヴァ
久しぶりの再会だというのに、第一声がそれか?

カロン
わ、私はただ兄さんが会いに来てくれるなんて、思いもしなかったから。
店も近いのに、今まで一度も来てくれたことがなかったから、てっきりまだ怒ってるんじゃないかと…

リーヴァ
お前と昔話をしに来たんじゃない。
単刀直入に聞こう。
お前のその冒険者のおもちゃは、俺のために作ったものなんだろう?

カロン
えっ?
あ、それは…
兄さんには、何でもお見通しか…
分かってたよ。

パイモン
ちょ、ちょっと待てよ。
わけ分かんなくなってきたぞ。
そのおもちゃってベネットのために作ったんじゃなかったのか!?

カロン
君たちも来てたのか…
すまない、この前君たちに言えずにいたのは、どう切り出せばいいか分からなくてね…
あの冒険者は私に重要なインスピレーションを与えてくれはしたけど…
このおもちゃを作ろうって固く決心したのは、実は兄さんのためだったんだ。

①気持ちは分かる。言いにくいよね。

リーヴァ
カロン、お前のつべこべ言う癖は昔からちっとも変わらないな。

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②えっと…何を恥ずかしがってるの?

リーヴァ
弟は小さい時からこんな風にグズグズ言うタイプなんだ。

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カロン
兄さんも変わってないよ。
兄さんとあの冒険者は似てるって、ますますそう思えてくる。

リーヴァ
私は神の目も持ってないし、冒険者でもない。

カロン
でも冒険心を持ってるって点については一緒だよ。
違うとすれば、ベネットは冒険の中で生きてるけど、兄さんは生活の中で冒険してるってところだけ。

リーヴァ
口が達者になったのは私のマネか?

カロン
そんなわけないだろ?
兄さんはいつも私に怒ってたじゃないか。
根性がないってさ。
うるさいとは思ったけど、まあ事実だから。
今まで、兄さんは最強のおもちゃ屋さんを目指して戦ってきたけど、一方で私はとうの昔から家族に言われれるまま、時計みたいに同じレールの上を繰り返し歩んできた。
兄さんやベネットみたいな人は、自分の好きなことを仕事にできるだろう?
私には絶対に無理さ。
兄さんの百分の一の勇気さえ、私には備わってないんだから。

パイモン
カロン、そんなに自分を卑下する必要ないんじゃないか。

カロン
君たちには笑われてしまうかもしれないけど、当初兄さんがうちの隣に店を構えるって聞いて、最初に私の頭をよぎったのは店を引っ越すって考えだった。
本当に親父に申し訳ないよ。
幸い、結局その場所は北国銀行に買われたから、お陰で私と兄さんの店は隔たれることになった…
ほっとしたよ。
運命的な偶然だった。

パイモン
おお、そのことならオイラも知ってるぜ。
アルボンに聞いたんだ。

リーヴァ
ふん、考えてみろ。
世の中にそんな偶然がいくつあると思う?
北国銀行がちょうどそんなタイミングで俺たちの間に店を出すと思うか?

>リーヴァ、つまり…?

リーヴァ
あの場所は俺がとっくに予約してたんだ。
その後、考えが変わったから安値で北国銀行に譲ってやった。
やつらが偶然天から落ちてくるわけがないだろう。

パイモン
うわっ、北国銀行はリーヴァが呼び寄せてきたのかよ!
予想外の展開だぜ…。
でも、リーヴァも感情的に動きすぎたって思ったからそうしたんじゃないのか?

リーヴァ
家を出てからこの方、俺の目標は「最強のおもちゃ屋になる」ことだったのに、それが「家族と対立して、弟の店を追い出す」ことになったら話にならないだろう?

パイモン
へへへ、オイラにはそれって気遣いの言葉みたいに聞こえるぞ!
ってことは、カロンに謝ってもらうっていう話もメンツ上の話だったんだよな?

