◆望(鉱夫)
◆「小軽策」

「千岩軍の宝」を手に入れるには、六つの物を奉納する必要がある――
「遠眺の花」に「高翔の羽」、「歳時の日時計」、「共飲の杯」、そして「加護の冠」と「同沢の槍」。
しかし、一体どこにあるのかがよく分からない…
手がかりを得るため、記念石の前にいる鉱夫の望に聞いてみよう…



千岩の加護があらんことを。
頼むから、もうこれ以上層岩巨淵で何も起こらないでくれ。
今回の鉱区に入って行う作業も、無事に終わりますように。
そして、もう採掘をやめた仲間たちも、これからすべてが順調にいきますように。
千岩の加護があらんことを…
ん?どうした、なにか用か?

①何かの祈祷?
②これは何?


ああ、これは千岩軍の記念石なんだ。
ははっ、見た感じはただの石にしか見えないだろう。
でもこれは、五百年前からあるものなんだ。
層岩は、千岩軍によって守られている。
だから俺たちは鉱区に入るとき、ここで拝んで、千岩軍の英雄の加護を祈るのさ。
彼らは元素となり、我々の鉱坑と一体化している…
だから、彼ら英雄に祈ることは、層岩巨淵に対する尊重でもあるんだ。
古い言葉で言うと、大地に神あり、元素に霊あり。
我々のために犠牲となった亡者は、我々の想いを受け取ってくれるはずだ…

>五百年前?


ああ、五百年前だ。
当時、漆黒の災厄が層岩巨を飲み込んだ。
岩王帝君が千岩軍を統率し、層岩鉱脈を守ったのさ。
あの一戦はとても悲惨なものだったらしいよ。
一人の夜叉を先頭に、千岩軍が続々と敵を抑え…
最後はある千岩軍の一隊が敵を層岩巨淵の奥深くまで誘導して、やっと混乱が収まったんだ。
この記念石も、そのために建てられたものらしい。

パイモン
へえ…
まさかこんな映えない石に、そんな背景があったなんてな。



ははっ、小さいの、亡者に対する不敬はだめだぞ。

①気にしないで、噛まないから。

パイモン
誰が小さいのだ!

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②確かに、亡者に対する不敵はいけない。

パイモン
わ、分かった…
ごめん…

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はははっ、とにかく俺たち層岩巨淵の近くで育った者にとっては、慣れ親しんだ伝説なのさ…
だがまあ、こんなに長く伝わっていると、色んな説が生まれるものだ…
他の人が話す内容は、違うものになってるかもしれないな。
これが、歴史の魅力ってやつか?
へへっ、俺は大した教育を受けてないから、適当に言っただけだけどな…
そういえば、もう一つうわさがあったな。
石には秘密が隠されていて、手がかりを頼りに千岩軍の残した宝を見つけられるらしい。

パイモン
千岩軍の残した宝?
も、もっと詳しく教えてくれ…
オイラ、俄然興味が湧いてきたぞ!


ははっ、ただのうわさだよ…
恐らく、この記念石を建てた千岩軍と関係があるものだろう。

①鉱夫が建てたんじゃないの?


違う。
当時の鉱夫たちが建てた記念石は、これほど大きなものじゃなかったんだ。

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②この記念石は千岩軍が建てたの?

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そうだ。
当時、千岩軍や層岩巨淵の鉱夫たちは、みな記念石を建てた。
層岩巨淵の一戦は終わったが、それでも数多くの千岩軍将士と無名の夜叉が、巨淵の底に永遠に残ることになったんだ…
その中の一人の千岩軍は、鉱夫たちの撤退を手伝いながら、敵と交戦した。
だが、そのとき高所から落ちて背骨を損傷し、手足が思うように動かなくなった…
それでも…
彼はその苦境にめげず、独学で勉強したんだ。
その後、同じ苦境にある人を救う名医になったという。
この記念石は、彼が「神の目」を手に入れたあと、旧友を想って建てたものらしいぞ。
やがて、彼の物語も儚く消えていった。
「千岩軍の宝」や「夜叉の遺産」といった物語に取って代わられたのさ。
まあ、すべて馬鹿げた伝説に過ぎないさ…
俺たち鉱夫は、コツコツと努力することの価値を信じてるから、こういった宝の伝説はあまり信じないんだ。
だが…

>だが?


