◆茶博士劉蘇(講談師)
◆ルーじぃ(工房主人)
◆大雨
◆若心(「軽策荘」の管理人)
◆範二(「和裕茶館」のオーナー)
和裕茶館の茶博士劉蘇は、あることについて悩んでいる…
…劉蘇と会話する…
>どうかしたの?
①どうやって探せばいい?
②どの木工職人に頼めばいい?
>分かった。
茶博士劉蘇
それじゃ頼んだよ。
私は毎日茶館にいるから、進捗があったら私のところに来てくれ。
…軽策荘へ行きルーじぃを探す…
…ルーじぃと会話する…
茶博士劉蘇
まったく、嫌になる!
今日はもうやめだ、やめ。
今日はもうやめだ、やめ。
>どうかしたの?
茶博士劉蘇
この舞台のことだ。
もう何十年も整備されてなくてね。
そのせいで、台の上で動くたびギシギシと音が鳴るんだ。
オーナーの範二殿にも買い替えるよう頼んでるんだが、木工職人が見つからないことを口実にいつも断られる。
今日はここで『海山履雲記』の講談をしていたんだが、少し動いただけでギシギシと音が鳴る始末。
もう何十年も整備されてなくてね。
そのせいで、台の上で動くたびギシギシと音が鳴るんだ。
オーナーの範二殿にも買い替えるよう頼んでるんだが、木工職人が見つからないことを口実にいつも断られる。
今日はここで『海山履雲記』の講談をしていたんだが、少し動いただけでギシギシと音が鳴る始末。
雰囲気がぶち壊されて、笑い出す客もいたほどだ。
中には野次を飛ばす者もいてね。
だから今日こそは、腕利きの木工職人を探して範二殿のところに連れていく。
そうすれば、もう断られないはずだろう。
そういえば…
君は冒険者協会の者だったな。
なら、直接君に依頼しても同じことだろう。
私のために、木工職人を探してきてくれないか?
中には野次を飛ばす者もいてね。
だから今日こそは、腕利きの木工職人を探して範二殿のところに連れていく。
そうすれば、もう断られないはずだろう。
そういえば…
君は冒険者協会の者だったな。
なら、直接君に依頼しても同じことだろう。
私のために、木工職人を探してきてくれないか?
①どうやって探せばいい?
②どの木工職人に頼めばいい?
茶博士劉蘇
そうか、君は璃月人じゃないから、木工職人の知り合いもいないんだったな。
そうか、君は璃月人じゃないから、木工職人の知り合いもいないんだったな。
そうだな。
確か軽策荘「範木堂」のルーじぃが、かなりの腕を持ってるとかで有名だったはず。
その人に手伝っていただけないか聞いてきてくれないか。
もしルーじぃに時間がなかったら、その弟子とかでもいい。
確か軽策荘「範木堂」のルーじぃが、かなりの腕を持ってるとかで有名だったはず。
その人に手伝っていただけないか聞いてきてくれないか。
もしルーじぃに時間がなかったら、その弟子とかでもいい。
範木堂の木工職人なら、舞台作りは余裕だろう。
良いものができたら、雲座頭が今度いらっしゃる時も面目が立つ。
良いものができたら、雲座頭が今度いらっしゃる時も面目が立つ。
いやはや、これ以上ない理由だ。
これなら、範二殿も断れまい。
はっはっはっ。
これなら、範二殿も断れまい。
はっはっはっ。
ああそれと、木工職人を連れてきてくれたら、報酬も必ず渡そう。
安心してくれ。
安心してくれ。
>分かった。
茶博士劉蘇
それじゃ頼んだよ。
私は毎日茶館にいるから、進捗があったら私のところに来てくれ。
-------------------------
茶博士劉蘇
まったく…
このままでは、三杯酔に客を全部持ってかれてしまう。
茶博士劉蘇
まったく…
このままでは、三杯酔に客を全部持ってかれてしまう。
-------------------------
…ルーじぃと会話する…
ルーじぃ
何を急いでるんだ、若いの。
ここに座って、茶でも飲んでいきなさい。
ここに座って、茶でも飲んでいきなさい。
①ルーじぃ…
②頼みたいことがあるんだけど…
②頼みたいことがあるんだけど…
劉蘇の依頼をルーじぃに伝えた…
ルーじぃ
新しい舞台を作るのはそう難しいことではない。
だが、探す相手を間違えておるぞ。
璃月港と軽策荘はこんなに離れてるんだ。
わしが璃月港へ行ったら、誰が「範木堂」の留守番をすればいい?
