(だめだ、このままグローリーに会っちゃだめだ…)
お、俺は…
今野外パトロール任務中だ。
なにか困っているの?
①城内で会ったことがない気がする。
当然だ。
俺は大団長ファルカが自らお選びになった直属騎士、モンドと西風騎士団のために戦う精鋭さ。
俺たちには重要な任務があるから、基本城内でぶらぶら歩くことはない。
城内と言えば…
旅人、君はグローリーという女性に会ったことはあるかい?
>ファルカ?
西風騎士団の大団長で、このモンドで最も信頼と尊敬に値する人物だよ。
大げさじゃないさ。
きっと騎士の同僚たちも同じことを思ってるはずだよ。
俺たちみたいな直属騎士にとって、大団長と共に遠征できることが一番誇らしいことなんだ。
俺もその誇らしい西風騎士団の遠征隊隊員の一人だ!
>遠征隊はどこ?
それは俺も知りたいよ!
あ、ああ…
まあ、今更意地を張っている場合ではない…
ファルカ大団長の遠征隊がモンドを出る前に、俺はグローリーからもらったものをなくしてしまって、探してたら置いて行かくれたんだ。
そして見ての通り、結局ものも遠征隊の行方も見つからなくなった…
このまま戻ってグローリーに会う顔もない…
はあ…笑いたければ笑うがいいさ。
そうしてもらったほうが気が楽になる。
>グローリー?
グローリーは俺の恋人だ。
彼女はよくベンチに座っているんだ。
風の歌声に耳を傾けながら、愛する人の体温を感じる…
彼女はそう言っていた。
もし城内で彼女に会ったら…
いや、いい。
君に迷惑をかけたくないんだ。
-------------------------
②変わった人だ…さようなら。
…ああ、気を付けろよ、旅人。
-------------------------
⁂見回り任務について…
今まで、多くのヒルチャールやスライムを退治してきたけど、まだまだ数が多いんだ…
それに最近やつらの出没がますます頻繁になってきた。
もちろんモンドには近づかせない、だって俺の恋人グローリーは…
…なんでもない。
君も気を付けたほうがいい。
これは俺の経験の一部だ、君の役に立てるといいな。
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お、俺は…
今野外パトロール任務中だ。
なにか困っているの?
①城内で会ったことがない気がする。
当然だ。
俺は大団長ファルカが自らお選びになった直属騎士、モンドと西風騎士団のために戦う精鋭さ。
俺たちには重要な任務があるから、基本城内でぶらぶら歩くことはない。
城内と言えば…
旅人、君はグローリーという女性に会ったことはあるかい?
>ファルカ?
西風騎士団の大団長で、このモンドで最も信頼と尊敬に値する人物だよ。
大げさじゃないさ。
きっと騎士の同僚たちも同じことを思ってるはずだよ。
俺たちみたいな直属騎士にとって、大団長と共に遠征できることが一番誇らしいことなんだ。
俺もその誇らしい西風騎士団の遠征隊隊員の一人だ!
>遠征隊はどこ?
それは俺も知りたいよ!
あ、ああ…
まあ、今更意地を張っている場合ではない…
ファルカ大団長の遠征隊がモンドを出る前に、俺はグローリーからもらったものをなくしてしまって、探してたら置いて行かくれたんだ。
そして見ての通り、結局ものも遠征隊の行方も見つからなくなった…
このまま戻ってグローリーに会う顔もない…
はあ…笑いたければ笑うがいいさ。
そうしてもらったほうが気が楽になる。
>グローリー?
グローリーは俺の恋人だ。
彼女はよくベンチに座っているんだ。
風の歌声に耳を傾けながら、愛する人の体温を感じる…
彼女はそう言っていた。
もし城内で彼女に会ったら…
いや、いい。
君に迷惑をかけたくないんだ。
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②変わった人だ…さようなら。
…ああ、気を付けろよ、旅人。
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⁂見回り任務について…
今まで、多くのヒルチャールやスライムを退治してきたけど、まだまだ数が多いんだ…
それに最近やつらの出没がますます頻繁になってきた。
もちろんモンドには近づかせない、だって俺の恋人グローリーは…
…なんでもない。
君も気を付けたほうがいい。
これは俺の経験の一部だ、君の役に立てるといいな。
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■3.5 風花の吐息
(蒲公英よ、グローリーにこの思いを伝えてくれ…)
(蒲公英よ、グローリーにこの思いを伝えてくれ…)
はぁ、グローリーがどうなったか…
モンド城に帰って様子を見に行きたい…
けどこのまま帰るわけには…
彼女の愛する人を臆病者の脱走兵にしたくない。
けどこのまま帰るわけには…
彼女の愛する人を臆病者の脱走兵にしたくない。
今俺にできるのはここに残った魔物を片付け、モンド城と彼女をできる限り守ること。
笑いたければ笑えばいいさ…
俺はダメな男なんだから…
俺はダメな男なんだから…