過去を残す星影

3.8 修正(吹出)

◆ジェローニ

ジェローニはどんなときも星空が見たいらしい。
写真機で星空の写真を一枚撮ってあげよう。
瓶の中に映し出されたものは、本物の星空ではないけれど、思いを馳せるには十分なほど美しかった。

ジェロー二
あれ、君たちはどうしてここへ?
ここはコースもないし、標高も高い、ヴェルーリヤ・ミラージュの辺境だぞ。
普段は誰もここに来ないんだ、イディアでさえもね…
ふん。
彼女、ここの存在を把握すらしてないのではないかと疑ってしまうほどだ。

パイモン
ここ、なんにもないじゃないか。
ジェローニはここでなにしてたんだ?

ジェロー二
僕は気晴らしに来てるだけだ…
はぁ、そんな「またフェルディナンドと喧嘩して家出したんじゃ?」って目で僕を見ないでくれ。
いや、本当に喧嘩なんかしてないからな。
僕があっちこっち走り回ってるのは、ええと、なんというか、個人的な趣味だ。
この前も話しただろう?
「びゅんびゅん爆速車」は最初、僕が提案したものだ。
当時僕は、何か簡単に高いところへ登っていけるものがあればいいなと考えていて…
だから僕が…
このジェロー二が爆速車とそのコースを考案したのは、空と高いところへの憧れなんだ。
バカみたいだよな。
確か稲妻のことわざで、馬鹿と煙は高いところが好きってのがあったが…

①爆速車を考案しただけでもすごい。
②爆速車は面白い。

ジェロー二
でもヴェルーリヤ・ミラージュの中でしか、こんな爆速車は作れないんだ。
…もういいよ。
僕がここに来た理由はもう1つあって、ここの星空を観貸するためだ。
ヴェルーリヤ・ミラージュの星空も、瓶の外の星空が屈折して結んだ像なんだろうけど、僕にとっては十分綺麗だ。
毎晩…
ここで星空を眺めていると、心の中がすごく穏やかになるんだ。

>星空が好きなのは、ジェローニなの…?

ジェロー二
あんな星空を見れば、誰だって好きになるさ。
残念なのは、昼間にも星が見えればいいのにというくらいだ。
もちろん、毎日こんなところまで登らなくても見れるんだったらなお良しだけど。

パイモン
あっ、その方法…
オイラ、1つ思いついたぞ!

ジェローニ
えっ、本当か?

>写真を撮ればいい…

ジェロー二
…しゃ、写真?
今はもうそんなにすごいものがあるのか。

パイモン
そうだそうだ。
ジェローニのために、オイラたちが星空の写真を撮ってやるよ!

ジェロー二
本当にいいのか?

>もちろん。

パイモン
でも、きれいな星空を撮るならどこがいいんだ…?

ジェロー二
おーい、ここだ!
夜になると、この場所で一番きれいな星空が見れる。
僕がここまで登ってきた理由もそれだ。

パイモン
分かったぜ!
ジェローニは、オイラたちが写真を撮るのを待ってればいいからな!

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ジェローニ
写真か…
今はこんなにも不思議なものがあるんだな。
これで道中の景色を簡単に記録できそうだ。
どうした、蛍。
写真はもう撮ったのか?
君たちがあそこで撮った星空、すごく楽しみにしているよ。

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…夜まで待つ(19時~5時)…

…高いところへ行って星空を撮影する…

パイモン
へへっ、この写真、なかなか上手く撮れてるよな。
早くジェローニに渡そうぜ。
あいつ、この写真を見たらきっと驚くぞ!

…ジェローニに報告する…

パイモン
ジェロー二!
戻ってきたぞ、ほら、これが写真だ。

ジェロー二
…本当だ、本物とそっくり同じように見える。
この写真、本当に僕にくれるのか?

パイモン
もともと、おまえのために撮ったものだからな!

ジェロー二
はは、ありがとう…
まさかこんなにすごい技術が見られるとは思わなかったよ。
もうこんな技術があるなら、ミラージュの外で爆速車を見るのも夢じゃないかもしれないな。
本当に綺麗な星空だ、あの時にもこんな技術があったら良かったのに、そうすれば…
あいつもこの星空をいつまでも見れたのにな…

《任務完了》