大未来星

3.1

◆バヌ
◆シャルマ

未来星が6つ手に入った。
バヌを探しに行こう。

…バヌと会話する…

バヌ
どう、お姉さん、未来星は見つかった?

>未来星を六つとも見つけたよ。

バヌ
あはっ、良かった、これで大未来星を召喚できるね。
お姉さん、出発前にしっかり準備しておいて。
大未来星を召喚するときに予想外のハプニングがあるかもしれないから。

私が特別なことをすると、いつもハプニングが起こるの。
私は心の準備ができてるけど、あなたも気をつけてね。
前回は家で大きな黄金の矢を撃ったら、庭で突然爆発が起きたの。
もし「リンゴ」が私とシャルマをくわえて逃げてくれなかったら、二人とも悲惨なことになってたと思う。

パイモン
ええっ!?
危険すぎだろ!

バヌ
でも安心して。
一般的には制御可能なトラブルだから。

パイモン
庭が爆発したんだろ、十分深刻なトラブルじゃんかよ!

バヌ
大丈夫、怖がらないで。
準備ができたら、地図の印を付けた場所で合流しよ。
私は先に行ってるね。

パイモン
蛍、なんだか嫌な予感がするぞ。
くれぐれも気をつけないとな。

…指定の場所に行く…

バヌ
あっ!
最後の仕掛けは一つだけだね。
今回の最終試練は簡単そう。

>今回?

バヌ
うん。
これまで何回か出会った仕掛けはもっと複雑だったの!
いろんな方法を試してやっと唯一の解除方法に辿り着けるものとか、解き方を間違うと自爆しちゃうものとかもあって、ほんと面倒だったよ。

①なんならあなたがやる?
②急に用事を思い出した。

バヌ
でも私の経験からいうと、この仕掛けはシャルマがよく拾って帰って来る低級の旧式装置と大差ないよ。
全部の鍵を差し込むとロックが解除されるタイプのはず。

パイモン
バヌはいつもこんなヘンテコな仕掛けと付き合ってるのか?

バヌ
そうだよ。
いつもシャルマと「リンゴ」と一緒にあちこち面白いところに行って、面白いことをしてるの。
今回、未来星を探しに出てきたのも、普段シャルマと一緒に設定を考えるのも、たくさんの意外なことに遭遇するのも、面白くてたまらないんだ!
毎日家の玄関の近くをぶらぶらして、毎日同じことをしていたら、つまんないもん。

パイモン
それは同感だな。
蛍とオイラもよく住み慣れた場所を離れて、目新しい場所に冒険に行くぞ。
恐ろしい物にもたくさん出くわしたけど、思いがけない喜びがあったり、心を揺さぶられたりすることもあったな。

バヌ
よかった、私たち、きっといいお友達になれるね!
でも先に言っておくと、外を駆け回るのは面白いけど危険だってことはわかってるの。
シャルマには、人に助けを求めるときは相手をよく観察するように言われてる。
宝盗団、それから知らないエルマイト旅団のおじさんやおばさんたちはダメだって。
お姉さんはいい人に見えたから、助けを求めたの。
でもいい人に助けてもらっておいて、ひどい目に遭わせるわけにはいかないでしょ。
これが私のルール。
だからもしお姉さんが怖いなら気にしないで、私が自分でこの仕掛けを解いてもいいから。

①まさか、怖いわけない。
②少し危険だから、やっぱり私がやろう。

バヌ
それでもいいよ。
とにかくお姉さん、そんなに心配しなくても、未来星を六つ全部仕掛けにはめ込めばいいから。

…仕掛けに触る…

バヌ
そううまくはいかないって知ってたよ。
お姉さん、大丈夫?
早く私と一緒に隠れて。

???
ガオォーーッ!!

バヌ
「リンゴ」だ!
助けに来てくれたんだ。
お姉さん、あのリシュボラン虎が「リンゴ」だよ。
彼女はとてもすごいから、怖がらなくて大丈夫。
あははっ、「リンゴ」!
こてんぱんにやっちゃって!