まあ、もし君たちが本気で探そうとしても、俺は笑ったりしないさ。
俺も、宝の伝説は嘘だと思ったことがある。
きっと人々は…
これらの話が忘れ去られることを防ぐために、こういった方法で記念石の伝説を伝承したんじゃないかってな。
とにかく…
伝説ではこう言われてる。
層岩巨淵に散らばっている六つの供物をこの石に奉納すると、千岩軍の恩恵を受けられるってな。
その六つの供物とは、それぞれ…
人々を落石の被害から守る「加護の冠」…
同僚との友情を記念する「共飲の杯」…
高き志を象徴する「高翔の羽」…
外敵に抗うために使う「同沢の槍」…
層岩巨淵の頂に生える「遠眺の花」…
そして…過去を思わせる「歳時の日時計」…

パイモン
なんか、聞いただけじゃ全然わからないな…
本当に誰かの捏造じゃないのか?

①この供物は全部層岩巨淵にあるの?
②なんか嘘くさい…


さあな。
もしかしたら全部作り話っていうこともある。
こんなに時間が過ぎてるのに、伝説の宝物を見つけられた者は一人もいない。
そういえば、他の場所にも記念石があったな。
はぁ…
層岩巨淵が閉鎖されてからみんな忙しくて、あっちには誰も行ってない。
あそこで手入れを手伝ってくれないか?
適当でいいから…

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必要な供物は、「冠」、「羽」、「杯」、「日時計」、「花」、「槍」だ。
だが今の今まで、誰一人探し出せた者はいない…

①「遠眺の花」について…


「遠眺の花」は、狂おしいほどの高尚な願いにのみついてくるという。
だからこそ、凡人からは遠く離れているんだと…
ふむ…どんな花なんだ…?

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②「高翔の羽」について…

望「高翔の羽」は、どこかの山頂の鷹からしか取れないらしい…
だが俺はこれまで、鷹から羽毛を抜き取れる侠客なんか見たことがない…

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③「歳時の日時計」について…


「歳時の日時計」は、人々の記憶に残ると言われている。
たとえ一時的に孤独を経験したとしても、その輝きが失われることはない…
多分、最初から一度も失われてないんじゃないのか?

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④「共飲の杯」について…


「共飲の杯」は、たとえ賊の手に落ち、卑しき者に使われたとしても…
最終的にその尊厳を取り戻すという。
これはどういう意味なんだ…?

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⑤「加護の冠」について…

望「加護の冠」は、凡人の小さな部屋とに隠れていて、勇者の呼びかけにしか応えないという…
ははっ、俺も子供の頃は、この話を聞きながら眠りについていたな…

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⑥「同沢の槍」について…


「同沢の槍」は、孤独に崖の上に立ち、ふさわしい英雄が到着することでのみ、永遠に流れるときに溶け込むという…
大した伝説だよ…

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⑦さようなら…

ああ、さようなら…
層岩巨淵は危険だから、くれぐれも気を付けて。

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…記念に奉納する物を探す…

■「遠眺の花」


遠眺の花

伝説によると、層岩巨淵には六つの供物が散らばっていると言う――
そのうちの一つ?
しかし…
ただ咲いたばかりの、普通の清心に見える。
その白い花びらには朝露がついている。
かように新鮮な花を摘むために、一体どれほどの人が高所まで登ったのだろうか?
その花々が見届けたのは、別れだろうか、それとも再会だろうか。

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■「高翔の羽」

パイモン
うわ…
この高さの崖だと、風も強いな。
ここが鷹の棲息する場所なのか?
おっ、ここに羽毛があるぞ…
そのうち役に立つかもしれないから、しっかり保管しておこう。

高翔の羽
伝説によると、層岩巨淵には六つの供物が散らばっていると言う――
そのうちの一つ。
洞窟の頂上をさっと通り過ぎた蒼鷹が落とした羽。
千岩軍はこの硬い羽毛を集め、飾りとして楽しんでいたようだ。
伝説では、鷹の羽は勇士に最も相応しいとされてきた。
そのため、勇敢な兵士は常にこれを身につけ、空を滑る鳥にも劣らぬ速さで敵の陣営を駆け抜ける。

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■「歳時の日時計」

パイモン
あれ、なんでこんなところにボロボロの日時計があるんだ?
まさか誰かが落としたとか?

