ヴラド(「北国銀行」守衛)☽

会話 修正(吹出) 璃月

(船はまだか…)

ん?
俺と話してるのか?
故郷のことを思い出して少しボーっとしてた。

①なにしてるの?

船を待ってるんだ。
いつか来るか分からない、俺を迎えに来る船をな…
俺はヴラド、仕事の関係でスネージナヤからここに派遣された。
この都市に来てかなり時間が経ったが、輪に入ることはできないとはっきり分かったんだ。
だから本部に転勤を申請したんだが、船がいつ来るか分からないんだ…
ここで暮らしてるが、この都市の誰とも交流を持ってないんだ…
「あの人」以外とは。

 >あの人について…

彼女は俺と同じ、北国銀行の警備だ。
俺は早番で、彼女は遅番だがな。
俺と彼女はまるで太陽と月のようで、お互いの存在を知ってても入り交じることはない…
本来ならそうだったはずだ。
ある日、彼女は手紙をくれた。
手紙は警備する場所に置いてあった…
れた。こうして、この変わった文通を続けてるんだ。
船が来るのを期待してるのは変わらないが、彼女の手紙を読んると、少し心が安らぐんだ…

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②さようなら。

ああ、君の故郷の温かさが君と共にあることを願ってるよ。