それに、わしはもう年だ。
そんな遠くまでは行けん。
①じゃあ、範木堂に頼むのはやめとく。
②報酬は別の人に渡すしかないか。
ルーじぃ
まあ待て、せっかく遠くから来たんだ。
腕利きの者を紹介してやろう。
まあ、まだわしの弟子ではないんだが…
大雨
ルーじぃ、村長から頼まれてた椅子ですが、四脚のうち三脚完成しました。
ただ、残り一脚を作るには木材が足りないようです。
ただ、残り一脚を作るには木材が足りないようです。
若心
うむ、手伝ってくれてありがとう。
うむ、手伝ってくれてありがとう。
ルーじぃ
そうだ、ちょうどいいところに来た。
さっき言おうとしてたのは、この大雨のことなんだ。
大雨
私がどうかしましたか?
まだルーじぃに弟子入りしていないので、範木堂の一員ではありませんけど…
ルーじぃ
この方たちは璃月港の和裕茶館の代理で来たんだ。
わしらに新しい舞台を作ってほしいらしい。
大雨
えっ、今「わしら」って言いました?
私とルーじぃが、ひとくくりにされたということですよね?
村長さん、今の聞いてました?
若心
ああ、聞いたよ。
ルーじぃ、大雨は他の木工職人のことには目もくれず、範木堂でしか学ぼうとしない。
これだけ腕が立って、誠意もあるんじゃ。
そろそろ、弟子にしてもいいじゃろう。
これだけ腕が立って、誠意もあるんじゃ。
そろそろ、弟子にしてもいいじゃろう。
ルーじぃ
ああ、分かっとるよ。
わしの代わりに仕事を任せようとしてたところだ。
それが何を意味するか、分からないわけじゃないだろ?
大雨
ありがとうございます、師匠!
ルーじぃ
大雨、和裕茶館の舞台作りが、わしから与える最初の仕事だ。
わしの顔に泥を塗らないよう、良い仕事をするように。
大雨
お任せください。
それに以前、群玉閣の舞台を作った木工職人を手伝ったこともあるんです。
ルーじぃ
よく言うわい。
それから、和裕茶館の舞台はもう何十年も交換してないと聞いた。
今回は丈夫なやつを作ってやれ。
よく言うわい。
それから、和裕茶館の舞台はもう何十年も交換してないと聞いた。
今回は丈夫なやつを作ってやれ。
若心
なるほど、範二兄が劇台の交換をね…
どうしてずっと、あんな小さな舞台を使っていたんじゃろうか…
大雨
よし、最後の椅子を作ったら、すぐに出発しましょう。
お待たせすることになってしまいすみません、お姉さん。
実は最後の椅子を作るのに、松材が三つ足りないんです…
よし、最後の椅子を作ったら、すぐに出発しましょう。
お待たせすることになってしまいすみません、お姉さん。
実は最後の椅子を作るのに、松材が三つ足りないんです…
今から集めてきますので。
①まだ待たないといけないの?
②もう待てない。
②もう待てない。
大雨
でしたら、今ここで松材を三つ渡していただくしか…
>分かった…
大雨
えっ、本当にいいんですか?
じゃあ、ついでに赤色の染料も貰えます?
>ちょっと待ってて!
大雨
あははっ、器が大きいんですね。
細かいことを気にされないお方のようです。
あははっ、器が大きいんですね。
細かいことを気にされないお方のようです。
-------------------------
ルーじぃ
わしにも弟子ができたか。
はははっ、今晩はイノシシ鍋でお祝いをしようじゃないか!
わしにも弟子ができたか。
はははっ、今晩はイノシシ鍋でお祝いをしようじゃないか!
-------------------------
若心
まったく範二兄ときたら…
どうして今まで舞台を交換しなかったんじゃろうか…
あの人は昔からケチなんじゃよ。
年をとってからますます酷くなっておる。
まったく範二兄ときたら…
どうして今まで舞台を交換しなかったんじゃろうか…
あの人は昔からケチなんじゃよ。
年をとってからますます酷くなっておる。
①ケチが原因とは限らない。
②ケチが唯一の原因とは限らない。
若心
あの人のことはよく知っておる。
こんだけ年をとっても、まだ過去を気にして…
はぁ、この話はもう終わりにしよう。
後で雲家の娘が遊びに来るんじゃ。
私はちょっと片付けに行ってくるよ。
-------------------------
…家具の材料を集める…
大雨
お疲れ様です。
松材三つと赤色の染料一つ、用意できましたか?
