観賞魚

塵歌壺

グッピー

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
活気のあるグッピー、花びらのような美しい尾ひれで有名。
観賞魚として楽しそうに生きているが、その旨味たっぷりの魚肉と少ない骨という特徴が人々に気付かれてから、料理として皿に盛られるのも珍しくなくなった。
琉璃グッピー

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
活気のあるグッピー、花びらのような美しい尾ひれで有名。
把握しにくい行動パターンを持つ彼らは、よく何か見えない苦痛に悶えているかのように、兆しなしに抵抗するが、群れからはぐれた時、そのような行動はない。
ある学者の推測によると、それは彼らの生まれつきの表現欲と関係あるらしい。
スイートグッピー

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
活気のあるグッピー、花びらのような美しい尾ひれで有名。
グッピーの中で甘いものが一番好きなのかもしれない。
体にある全ての部位は甘味探知器となっており、甘味をたどり、テイワットの川々を泳いでいる。
絶対的な公正公平を守り、全ての甘いものを平等に扱う。
釣り針が付いた甘い餌でも喰らい付く。
釣り餌をやれば、確実に引き寄せることができる。
釣りの初心者にやさしい魚だ。
藍染グッピー

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
活気のあるグッピー、花びらのような美しい尾ひれで有名。
このような噂話があった――
普通のグッピーを藍がめに入れると、より高価な藍染グッピーを入手できるらしい。
これはたぶん子供たちの冗談から広がっていく話なのだが、悪徳の魚屋は意外にもそこからヒントを得た。
そのため、町ではよく「なんでお前のグッピーは色あせするんだ?」のような会話が聞こえる。
これに対し、総務司市坊署はわざわざお知らせを貼った――
「市場に偽物の青い魚が紛れ込まれていることにご注意を。」
擒霞客

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
色鮮やかな霞光を放つ珍しいグッピー。
普通のグッピーの変種のように見えるが、習性と見た目が大きく違う。
民間の噂によると、この魚には天気予報する不思議な能力を持っているだとか。
朝日が空に輝き始める時、彼らは水面から飛び出し、小さな体で初の朝霞に飛び向かった場合、一日中いい天気を見られるという。
水晶宴

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
水晶のような輝きを持つグッピー。
複雑な模様を持つため、グッピーの中の美術家とも呼ばれている。
この種のグッピーはある極端な条件下でとても高価で、貴族の象徴である水晶真珠を生むと主張する商人がいる。
そのせいで、いろんな人から求められ、市場価格も高騰していく一方である。
しかし、その真珠はただ誤食されたサンショウウオの宝玉という内情を知っている漁師たちにとっては、実に荒唐無稽な話である。
商人の口車に乗せられて、魚の腸を通っただけで、いきなり値上がりしたのは、実に理解しがたい。
ブレストゲウオ
珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
トゲに満ちたヒレを持つ猛魚。
全速力で泳ぐときに、槍のような鼻は水流を切り裂くことができる。
そのため「水切針」、「飛箭」などの別名がある。
多くの同類とは違い、ブレストゲウオは乾いた泥池でも長く生きることができる。
えら以外にも、うろこが取れた皮膚で呼吸することができる。
これは両生類に似ているため、釣りに来る漁師の標的になる以外、トゲウオ科から除外される恐れもある。
バトルトゲウオ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
トゲに満ちたヒレを持つ猛魚。
全速力で泳ぐときに、槍のような鼻は水流を切り裂くことができる。
そのため「水切針」、「飛箭」などの別名がある。
トゲウオの中では最も高レベルなプライドを持つ。
特に求愛中では、風や水のわずかな揺れでさえ彼らを怒らせる。
ある愛好家は、バトルトゲウオが揺らぐ水草に向かって突進しているのを見たことがある。
どうやら、トゲウオの王にとって、水草の放蕩な踊りは挑発行為であるらしい。
「水の中で遭っても、目を合わせてはいけない。」――
『釣りガイド・バトルトゲウオ編』
ポイズントゲウオ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
トゲに満ちたヒレを持つ猛魚。
全速力で泳ぐときに、槍のような鼻は水流を切り裂くことができる。
そのため「水切針」、「飛箭」などの別名がある。
ポイズントゲウオはその毒針でよく知られている。
その毒は小さな獲物にとっては致死的なものだが、大きな生物に対してはあまり効果がなく、大半の時は錯乱や幻覚などの症状を引き起こす程度に留まる。
「オラぁ!
酔ってないぞ!
もっと飲ませろ!」――
うっかり刺されてしまった璃月の漁師より。
赤魔王

