(さ…さみいよぉ、熱々のスープが飲みてぇ…)

さ…さみいよぉ…
幻覚まで出たのかよ…
誰かに話しかけられるなんて…
…お、幻覚じゃねえ…
スー、用があんのか?

>あなたは?

なんだ、見覚えがねぇのか?
俺は宝盗団の精鋭…
はっくしょん!
…うちの頭がな、この人気ない雪山に宝がいっぱいあると思って俺をここに派遣した…
こんなにまでさみいとは思わなかったよ。
フン、おめぇも宝のために雪山まで来たんじゃねぇよな?
行きたけりゃ行けばいい、俺はなんもしねぇぞ。
おめぇも山に登ればその寒さが分かる…
はっくしょん!  

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>大丈夫?

恐ろしい場所だ…
1回しか登ったことねぇのに、何の収穫もなかった上、このようにまでなっちまった…
こんな時に熱々のスープが飲めたらなぁ…
…ああ、いい匂い、おめぇも嗅いだだろう?
すぐそこら辺の拠点だ。
あそこのシェフはいつもなんたらのステープを作ってる、この距離でも匂いが伝わってくる…

 >どうして飲みに行かないの?

宝盗団があちこちで悪党にされるのは知ってるぞ…
…悪党なら悪党のプライドを保たねぇと!
俺は宝盗団の精鋭だぞ、たかがスープ1皿で頭を下げるもんか…
はっくしょん!
はっくしょん!
はっくしょん!
スー、こんな天気に熱々のスープが飲めたら、最高の贅沢だろ…
…い、いかん!
俺のプライドがかかってる、これは意志のチャレンジ、負けねぇぞ!
負けねぇ…  

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>さようなら。

早く行け…
はっくしょん!
はっくしょん!