…魔物を撃退する…

…バヌと会話する…

???
バヌ、ケガはないか?

バヌ
このくらい、怖くなんかないよ。
あなたが書いた本でも、かなわないときはすぐに逃げろって教わったもん。
とっくに近くに隠れてたから。
ところでシャルマ、どうして「リンゴ」まで連れて来たの?
彼女は今、きちんとお留守番をしてるはずでしょ。

シャルマ
「リンゴ」はお前を心配して、ついてきたんだよ。
ほら、彼女はお前とママの言うことしか聞かないだろ。
私がいくら言っても帰らないんだ。

①ちょっと待って…
②一体どういうこと…?

パイモン
バヌは突然飛び出してきたリシュボラン虎と知り合いみたいだな。
「リンゴ」って呼んでたぞ…
それにリシュボラン虎と一緒に現れたこの人…
一体どうなってんだ?

バヌ
お姉さん、紹介するね。
この慌てん坊さんがシャルマ。
私が貸してあげた『遊学者が知っておくべきの50こと』はシャルマが書いたものなの。
本当は大未来星の召喚の儀式の後にシャルマと「リンゴ」を紹介しようと思ってたんだけど、やっぱり今回もハプニングが起きちゃったね。
まあ、探す手間が省けたからいっか。
今回のハプニングはちょうど良かったね。
次もこんなラッキーだといいな!

シャルマ
初めまして、バヌの生物学的な意味での父親、シャルマです。
「リンゴ」というのはうちの大事な家族の一員で、優雅なメスのリシュボラン虎なんですよ。

パイモン
せ、生物学的な意味での父親だって?
えっと…
それってどういう意味だ?
別の意味では、バヌの父親じゃないっていうのか?

シャルマ
その通り。
わたくしが思うには、わたくしとバヌは対等な友人です。
日常生活においては、バヌと家事を分担する仲間なんですよ。
父親というのは、こうした身分のほんの一つにすぎません。
わたくしは父親よりも、バヌの友人になりたいのです。
先ほどはずっと仕掛けの下の穴に隠れて、あなた方の会話を聞いておりました。
こうしてバヌを助けてくれたことに、心から感激しております。

>どういたしまして。

パイモン
そういえば、このやたら丁寧な口ぶり…
会ったばかりの頃、バヌがなんであんな話し方をしてたのか分かったぞ。

シャルマ
バヌの言葉遣いや物事の進め方は確かにわたくしと似ていますが、総じてバヌはわたくしよりはるかに優秀な子どもですよ。
例えば、彼女が作るビビンバはわたくしが作ったものより一万倍は美味しい。
それだけでもう十分すごいことです。
従って、わたくしはこのように明るく活発で優秀な子どもと過ごす時間をとても大切にしているのです。
彼女が間もなく教令院に入り、毎日研究室にこもって夜中まで頭をかきむしり、四十歳にもならないうちに白髪になって、長期間の不規則な食生活で栄養不良になるのかと思うと…
たいへん心が痛みます。
バヌが教令院に入る前に、あらゆる機会を利用して、バヌのために楽しい思い出を残してやらねばなりません。
今回の星探しの旅はそのために設計したものです。
わたくしは地脈や機関術に関する知識を少し持っているので、この地にすでに存在する装置を利用して、ちょっとしたアレンジを加えてみました。

バヌ
シャルマ、ちょっと聞くけど、この前未来星を探してたときも、さっきのも、魔物は全部シャルマがおびき寄せたの?

シャルマ
いやいやいや、あれは…
アクシデントだ。
私の配慮不足で、お前を危険な目に遭わせてしまった…
それにそちらの旅人まで…
じ…実は、陰からお前を見守るよう、「リンゴ」に頼んだんだ。
そちらの冒険者さんに関しては、腕がかなり優れているようだったので、つい…

バヌ
はぁ、シャルマって頼りにならないパパだよね。
私と「リンゴ」がいなかったらどうするの?