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
凶悪な見た目と性格を持つ恐ろしいトゲウオ。
獲物を奪うために水中生物を躊躇なく襲う、手強い赤き強盗。
生まれつきの真っ赤な皮は、炎元素を連想させ、また直接炎を放つことはできないが、高温を操る能力を持つ。
彼らは獲物に含まれるエネルギーを変換し、危険な尖った口に集中させるので、水中にいる正真正銘の悪党となった。
「火起こしにはもってこいだ。」――
『釣りガイド・赤魔王編』
雪ノ君

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
何世代にもわたって雪山に生息している珍しいトゲウオ。
そのせいか、他のトゲウオの狂暴な性格とは異なり、穏やかな性格を持つ。
彼らは、子供が親に対するような執着心を、寒さに対して持っている。
温暖な水域でも生存できるが、寒さから遠ざかると何らかの心の傷を負い、落ち込んで繁殖しなくなってしまう。
「その捕獲をおすすめしない。」――
『釣りガイド・雪ノ君編』
赤金リュウノコ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
龍の末裔ともいわれた大型魚。
頭部に角があり、体にはうろこがない。
金と赤の鎧を身にし、王者のような姿を見せる。
実際、血統や習性から見て龍とは似ても似つかないもので、雨を呼ぶ能力もなければ、縄張りを支配するすべもない。
その上、凛とした外見に似合わず、弱すぎるゆえに他の魚に獲物を奪われることもしばしばある。
その結果、「龍の末裔」の名は外され、「リュウノコ」の名が与えられた。
錆色リュウノコ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
龍の末裔ともいわれた大型魚。
リュウノコの亜種であり、リュウノコの中の覚醒者ともいえる。
出来損ないの兄弟と比べ、錆色リュウノコは見かけ倒しの金と赤の鎧を脱ぎ捨て、素朴だが鋼鉄のように硬い錆色の鎧を纏った。
心が強く、獲物と縄張りのためには、どんな敵にも反撃する。
小型の海獣と互角に戦えるほどの戦闘力を持つ。
同族復興の中堅パワーとなった彼らは、「鉄骨の海龍」という別名もある。
褐チョウチョウウオ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
温厚な性格と優雅な姿を持つチョウチョウウオ。
流線形の背びれが美しく、「水中の女王」という名を持つ。
体の表面に大地の色の紋様があり、気性も岩石のように落ち着いている。
逆に落ち着きすぎるというのが欠点となり、時折岩のように水底に沈んでいるように見える。
そのため、買い手はよく死にかけた年をとった魚でも買ったのかと疑ってしまう。
紫チョウチョウウオ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
温厚な性格と優雅な姿を持つチョウチョウウオ。
流線形の背びれが美しく、「水中の女王」という名を持つ。
体の表面に京紫の紋様があり、群れで行動することで、環境と天敵からの危険を防ぐ。
しかし、この習性がベテランの漁師に知られた後、これはかえって彼らを捕まえるための良いヒントとなった――
魚のリーダーを罠に導けば、残りのやつらが自ら罠に入ってくるのを待っているだけでいい。
緑チョウチョウウオ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
温厚な性格と優雅な姿を持つチョウチョウウオ。
流線形の背びれが美しく、「水中の女王」という名を持つ。
体の表面に茶色の紋様があり、好奇心旺盛で、全ての動くものに対して強い興味を持っている。
だが、彼らの興味を示す方法は、それを口に入れて食べられるかどうか確認することである。
悪意を持つ攻撃ではないが、よくそれで滅亡の災いを招いてしまう。
長寿仙