カロン
あ、謝る?

リーヴァ
何の話だ?
私はそんなこと言っていないが?

パイモン
自分で言ったことをよくそんなに堂々と否定できるな!

リーヴァ
ふん、カロン、実は私は今日、お前におめでとうと言いに来たんだ。
お前のそのおもちゃは…
よくできている。

カロン
最後に兄さんに褒められたのなんて、いつのことだろう…
今になってまた聞けるとは…

リーヴァ
それだけじゃない、お土産も持ってきたぞ。
ここ数日こちらの冒険者たちに頼んで集めたデータだ。
これがあれば、お前ももっと面白いおもちゃを作れるだろう?

カロン
えっ?
でも兄さんは「決闘代理人」のおもちゃを作ってる途中じゃなかったのか?
このデータはすごく重要だろ?

リーヴァ
いや、そのプロジェクトは中止すると決めた。
市場の変動は私が思っていたよりも激しくてな、適切なタイミングで方法転換をする必要がありそうだ。

カロン
でも…データは…
そんなわけにはいかない…

リーヴァ
お前にやるんだから、グズグズ言わないでさっさと受け取れ!

カロン
えっ…
じゃ、じゃあ一旦私が預かっとくよ。
もし必要になったら、いつでも返すから。

パイモン
リーヴァが言っていた別の考えって、実は弟にプレゼントするためだったんだな。

リーヴァ
事前に君たちの意見も聞かずに、一人で勝手に決めて、すまなかったな。

パイモン
気にするなって。
リーヴァは既に報酬をくれたし、そのデータをどう使うかはおまえ次第だもんな。
それに、おまえたちが仲直りできて本当によかったぜ!
な?蛍。

①まるっきり同感。
②そう、私たちも信用を守るから。

パイモン
へへ、オイラたちも見事第三者の役割を果たせたみたいだな!
そうだ、カロン、リーヴァ、せっかくここに集まったんだし、オイラから一つ提案なんだけど…
鉄は熱いうちに打て、っていうだろ。
おまえたちでコラボするのはどうだ?
カロンは物づくりが上手で、リーヴァは広告がうまいから、二人が手を組めばきっとうまくいくと思うぜ!

リーヴァ
…ありがたい話だけど、遠慮させてもらう。

カロン
うん…
私も兄さんと同じ考えさ。

パイモン
うぅ、こんな時に限ってすんなり合意かよ。

リーヴァ
例のベネットっていう冒険者は、こんなことを言ったそうだな?
「世の中には色んな人がいる」、と。

カロン
やっぱり兄さんもそこを覚えてたか。

リーヴァ
世の中には色んな人がいる。
だからこそ、それぞれに見える景色がある…
私が彼から何かを学んだとしたら、この言葉だろう。

リーヴァ
俺はカロンとは違う人間だ。
だから、歩んできた道も違う。
こいつは俺の道が危険すぎると思っているかもしれないが、こいつの選んだ平凡な生活のほうこそ、俺にはたまらないのさ。

カロン
そうさ。
もし時針に分針の仕事をさせたら、翌日には補償金も与えられないままクビになってしまうだろう。

リーヴァ
激しい挑戦に向き合うのは冒険だけど、平淡な生活に満足するのも、一種の冒険だろう?
皆それぞれの道で冒険をしているんだ。
だから、進む方向を決めたら、一生懸命歩み続けて、自分だけの景色を見つければいい。

カロン
うん。
たまには兄さんに会いに行くよ。
なにせ兄さんの道はもっと険しいからね。

リーヴァ
誰に向かって口をきいてる、余計なお世話だ。
少なくとも俺は、困ったときは第三者に助けを求める方法を知っている。
北国銀行も二人の冒険者も、自ら訪ねてきてくれたわけじゃないからな。

カロン
もし第三者でも解決できない場合はどうするんだ?
兄さんも知ってるだろう、硬度が高い歯車ほど、靭性が劣るって。
もし…

リーヴァ
そうなったらなったで、しょうがないだろう?
人生なんて、そんなもんさ。

カロン
いいや、だめだ。
どんなことがあっても、兄さんは絶対に人生に打ち負かされちゃいけない。
ベネットのようにね。
じゃないと…

リーヴァ
じゃないと?