…大雨と会話する…
大雨
お任せください。
大雨は作業を進めた。
大雨
最後の一脚も完成しました。
どうぞ、村長さん。
私はこれから、和裕茶館の依頼をこなしてきます。
待っててくださいね、師匠。
何日かしたら帰ってこれると思いますので。
ルーじぃ
ああ、行ってきなさい。
大雨
よし。
じゃあ、さっそく出発しましょう。
今出れば、おそらく明日の夜には着くはずです。
では、和裕茶館で会いましょう。
えっと、どういうことでしょう?
これだけ時間が経ってるのに、まだ話し合いが済んでなかったんですか…?
…なるほど、そういうことでしたか。
劉蘇さんは新しい舞台が欲しいけど、決定権は彼ではなく、範二さんにあると。
しかし、範二さんは新しいのに換えたくない…
では話し合いが終わったら、また私に声をかけてください。
なにせ私も長旅でしたので、ちょっとその辺で休んできます。
はぁ、どうしてこんなことに…
なにせ私も長旅でしたので、ちょっとその辺で休んできます。
はぁ、どうしてこんなことに…
①つまり、無駄足だったってこと?
②報酬は?
茶博士劉
まあまあ、そう結論を急がないでくれ。
もう少し説得してみるから。
範二殿、舞台に使うお金をケチったら、この先いつか大損しますよ。
ほら、雲座頭が私たちの舞台で劇をするところを想像してみてください。
歌い出す前に、舞台がギシギシと鳴ってしまったら…
そんな恥をかかせるわけにはいかないでしょう?
今のところ雲翰社はここに所属していますが、このせいで気分を害して他のところへ行ったら、それこそ大損です。
今のところ雲翰社はここに所属していますが、このせいで気分を害して他のところへ行ったら、それこそ大損です。
範二
雲座頭とは長い付き合いだ。
そんなことはしないわい。
茶博士劉蘇
まだそんな楽観的でいるのですか!
最近は、三杯酔のほうがお客さんが多いんですよ。
田饒舌の人気も、私より高くなっています。
少しは危機意識を持ってください。
雲座頭があれだけの利益を茶館にもたらしているんです。
舞台を交換するだけの資金がないわけではないでしょう?
雲菫
おや、私の名前が聞こえましたが、劉蘇先生ではありませんか。
何やらご立腹のようですが、一体どうなさったのでしょう?
おや、私の名前が聞こえましたが、劉蘇先生ではありませんか。
何やらご立腹のようですが、一体どうなさったのでしょう?
茶博士劉蘇
いやいや、怒っているわけじゃない。
雲座頭こそ、今日は劇を演じにいらしたのですか?
雲菫
いえ、ただ茶館へお茶を飲みに。
それとついでに、範二さんと劉蘇先生にご挨拶をしようかと。
おや、奇遇ですね。
蛍さんもいらしていたのですね。
いえ、ただ茶館へお茶を飲みに。
それとついでに、範二さんと劉蘇先生にご挨拶をしようかと。
おや、奇遇ですね。
蛍さんもいらしていたのですね。
①雲菫が来るとは思わなかった…
雲菫
縁があれば自ずと相見えるもの。
私は意外なことだとは思いませんよ。
縁があれば自ずと相見えるもの。
私は意外なことだとは思いませんよ。
-------------------------
②ちょうど雲菫のことを考えてた…
雲菫
まったく、冗談がお上手なんですから。
まったく、冗談がお上手なんですから。
-------------------------
範二
はははっ、雲座頭は相変わらず会話が軽妙だ。
さあ、翹英荘から新茶を仕入れたんだ、今それを淹れよう。
はははっ、雲座頭は相変わらず会話が軽妙だ。
さあ、翹英荘から新茶を仕入れたんだ、今それを淹れよう。
雲菫
範二さん、先ほど下で茶館の舞台が修理されると聞いたのですが、やっとあれに手をかける気になったのですね。
範二さん、先ほど下で茶館の舞台が修理されると聞いたのですが、やっとあれに手をかける気になったのですね。
範二
コホンッ…
それについては急がず、じっくりと検討する必要が…
それについては急がず、じっくりと検討する必要が…
雲菫
じっくりと検討ですか…
ところでお聞きしますが、私が軽策荘へと足を運んだ際、どちらの家でお食事をするかご存知でしょうか?
範二
回りくどい言い方はよさんか。
また若心のところに行ったんだろう?
また若心のところに行ったんだろう?