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
璃月で生息している珍しいチョウチョウウオ。
今は仙人の住む場所に近い水域でのみ出現する。
体の表面の白い櫻色の紋様が閑雅で、他の同類より寿命も長いため、仙人の恩恵を受けた縁起の良い魚だと思われている。
仙人を敬うという素朴な考えがあるため、多くの璃月人はこのチョウチョウウオを食べないが、食べると寿命が延びると信じている少数派もいる。
雷鳴仙

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
稲妻で生息している珍しいチョウチョウウオ。
雷元素が集まる水域を好み、電流から愉楽を得ることができるらしい。
璃月に生息する「長寿仙」と同種族だといわれているが、商人に稲妻に持ち込まれて以来、思わぬ変異が起きた。
今では、彼らと雷スライムを使って通電研究をする学者も現れた。
「シ…シ…シタガ…シビレタ…」――
「雷鳴仙」を使った料理を口にしたとある客より。
鉄砲フグ
珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
丸くて短い腹びれ、太くてずっしりとした体、そして温厚篤実な頭部、それが人々の鉄砲フグに対する第一印象だ。
これらの特徴は、その愚直で鈍くて遅い性格を多く正確に反映している。
しかし、この馬鹿げた外見の下に必殺技があるということは、あまり知られていない。
彼らは素早く体内に水を取り込み、口から砲弾のように水を発射できる。
漁師でも目がくらむほどの正確さとその威力のおかげで、水中では凄腕の殺し屋となった。
「前方に鉄砲フグ出現、水鉄砲に気をつけろ。」――
『釣りガイド・鉄砲フグ編』
苦鉄砲フグ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
珍しい鉄砲フグの一種。
その名の通り、水底の世界で苦味を広める生物だ。
普通の鉄砲フグと比べると、彼らが吐き出す水鉄砲のスピードは遅く、体積も小さいが、刺激的な苦味のフェロモンがついているため、威力が逆に上がった。
繁殖期に入ると、オスとメスが互いに苦い水鉄砲を吐き合う奇妙な光景がよく見られる。
命の中の苦みを相手に伝えることも、愛の表れなのかもしれない。
ディフダエイ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
かつて空想上の生き物だと思われていた奇妙なエイ。
海祇島にある一部の古い絵巻物にのみ記録されていた。
そして、封じられた海淵への道が開かれた今、その姿が初めて明らかになった。
この奇妙な生き物の体色は、時間と共に変化していくと言われていて、幼体は太陽のような薄黄金色らしい。
古い絵巻物によれば、この時期の彼らには「無垢の尾」を意味する「ディフダ」という名が与えられたそうだ。
フォーマルハウトエイ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
かつて空想上の生き物だと思われていた奇妙なエイ。
海祇島にある一部の古い絵巻物にのみ記録されていた。
そして、封じられた海淵への道が開かれた今、その姿が初めて明らかになった。
この奇妙な生き物の体色は、時間と共に変化していくと言われている。
幼体は太陽のような薄黄金色だが、成体になると色が濃くなり、その「双翼」も夜空のように深い紫色で覆われる。
古い絵巻物によれば、この時期の彼らには「強欲の口」を意味する「フォーマルハウト」という名が与えられたそうだ。
真果コオニフグ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
丸みを帯びた中型魚で、角のような軟骨構造を持つ。
この特徴を利用して、水中の巣穴を掘ったり、避難所を作ったり、危害を加えようとする生物を撃退したりするようになった。
体が青緑色のコオニフグは一番よく見られる。
その形は枝についた未熟な果実に似ていることから「真果」と呼ばれるようになった。
このようなコオニフグはトゲが少なく、身も美味しいが、扱いが悪かったり、胆嚢の摘出が遅れると、未熟な果物のように身が酸っぱくなる。
そのため、「美味しいコオニフグの料理を作れるかどうか」も、スメールの料理人の技量を測る基準の一つになっていた。
浮沈蜜桃

