(この風だけが故郷の風だな…)

現代の生活は難しいな…

①家族とはどうなってる?

ああ、なにせ百年の時間を一瞬で「スキップ」したからな、ドゥラフとの長幼の序はもうどうでもよくなったよ。
だから名前で呼び合ってるんだ。
特殊な状況だからな、そうだろ?
でも血というものは不思議だな。
俺とドゥラフは互いをよく知らないのに、いろんなところで共感できるんだ。
特に酒に関してはな。
百年後のモンドの酒は相変わらず美味しいから、安心したよ。
しかしこの話になる度に、ディオナには敵意に満ちた目で見られるんだ。
祖父の祖父の…
かなり上の祖父としてかなり困るんだ。

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②過去の清泉町に関して。

俺が暮らしてた時代の清泉町か?
この泉はドラゴンスパインの雪水でな、最初の清泉町も俺みたいな狩人が水源を中心に作った村らしい。
時間が経つにつれ、今の村になったんだ。
でも俺は「泉の精霊」なんて信じてないからな。

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③さようなら。

狩りに行くのか?
収穫があるといいな。

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■3.1 ブリーズブリュー祭
(ブリーズが過去の物語を連れ戻した…)

おお、旅人か。
モンドへよく帰って来た、ブリュー祭を楽しんでくれ。
懐かしいな…
今はもう「サウザンドウィンドブリュー」を造る人は少ないが、帰ってきた西風は変わらない…