雲菫
ええ、その通りです。
若心先輩が、今の和裕茶館がどうなっているのか聞いてきたので、先輩の若い頃と変わらないとお答えしたら…
範二
なんて言ったんだ?
雲菫
残念ながら、忘れてしまいました。
範二
まったく、普段は記憶力が良いのに、重要な部分を忘れるとは。
まあいい。
ほら、すべて元のままのほうが、あいつも喜ぶだろう?
若いもんは古い物に思いを馳せず、新しいものを追い求める。
こっちが何を言っても理解を示そうとせず、ただ急かしてくるばかり…
まったく。
雲菫
そうお気を悪くしないでください、範二さん。
まずはお茶を飲みましょう。
私が皆さんにお淹れします。
蛍さん、劉蘇先生、茶葉を少し取ってきてもらえますか。
-------------------------
範二
ああ、分かってる。
だが、舞台の修理のことは急かさんでくれ。
じっくりと考える時間が必要だ。
だが、舞台の修理のことは急かさんでくれ。
じっくりと考える時間が必要だ。
-------------------------
大雨
デカイ仕事だと思って…
群玉閣の大きな舞台の設計図まで持ってきたのに…
雇い主たちとの交渉がまだ済んでなかったなんて、冗談ですよね。
デカイ仕事だと思って…
群玉閣の大きな舞台の設計図まで持ってきたのに…
雇い主たちとの交渉がまだ済んでなかったなんて、冗談ですよね。
-------------------------
茶博士劉蘇
私は今までずっと、なぜ範二殿が新しい舞台を作りたがらないのか、その意図が分かっていませんでした。
誰にとっても利益になることだというのに。
ですが、雲座頭のおかげでそれが分かりました。
やはり、座頭は凄いお方だ。
範二さんが古い物を大事にすることは知っていましたが…
まさか何十年も経っているのに、まだ昔のことを気にかけていたとは。
雲菫
これですべて分かりましたね。
>分からないんだけど。
雲菫
ええ、昔のことですので、分からないのも無理ありません。
貴方を巻き込んでしまった以上、お話ししても大丈夫でしょう。
ええ、昔のことですので、分からないのも無理ありません。
貴方を巻き込んでしまった以上、お話ししても大丈夫でしょう。
若い頃の範二さんは歌がとてもお上手で、よく若心先輩と一緒に、夫婦の役で劇に出演されていました。
そしていつしか、それが役から本当の気持ちへと変わっていったのです。
しかし、若心先輩には他に想い人がいらっしゃいました。
やがて舞台生活に飽きると、その方と一緒に軽策荘へと行くことにしたのです。
ただ、途中で何があったのかは知りませんが、その方が若心先輩と共に軽策荘に辿り着くことはありませんでした。
若心先輩は一人取り残されることになったのです…
そしていつしか、それが役から本当の気持ちへと変わっていったのです。
しかし、若心先輩には他に想い人がいらっしゃいました。
やがて舞台生活に飽きると、その方と一緒に軽策荘へと行くことにしたのです。
ただ、途中で何があったのかは知りませんが、その方が若心先輩と共に軽策荘に辿り着くことはありませんでした。
若心先輩は一人取り残されることになったのです…
そう、今に至るまで…
範二さんは、私がよく軽策荘の若心先輩のもとを訪ねることを知っており、いつも先輩の近況を聞いてきます。
今でも若心先輩を想っているが故に、思い出深い舞台を取り換えたくないのでしょう。
範二さんは、私がよく軽策荘の若心先輩のもとを訪ねることを知っており、いつも先輩の近況を聞いてきます。
今でも若心先輩を想っているが故に、思い出深い舞台を取り換えたくないのでしょう。
茶博士劉蘇
はぁ、あの舞台が範二殿にとってそんなにも大切なものなら、新しいものを作らせるわけにもいかない…
木工職人には悪いことをしてしまった…
はぁ、あの舞台が範二殿にとってそんなにも大切なものなら、新しいものを作らせるわけにもいかない…
木工職人には悪いことをしてしまった…
雲菫
そうとは限りません。
私に考えがあります、少々お待ちください。
茶博士劉蘇
本当ですか?