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
丸みを帯びた中型魚で、角のような軟骨構造を持つ。
この特徴を利用して、水中の巣穴を掘ったり、避難所を作ったり、危害を加えようとする生物を撃退したりするようになった。
ピンク色の体で、若緑色の尾ひれを持つこのコオニフグは、ザイトゥン桃を連想させる。
その名の通り、口当たりは絶妙で、漁師が「デザートにも悪くない」と判断したほどである。
もちろん、さまざまな要因で、漁師が期待していた魚のデザートは一度も成功していなかった。
加えて、このようなコオニフグは比較的珍しく、高価で食材として使いにくいことも相まって、観賞魚として飼育されるのが一般的だ。
大金をかけたくないが、その鮮やかな色を好む客層が厚いため、逆にザイトゥン桃でコオニフグを作る業者もいて、これが結構売れているようだ。
砂吹きコオニフグ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
丸みを帯びた中型魚で、角のような軟骨構造を持つ。
この特徴を利用して、水中の巣穴を掘ったり、避難所を作ったり、危害を加えようとする生物を撃退したりするようになった。
黄砂のような色をしているこのコオニフグは、見栄えはしないが相当重要な品種である。
学者たちは、この品種の生物構造から、この魚類全体の生態的特徴を推論できた――
この種のコオニフグはコオニフグの中で最も強い力と硬い角を持ち、「水中労働者」の役割を果たしているという。
河川敷や湖底で長期間活動し、漂う河川や湖沼の砂と共に暮らした結果、それに対応すある保護色へ進化してきた。
夕雲コオニフグ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
丸みを帯びた中型魚で、角のような軟骨構造を持つ。
この特徴を利用して、水中の巣穴を掘ったり、避難所を作ったり、危害を加えようとする生物を撃退したりするようになった。
コオニフグの中で最も寿命が長い種類。
淡い暮雲灰の体色で見分けやすい。
この体色は彼ら独特の生存方法に由来する――
皮質には胆汁に似た成分を含んでいて、他のコオニフグよりはるかに酸性度が高いため、多くの水中生物が避けて通るようになった。
しかし、特殊な方法で調理すると、この酸味が魚の鮮度とうまみを高め、結果的にこの種の魚の売れ行きが良くなった。
スメールの魚市場では、「夕雲コオニフグを他の食用魚と同じ環境で飼わないでください」という看板をよく見かける。
金青ハチェットウオ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
ユニークな形をした魚で、チョウチョウウオのスメールにいる遠縁に当たる。
骨格が広く、体の曲線が特徴的な魚。
この魚を最初に釣り上げた漁師が、尾びれの先で竿を傾けたところ、その組み合わせが何か長柄武器のように見えたため、「ハチェットウオ」と呼ばれるようになったと言われている。
この名前は、学名の「アンカーフックチョウ」よりも分かりやすいため、民間で流行っていた。
名前は武器から由来であるが、体に秘めたパワーも魚の中トップの座につくであるにもかかわらず、そのほとんどは穏やかな性格で、金青色の模様があるハチェットウオは特にそうである。
硬い鱗とパワーのおかげで、他の水棲生物からの攻撃は余裕に対応でき、相手が疲れ果てた後、また悠々と去っていく。
彼らのパワーは漁師にとってもある種の挑戦と言える。
大型猛獣と対峙する準備を整え、餌が食べられる瞬間から全力を出すことこそ、それらの精力を消耗し、釣ることができる唯一の方法である。
翠玉ハチェットウオ

珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
ユニークな形をした魚で、チョウチョウウオのスメールにいる遠縁に当たる。
骨格が広く、体の曲線が特徴的な魚。
この魚を最初に釣り上げた漁師が、尾びれの先で竿を傾けたところ、その組み合わせが何か長柄武器のように見えたため、「ハチェットウオ」と呼ばれるようになったと言われている。
この名前は、学名の「アンカーフックチョウ」よりも分かりやすいため、民間で流行っていた。
翠玉の色がするハチェットウオは水生植物が生い茂った場所を好む。
それらの姿は背景に溶け込みやすく、現れたり消えたりする。
水草をさまよう小魚がそのバリアのような体によくぶつかって頭をクラクラしてしまうが、翠玉ハチェットウオはそれで怒ることはない。
逆に、時を見極めて隣人に庇護を与えている。

