第一章 第二幕・久遠の体との別れ/往生

修正(吹出) 魔人任務

◆エカテリーナ(「北国銀行」受付係)
◆鴻如(「琉璃亭」の従者)

仙人を訪ねた後、あなたは岩神の仙体が「璃月七星」に隠されたことを知った。
状況を打破してくれる人を見つけてくると約束した「公子」に会うため、あなたは再び「北国銀行」へ向かう…


…2日目まで待つ…

…銀行スタッフと会話する…


エカテリーナ
ようこそ、「公子」様のご友人、蛍。
「ファデュイ」でのご活躍をお祈りしておりますよ。

①「公子」の友達ではない。
②「ファデュイ」に入るつもりはない。

エカテリーナ
フフッ…
私たちは凡人であり、「氷の女皇」ではありません。
凡人の考えは氷の下にある水…
ずっと固く鋭いわけがありません。
失礼しました、本題に戻らせていただきます。
約束は果たしたと、「公子」様から伝言を授かっております。

パイモン
約束を果たした?
あっ、人を探してくるって話か?

エカテリーナ
はい、状況を打破できる人を探すと「公子」様は約束しました。
「ファデュイ」の執行官は約束を違えません。

パイモン
じゃあ、どこにいけば会えるんだ?

エカテリーナ
「公子」様は「琉璃亭」にいます。

>琉璃亭?

パイモン
おお、琉璃亭か!
聞いたことがあるぞ!
璃月の料理には「璃菜」と「月菜」の二つの菜系があって、数百年も対立してきてるんだ。
で、「璃菜」の代表が「琉璃亭」なんだ。
オーナーはわざと緋雲の丘に店を構えて、「月菜」を代表する「新月軒」と正面対決してるって話だぜ!

①パイモンはこんな時に役立つんだね。
②タダで食べられると聞いたらすぐ…

パイモン
そう言わずに――
とにかく、美味しいものがあるぞ!
蛍、早く行こうぜ?

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エカテリーナ
「公子」様は「琉璃亭」にいます。
あまり待たせないようにお願いします。

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…「公子」を探す…

「公子」
やぁ、来たね。
約束は果たしたよ、君たちを助けられる人――
「岩神の仙体が七星によって隠された」という難題を解決してくれる人を見つけた。

パイモン
で、そいつはどこにいるんだ?
「琉璃亭」にいるのか?

「公子」
ああ、ついてきて。
接待を――
いや、この国でいう「食事会」というおもてなしを用意した。

鴻如
公子様、ようこそいらっしゃいました。
個室をご用意いたしました、鍾離様がお待ちしております。

…琉璃亭に入る…

「公子」
紹介するよ。
こちらは稼業人で、「往生堂」の客卿、鍾離先生だ。

①稼業人!?
②往生堂?

「公子」
うん、璃月で「往生堂」のような仕事は、どうしても「稼業人」との商売を避けられないからね。
俺たちファデュイは、こういう…
影の下を歩くお友達と付き合うのが好きなんだよ。

パイモン
影の下を歩く…

鍾離
初めまして。
お前たちがモンドで活躍した噂を耳にしたことがある。

パイモン
稼業人…影…
人を「往生」…
あっ!
まさか、「往生堂」っていうのは…

鍾離
そうだ、お前の想像通りだ。

パイモン
ひぃ――!

鍾離
「往生堂」とは葬儀業者で、人々を安心して極楽浄土へと送り出すためにある。

パイモン
あ、あれ。

「公子」
ははっ、まさか鍾離先生が殺し屋かと思ったのかな?
ファデュイのお友達の中には確かに殺し屋はたくさんいるけど、「往生堂」は違うよ…
少なくとも表向きはね。

>表向き…

「公子」
一応「稼業人」だからね、詳細は言えない。
とにかく、君たちに紹介した理由は…

鍾離
俺なら、お前たちに岩王帝君の仙体に会わせられる。

パイモン
なんだって!?

「公子」
ははっ、驚くことはないよ。
「天権」凝光の企みのせいで、岩神の仙体は隠されてしまったけど…
まあ、まずは鍾離先生の話を聞こう。

鍾離
岩王帝君は仙人たちの祖だが、仙人の一人だ。
璃月数千年の歴史を見ていくと、仙人が去っていく傾向は紛れもない事実としてある。
なぜなら時代が変わったからだ――
絶雲の間を訪れた時、そういう変化をお前たちも感じただろう。

①確かに、仙人たちは璃月を離れている。

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②七神の岩神も、仙人?