もしこれが上手くいったら、必ずや謝礼をお渡しいたします。
雲菫
いえ、その必要はありません。
ただ、私に講談の『裁雨の音』をお聞かせいただけますか。
今回こそは、最後まで聞きたいのです。
もちろん、蛍さんもご一緒に。
いえ、その必要はありません。
ただ、私に講談の『裁雨の音』をお聞かせいただけますか。
今回こそは、最後まで聞きたいのです。
もちろん、蛍さんもご一緒に。
>なんか普段の雲菫と違う。
茶博士劉蘇
我々茶館は雲翰社と深い関係にある。
雲座頭にとって、我々は他の人よりも身近な存在なんだ。
安心してください、必ずや君たちのために講談を行いましょう。
雲菫
はい。
「お茶」も飲み終えたことですし、そろそろ範二さんとお話ししましょう。
…範二と会話する…
はい。
「お茶」も飲み終えたことですし、そろそろ範二さんとお話ししましょう。
雲菫
範二さん、先ほどお茶を飲んでいる時に、急に若心先輩がなんと言っていたのか思い出しました。
範二
ほう、なんと言っていた?
雲菫
「範二兄はいつも過去を気にしてくれている。
だから、私まで悲しくなってくる」とおっしゃっていました。
範二
はぁ、やはり彼女は私のことを分かってくれている。
だが、彼女のほうにはこの古い物になんの思い入れもないみたいだ。
気にしていたのは私だけか…
こう意地を張っていても、意味がないのだな。
もういい、直していいぞ。
はぁ、やはり彼女は私のことを分かってくれている。
だが、彼女のほうにはこの古い物になんの思い入れもないみたいだ。
気にしていたのは私だけか…
こう意地を張っていても、意味がないのだな。
もういい、直していいぞ。
雲菫
それは情が深いのであって、決して意味がないということではありません。
そのような言い方、私は納得できません。
劇台は直します。
ですが、範二さんの想いを壊すことはしません。
大雨
やっと話が付いたんですね?
では、今から準備します。
事前に用意した設計図をご覧ください。
群玉閣にある大きな舞台も、この設計図をもとに作られています。
この設計に沿って、左右の壁は打ち抜く必要がありますね。
それと…
では、今から準備します。
事前に用意した設計図をご覧ください。
群玉閣にある大きな舞台も、この設計図をもとに作られています。
この設計に沿って、左右の壁は打ち抜く必要がありますね。
それと…
雲菫
そう急がないでください。
この舞台はやはり元の形を保ったまま直すべきだと思います。
床の音が演出に影響を及ぼすのなら、まずは床を修理しましょう。
他の部分は後からでも遅くはありません。
劉蘇先生、これでいいですか?
茶博士劉蘇
普段の演出に影響が出なくなれば、それでいい。
どう修理するかは、雲座頭と範二殿にお任せします。
どう修理するかは、雲座頭と範二殿にお任せします。
大雨
えっと、それだけでいいんですか?
新しい舞台などはいらないと?
えっと、それだけでいいんですか?
新しい舞台などはいらないと?
範二
やはり、雲座頭のお考えは素晴らしい。
それならいいだろう。
ちょうど、修理に使える木板が埠頭にある。
新しいものを買う必要もない。
若いの…
悪いが取ってきてくれないか。
報酬は後でまとめて払おう。
>分かった。
大雨
…分かりました。
お任せください。
…分かりました。
お任せください。
-------------------------
雲菫
これで解決しましたね。
良かったです。
これで解決しましたね。
良かったです。
①若心について…
雲菫
軽策荘の若心先輩を訪ねたことも、そこでお話ししたことも、すべて本当のことです。
ただ…
ただ…
>ただ…?
雲菫
ただ…
すべては言いませんでした。
先輩が言っていたのは…
「範二兄はいつも過去のことを気にしている。
さらに性格もケチで、周りの人に迷惑をかけてばかり。
だから、私まで悲しくなってくる」です…
すべて本当のことではありますが、これを言ってしまうと範二さんは気を悪くしてしまうでしょう。
ですので、半分だけ切り取って言いました。
すべては言いませんでした。
先輩が言っていたのは…
「範二兄はいつも過去のことを気にしている。
さらに性格もケチで、周りの人に迷惑をかけてばかり。
だから、私まで悲しくなってくる」です…
すべて本当のことではありますが、これを言ってしまうと範二さんは気を悪くしてしまうでしょう。
ですので、半分だけ切り取って言いました。
-------------------------
②ここで座ってる。
雲菫
ええ、どうぞ。
私が二番目に好きなのは、いい天気の日に茶館へと座りに来ることなんです。
ええ、どうぞ。
私が二番目に好きなのは、いい天気の日に茶館へと座りに来ることなんです。
劉蘇先生の講談がない時は、こうしてここで人々の声を聴いていると、とても心地よい気持ちになれるのです。
>一番好きなのは何?