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ポッポハートフェザースズキ
珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
側面がハートの形をしたユニークな魚で、スズキと一定の近縁関係にあると言われているが、羽のように細長い軟骨でできた背びれと腹びれを持っていることから、学者たちによって「ハートフェザースズキ」と名付けられた。
ハートフェザースズキの中で重要な種類の1つであるポッポハートフェザースズキは、その外見に見合わないほど高い航海能力で、荒波をも切り裂きながら泳ぐことができる。
水面に姿を現したまま激流に逆らって泳ぐ時、その特徴的なひれから「ポッポ」と音が鳴るという。
青い水面から保護色を持つこの魚を見分けることは極めて難しく、ましてやその独特な音を聞いたことがある釣り人はほとんどいない。

メンテマシナリー・水域清掃員
珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
水中活動を行うクロックワークを助け、その稼働率を上げるために開発されたコンパクトな補助装置。
当初は水中のゴミや植物の残滓などを除去してクロックワークの心臓部に異物が付着するのを防ぎ、できるだけ故障率を低下させる目的で設計された。
別の角度から見れば、これらは「水中清掃員」としてフォンテーヌの生態環境保護に間違いなく貢献している。
感度の高いセンサーが搭載されたこの装置は、「嗅覚」を利用してターゲットを探したり、水中ゴミの光学特性を捉えたりできるので、たまに釣り餌に惹きつけられることもある。
これを釣り上げた漁師によって「水域保護魚」或いは「鉄魚」と呼ばれるようになった。
大量投入される「基礎能力型」に対し、より改善されたこの量産モデル「水域清掃員」は表面に極めて腐食に強いコーティングが施されている。
また、プロジェクトの研究員は大量投入後に放置するやり方ではなく、周期的に回収してメンテナンスする方法を採用している。
つまり、帰航サインとして特定周波数で点滅するライトをメンテマシナリーのセンサーに送り、それらを回収して適切な修理と点検を行った後、再度水中に戻して稼働させるといった体制だ。
この特定周波数の点滅ライトは、あとでメンテマシナリーを狙うための釣り餌に使われ、知られざるルートを辿って一般漁師の間で広まっていった。


メンテマシナリー・白金秘蔵型
珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
水中活動を行うクロックワークを助け、その稼働率を上げるために開発されたコンパクトな補助装置。
当初は水中のゴミや植物の残滓などを除去してクロックワークの心臓部に異物が付着するのを防ぎ、それらの雑物を清掃する目的で設計された。
他の量産型モデルと比べ、きれいな光沢のある表面加工が施されたこの特別な「秘蔵型」は、開発チームが特別に作った記念型モデルである。
このプロジェクトへの投資を誘致すべく、開発チームは裕福な商人たちに相談する際にこの記念品を贈答した。
そして、これは確かにアクアリウムの精巧なオーナメントとして珍しいものだったという。
しかし残念ながら、投資誘致の試みは実を結ぶことはなく、日に日に赤字に迫っていく予算を補填するため、開発チームはこのメンテマシナリーを玩具として販売することを計画した。
結局、周知の事故により、メンテマシナリ一開発チームは解散し、メンテマシナリーの後続プロジェクトも取り消された。
今のフォンテーヌ水域内にある同シリーズのメンテマシナリーは一切管理されておらず、量産前に試作された「白金秘蔵型」もすべて水底のどこかに沈み、フォンテーヌ水域で最も特別で、最も値が張る「魚類」となった。
科学院の一部プロジェクトが公開されるとともに、『スチームバード新聞社』の記者たちは資料の比較や踏み入った調査をした。
その結果、「メンテマシナリーが投入される前後で、フォンテーヌ水域の汚染状況に著しい変化は確認されておらず、このプロジェクトの効果には疑問点がある」ことに気づいたのだった。
以降も、まだ機能する「白金秘蔵型」は依然としてフォンテーヌ水域で泳いでおり、漁師たちはそれが釣れることを誇りに思うようになった。
なにせ「白金秘蔵型」の珍しさは、他の国で最も貴重な観賞魚と肩を並べるほどだから…