鍾離
岩神には様々な尊名がある。
契約の神、商業の神、武神、モラクス、岩王帝君…
その中に「仙人」ももちろん含まれている。

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鍾離
見ての通り、仙人の時代は遠ざかりつつあり、人の時代こそが徐々に現実となりつつあるんだ。
昔、仙人が去ると盛大な儀式が執り行われていた。
それが璃月の伝統だ。
しかし、今回の件については七星までもがその伝統を蔑ろにしている…
見ていられない。

>何せ「神殺し事件」だから…

パイモン
そうだよ、真犯人もまだ捕まってない。

鍾離
神殺し事件…
それについて「往生堂」は気になどしていない。
「往生堂」が気にしているのは、仙人を迎える迎仙儀式が盛大に行われている反面、去った仙人を送る送仙儀式が放置されている。
旅人よ、「公子」殿からお前のことを聞いた。
お前は風神の友人なのだろう…
俺と共に、岩神を送る儀式の準備をしてくれないか?

①少し考えさせて…

パイモン
うーん…
蛍、よく考えてみても、他に方法はなさそうだぞ…

「公子」
そうだよ、これ以上考えても結果は同じだ。

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②準備を手伝ってもいい…

「公子」
賢明な判断だ。

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③「公子」の口数が多すぎる。

「公子」
へえ?
「稼業人」のルールだと、それは口封じを意味する言葉だけど…
面白い、剣を抜け、いざここで――
冗談だよ。
本題に戻るよ。

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「公子」
「天権」凝光…
彼女は帝君の仙体を見ることを禁じた。
無事、七神を訪ねたいのなら、君にはこの方法しか残ってない。

鍾離
その通りだ。
「送仙儀式」に参加することだけが、岩神の体に会うことのできる唯一の機会だろう。

>それしか方法がないみたいだ。

鍾離
ああ、納得したのなら、俺についてこい。
詳細は歩きながら話そう。

「公子」
よしっ、これで俺の橋渡しとしての役目は終わった。
どう?
なかなかの結果だろう?
さあ、行くなら早くした方がいい、俺のことは気にしないで。
ここで数杯いただいて…
ついでに「箸」の使い方でも練習してるから。

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「公子」
「箸」…
難しいな…

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…琉璃亭の外で鍾離と会話する…

鍾離
旅人、「神が去った城」をその身で感じた後、璃月という「神のいる地」を訪れ、お前はどう感じた?

①モンドの雰囲気の方が好き。

鍾離
なるほど…
お前はそういう種類の旅人か。
それも悪くない。
しかし、「神のいる地」には3700年の歴史がある、お前はまだ全てを経験したわけではないかもしれない。

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②璃月の方が気に入った。

鍾離
ああ、「神のいる地」には3700年の歴史がある。
これは七神の中でも最も古い。

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鍾離
「送仙儀式」を準備する過程も、お前の旅の一部となり、お前の見聞を広めることになるだろう。
璃月は七国で最も繁栄している国であり、神の鎮座や七星の統治がある。
それゆえ、「ファデュイ」の外交手段の多くは、璃月では通用しない。
七星の一人である凝光は、常にファデュイを警戒している。
おそらく、それこそ「公子」が「往生堂」のカを借りた理由かもしれないな。

パイモン
うーん…
「送仙儀式」は、「公子」にとって何のメリットがあるんだ?

鍾離
それは知らないし、知りたくもない。
俺にとって、「ファデュイ」はあくまで資金援助をするだけの存在だ。
俺の望みは、璃月の伝統が人々に忘れられないことにある。
これは「公子」が提供してくれた最初の資金だ。
使い切ったら、彼に報告してまた資金をもらうといい。

パイモン
おおっ…

鍾離
さあ、行こう。
儀式の準備の第一歩は…
神に釣り合う最高品質の「夜泊石」を見つけ出すことだ。

1袋のモラ
「公子」が提供した経費。
モラのぶつかり合う音を聞くとテンションが上がる。

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