歳時の日時計
伝説によると、層岩巨淵には六つの供物が散らばっていると言う――
そのうちの一つ。
古いもののようだが、目盛りははっきりしていて今でも使えそうだ。
巨淵の下では空が見えず、時間の流れさえも薄まってしまうが、いつかまた、日時計が年月を刻み始めるだろう。

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■「共飲の杯」


【?】

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■「加護の冠」

メモ
「千岩軍の加護の冠とやらがここにあると聞いて…
 全部掘り返したが、何も見つけられなかった。」
…「ここには鉱夫の使う帽子しかないじゃないか。
  どこに『加護の冠』なんてあるんだ?
  この情報は正しいのか?」
(『兄貴より』と書かれた文字が最後に見えるが、二回ほど書き直した痕跡がある。
 自分の字に満足がいかなかったらしい…)

加護の冠

層岩巨淵に散らばる六つの伝説の供物の一つ。
鉱夫たちの住居に隠されていた。
よく見ないと、一般的な鉱夫用の帽子と見間違ってしまう。
あちこちにある跡から、過去に何人もの鉱夫を守ってきたことが伺える。

???
出てきな!
中に人がいるのは分かってる!
ふん…
あの兄貴、俺の情報が間違ってるとか言って、帽子一つも見つけられないとは…
「加護の冠」とやらを渡せ!
お前らはすでに俺たち宝盗団に目をつけられてたんだ。
シラを切るなよ!

パイモン
宝盗団だ…
まさか、あいつらも千岩軍の宝を狙ってるのか?

???
おい、そこのお前!
兄貴たちが半日探しても見つからなかったんだが、お前のようなここをよく知ってるやつなら見つけられるよな!
見つけられない?
それなら見つけられる誰かさんを待って、探させて、見つけた後に奪うだけだ。

「小軽策」
俺は「小軽策」って呼ばれてる。
層岩巨淵の鉱夫ごときに手こずってどうするってんだ?
ほら、俺に渡してみろ。
千岩軍の宝は、俺たち宝盗団がいただくぜ!

①何を求めてるかは知らないけど…
②ここにはない。

「小軽策」
お前の話なんか信用できるかよ。
…ふん、お前ら、毎日のようにあちこちを駆けずり回ってるようだが、意外と頑丈じゃないんだな。
さあ選べ。
俺のパンチを喰らって無理やり持ち物を調べられるか、それとも大人しく「加護の冠」を渡すか、どっちにするんだ?

>私に喧嘩を売らない方が身のためだよ…

「小軽策」
ほう、いい度胸じゃねぇか…
こうなったらもうやるしかねぇな!

…「小軽策」(「おったまげ!」)を倒す…

「小軽策」
まさか「小軽策」と呼ばれるこの俺が、鉱夫ごときにやられるとは…
なかなかの腕だ!
覚えとけよ!

パイモン
まさか、オイラたちをここで暮らしてる鉱夫と勘違いしたのか…

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■「同沢の槍」

パイモン
この槍、もしかすると五百年前のものなんじゃないか!

同沢の槍

層岩巨淵に散らばっている六つの伝説の供物の一つ。
五百年前の古戦場に残されていたもの。
長い時間が経ったために、もはや穂先の鋭さは無いが、未だ見る者を寒気立たせる。
かつて勇士が手にしていた頃は、層岩を一掃する銀龍の如く、行く先々で若者の歓声を引き寄せていた。

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…【?】