パイモン
蛍とオイラも長い間旅をしてるけど、こんな変わったお父さんは初めて見たな。

シャルマ
変わっていますか?
変わったお父さんというのはまさにわたくしのキャラ設定の一つです。
その評価はわたくしにとっては最高の褒め言葉ですよ。

>それも設定の一部なの?

シャルマ
そうです。
でなければ、この狭い世界で、わたくしは平々凡々な他の人と何の違いもなくなってしまいますから。
わたくしがどんなに奇抜な言動をしても、広い世界では普通の人にすぎません。
しかしわたくしは、偉大な賢者では持ちえない、でたらめを言う自由を持っているのです。
おお!
なんと愉快なことでしょう。

バヌ
お姉さん、シャルマの言うことに惑わされないで。
彼は何かをごまかそうとするときこんなでたらめを言うの。
シャルマ、ちょっと聞くけど、私の大未来星は?
前に未来星を六つ集めて、最後の仕掛けを解けば、大未来星を召喚できるって言ってたよね。
大未来星はどこにあるの?

シャルマ
安心なさい、今回は絶対にバヌをごまかしたりしないから。
ほら、大未来星はここだよ。

シャルマはポケットから星螺を取り出してバヌに渡した。

シャルマ
これが未来星を集めた後、無限に広がる星の海を越えてバヌのもとにやってきた大未来星だ。
ほら、表面に白い星が輝いているだろう?
この星はお前たちが集めた未来星が集まってできたもので、これがお前の大未来星だ。
その開いた黒い穴に耳をあてて聞いてごらん、星海が話しかけてくるよ。

バヌ
わあ!
これが大未来星なんだ!

①……
②あのねバヌ、聞いて…

パイモン
この人の言ってること、でたらめだぞ。
これって璃月の浜辺のどこにでもある星螺じゃないか。

バヌ
えっ…
シャルマ、「星螺」っていうのは別の設定の名前なの?

シャルマ
オ、オホン…
そう言ってもいい。
多くの人の設定では「星螺」と呼ばれ、海に生息している。
しかし…
わたくしの設定では、その名前は「大未来星」だ。

バヌ
あっ、わかった。
シャルマが教令院のゴミの山からあさってきた物と同じだね。
私はあれを「バヌの智慧」って呼んだけど、みんなは「アイシャ混沌探知機」って呼んでるもん。
ありがとう、シャルマ。
この大未来星、とっても気に入った!

パイモン
え、それでごまかせるのかよ?

シャルマ
ごまかすとは人聞きの悪い。
誰しも自分なりの世界の見方があります。
わたくしから見れば、これこそが星の海を越えてやって来た大未来星なのです。
様々な世界の見方を受け入れるというのも、面白いではありませんか。
ましてバヌもこの名前を認めていることですし。

①まったくの詭弁だ。

パイモン
様々な世界の見方を受け入れるか…
じゃあ、蛍のバッグに入っているミントをモラと見なしていいのか?

>どうしたの、パイモン…?

パイモン
ヘヘッ、そう考えると、旅の道中がもっと楽しくなると思ったんだ。

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②それも一理ある。

パイモン
真に受けるなよ、蛍。
もしおまえがモラを別の物と見なして勝手に捨てちゃったら、ひどいことになるぞ!

>じゃあダメだ。

パイモン
このシャルマってやつは口がうますぎるから、こっちの頭がはっきりしてるうちに早く依頼報酬について切りだそうぜ。

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シャルマ
お二人とも安心してください。
わたくしとてモラのことででたらめは申しません。
お二人に支払うべき委託報酬のことで言い逃れはしませんよ。
こちらをお受け取りください。
ここ数日バヌの面倒を見てくださってありがとうございます。
このご恩は一生忘れません。

《任務完了》