カロン
じゃないと、私が…
一発で兄さんをぶっ飛ばす!

リーヴァ
この野郎、大人になったな。
兄貴に向かってなんて口をきくんだ。

パイモン
うーん、審判席にフリーナが座るぐらいなんだから、兄貴のセリフを弟が言ったって大したことないだろ!

リーヴァ
ははは、お前たち、ここ数日の滞在ですでにフォンテーヌ人について把握済のようだな。
そうだ、ちょうどお前たちに聞きたいことがあったんだ。
よかったら後で店の入り口まで来てくれないか。

リーヴァ
カロン、今日はこれで失礼する。
話したいことは全部話し終えたから、帰るぞ。


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カロン
君たち、まだ帰ってなかったのか。
それにしても、今回の件では君たちに本当に世話になったよ。
やっと兄さんと話ができるようになった…
親父が知ったら、きっと喜んでくれる。

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…店主のリーヴァと会話する…

リーヴァ
来てくれたのか。

パイモン
おまえ、なんだか機嫌がよさそうだな。

リーヴァ
これもお前たちのお陰だ。
ところで、カロンのモンド旅行から、私も色々とヒントをもらった。
それで、私もそろそろ旅をしながら、おもちゃ制作のインスピレーションを探してみようかと思ったんだ。
二人はあちこちを旅してるから、きっとベネットのような友人が大勢いるんだろう?
何かアドバイスはないか?

パイモン
友達はたくさんいるけど、おもちゃのインスピレーションってなると、とっさに思い浮かばないな…

>第三者を探してみれば?

パイモン
第三者って?
オイラたちが第三者だろ!

リーヴァ
もしかして…
北国銀行のことを言ってるのか?

パイモン
ああ、前任の第三者のことな!
考えてみれば、北国銀行はファデュイのもので、ファデュイは…

リーヴァ
まさか…
ファデュイの執行官?
執行官をテーマとしたおもちゃか。

パイモン
…おお!
蛍、おまえ、もしかして?
なにを言おうとしてるのか分かったぞ。

パイモン
へへ、リーヴァ、おまえ知ってるか?
ファデュイの中には1人特別な執行官がいて、あいつにはすごいあだ名がついてるんだ。
その名も――
「スネージナヤトップのおもちゃ売り」!

リーヴァ
ほう?
スネージナヤトップのおもちゃ売りだって?
そんな人物がいるのか?

パイモン
もちろん、あいつはその分野のベテランだぜ!
おまえにインスピレーションをどっさり与えてくれるかもな。
広告宣伝って面から見ても、おもちゃ商人と営業マンが手を組めば最高のコンビになるんじゃないか?

リーヴァ
アドバイスをどうもありがとう。
大いに参考になった。
執行官と繋がるのは容易なことではないと思うが、俺は北国銀行に少々伝手があるから、何とか頑張ってみよう。

パイモン
へへ、新商品ができたら、絶対オイラたちにも知らせてくれよな!

リーヴァ
もちろん、忘れるわけないさ。
それじゃ、いい知らせを待っててくれ!

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リーヴァ
北国銀行のほうは何か進展があり次第、君たちに知らせる。

>アルボンとアルベールは今日はいないの?

リーヴァ
二人とも休みだ。
新しいおもちゃのアイデアをひらめいたとか言ってな。
あいつらと来たら、普段からコントのことで頭がいっぱいで、おもちゃには一切興味がなかったくせに。
急に性格が変わりでもしたのか?
ったく、何を考えてんだか。

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《任務完了》