メンテマシナリー・態勢制御者
珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
水中活動を行うクロックワークを助け、その稼働率を上げるために開発されたコンパクトな補助装置。
当初は水中のゴミや植物の残滓などを除去してクロックワークの心臓部に異物が付着するのを防ぎ、できるだけ故障率を低下させる目的で設計された。
別の角度から見れば、これらは「水中清掃員」としてフォンテーヌの生態環境保護に間違いなく貢献している。
感度の高いセンサーが搭載されたこの装置は、「嗅覚」を利用してターゲットを探したり、水中ゴミの光学特性を捉えたりできるので、たまに釣り餌に惹きつけられることもある。
これを釣り上げた漁師によって「水域保護魚」或いは「鉄魚」と呼ばれるようになった。
メンテマシナリーは一部の水中生物の食べ物をゴミとして認識し清掃することがあるため、水中生物と衝突するケースがある。
だが、パワーの低い小型マシナリーに勝ち目がないのは自明の理。
時間が経つにつれ、破壊されたマシナリーの数は増える一方だった。
既存の2タイプのメンテマシナリーが安全な環境で水域を清掃できるようにと、研究員は既存のフレームを基に、コア構造のパワーを最大限引き上げ、一定の戦闘能力を備えた3つ目のモデルと開発した。
このモデルを水中生物に衝突させることでその脅威をなくし、メンテマシナリーの正常な作業環境を維持するという思惑だった。
しかも既存の生産ラインを使って早くも大量生産された。
しかし、「態勢制御者」を強化するための研究員たちの後続開発計画はフォンテーヌ科学院によって止められてしまった。
「こんな小さな代物で凶暴な水中生物を駆逐できるなら、既存の水中装置になんの意味がある!」という理由だった。
実際のところ、「態勢制御者」は有害な水中生物を駆逐できるどころか、むしろ一般の魚を「清掃」してしまい、とんだ環境破壊を引き起こすことが明らかになった。
そのため、研究員たちは一部「態勢制御者」をさせ、それらの攻撃行為に制限措置を加えた。


波濤ハチェットウオ
珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
ユニークな形をした魚で、チョウチョウウオのフォンテーヌにいる遠縁に当たる。
骨格が広く、体の曲線が特徴的な魚。
この魚を最初に釣り上げた漁師が、尾びれの先で竿を傾けたところ、その組み合わせが何か長柄武器のように見えたため、「ハチェットウオ」と呼ばれるようになったと言われている。
この名前は、学名の「アンカーフックチョウ」よりも分かりやすいため、民間で流行っていた。
「海の青色をしたハチェットウオはスメールの水域からフォンテーヌに移動してきた特殊な例だと言われている。
温和な性格のスメールの近縁種と比べれば、波濤ハチェットウオは確かにより強靭な性格の持ち主で、過酷な環境で生き長らえ、商船の航続距離と比肩するほどの長距離を泳ぐことができる。
そのため、この魚を勇気と忍耐のシンボルとみなす船員もいる。

ヒスイのハートフェザースズキ
珍しい観賞魚、「霊沼雲池」と「清波游影」で飼うことができる。
側面がハートの形をしたユニークな魚で、スズキと一定の近縁関係にあると言われているが、羽のように細長い軟骨でできた背びれと腹びれを持っていることから、学者たちによって「ハートフェザースズキ」と名付けられた。
中でも「ヒスイのハートフェザースズキ」の色つやは特別で、水中の翡翠玉のようであることから、この美称を得ている。
もの静かな外見とは釣り合わないほど強靭な生命力を持っており、特性のはっきり異なる様々な水域で生き延びられる。
沈玉の谷の冷たく澄んだ水質は彼らにとってはなおさら申し分なく、美玉の名で広く知られる沈玉の谷で、何の憂いもなくのびのびと暮らしている。