雲菫
もちろん、劇を通じて歌うことですよ。
お話ししたいのは山々ですが、見てください、劉蘇先生があなたを待っています。
舞台の修理を手伝ってあげてください。
-------------------------
範二
やはり私の考えを理解してくれるのは、雲座頭だけだ。
-------------------------
茶博士劉蘇
『裁雨の音』一回くらいなら問題ない。
-------------------------
大雨
師匠の言う通り、城内の雇い主はそう一筋縄じゃいきませんね。
師匠の言う通り、城内の雇い主はそう一筋縄じゃいきませんね。
-------------------------
大雨
よし、木板はこれで十分です。
では始めますね。
よし、木板はこれで十分です。
では始めますね。
範二
実に素晴らしい、元の形のまま修理されている。
>何も変わってない…
範二
若い職人さん、わざわざ軽策荘から来てくださり感謝する。
報酬のほうは、そちらが額を提示するといい。
範二
若い職人さん、わざわざ軽策荘から来てくださり感謝する。
報酬のほうは、そちらが額を提示するといい。
大雨
大きな仕事を引き受けたと思ったら、木板を修理するだけの簡単なものだなんて…
私は新人ですので、そう多くはいりません。
二食程度の額、つまり八千ほどでどうでしょうか。
私は新人ですので、そう多くはいりません。
二食程度の額、つまり八千ほどでどうでしょうか。
範二
確かに適正な額だな、実に良い。
だが、私から渡せるのは二千だ。
確かに適正な額だな、実に良い。
だが、私から渡せるのは二千だ。
大雨
えっ?
そんなのただ働きとほぼ同じようなものではないですか。
えっ?
そんなのただ働きとほぼ同じようなものではないですか。
茶博士劉蘇
範二殿はいつもこうなんだ。
容赦なく値切りをしてくる。
半分の半分まで値切る…
まったく…
「綿密な計算」をされている。
範二殿はいつもこうなんだ。
容赦なく値切りをしてくる。
半分の半分まで値切る…
まったく…
「綿密な計算」をされている。
大雨
そんな、とんでもなくケチなオーナーじゃないですか。
範二
木板を少し付け加えただけだろう。
二千だ二千、それ以上は一モラもやれん。
そんな、とんでもなくケチなオーナーじゃないですか。
範二
木板を少し付け加えただけだろう。
二千だ二千、それ以上は一モラもやれん。
大雨
はぁ、今回は初めての依頼でしたし、諦めて泣き寝入りするしかないでしょう。
その代わり、範木堂を宣伝していただければと思います。
はぁ、今回は初めての依頼でしたし、諦めて泣き寝入りするしかないでしょう。
その代わり、範木堂を宣伝していただければと思います。
範二
もちろん、それについては任せてくれ。
若いのもご苦労さん。
報酬は必ず出そう。
この設計図、かなりよく出来ているな。
なかなか価値がありそうだ。
若いのもご苦労さん。
報酬は必ず出そう。
この設計図、かなりよく出来ているな。
なかなか価値がありそうだ。
①……
②ケチだね。
範二
はははっ、綿密な計算なくしては、交渉事などできんよ。
それと雲座頭、こうも手伝ってもらって、なんと礼を言えばいいか…
雲菫
範二さんもご冗談を、礼だなんて必要ありません。
実は今日、茶館に来たのは「星燕」さんに会うためだったんです。
一緒にロックのライブを見に行こうと思いまして。
範二さんもご冗談を、礼だなんて必要ありません。
実は今日、茶館に来たのは「星燕」さんに会うためだったんです。
一緒にロックのライブを見に行こうと思いまして。
範二
ほう、またロックとやらを聴きに行くのか。
なるほど、口裏を合わせてほしいのだな、はははっ。
雲菫
口裏を合わせるだなんて、私はただ親友の「星燕」さんにしばらく会っていなかったから、寂しく思っただけですよ。
もし劇団の方がいらしたら…
口裏を合わせるだなんて、私はただ親友の「星燕」さんにしばらく会っていなかったから、寂しく思っただけですよ。
もし劇団の方がいらしたら…
範二
分かっておる。
「雲座頭?
雲座頭なら私の家で『星燕』とずっと刺繍をしているよ」だろ。
こう言えば、満足していただけるかね?
「雲座頭?
雲座頭なら私の家で『星燕』とずっと刺繍をしているよ」だろ。
こう言えば、満足していただけるかね?
雲菫
ええ、約束ですよ。
《任務完了》
